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一時帰還して……作戦会議 3
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この白い大地はどこまで続いているのでしょう?
私たちは確認するためにエルメシュ山脈のほうへ歩いていきます。
白い土地はだんだん薄くなって、塩が少なくなり、普通の茶色の土になっていきます。ぽつりぽつりと草が生え始め、とうとう山のふもとまでたどり着きました。
ここはエルメシュ山脈のふもとですね。青々と草木が茂った山並みが近く見えます。
「とりあえず、この辺りまでにしておきますか?」
ブラウンと王子に同意を求めると、2人は大きく頷きました。
「では、ここまでアリス・ラッセルが領地とすることを宣言します」
私が述べると、賛成とばかりに白い大地から小さな旋風が起こりました。見えざる土地のもの、この土地の先祖たちも反対はないってことね。よかった……。
さて、次は塩の精製施設と温泉施設の準備もしないと……。ならば、最初にここにも拠点になる、私の屋敷も作っておいた方がいいかもしれませんね。
やることが多すぎてめまいがしそうです。
お父様に頼んで、建築を手伝ってもらいましょうか。それとも王子に……。王子は頼ってはだめです。いい人っぽいし、優しいし、面白いけど……、でも王室の人ですからね。それに、婚約者もいるし。
でも、でも……、今すぐに建てたい。完成させたい。ああ、どうしたらいいのでしょう……。
はっ。
そういえば、私、レンガも作れるかもしれません。焼き物ができるんですから、レンガも作れるはずです。
「ねえ、ブラウン、ちょっとだけここに滞在してもいい?」
「はあ、いいですけど」
ブラウンは土を掘り始め、塩水を汲み始めました。
「ここのあたりに、3棟ほど建物、建ててくるね」
「……」
ブラウンは黙って私をみつめ、ため息をつきました。
「いいですか、危ないことはしないでくださいよ」
「はい」
「なら、自由にしていいですよ。ここはお嬢さまの領地になさるんでしょ? 善は急げです」
ブラウンは苦笑しています。
ブラウンからお許しも出たところで、さあ、やりますか!
「究極魔法・土、レンガ成型、窯成型」
私は大きく手をふるいます。ちょっと遠くから土を運んでくるため、動作も大きくなります。
この辺の土は塩が混じっているので、シタラとマイヤのところで出た泥や粘土を使うことにしたのです。
この土たちはどんどんレンガの形に並んでいきます。
「究極魔法・風、一気に乾燥」
レンガの水を抜いて、窯で焼きます。究極魔法・火で細く長時間焼きます。
大型建物3棟分ですからね、いったい何個レンガがいるんでしょうか。死にそうです……が、頼れるのは己のみ。邁進です。
超スピードで仕上げていきます。
どうでしょう……。レンガはもういけるかな。
がんがん積み上げていきます。
あとは内装の木材ですね。木を切ってこないと。インテリアはゆっくり考えればいいでしょうか。とりあえずできること、できるものをやっていきます。
できたら水道もひきたい……。温泉もひきたい……。欲望と野望が入り交じり、忙しすぎて笑うしかありません。
3日後。
終わりました。できました。
カッコいいでしょ? レンガ造りの建物ですよ。温泉施設もこの建物を起点に発展すればいいですし、塩精製設備のための建物もできました。この領地もうまくまわせると思います。
ほっとしたら眠くて死にそうになりました。魔力が半分ほど減りましたよ。ちょっとふらふらするんで、ご飯を食べて、少し寝せてもらいますね。
ブラウンのパンとスープ、おいしい……。
目が……、瞼が……、開けていられません。どこか遠くから幻聴が聞こえます。
「アリス、アリス?」
王子が甘く優しく呼んでいます。
瞼をこすりながら目を開けると、王子の顔がありました。ヤバいです。幻聴の他に幻視です。体力の限界が来ています。
「大丈夫? 食べながら寝ちゃ……、危険だよ」
王子はぐにゃぐにゃの私を支えてくれました。
あったかい……。王子がいるはずはないんですけど……。
思わずぎゅーと抱きしめてしまいました。
「アリス……」
王子の顔が近づいてきます。
すいません。もう無理です。おやすみなさい。
ばたんと後ろに倒れそうになった私を王子が支えてくれました。
それからそっとマジックポケットのベッドに運んでくれました。ありがとう……。王子……。
幸せな夢から覚めると、ブラウンとマカミ、それと王子が私の様子を伺っていました。
あまりにも爆睡していたので、心配していたとのことです。すいません、すいません。
「あの、ご飯の時にいたのは……」
「王子です」
ブラウンはベッドメイキングを始めました。私はさっさとベッドから出るよう促されます。
「ベッドに連れて来てくれたのは……」
「ふふふ。王子ですよ」
ブラウンは瞳をキランとさせ、口角を上げました。
「……」
不覚です。ほんとうに油断していました。
「王子に横抱きに抱かれて、ほんと、素敵な光景でしたよ。お嬢さまが寝こけてなければもっと素晴らしかったですけど」
顔から火が拭くほど恥ずかしくて、身体中の血が沸騰しそうです。
ショック……。いわゆるお姫様抱っこじゃないですか。やっぱり王子、いたんですね。幻聴、幻視じゃなかった……。
「よだれも拭いてあげるし、いつでもアリスのことをベッドに運んであげるよ」
嫌がらせでしょうか……。王子は底意地の悪そうな笑いをしています。
ひーん。夢の中に王子がいると思って、思わず抱きしめちゃったことも……、現実ですよね。
