260 / 394
第七部
可愛いに弱い?
しおりを挟む
「えっ? ちょっ、ちょっとどこに………」
訳が分からず連れて行かれる向井を、
残った者たちが呆気に取られて見ていると、
「安達君と三鬼は行きたい場所があるみたいで、
向井さんに連れいってもらいたいみたいよ」
弥生が笑いながら説明した。
「あいつは一人で出かけられないのかよ」
牧野が不貞腐れて文句を言った。
「大好きな人を取られて拗ねてるね~」
ディッセが笑いながら牧野の肩に手をまわした。
「そ、そんなんじゃねぇよ」
牧野がムッとして手を払いのけるのを見て、
ディッセ達が笑った。
「そうだ。弥生ちゃんと真紀子さん。
明日時間ある? 」
フェムトンが二人の顔を見ると聞いた。
「えっ? 仕事もそんなに溜まってないから、
大丈夫だと思うけど」
「私もこのところ焼却数少ないから平気よ。
何かあるの? 」
弥生と真紀子がフェムトンの顔を見ると、
「これ~」
フェムトンがタブレットの画面を見せた。
「なにこれ~クラフトマルシェ!? 」
二人の顔に笑顔が広がった。
「この前、真紀子さんと繊維問屋街に行ったじゃない。
で、その時にお店の方が教えてくれたのよ」
クラフトマルシェの参加作家をスクロールしながら、
話し始めた。
「この作家さんて弥生ちゃんお気に入りの人でしょ? 」
「あっ!! ホントだ!! やだ~チェックしてなかった。
この作家さんもここに出店してるの? 」
そういってフェムトンを見た。
「そうなのよ~私と真紀子さんが好きなバッグ作家さんも、
今回参加されるんだって。
だから見に行こうと思って。どう? 一緒に行かない? 」
「行く~」
二人は同時に言うと、フェムトンと手を握りながら、
楽しそうに飛び跳ねた。
牧野達が呆気に取られてると、
「弥生ちゃん達お出かけするの? 」
「わらわも行きたい」
こんと呉葉が上を見て言った。
「いい子でいられる? 」
弥生の言葉に二人が頷く。
「そうそう。ここに………」
フェムトンが言いながら画面を動かし、
「子供服の作家さんが出るんだけど………
可愛くない? 」
三人がこんと呉葉を見て、
「似合うよね~」
笑顔で頷いた。
「女性はいくつになっても、
可愛いに弱いね」
アートンはそういって笑うと、
ディッセ達は休憩室に歩き出した。
休憩室に入ると、
安達と三鬼がタブレットを見せて、
向井に何かを話している。
セーズが気になって覗くと、
「恐竜王国の自給自足生活? 」
恐竜のアニメが画面に映し出されていた。
「俺、動く恐竜見てみたいの」
「僕も見たい」
二人がきらきらした瞳で見つめてくるので、
向井も思わず笑顔になると、
「じゃあ、明日行ってみようか」
と言った。
訳が分からず連れて行かれる向井を、
残った者たちが呆気に取られて見ていると、
「安達君と三鬼は行きたい場所があるみたいで、
向井さんに連れいってもらいたいみたいよ」
弥生が笑いながら説明した。
「あいつは一人で出かけられないのかよ」
牧野が不貞腐れて文句を言った。
「大好きな人を取られて拗ねてるね~」
ディッセが笑いながら牧野の肩に手をまわした。
「そ、そんなんじゃねぇよ」
牧野がムッとして手を払いのけるのを見て、
ディッセ達が笑った。
「そうだ。弥生ちゃんと真紀子さん。
明日時間ある? 」
フェムトンが二人の顔を見ると聞いた。
「えっ? 仕事もそんなに溜まってないから、
大丈夫だと思うけど」
「私もこのところ焼却数少ないから平気よ。
何かあるの? 」
弥生と真紀子がフェムトンの顔を見ると、
「これ~」
フェムトンがタブレットの画面を見せた。
「なにこれ~クラフトマルシェ!? 」
二人の顔に笑顔が広がった。
「この前、真紀子さんと繊維問屋街に行ったじゃない。
で、その時にお店の方が教えてくれたのよ」
クラフトマルシェの参加作家をスクロールしながら、
話し始めた。
「この作家さんて弥生ちゃんお気に入りの人でしょ? 」
「あっ!! ホントだ!! やだ~チェックしてなかった。
この作家さんもここに出店してるの? 」
そういってフェムトンを見た。
「そうなのよ~私と真紀子さんが好きなバッグ作家さんも、
今回参加されるんだって。
だから見に行こうと思って。どう? 一緒に行かない? 」
「行く~」
二人は同時に言うと、フェムトンと手を握りながら、
楽しそうに飛び跳ねた。
牧野達が呆気に取られてると、
「弥生ちゃん達お出かけするの? 」
「わらわも行きたい」
こんと呉葉が上を見て言った。
「いい子でいられる? 」
弥生の言葉に二人が頷く。
「そうそう。ここに………」
フェムトンが言いながら画面を動かし、
「子供服の作家さんが出るんだけど………
可愛くない? 」
三人がこんと呉葉を見て、
「似合うよね~」
笑顔で頷いた。
「女性はいくつになっても、
可愛いに弱いね」
アートンはそういって笑うと、
ディッセ達は休憩室に歩き出した。
休憩室に入ると、
安達と三鬼がタブレットを見せて、
向井に何かを話している。
セーズが気になって覗くと、
「恐竜王国の自給自足生活? 」
恐竜のアニメが画面に映し出されていた。
「俺、動く恐竜見てみたいの」
「僕も見たい」
二人がきらきらした瞳で見つめてくるので、
向井も思わず笑顔になると、
「じゃあ、明日行ってみようか」
と言った。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる