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第十五部
お洋服・カフェ・駄菓子?
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「この前ディッセさん達が、
お店に行くって言うんで、
チビ達も連れて一緒に行ったのよ。
あそこは近くに公園もあるし、
遊ばせるのにちょうどいいから。
そしたら駄菓子屋さんが出来てて、
寄ってきたの」
「駄菓子屋さん行くの? 」
耳ざといこんが笑顔で大人達の顔を見た。
「わらわはグミが食べたいぞ」
呉葉も嬉しそうに言った。
「はぁ~じいじはどうしようもないわね」
そこへトリアもやってくると笑った。
「私も式神課のヘルプに呼ばれたんだけど」
「あっ、そうだった」
セイは言うと、
「簡単な案件なので二人で十分だと思うけど、
トリアも念のため一緒に行って」
と話した。
「別にいいけど、チビ達はお洋服買いに行くの? 」
トリアがハクを見た。
「ハクの靴は三鬼のか。ちょっと大きいね」
「そうなのよ。だから靴も合わせて、
フェムトンから予算貰ったから、
まとめて購入して、
あとはイベントでいつも買う、
キッズウェアの作家さんが参加されるから、
そこで選ぼうと思って」
アンが話した。
「そうだ。だったら、
お昼に絵本カフェに行かない? 」
トリアが言った。
「絵本カフェ? 」
向井達が聞き返した。
「谷村さんに教えてもらったんだけど、
このモールの近くにあるのよ。
大人も子供も楽しめる絵本が沢山あって、
読めるし、購入もできるから楽しいわよ」
「そんなお店があるの? 」
弥生がトリアを見た。
「あるのよ~さすが絵本作家さんよね。
谷村さんの本もあった。
でね、息抜きに松田先生連れて行ってみたの。
食事も美味しいし、
チビ連れて行くにはピッタリよ」
「だったらお昼はそこで食べて、
帰りに駄菓子屋さんに寄ろう」
アンが笑顔で言った。
「いいな~仕事がなきゃいけるのに~」
早紀が口をすぼめて、
フェムトンと顔を見合わせた。
「ほら、油売ってないで仕事に行ってください」
セイが手を叩くのを合図に、
各自仕事へと戻って行った。
――――――――
下界に下りると向井達は、
チビとモールの前で分かれ、
建物に向かった。
ショッピングモールは中央寄りの捨て地の為、
それなりに大きさがある。
ここも過疎化に伴い、
長い事使われていなかったが、
この先にある姥捨て団地に人が住み始め、
今では人が戻りつつあった。
「ここ三階部分だけ住宅なのよね。
家族のいる人は少し家賃は高くなるけど、
団地より便利だからいいわよね」
トリアが建物を見上げた。
捨て地には再利用モールが多く、
このように住居を兼ねた建物も増えていた。
「海外の人は捨て地と中央の中間に、
国が用意した外国人居住区で暮らしてるでしょう。
だから捨て地に住む人は殆どいないし、
真実の壁事件があるから、
寄り付くものもいない。
捨て地だけで生活が困らないなら、
冥界としてもパトロールが楽で助かるんだけどね」
トリアが笑った。
お店に行くって言うんで、
チビ達も連れて一緒に行ったのよ。
あそこは近くに公園もあるし、
遊ばせるのにちょうどいいから。
そしたら駄菓子屋さんが出来てて、
寄ってきたの」
「駄菓子屋さん行くの? 」
耳ざといこんが笑顔で大人達の顔を見た。
「わらわはグミが食べたいぞ」
呉葉も嬉しそうに言った。
「はぁ~じいじはどうしようもないわね」
そこへトリアもやってくると笑った。
「私も式神課のヘルプに呼ばれたんだけど」
「あっ、そうだった」
セイは言うと、
「簡単な案件なので二人で十分だと思うけど、
トリアも念のため一緒に行って」
と話した。
「別にいいけど、チビ達はお洋服買いに行くの? 」
トリアがハクを見た。
「ハクの靴は三鬼のか。ちょっと大きいね」
「そうなのよ。だから靴も合わせて、
フェムトンから予算貰ったから、
まとめて購入して、
あとはイベントでいつも買う、
キッズウェアの作家さんが参加されるから、
そこで選ぼうと思って」
アンが話した。
「そうだ。だったら、
お昼に絵本カフェに行かない? 」
トリアが言った。
「絵本カフェ? 」
向井達が聞き返した。
「谷村さんに教えてもらったんだけど、
このモールの近くにあるのよ。
大人も子供も楽しめる絵本が沢山あって、
読めるし、購入もできるから楽しいわよ」
「そんなお店があるの? 」
弥生がトリアを見た。
「あるのよ~さすが絵本作家さんよね。
谷村さんの本もあった。
でね、息抜きに松田先生連れて行ってみたの。
食事も美味しいし、
チビ連れて行くにはピッタリよ」
「だったらお昼はそこで食べて、
帰りに駄菓子屋さんに寄ろう」
アンが笑顔で言った。
「いいな~仕事がなきゃいけるのに~」
早紀が口をすぼめて、
フェムトンと顔を見合わせた。
「ほら、油売ってないで仕事に行ってください」
セイが手を叩くのを合図に、
各自仕事へと戻って行った。
――――――――
下界に下りると向井達は、
チビとモールの前で分かれ、
建物に向かった。
ショッピングモールは中央寄りの捨て地の為、
それなりに大きさがある。
ここも過疎化に伴い、
長い事使われていなかったが、
この先にある姥捨て団地に人が住み始め、
今では人が戻りつつあった。
「ここ三階部分だけ住宅なのよね。
家族のいる人は少し家賃は高くなるけど、
団地より便利だからいいわよね」
トリアが建物を見上げた。
捨て地には再利用モールが多く、
このように住居を兼ねた建物も増えていた。
「海外の人は捨て地と中央の中間に、
国が用意した外国人居住区で暮らしてるでしょう。
だから捨て地に住む人は殆どいないし、
真実の壁事件があるから、
寄り付くものもいない。
捨て地だけで生活が困らないなら、
冥界としてもパトロールが楽で助かるんだけどね」
トリアが笑った。
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