ああ、消えてなくなりたい。
死の大地の風が私を慰めるように流れて行きました。
私たちは確認するためにエルメシュ山脈のほうへ歩いていきます。
白い土地はだんだん薄くなって、塩が少なくなり、普通の茶色の土になっていきます。ぽつりぽつりと草が生え始め、とうとう山のふもとまでたどり着きました。
ここはエルメシュ山脈のふもとですね。青々と草木が茂った山並みが近く見えます。
「とりあえず、この辺りまでにしておきますか?」
ブラウンと王子に同意を求めると、2人は大きく頷きました。
「では、ここまでアリス・ラッセルが領地とすることを宣言します」
私が述べると、賛成とばかりに白い大地から小さな旋風が起こりました。見えざる土地のもの、この土地の先祖たちも反対はないってことね。よかった……。
さて、次は塩の精製施設と温泉施設の準備もしないと……。ならば、最初にここにも拠点になる、私の屋敷も作っておいた方がいいかもしれませんね。
やることが多すぎてめまいがしそうです。
お父様に頼んで、建築を手伝ってもらいましょうか。それとも王子に……。王子は頼ってはだめです。いい人っぽいし、優しいし、面白いけど……、でも王室の人ですからね。それに、婚約者もいるし。
でも、でも……、今すぐに建てたい。完成させたい。ああ、どうしたらいいのでしょう……。
はっ。
そういえば、私、レンガも作れるかもしれません。焼き物ができるんですから、レンガも作れるはずです。
「ねえ、ブラウン、ちょっとだけここに滞在してもいい?」
「はあ、いいですけど」
ブラウンは土を掘り始め、塩水を汲み始めました。
「ここのあたりに、3棟ほど建物、建ててくるね」
「……」
ブラウンは黙って私をみつめ、ため息をつきました。
「いいですか、危ないことはしないでくださいよ」
「はい」
「なら、自由にしていいですよ。ここはお嬢さまの領地になさるんでしょ? 善は急げです」
ブラウンは苦笑しています。
ブラウンからお許しも出たところで、さあ、やりますか!
「究極魔法・土、レンガ成型、窯成型」
私は大きく手をふるいます。ちょっと遠くから土を運んでくるため、動作も大きくなります。
この辺の土は塩が混じっているので、シタラとマイヤのところで出た泥や粘土を使うことにしたのです。
この土たちはどんどんレンガの形に並んでいきます。
「究極魔法・風、一気に乾燥」
レンガの水を抜いて、窯で焼きます。究極魔法・火で細く長時間焼きます。
大型建物3棟分ですからね、いったい何個レンガがいるんでしょうか。死にそうです……が、頼れるのは己のみ。邁進です。
超スピードで仕上げていきます。
どうでしょう……。レンガはもういけるかな。
がんがん積み上げていきます。
あとは内装の木材ですね。木を切ってこないと。インテリアはゆっくり考えればいいでしょうか。とりあえずできること、できるものをやっていきます。
できたら水道もひきたい……。温泉もひきたい……。欲望と野望が入り交じり、忙しすぎて笑うしかありません。
3日後。
終わりました。できました。
カッコいいでしょ? レンガ造りの建物ですよ。温泉施設もこの建物を起点に発展すればいいですし、塩精製設備のための建物もできました。この領地もうまくまわせると思います。
ほっとしたら眠くて死にそうになりました。魔力が半分ほど減りましたよ。ちょっとふらふらするんで、ご飯を食べて、少し寝せてもらいますね。
ブラウンのパンとスープ、おいしい……。
目が……、瞼が……、開けていられません。どこか遠くから幻聴が聞こえます。
「アリス、アリス?」
王子が甘く優しく呼んでいます。
瞼をこすりながら目を開けると、王子の顔がありました。ヤバいです。幻聴の他に幻視です。体力の限界が来ています。
「大丈夫? 食べながら寝ちゃ……、危険だよ」
王子はぐにゃぐにゃの私を支えてくれました。
あったかい……。王子がいるはずはないんですけど……。
思わずぎゅーと抱きしめてしまいました。
「アリス……」
王子の顔が近づいてきます。
すいません。もう無理です。おやすみなさい。
ばたんと後ろに倒れそうになった私を王子が支えてくれました。
それからそっとマジックポケットのベッドに運んでくれました。ありがとう……。王子……。
幸せな夢から覚めると、ブラウンとマカミ、それと王子が私の様子を伺っていました。
あまりにも爆睡していたので、心配していたとのことです。すいません、すいません。
「あの、ご飯の時にいたのは……」
「王子です」
ブラウンはベッドメイキングを始めました。私はさっさとベッドから出るよう促されます。
「ベッドに連れて来てくれたのは……」
「ふふふ。王子ですよ」
ブラウンは瞳をキランとさせ、口角を上げました。
「……」
不覚です。ほんとうに油断していました。
「王子に横抱きに抱かれて、ほんと、素敵な光景でしたよ。お嬢さまが寝こけてなければもっと素晴らしかったですけど」
顔から火が拭くほど恥ずかしくて、身体中の血が沸騰しそうです。
ショック……。いわゆるお姫様抱っこじゃないですか。やっぱり王子、いたんですね。幻聴、幻視じゃなかった……。
「よだれも拭いてあげるし、いつでもアリスのことをベッドに運んであげるよ」
嫌がらせでしょうか……。王子は底意地の悪そうな笑いをしています。
ひーん。夢の中に王子がいると思って、思わず抱きしめちゃったことも……、現実ですよね。
ああ、消えてなくなりたい。
死の大地の風が私を慰めるように流れて行きました。
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