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第六部
映像コンテスト発表会
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「まずはストーリーを決めなきゃな。
俺は元ラガーマンの探偵でさ。
相棒と戦う時の技があって、
牧野を悪霊に向かって放り投げるのってどうよ」
ディッセが牧野を見て言う。
「俺が着地失敗したら怪我するだろう。
こっちは半死人なんだからな」
「まあまあ、今、田所さん食堂にいるから、
昼食食べながら決めようよ」
賑やかに話しながら食堂に歩いて行った。
「向井も出るのか。楽しみだな」
「でしょう? 」
セイが言い、
虎獅狼達も笑顔で張り紙を見ていた。
それから二週間は、
悪霊退治はチームごとに動き、
それぞれが工夫を凝らしながら、
下界で動き回っていた。
「なにこれ? 映像コンテスト? 」
岸本が掲示板を見て足を止めた。
究鬼に霊銃の事で呼ばれ、
岸本と倉田が中央に来ていた。
「ああ、これね」
フンフが本を運ぶ手を止めて、立ち止まった。
「この前、新田君達が悪霊退治に出た時に、
それをドラマ風の映像にして、
エナトが撮影して戻ってきたの。
それがかっこよかったんで、
牧野君が自分もやりたいって言ったのよ。
それでコンテストを開催するの」
「へえ~面白そう。中央は色んな事やってて、
楽しそうだなぁ」
倉田がうらやましそうに掲示板を見た。
「だったら西方面と北方面からも、
一組ずつ参加してみたらどうです?
私の方からエントリー入れておきますよ」
フンフの言葉に、
「えっ? 俺達も参加していいの?
だったら出る」
そういって二人は嬉しそうに笑顔になった。
「時間があるなら図書室に、
この前エナトが撮影した、
その動画があるから見ていく? 」
フンフは笑いながら二人を連れて図書室に向かった。
翌日――――
追加チーム二組。
西方面 岸本&サランダ・チェント監督チーム
北方面 倉田&カラン・フェムティ監督チーム
が貼りだされ、
牧野がむくれていた。
「また人数増えるの? 競争率激しくなるじゃん」
「これは面白くなってきましたね~」
冥王が隣に立つと、牧野を見た。
「トリアとエハは既に衣装を用意して、
弥生ちゃんと秘密の特訓してますよ」
冥王が笑った。
「なぬ? 」
牧野は驚くと、
「ディッセ~田所~俺達も衣装作るぞ~」
駆けだすと二人を探しに行った。
「牧野君を見てると飽きませんね~」
冥王は笑顔になると、張り紙を楽しそうに眺めた。
映像コンテストの発表の日がやってきた。
「結構人数多いね~
休憩室大きくしたけど、
これなら劇場でやればよかったな」
妖鬼が部屋に入ってくると言った。
今日は眷属が下界を見ているので、
半日はパーティー状態でのんびりできる。
カウンターには食事がバイキング形式で置かれ、
配膳ロボットも、
ドリンクやオードブルを運んでいた。
「西方面、北方面のメンバーも来てますからね」
向井も入り口横の壁に寄りかかり言った。
俺は元ラガーマンの探偵でさ。
相棒と戦う時の技があって、
牧野を悪霊に向かって放り投げるのってどうよ」
ディッセが牧野を見て言う。
「俺が着地失敗したら怪我するだろう。
こっちは半死人なんだからな」
「まあまあ、今、田所さん食堂にいるから、
昼食食べながら決めようよ」
賑やかに話しながら食堂に歩いて行った。
「向井も出るのか。楽しみだな」
「でしょう? 」
セイが言い、
虎獅狼達も笑顔で張り紙を見ていた。
それから二週間は、
悪霊退治はチームごとに動き、
それぞれが工夫を凝らしながら、
下界で動き回っていた。
「なにこれ? 映像コンテスト? 」
岸本が掲示板を見て足を止めた。
究鬼に霊銃の事で呼ばれ、
岸本と倉田が中央に来ていた。
「ああ、これね」
フンフが本を運ぶ手を止めて、立ち止まった。
「この前、新田君達が悪霊退治に出た時に、
それをドラマ風の映像にして、
エナトが撮影して戻ってきたの。
それがかっこよかったんで、
牧野君が自分もやりたいって言ったのよ。
それでコンテストを開催するの」
「へえ~面白そう。中央は色んな事やってて、
楽しそうだなぁ」
倉田がうらやましそうに掲示板を見た。
「だったら西方面と北方面からも、
一組ずつ参加してみたらどうです?
私の方からエントリー入れておきますよ」
フンフの言葉に、
「えっ? 俺達も参加していいの?
だったら出る」
そういって二人は嬉しそうに笑顔になった。
「時間があるなら図書室に、
この前エナトが撮影した、
その動画があるから見ていく? 」
フンフは笑いながら二人を連れて図書室に向かった。
翌日――――
追加チーム二組。
西方面 岸本&サランダ・チェント監督チーム
北方面 倉田&カラン・フェムティ監督チーム
が貼りだされ、
牧野がむくれていた。
「また人数増えるの? 競争率激しくなるじゃん」
「これは面白くなってきましたね~」
冥王が隣に立つと、牧野を見た。
「トリアとエハは既に衣装を用意して、
弥生ちゃんと秘密の特訓してますよ」
冥王が笑った。
「なぬ? 」
牧野は驚くと、
「ディッセ~田所~俺達も衣装作るぞ~」
駆けだすと二人を探しに行った。
「牧野君を見てると飽きませんね~」
冥王は笑顔になると、張り紙を楽しそうに眺めた。
映像コンテストの発表の日がやってきた。
「結構人数多いね~
休憩室大きくしたけど、
これなら劇場でやればよかったな」
妖鬼が部屋に入ってくると言った。
今日は眷属が下界を見ているので、
半日はパーティー状態でのんびりできる。
カウンターには食事がバイキング形式で置かれ、
配膳ロボットも、
ドリンクやオードブルを運んでいた。
「西方面、北方面のメンバーも来てますからね」
向井も入り口横の壁に寄りかかり言った。
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