61 / 85
堕天使 其の六十一
しおりを挟む
貴方に
無惨に
もがれた
両翼の翼の痕の
背中が
血飛沫を流し
血まみれとなって
血肉が
無惨に
抉られていた
その痛みに
私は
狂い絶叫し
悶え続けた
長い長い間
生きながら
貴方を
恨み憎み呪い続け
生死を彷徨い
苦しみ続けた
私は
生死の淵から
生き返り
その時には
すでに
以前の私では
無くなっていたのだ
何もかも全て……
天使では無くなった
翼のない私に
新しく
翼が生えてきたのだ
悪魔が持つ翼が
地に堕ちた私に
生えてきたのだ……
なぜか
なぜなのか
それは
ただひとつ
貴方に
復讐する為
貴方から最初で最後の
私への最高の
プレゼントだったのだ
無惨に
もがれた
両翼の翼の痕の
背中が
血飛沫を流し
血まみれとなって
血肉が
無惨に
抉られていた
その痛みに
私は
狂い絶叫し
悶え続けた
長い長い間
生きながら
貴方を
恨み憎み呪い続け
生死を彷徨い
苦しみ続けた
私は
生死の淵から
生き返り
その時には
すでに
以前の私では
無くなっていたのだ
何もかも全て……
天使では無くなった
翼のない私に
新しく
翼が生えてきたのだ
悪魔が持つ翼が
地に堕ちた私に
生えてきたのだ……
なぜか
なぜなのか
それは
ただひとつ
貴方に
復讐する為
貴方から最初で最後の
私への最高の
プレゼントだったのだ
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
獣人の里の仕置き小屋
真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。
獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。
今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。
仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。
御伽噺のその先へ
雪華
キャラ文芸
ほんの気まぐれと偶然だった。しかし、あるいは運命だったのかもしれない。
高校1年生の紗良のクラスには、他人に全く興味を示さない男子生徒がいた。
彼は美少年と呼ぶに相応しい容姿なのだが、言い寄る女子を片っ端から冷たく突き放し、「観賞用王子」と陰で囁かれている。
その王子が紗良に告げた。
「ねえ、俺と付き合ってよ」
言葉とは裏腹に彼の表情は険しい。
王子には、誰にも言えない秘密があった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる