15 / 55
帆船を見に行く2
しおりを挟む
エレーヌは、ゲルハルトと外出することになった。
ディミーが着いてきたそうにしていたが、ゲルハルトが何かを言い返して、結局、ゲルハルトとエレーヌの二人だけで出かけることになった。
ハンナはたいそうな喜びようで、外出のためにエレーヌを着飾らせた。
***
ゲルハルトとエレーヌを乗せた馬車は、王都の町へと向かった。豪華な屋敷の立ち並ぶ通りに出て、橋を渡れば、雑多な人の行き交う市場が見えてきた。
エレーヌは馬車に乗っている間じゅう、窓にかぶりつくようにして、外の景色を眺めた。
市場では、人々が忙しく立ち働いている。
(望遠鏡で覗いた町並みのなかに私はいるんだわ)
ずっと遠くから眺めているだけの光景の中に入り込んだのが、不思議だった。
(本の中に迷い込めばこんな感じかしら)
向かいに座るゲルハルトが、エレーヌに訊いてきた。
「エレーヌ、スキ?」
物珍しそうに窓の外を眺めるエレーヌに、ゲルハルトは窓の外を指した。
「ええ、町は好き。面白そうだわ。いつか、歩いて通ってみたいわ」
「エレーヌ、ラクア、スキ、#####」
(ラクアを好きになって欲しいってことかしら)
エレーヌは喉が詰まった。
好きと言えるほどラクア王国を知らない。貴族たちはよそよそしい目を向けてきたし、それに、いずれ、ラクアを出て行かなければならない身だ。
エレーヌが何も言えないのを見て、ゲルハルトは顔を曇らせたように見えた。
そのとき、窓の外の光景がガラリを変わった。急に視界が開ける。
「まあ!」
エレーヌは窓を向いて歓声を上げた。窓の外には海が広がっている。
エレーヌがこれまで嗅いだことのない匂いがしてきた。
(これが潮の匂い?)
馬車が止まり、降り立てば、圧倒的な光景が広がっていた。
「まあ! すごい!」
眼前には海が広がっている。その広さにエレーヌは吸い込まれるように感じた。そして、巨大な建造物である帆船。
エレーヌは我を忘れてその景色に立ち尽くした。
海鳥の鳴き声に、立ち働く人足たちの掛け声、遠くの波の音に、岸壁に波がちゃぷちゃぷと当たる音。
「わあ、すごいわ! 船ってこんなに大きかったのね!」
距離感がおかしいくらい、帆船は大きかった。
「まあ、大勢が働いているわ! 男の人も女の人もすごく力持ちの人ばっかりだわ!」
気がつけば、エレーヌはゲルハルトの腕を掴んで、「すごい! すごい!」と声を上げていた。
見るもの全部が珍しい。
「フネ、イク?」
ゲルハルトが帆船に続く桟橋へとエレーヌを案内した。
「私、船に乗っても良いの? でも、怖いわ」
「エレーヌ、ワタシ、ナカヨク」
ゲルハルトが手を差し出してきた。エレーヌはその手をぎゅっと掴んだ。
桟橋の下を見るととても怖かったが、それよりも、船に乗ってみたい気持ちの方が強いのが自分でも不思議だった。
「エレーヌ、コワイ?」
「ううん、大丈夫」
桟橋が揺れるも、ゲルハルトが支えてくれるため、不安はなかった。
船に乗ると、床がゆらゆらと揺れていた。
(これが、波なんだわ)
とても不思議な感覚だった。
ゲルハルトが船員らに何か言うと、船員らは柱を操作した。すると、大きな白い帆が現われた。
「わあ! すごい! 本で見たのと同じになったわ! すごいわ!」
エレーヌはそんなに大きな声を上げたのは初めてというほど、高い声を上げていた。
ゲルハルトは、エレーヌを船の先端へと連れて行った。そこから見た海は絶景だった。
「わあ、すごい! あれが水平線なのね」
「########、#######」
ゲルハルトは、嬉しそうに早口で話し始めた。意味は分からないが、ゲルハルトがとても海が好きなことはエレーヌにもわかった。
ゲルハルトは船の中を身振り手振りで案内し、錨の鎖が想像以上に大きいこと、船には方向を変える板のようなものがついていることなどを知った。
