110 / 330
番外編 ハイパー弥生
弥生の腕前
しおりを挟む
弥生達が死神課の前でセイと話していると、
安達とシェデムが喫茶店から戻ってきた。
「お帰り~ディッセはまだお店? 」
セイが聞くと、
「この所、商品買いに来る人が増えたから、
在庫確認してから戻ってくる」
シェデムが説明した。
そして弥生の姿を見て、
「珍しい~
弥生ちゃんも式神課の仕事手伝ってるの? 」
と驚きながら聞いた。
「そう。この所、ちょくちょくヘルプに入ってるの」
弥生が笑う横で、
「凄いよ~最近じゃ、幽霊退治の女神様だからね」
新田が言った。
「えっ? そんなに凄いの? 」
シェデムと安達が唖然とした表情になった。
「大袈裟ですよ」
「そんなことないって、
手が空いてたら除去の方も手伝ってもらおうって、
話になってるの」
エハが弥生を見た。
「ほら、私シューティング得意でしょ。
悪霊に慣れたら、結構除去の感覚がつかめてきて、
出来るようになってきただけ」
「それは助かるじゃない。
今は悪霊が膨れっぱなしだから、
人手が全く足りてないんだもん」
「給料上がるかな~」
弥生の言葉に皆が笑った。
「そうだ。フンフは図書室? 」
シェデムがセイを見た。
「だと思うよ。今さ、休憩室使えないの」
「なんで? 」
皆が同時に聞いた。
「妖鬼が休憩室を少しリニューアルしてるの」
「また、何か作るの? 」
アートンが眉をひそめた。
「作るって言うより、電車が走ってるでしょ。
ハクも増えたから、連結をもう一つ入れて、
トロッコ列車とローラーコースターが混ざったような、
アトラクションにするんだってさ」
「アトラクションて………
あそこが更に遊園地の様になるの? 」
「もう休憩室じゃないよね」
シェデムと新田が力なく笑った。
「でもね。冥王も乗り気で、
工房の作家と色々考えてたから、
出来上がりが楽しみだよ」
セイは笑顔でみんなの顔を見回した。
「まぁいいや。お腹空いた~食堂行こう。
安達君お昼は? 」
エハが大きく伸びをして、
振り返った。
「まだ~喫茶店はお客さんが多かったから、
戻ってきたの」
そういうと皆で食堂に歩き出した。
その後姿に、
「安達君、調子はいいのかな? 」
アートンが横に立つシェデムを見た。
「薬を飲んだ後は少しキツイみたいだけど、
最近は私達にも辛いって言えるようになったから、
それは安心」
シェデムが答えていると、
きゃあきゃあ言いながら廊下を走って行く、
牧野とチビ達の水着姿があった。
「牧野君はじっとしてることがないね」
アートンが拳を口に当て笑う。
「牧野君が動かなかったら却って心配でしょ」
「それもそうね」
セイの言葉にシェデムも笑うと、
昼食を取りに食堂へ向かった。
安達とシェデムが喫茶店から戻ってきた。
「お帰り~ディッセはまだお店? 」
セイが聞くと、
「この所、商品買いに来る人が増えたから、
在庫確認してから戻ってくる」
シェデムが説明した。
そして弥生の姿を見て、
「珍しい~
弥生ちゃんも式神課の仕事手伝ってるの? 」
と驚きながら聞いた。
「そう。この所、ちょくちょくヘルプに入ってるの」
弥生が笑う横で、
「凄いよ~最近じゃ、幽霊退治の女神様だからね」
新田が言った。
「えっ? そんなに凄いの? 」
シェデムと安達が唖然とした表情になった。
「大袈裟ですよ」
「そんなことないって、
手が空いてたら除去の方も手伝ってもらおうって、
話になってるの」
エハが弥生を見た。
「ほら、私シューティング得意でしょ。
悪霊に慣れたら、結構除去の感覚がつかめてきて、
出来るようになってきただけ」
「それは助かるじゃない。
今は悪霊が膨れっぱなしだから、
人手が全く足りてないんだもん」
「給料上がるかな~」
弥生の言葉に皆が笑った。
「そうだ。フンフは図書室? 」
シェデムがセイを見た。
「だと思うよ。今さ、休憩室使えないの」
「なんで? 」
皆が同時に聞いた。
「妖鬼が休憩室を少しリニューアルしてるの」
「また、何か作るの? 」
アートンが眉をひそめた。
「作るって言うより、電車が走ってるでしょ。
ハクも増えたから、連結をもう一つ入れて、
トロッコ列車とローラーコースターが混ざったような、
アトラクションにするんだってさ」
「アトラクションて………
あそこが更に遊園地の様になるの? 」
「もう休憩室じゃないよね」
シェデムと新田が力なく笑った。
「でもね。冥王も乗り気で、
工房の作家と色々考えてたから、
出来上がりが楽しみだよ」
セイは笑顔でみんなの顔を見回した。
「まぁいいや。お腹空いた~食堂行こう。
安達君お昼は? 」
エハが大きく伸びをして、
振り返った。
「まだ~喫茶店はお客さんが多かったから、
戻ってきたの」
そういうと皆で食堂に歩き出した。
その後姿に、
「安達君、調子はいいのかな? 」
アートンが横に立つシェデムを見た。
「薬を飲んだ後は少しキツイみたいだけど、
最近は私達にも辛いって言えるようになったから、
それは安心」
シェデムが答えていると、
きゃあきゃあ言いながら廊下を走って行く、
牧野とチビ達の水着姿があった。
「牧野君はじっとしてることがないね」
アートンが拳を口に当て笑う。
「牧野君が動かなかったら却って心配でしょ」
「それもそうね」
セイの言葉にシェデムも笑うと、
昼食を取りに食堂へ向かった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

『 ゆりかご 』 ◉諸事情で非公開予定ですが読んでくださる方がいらっしゃるのでもう少しこのままにしておきます。
設樂理沙
ライト文芸
皆さま、ご訪問いただきありがとうございます。
最初2/10に非公開の予告文を書いていたのですが読んで
くださる方が増えましたので2/20頃に変更しました。
古い作品ですが、有難いことです。😇
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
" 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始
の加筆修正有版になります。
2022.7.30 再掲載
・・・・・・・・・・・
夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・
その後で私に残されたものは・・。
・・・・・・・・・・
💛イラストはAI生成画像自作
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
子持ちの私は、夫に駆け落ちされました
月山 歩
恋愛
産まれたばかりの赤子を抱いた私は、砦に働きに行ったきり、帰って来ない夫を心配して、鍛錬場を訪れた。すると、夫の上司は夫が仕事中に駆け落ちしていなくなったことを教えてくれた。食べる物がなく、フラフラだった私は、その場で意識を失った。赤子を抱いた私を気の毒に思った公爵家でお世話になることに。

娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる