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番外編 龍神向井
賑やかな食卓
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「じいじ~」
「いない~」
呉葉と三鬼が起き上がって、
キョロキョロとあたりを見回した。
「じいじはここにいるよ。
目、覚めたか? 」
アートンは笑うと、
早紀と一緒にキッズルームに歩いて行った。
「おトイレは? 」
「いく」
こんが目をこすりながら言うと、
立ち上がるチビを連れて二人が部屋を出て行く。
それと入れ替わりで、
今度は虎獅狼達が休憩室に入ってきた。
「あら、珍しい。今日は犬の姿? 」
洋服を着たまま犬になっている虎獅狼に、
真紀子が声をかけた。
「たまには本来の姿に戻らんと、
忘れてしまうからな」
虎獅狼は笑うと、
人間の姿に戻った。
「夕食はここで食べると向井に言われたぞ」
クロが言うと、
「今日は黒谷君からのお惣菜があるので、
ここで食べましょうということになったの。
虎獅狼達も紅茶飲む? 」
「悪いわね」
千乃もソファーに座ると弥生を見た。
「夕飯前だけど、シュークリームもあるからどうぞ」
弥生が箱を差し出すのをハクとクロウがじっと見る。
「君達はダメ。もう食べたでしょ。
お夕飯食べられなくなるからね。
あっ、そうだ。ジュース飲む? 」
抱っこしていたティンが下すと、
冷蔵庫まで連れて行った。
「ボク、リンゴ」
ハクが手を伸ばす。
「クロウはどうする? 」
「ブドウ」
「じゃあ、向こうで飲もう」
ティンが二人と一緒にテーブルに行くと、
キッズチェアーに座らせ、
ジュースを渡した。
「もうここって、保育所ね」
真紀子が嬉しそうに飲むチビを見て微笑んだ。
「ガキが五人もいりゃ、そうだろ」
牧野の言葉に、みんなの視線が集まった。
「なんだよ。俺はチビとは違うぞ」
皆の笑い声を聞きながら、
「はい、紅茶をどうぞ」
弥生がカップを運んできた。
「すまんな」
虎獅狼達が飲み始めると、
「なにのんでるの~」
こんの声が聞こえてきた。
「もう一組がトイレから戻ってきた」
坂下は笑うと、
「ジュース飲む? 」
と声をかけた。
「のむ~」
三人が走ってきたので、
「何がいい? 」
と聞く。
「わらわはモモ~」
「ボク、いちごミルク」
「こんは………バナナ」
坂下はそれぞれ冷蔵庫から出すと、
三人を連れてキッズチェアーに座らせた。
「おなかすいたぞ」
呉葉がジュースを飲みながら言っていると、
配膳ロボットと一緒に向井達がやってきた。
「お夕飯が出来ましたよ」
「ほら、ご飯だってよかったじゃない」
早紀がワゴンを引くセーズ達を見た。
「これだけ人数がいると、
ちょっとの量じゃ足りないから大変ですよね」
どこからともなくやってくる者達を見ながら、
向井もテーブルを拭くと、
大皿を次々と置いていった。
「今日は何~? 」
牧野も楽しそうに皿を並べる。
「一口サイズのチキンチーズカツは、
ライスコロッケとおむすび。
照り焼きチキンはサンドイッチと炒飯。
サラダチキンはチーズとトマトのサラダとパスタ。
あと、あぶり焼きチキンのバーガーと、
チキンと野菜のスープもあるから。
欲しい人はカウンターに取りに来てください」
「はぁ~疲れた」
セーズとドセが大きくため息をつく。
「ご苦労様でした」
向井がスツールに腰かける二人に、
ビールジョッキを持ってくると手渡した。
「どうぞ。咽乾いたでしょう」
「あ~嬉しい。有難う」
「冷たい~」
セーズとドセがキッチンで飲んでいると、
他の者達もビールサーバーめがけてやってきた。
「いない~」
呉葉と三鬼が起き上がって、
キョロキョロとあたりを見回した。
「じいじはここにいるよ。
目、覚めたか? 」
アートンは笑うと、
早紀と一緒にキッズルームに歩いて行った。
「おトイレは? 」
「いく」
こんが目をこすりながら言うと、
立ち上がるチビを連れて二人が部屋を出て行く。
それと入れ替わりで、
今度は虎獅狼達が休憩室に入ってきた。
「あら、珍しい。今日は犬の姿? 」
洋服を着たまま犬になっている虎獅狼に、
真紀子が声をかけた。
「たまには本来の姿に戻らんと、
忘れてしまうからな」
虎獅狼は笑うと、
人間の姿に戻った。
「夕食はここで食べると向井に言われたぞ」
クロが言うと、
「今日は黒谷君からのお惣菜があるので、
ここで食べましょうということになったの。
虎獅狼達も紅茶飲む? 」
「悪いわね」
千乃もソファーに座ると弥生を見た。
「夕飯前だけど、シュークリームもあるからどうぞ」
弥生が箱を差し出すのをハクとクロウがじっと見る。
「君達はダメ。もう食べたでしょ。
お夕飯食べられなくなるからね。
あっ、そうだ。ジュース飲む? 」
抱っこしていたティンが下すと、
冷蔵庫まで連れて行った。
「ボク、リンゴ」
ハクが手を伸ばす。
「クロウはどうする? 」
「ブドウ」
「じゃあ、向こうで飲もう」
ティンが二人と一緒にテーブルに行くと、
キッズチェアーに座らせ、
ジュースを渡した。
「もうここって、保育所ね」
真紀子が嬉しそうに飲むチビを見て微笑んだ。
「ガキが五人もいりゃ、そうだろ」
牧野の言葉に、みんなの視線が集まった。
「なんだよ。俺はチビとは違うぞ」
皆の笑い声を聞きながら、
「はい、紅茶をどうぞ」
弥生がカップを運んできた。
「すまんな」
虎獅狼達が飲み始めると、
「なにのんでるの~」
こんの声が聞こえてきた。
「もう一組がトイレから戻ってきた」
坂下は笑うと、
「ジュース飲む? 」
と声をかけた。
「のむ~」
三人が走ってきたので、
「何がいい? 」
と聞く。
「わらわはモモ~」
「ボク、いちごミルク」
「こんは………バナナ」
坂下はそれぞれ冷蔵庫から出すと、
三人を連れてキッズチェアーに座らせた。
「おなかすいたぞ」
呉葉がジュースを飲みながら言っていると、
配膳ロボットと一緒に向井達がやってきた。
「お夕飯が出来ましたよ」
「ほら、ご飯だってよかったじゃない」
早紀がワゴンを引くセーズ達を見た。
「これだけ人数がいると、
ちょっとの量じゃ足りないから大変ですよね」
どこからともなくやってくる者達を見ながら、
向井もテーブルを拭くと、
大皿を次々と置いていった。
「今日は何~? 」
牧野も楽しそうに皿を並べる。
「一口サイズのチキンチーズカツは、
ライスコロッケとおむすび。
照り焼きチキンはサンドイッチと炒飯。
サラダチキンはチーズとトマトのサラダとパスタ。
あと、あぶり焼きチキンのバーガーと、
チキンと野菜のスープもあるから。
欲しい人はカウンターに取りに来てください」
「はぁ~疲れた」
セーズとドセが大きくため息をつく。
「ご苦労様でした」
向井がスツールに腰かける二人に、
ビールジョッキを持ってくると手渡した。
「どうぞ。咽乾いたでしょう」
「あ~嬉しい。有難う」
「冷たい~」
セーズとドセがキッチンで飲んでいると、
他の者達もビールサーバーめがけてやってきた。
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