「ゲルハルトさま、楽しかったわ」
船を降りてからも、エレーヌは興奮気味に何度も船を振り返った。
エレーヌは、ゲルハルトがどうして自分を構うのかわからなかったが、ゲルハルトへのとげとげしい思いが弱まっているのを感じていた。
***
海に出かけた日の翌朝も、エレーヌは目覚めれば、ゲルハルトの腕の中にすっぽりと包まれていた。
城の外に出たことで疲れて眠り込んでいたいたエレーヌは、ゲルハルトが寝室に入ってきたのにも気づかなかった。
(また、来たのね。愛する人とは喧嘩でもしてるのかしら)
放置されていた一か月、ゲルハルトは愛する人のもとで過ごしていたに違いなかった。
エレーヌはゲルハルトの眉に手を伸ばした。
(うふふ、やはり、触り心地が良いわ)
兎の毛よりも柔らかい。
エレーヌにとって、ゲルハルトはずいぶんと身近な存在になりつつある。
ゲルハルトの態度は、ずいぶんと優しいように思える。エレーヌを喜ばせようとする気持ちであふれていることが見て取れる。
(どうして、私に優しくしてくれるのかしら)
エレーヌはゲルハルトの眉を撫でながら、その顔を見つめた。
(どうしてかしら。この人がいやではなくなってきているわ。それどころか、こうやってそばにいると触りたくなるわ。触り心地が良いもの)
エレーヌは今度はゲルハルトの髪に手を差し入れ、その柔らかい感触を味わい、次に胸、腕を触って弾力を楽しむ。
そして、最後に眉に戻る。
(やっぱり、眉が一番だわ)
ふと、ミレイユの台詞がよみがえる。
――乱暴者で無神経で自分勝手だから、決して心を許しては駄目よ。
(そうよ、心を許してはダメよ、エレーヌ。この人には愛する人がいるんだから)
それに、初夜でも晩餐会でも、優しい顔つきで随分とひどいことを言われた。
《みすぼらしくて貧相な王女》
(思い出したら急に腹が立ってきたわ)
エレーヌは、思わず、ブチッと眉毛を何本かまとめて引き抜いてしまった。ゲルハルトが唸り声を上げた。
(きゃあ、やっちゃったわ!)
ゲルハルトの目がパチッと開いた。黒目に捉えられる。
ディミーが着いてきたそうにしていたが、ゲルハルトが何かを言い返して、結局、ゲルハルトとエレーヌの二人だけで出かけることになった。
ハンナはたいそうな喜びようで、外出のためにエレーヌを着飾らせた。
***
ゲルハルトとエレーヌを乗せた馬車は、王都の町へと向かった。豪華な屋敷の立ち並ぶ通りに出て、橋を渡れば、雑多な人の行き交う市場が見えてきた。
エレーヌは馬車に乗っている間じゅう、窓にかぶりつくようにして、外の景色を眺めた。
市場では、人々が忙しく立ち働いている。
(望遠鏡で覗いた町並みのなかに私はいるんだわ)
ずっと遠くから眺めているだけの光景の中に入り込んだのが、不思議だった。
(本の中に迷い込めばこんな感じかしら)
向かいに座るゲルハルトが、エレーヌに訊いてきた。
「エレーヌ、スキ?」
物珍しそうに窓の外を眺めるエレーヌに、ゲルハルトは窓の外を指した。
「ええ、町は好き。面白そうだわ。いつか、歩いて通ってみたいわ」
「エレーヌ、ラクア、スキ、#####」
(ラクアを好きになって欲しいってことかしら)
エレーヌは喉が詰まった。
好きと言えるほどラクア王国を知らない。貴族たちはよそよそしい目を向けてきたし、それに、いずれ、ラクアを出て行かなければならない身だ。
エレーヌが何も言えないのを見て、ゲルハルトは顔を曇らせたように見えた。
そのとき、窓の外の光景がガラリを変わった。急に視界が開ける。
「まあ!」
エレーヌは窓を向いて歓声を上げた。窓の外には海が広がっている。
エレーヌがこれまで嗅いだことのない匂いがしてきた。
(これが潮の匂い?)
馬車が止まり、降り立てば、圧倒的な光景が広がっていた。
「まあ! すごい!」
眼前には海が広がっている。その広さにエレーヌは吸い込まれるように感じた。そして、巨大な建造物である帆船。
エレーヌは我を忘れてその景色に立ち尽くした。
海鳥の鳴き声に、立ち働く人足たちの掛け声、遠くの波の音に、岸壁に波がちゃぷちゃぷと当たる音。
「わあ、すごいわ! 船ってこんなに大きかったのね!」
距離感がおかしいくらい、帆船は大きかった。
「まあ、大勢が働いているわ! 男の人も女の人もすごく力持ちの人ばっかりだわ!」
気がつけば、エレーヌはゲルハルトの腕を掴んで、「すごい! すごい!」と声を上げていた。
見るもの全部が珍しい。
「フネ、イク?」
ゲルハルトが帆船に続く桟橋へとエレーヌを案内した。
「私、船に乗っても良いの? でも、怖いわ」
「エレーヌ、ワタシ、ナカヨク」
ゲルハルトが手を差し出してきた。エレーヌはその手をぎゅっと掴んだ。
桟橋の下を見るととても怖かったが、それよりも、船に乗ってみたい気持ちの方が強いのが自分でも不思議だった。
「エレーヌ、コワイ?」
「ううん、大丈夫」
桟橋が揺れるも、ゲルハルトが支えてくれるため、不安はなかった。
船に乗ると、床がゆらゆらと揺れていた。
(これが、波なんだわ)
とても不思議な感覚だった。
ゲルハルトが船員らに何か言うと、船員らは柱を操作した。すると、大きな白い帆が現われた。
「わあ! すごい! 本で見たのと同じになったわ! すごいわ!」
エレーヌはそんなに大きな声を上げたのは初めてというほど、高い声を上げていた。
ゲルハルトは、エレーヌを船の先端へと連れて行った。そこから見た海は絶景だった。
「わあ、すごい! あれが水平線なのね」
「########、#######」
ゲルハルトは、嬉しそうに早口で話し始めた。意味は分からないが、ゲルハルトがとても海が好きなことはエレーヌにもわかった。
ゲルハルトは船の中を身振り手振りで案内し、錨の鎖が想像以上に大きいこと、船には方向を変える板のようなものがついていることなどを知った。
「ゲルハルトさま、楽しかったわ」
船を降りてからも、エレーヌは興奮気味に何度も船を振り返った。
エレーヌは、ゲルハルトがどうして自分を構うのかわからなかったが、ゲルハルトへのとげとげしい思いが弱まっているのを感じていた。
***
海に出かけた日の翌朝も、エレーヌは目覚めれば、ゲルハルトの腕の中にすっぽりと包まれていた。
城の外に出たことで疲れて眠り込んでいたいたエレーヌは、ゲルハルトが寝室に入ってきたのにも気づかなかった。
(また、来たのね。愛する人とは喧嘩でもしてるのかしら)
放置されていた一か月、ゲルハルトは愛する人のもとで過ごしていたに違いなかった。
エレーヌはゲルハルトの眉に手を伸ばした。
(うふふ、やはり、触り心地が良いわ)
兎の毛よりも柔らかい。
エレーヌにとって、ゲルハルトはずいぶんと身近な存在になりつつある。
ゲルハルトの態度は、ずいぶんと優しいように思える。エレーヌを喜ばせようとする気持ちであふれていることが見て取れる。
(どうして、私に優しくしてくれるのかしら)
エレーヌはゲルハルトの眉を撫でながら、その顔を見つめた。
(どうしてかしら。この人がいやではなくなってきているわ。それどころか、こうやってそばにいると触りたくなるわ。触り心地が良いもの)
エレーヌは今度はゲルハルトの髪に手を差し入れ、その柔らかい感触を味わい、次に胸、腕を触って弾力を楽しむ。
そして、最後に眉に戻る。
(やっぱり、眉が一番だわ)
ふと、ミレイユの台詞がよみがえる。
――乱暴者で無神経で自分勝手だから、決して心を許しては駄目よ。
(そうよ、心を許してはダメよ、エレーヌ。この人には愛する人がいるんだから)
それに、初夜でも晩餐会でも、優しい顔つきで随分とひどいことを言われた。
《みすぼらしくて貧相な王女》
(思い出したら急に腹が立ってきたわ)
エレーヌは、思わず、ブチッと眉毛を何本かまとめて引き抜いてしまった。ゲルハルトが唸り声を上げた。
(きゃあ、やっちゃったわ!)
ゲルハルトの目がパチッと開いた。黒目に捉えられる。
924
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
【3月中ーー完結!!】
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。
二十年の裏切りの果て、その事実だけを抱え、離縁状を置いて家を出た。
そこで待っていたのは、凍てつく絶望――。
けれど同時に、それは残酷な運命の扉がひらく瞬間でもあった。
夫は愛人と共に好きに生きればいい。
今さら「本当に愛していたのは君だ」と縋られても、
死の淵を彷徨った私には、裏切ったあなたを許す力など残っていない。
「でも、子供たちの心だけは、
必ず取り戻す」
妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。
過去を悔い、歪な愛でもいいと手を伸ばした彼女が辿り着いた先。
それは、「歪で、完全な幸福」か、それとも――。
これは、"石"に翻弄された者たちの、狂おしい物語。
結婚して5年、冷たい夫に離縁を申し立てたらみんなに止められています。
真田どんぐり
恋愛
ー5年前、ストレイ伯爵家の美しい令嬢、アルヴィラ・ストレイはアレンベル侯爵家の侯爵、ダリウス・アレンベルと結婚してアルヴィラ・アレンベルへとなった。
親同士に決められた政略結婚だったが、アルヴィラは旦那様とちゃんと愛し合ってやっていこうと決意していたのに……。
そんな決意を打ち砕くかのように旦那様の態度はずっと冷たかった。
(しかも私にだけ!!)
社交界に行っても、使用人の前でもどんな時でも冷たい態度を取られた私は周りの噂の恰好の的。
最初こそ我慢していたが、ある日、偶然旦那様とその幼馴染の不倫疑惑を耳にする。
(((こんな仕打ち、あんまりよーー!!)))
旦那様の態度にとうとう耐えられなくなった私は、ついに離縁を決意したーーーー。
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
旦那様は離縁をお望みでしょうか
村上かおり
恋愛
ルーベンス子爵家の三女、バーバラはアルトワイス伯爵家の次男であるリカルドと22歳の時に結婚した。
けれど最初の顔合わせの時から、リカルドは不機嫌丸出しで、王都に来てもバーバラを家に一人残して帰ってくる事もなかった。
バーバラは行き遅れと言われていた自分との政略結婚が気に入らないだろうと思いつつも、いずれはリカルドともいい関係を築けるのではないかと待ち続けていたが。
白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』
鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」
公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。
だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。
――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの?
何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。
しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。
それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。
そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。
温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。
そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。
「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」
「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」
離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。
そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。
【完結】本日、私の妹のことが好きな婚約者と結婚いたしました
音芽 心
恋愛
私は今日、幼い頃から大好きだった人と結婚式を挙げる。
____私の妹のことが昔から好きな婚約者と、だ。
だから私は決めている。
この白い結婚を一年で終わらせて、彼を解放してあげることを。
彼の気持ちを直接聞いたことはないけれど……きっとその方が、彼も喜ぶだろうから。
……これは、恋を諦めていた令嬢が、本当の幸せを掴むまでの物語。
結婚初夜、「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と夫に言われました
ましゅぺちーの
恋愛
侯爵令嬢のアリサは婚約者だった王太子テオドールと結婚した。
ちょうどその半年前、アリサの腹違いの妹のシアは不慮の事故で帰らぬ人となっていた。
王太子が婚約者の妹のシアを愛していたのは周知の事実だった。
そんな彼は、結婚初夜、アリサに冷たく言い放った。
「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる