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道がないなら、作ります
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黒い森から外れるように、道なき道を歩きます。例のように魔樹はついてきますけどね。
立ち止まってチラッと振り返ると、魔樹たちも止まります。
ふふふ。旅は道連れって感じです。なんだか愉快になってきました。
立ち止まっては振り向いて……、立ち止まっては振り向いて……とやっていたら、うっかり動いてしまう魔樹もいて、私はケラケラと笑ってしまいました。
「お嬢さまだけですよ、魔樹で遊ぶのは」
ブラウンの冷たい目……。
すいません、でも、せっかくだし、置かれた立場は、例えどんなでも楽しまないとね!
うう、王子は生暖かい目で私を見ています。
黒い森が終わるので、魔樹達ともそろそろお別れです。バイバイと手を振ると、うっかり動いてしまっていた魔樹が手を?枝を振ってくれました。魔物たちも解散です。
うれしいな。また、いつか行くからね、待っててね。
黒い森から抜けるといっても、ここからは普通の森に変わるだけなんですよ。線が引いてあるわけでもないのですが、それ以上ついては来ないようです。魔樹たちは立ち止まって見送ってくれました。
これからは普通の森を歩きます。
しかし、大きな岩や腐った樹が数本折り重なって地面を埋めていたり……、ちょっと歩きづらい感じ。
黒い森は魔物や魔樹が動き回るため、地面は比較的歩きやすかったのですが……。この辺は黒い森を恐れて、人が来ない場所なのでしょう。手入れがされていない。
どうしよう……。究極魔法、使おうかな。このまま行くと、足を挫いたり、転びそうですからね。ケガをするのは主に私だけかなとは思うけど。
うーん、王子がちょっとよそ見してくれないかな。究極魔法を使うなら、王子に見つからないように気を使わないといけません。
「あ、あっちに珍しい花が」
さあ、王子! あっちへ行ってください! あっちを向いてください!
「どこですか。さあ、アリス、一緒に行きましょう」
王子は嬉々として私の手を取りました。
くうう。王子の方が上手です。
「あ、王子、大きな鳥が空を飛んでいましたよ。あれです、あれ」
空を指さしましたが、王子は私の方に顔を寄せて来て、
「どこですか。アリスの視点からのほうがわかりやすいかな」
私にべっとりです。
うううう。王子にやられた感、満載……です。どうにかしないと!
「マカミ……」
凹んだ私は気分転換にボスっとマカミの毛に埋もれてみました。
ふう。あったかくて癒されます。マカミはじっとしてくれて、私を迎えてくれました。
このまま埋もれて寝たい。
「ああ、いいな。さっき少しだけ、マカミに触ったんだけど……。寝ていた時偶然に、不可抗力だからね、マカミ、睨まないで! しかし、マカミって、ふわふわで気持ちいいよねえ。アリスがうらやましい」
王子のうらやむ声が! もしやチャンス?
「ねえ、マカミ? 王子も抱っこしてもらってもいい?」
マカミは鼻にしわを軽く寄せて、嫌そうにしています……。さっき一緒に昼寝していたくせにとちらりと思いましたけどね。
「だって、歩きづらいからさ、究極魔法を使いたくって……」
理由を説明したら、マカミは大きなため息をつきました。
どうやら怒ってはないようで……、あきらめて王子も抱っこしてくれるみたい?
「王子、マカミをぎゅっとしてみませんか? 気持ちが和みますよ。あったかくて、ふわふわで、気持ちがいいんです」
「いいの?」
王子は疑心暗鬼です。
なんてったって、王子は、何度かマカミと、私の取り合いをしてますからね。
「マカミからお許しが出てるから、大丈夫だと思いますよ」
私の言葉にマカミは目を閉じて聞いていました。
王子は嬉しそうにマカミに近づき、そっと白い毛を触りました。
「もっと、もっと触れますよ」
「すごい! 毛が長いんだね。ああ、あったかい。さっき寝てる時、マカミの隣にいたんだけど、やっぱり……癒されるな」
王子はマカミを抱きしめました。
「ぎゅーもできますよ。ほら、こんなふうに……」
私は誘惑しておきました。
王子が夢中になっているうちに、そっと抜け出しました。
マカミは片目を開けて面白そうに私を見守っています。
「マカミ……」
凹んだ私は気分転換にボスっとマカミの毛に埋もれてみました。
ふう。あったかくて癒されます。マカミはじっとしてくれて、私を迎えてくれました。
このまま埋もれて寝たい。
「ああ、いいな。さっき少しだけ、マカミに触ったんだけど……。寝ていた時偶然に、不可抗力だからね、マカミ、睨まないで! しかし、マカミって、ふわふわで気持ちいいよねえ。アリスがうらやましい」
王子のうらやむ声が! もしやチャンス?
「ねえ、マカミ? 王子も抱っこしてもらってもいい?」
マカミは鼻にしわを軽く寄せて、嫌そうにしています……。さっき一緒に昼寝していたくせにとちらりと思いましたけどね。
「だって、歩きづらいからさ、究極魔法を使いたくって……」
理由を説明したら、マカミは大きなため息をつきました。
どうやら怒ってはないようで……、あきらめて王子も抱っこしてくれるみたい?
「王子、マカミをぎゅっとしてみませんか? 気持ちが和みますよ。あったかくて、ふわふわで、気持ちがいいんです」
「いいの?」
王子は疑心暗鬼です。
なんてったって、王子は、何度かマカミと、私の取り合いをしてますからね。
「マカミからお許しが出てるから、大丈夫だと思いますよ」
私の言葉にマカミは目を閉じて聞いていました。
王子は嬉しそうにマカミに近づき、そっと白い毛を触りました。
「もっと、もっと触れますよ」
「すごい! 毛が長いんだね。ああ、あったかい。さっき寝てる時、マカミの隣にいたんだけど、やっぱり……癒されるな」
王子はマカミを抱きしめました。
「ぎゅーもできますよ。ほら、こんなふうに……」
私は誘惑しておきました。
王子が夢中になっているうちに、そっと抜け出しました。
マカミは片目を開けて面白そうに私を見守っています。
立ち止まってチラッと振り返ると、魔樹たちも止まります。
ふふふ。旅は道連れって感じです。なんだか愉快になってきました。
立ち止まっては振り向いて……、立ち止まっては振り向いて……とやっていたら、うっかり動いてしまう魔樹もいて、私はケラケラと笑ってしまいました。
「お嬢さまだけですよ、魔樹で遊ぶのは」
ブラウンの冷たい目……。
すいません、でも、せっかくだし、置かれた立場は、例えどんなでも楽しまないとね!
うう、王子は生暖かい目で私を見ています。
黒い森が終わるので、魔樹達ともそろそろお別れです。バイバイと手を振ると、うっかり動いてしまっていた魔樹が手を?枝を振ってくれました。魔物たちも解散です。
うれしいな。また、いつか行くからね、待っててね。
黒い森から抜けるといっても、ここからは普通の森に変わるだけなんですよ。線が引いてあるわけでもないのですが、それ以上ついては来ないようです。魔樹たちは立ち止まって見送ってくれました。
これからは普通の森を歩きます。
しかし、大きな岩や腐った樹が数本折り重なって地面を埋めていたり……、ちょっと歩きづらい感じ。
黒い森は魔物や魔樹が動き回るため、地面は比較的歩きやすかったのですが……。この辺は黒い森を恐れて、人が来ない場所なのでしょう。手入れがされていない。
どうしよう……。究極魔法、使おうかな。このまま行くと、足を挫いたり、転びそうですからね。ケガをするのは主に私だけかなとは思うけど。
うーん、王子がちょっとよそ見してくれないかな。究極魔法を使うなら、王子に見つからないように気を使わないといけません。
「あ、あっちに珍しい花が」
さあ、王子! あっちへ行ってください! あっちを向いてください!
「どこですか。さあ、アリス、一緒に行きましょう」
王子は嬉々として私の手を取りました。
くうう。王子の方が上手です。
「あ、王子、大きな鳥が空を飛んでいましたよ。あれです、あれ」
空を指さしましたが、王子は私の方に顔を寄せて来て、
「どこですか。アリスの視点からのほうがわかりやすいかな」
私にべっとりです。
うううう。王子にやられた感、満載……です。どうにかしないと!
「マカミ……」
凹んだ私は気分転換にボスっとマカミの毛に埋もれてみました。
ふう。あったかくて癒されます。マカミはじっとしてくれて、私を迎えてくれました。
このまま埋もれて寝たい。
「ああ、いいな。さっき少しだけ、マカミに触ったんだけど……。寝ていた時偶然に、不可抗力だからね、マカミ、睨まないで! しかし、マカミって、ふわふわで気持ちいいよねえ。アリスがうらやましい」
王子のうらやむ声が! もしやチャンス?
「ねえ、マカミ? 王子も抱っこしてもらってもいい?」
マカミは鼻にしわを軽く寄せて、嫌そうにしています……。さっき一緒に昼寝していたくせにとちらりと思いましたけどね。
「だって、歩きづらいからさ、究極魔法を使いたくって……」
理由を説明したら、マカミは大きなため息をつきました。
どうやら怒ってはないようで……、あきらめて王子も抱っこしてくれるみたい?
「王子、マカミをぎゅっとしてみませんか? 気持ちが和みますよ。あったかくて、ふわふわで、気持ちがいいんです」
「いいの?」
王子は疑心暗鬼です。
なんてったって、王子は、何度かマカミと、私の取り合いをしてますからね。
「マカミからお許しが出てるから、大丈夫だと思いますよ」
私の言葉にマカミは目を閉じて聞いていました。
王子は嬉しそうにマカミに近づき、そっと白い毛を触りました。
「もっと、もっと触れますよ」
「すごい! 毛が長いんだね。ああ、あったかい。さっき寝てる時、マカミの隣にいたんだけど、やっぱり……癒されるな」
王子はマカミを抱きしめました。
「ぎゅーもできますよ。ほら、こんなふうに……」
私は誘惑しておきました。
王子が夢中になっているうちに、そっと抜け出しました。
マカミは片目を開けて面白そうに私を見守っています。
「マカミ……」
凹んだ私は気分転換にボスっとマカミの毛に埋もれてみました。
ふう。あったかくて癒されます。マカミはじっとしてくれて、私を迎えてくれました。
このまま埋もれて寝たい。
「ああ、いいな。さっき少しだけ、マカミに触ったんだけど……。寝ていた時偶然に、不可抗力だからね、マカミ、睨まないで! しかし、マカミって、ふわふわで気持ちいいよねえ。アリスがうらやましい」
王子のうらやむ声が! もしやチャンス?
「ねえ、マカミ? 王子も抱っこしてもらってもいい?」
マカミは鼻にしわを軽く寄せて、嫌そうにしています……。さっき一緒に昼寝していたくせにとちらりと思いましたけどね。
「だって、歩きづらいからさ、究極魔法を使いたくって……」
理由を説明したら、マカミは大きなため息をつきました。
どうやら怒ってはないようで……、あきらめて王子も抱っこしてくれるみたい?
「王子、マカミをぎゅっとしてみませんか? 気持ちが和みますよ。あったかくて、ふわふわで、気持ちがいいんです」
「いいの?」
王子は疑心暗鬼です。
なんてったって、王子は、何度かマカミと、私の取り合いをしてますからね。
「マカミからお許しが出てるから、大丈夫だと思いますよ」
私の言葉にマカミは目を閉じて聞いていました。
王子は嬉しそうにマカミに近づき、そっと白い毛を触りました。
「もっと、もっと触れますよ」
「すごい! 毛が長いんだね。ああ、あったかい。さっき寝てる時、マカミの隣にいたんだけど、やっぱり……癒されるな」
王子はマカミを抱きしめました。
「ぎゅーもできますよ。ほら、こんなふうに……」
私は誘惑しておきました。
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