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第九部
坂下もイベントへ
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「黒谷君の友達? 」
ディッセが聞くと、
「どうも。
俺は黒谷君のプロデュースを担当している、
ディッセと言います」
にっこり笑って、
戸惑う坂下の手を取り握手をした。
「は、はじめまして。あの、黒谷君て、
お弁当の他にも何かやってるの? 」
「これこれ。
自分のお弁当のキャラクターグッズを、
作って販売してるの。
それをこの人にお願いしてるんだ」
「やり手だな~」
坂下は驚いて笑顔になると、
販売しているグッズを見た。
「可愛いね~
コミックフェスなんかでも、
人気でそうだよ」
坂下はアクリルスタンドを手に取ると、
黒谷を見た。
「コミックフェス………そうか」
ディッセは顎に手を置き考え込むと、
「ゾンビ少年とのコラボでも、
完売したし………
そうだよ。次はそれだ!! 」
ディッセが黒谷を見た。
「ゾンビ少年とコラボって………
黒谷君はそんなこともしてるんだ」
坂下の方が驚いて二人の顔を見た。
「このアクリルスタンド一つ買うね。
お店に飾ろう。
それとお弁当も欲しいんだけど、
もうこれしかないの? 」
坂下がビックリしてテーブルを見た。
「黒谷君のお弁当はバズって、
取材が来たこともあるんだよ」
ディッセの言葉に坂下は驚くと、
「僕、凄い人と友達になったんだ」
と楽しそうに笑った。
「この前お弁当のコラボをしたんでしょ。
コミフェスでも飲食販売OKの所もあるから、
一緒に参加したら? 」
「えっ? 大きなイベントでしょ。
僕一人だからちょっと難しいな」
ディッセの提案に首を振った。
「だったらまたコラボで、
参加してみない?
やってみると新しいアイデアが浮かんだりもするよ」
「そうか………そうだね。マルシェも楽しかったし、
やってみようかな」
黒谷の言葉に坂下も笑顔になった。
そのあとも少し話してから、
『イベントが決まったら連絡するね』と、
他のブースを見てから帰るという坂下に手を振った。
ブースに戻ると、
「これティンのね~」
と牧野が袋を渡した。
「向井さん、ありがとう~」
牧野達が付けているのを見て、
ティンもさっそく手首に付けた。
三人で手首を合わせてニコニコしている姿に、
トリアがあきれ顔で笑った。
チビ達も袋を抱えて、
何やら話している。
テーブルを見ると、
お弁当はすでに完売の札が出ていた。
「今ね。坂下君も来てたんだよ」
黒谷が言った。
「そうだったんですね」
「それでこのキャラグッズの売り上げもいいし、
次はコミックフェスに参加しようと、
話したんだよな」
ディッセがキーホルダーを振りながら言った。
「冥王たちが作ったものはどうですか? 」
向井が聞くと、
「売上いいよ~」
早紀が笑い、
「やっぱり神様が作ったから、
オーラが違うのかな~
皆手に取って穏やかな表情で購入してくれるの」
アンも不思議そうな表情で笑みを浮かべた。
ディッセが聞くと、
「どうも。
俺は黒谷君のプロデュースを担当している、
ディッセと言います」
にっこり笑って、
戸惑う坂下の手を取り握手をした。
「は、はじめまして。あの、黒谷君て、
お弁当の他にも何かやってるの? 」
「これこれ。
自分のお弁当のキャラクターグッズを、
作って販売してるの。
それをこの人にお願いしてるんだ」
「やり手だな~」
坂下は驚いて笑顔になると、
販売しているグッズを見た。
「可愛いね~
コミックフェスなんかでも、
人気でそうだよ」
坂下はアクリルスタンドを手に取ると、
黒谷を見た。
「コミックフェス………そうか」
ディッセは顎に手を置き考え込むと、
「ゾンビ少年とのコラボでも、
完売したし………
そうだよ。次はそれだ!! 」
ディッセが黒谷を見た。
「ゾンビ少年とコラボって………
黒谷君はそんなこともしてるんだ」
坂下の方が驚いて二人の顔を見た。
「このアクリルスタンド一つ買うね。
お店に飾ろう。
それとお弁当も欲しいんだけど、
もうこれしかないの? 」
坂下がビックリしてテーブルを見た。
「黒谷君のお弁当はバズって、
取材が来たこともあるんだよ」
ディッセの言葉に坂下は驚くと、
「僕、凄い人と友達になったんだ」
と楽しそうに笑った。
「この前お弁当のコラボをしたんでしょ。
コミフェスでも飲食販売OKの所もあるから、
一緒に参加したら? 」
「えっ? 大きなイベントでしょ。
僕一人だからちょっと難しいな」
ディッセの提案に首を振った。
「だったらまたコラボで、
参加してみない?
やってみると新しいアイデアが浮かんだりもするよ」
「そうか………そうだね。マルシェも楽しかったし、
やってみようかな」
黒谷の言葉に坂下も笑顔になった。
そのあとも少し話してから、
『イベントが決まったら連絡するね』と、
他のブースを見てから帰るという坂下に手を振った。
ブースに戻ると、
「これティンのね~」
と牧野が袋を渡した。
「向井さん、ありがとう~」
牧野達が付けているのを見て、
ティンもさっそく手首に付けた。
三人で手首を合わせてニコニコしている姿に、
トリアがあきれ顔で笑った。
チビ達も袋を抱えて、
何やら話している。
テーブルを見ると、
お弁当はすでに完売の札が出ていた。
「今ね。坂下君も来てたんだよ」
黒谷が言った。
「そうだったんですね」
「それでこのキャラグッズの売り上げもいいし、
次はコミックフェスに参加しようと、
話したんだよな」
ディッセがキーホルダーを振りながら言った。
「冥王たちが作ったものはどうですか? 」
向井が聞くと、
「売上いいよ~」
早紀が笑い、
「やっぱり神様が作ったから、
オーラが違うのかな~
皆手に取って穏やかな表情で購入してくれるの」
アンも不思議そうな表情で笑みを浮かべた。
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