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番外編
今日は休日
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「そこが新たにイベントスペースになったんだよ。
で、第一弾がこれなの」
「3Dゲームとかねこねこの森のトロッコとか、
色々あるんだって」
牧野と安達が楽しそうに映像を動かしながら話した。
「これ、チビ達も行くの? 」
ディッセが聞くと、
「行くよ。トリアがぶつぶつ言ってたけど、
弥生と連れて行くって」
「弥生ちゃんも来るの? だったら行く~」
黒谷が嬉しそうに言う姿に、
「人間に恋したら? 弥生はゴースト人間だよ」
牧野が不憫そうな顔をした。
「いいのいいの。ここまで生きられたら、
もう恋する相手なんて、
人間でも幽霊でも関係ないんだよ」
笑顔の黒谷に向井達は苦笑いした。
向井達は一旦冥界に戻り、
大浴場でのんびりしてると、
「パパいた~」
こんが戸を開けて言った。
「なんだよ。お前らも入んのか? 」
牧野が声をかけると、
「これからおでかけだぞ」
呉葉もこんとお揃いのワンピースとレギンスでやってきた。
「今出るから、じいじと遊んで待っててください」
「わかった」
「はやくだよ~」
こんと三鬼が言うと、走って出て行った。
「あいつら、俺達の朝帰りは分かってないんだな」
「あの後、風呂入って夕食食べてぐっすりだったからね」
牧野の言葉にディッセも笑うと湯船を出た。
休憩室に行くと、
冥王と電車に乗って遊ぶチビの姿があった。
「俺も今日は仕事入ってないから行こうかな」
ディッセがそう言ったところで、
「ダメダメ~イベント主催者から話があるって」
シェデムがやってくると、
「ええ~~~」
叫ぶディッセは引きずられ連れて行かれた。
「うちは今、イベントと式神課で稼がせてもらってるからね」
トリアが休憩室に入ってくると言った。
「ほら、行くよ~」
チビに声をかけるとチビは電車を降りて、
わ~と走って出て行った。
「お土産を買ってきますから」
つまらなそうな冥王に声をかけると、
向井はチビを追って行った。
「たまには仕事したら? 」
トリアは唖然とする冥王に、
「行ってきま~す」
と言って出て行った。
駅前に着くと黒谷が待っていた。
「ここの駅って無人になったの? 」
牧野が人のいない駅を見て聞いた。
人の姿も少なく、駅前の店も閉店が目立つ。
黒谷はため息まじりに話した。
「今まで捨て地も鉄道が動いてたんだけど、
国から廃止の法案が出て、
鉄道会社は中央だから、
申し訳ないけどって廃止になったんだよ。
だから今は、移動は車とバスのみ」
「えっ? いつからですか? 」
向井も驚くと過疎化してる駅前を見回した。
「ちょっと前かな。省庁がどんどん増えて、
俺もよく把握できてないんだけど、
捨て地に逃げる人を阻止するのが狙いなんだと思う」
黒谷が説明した。
「大臣がTVで捨て地が消える未来をって、
スローガン出してたでしょ。
捨て地に行くといいことないよって、
インフルエンサーのアイドルや大御所の俳優が、
CMで言ってるの見たことない? 」
黒谷が笑いながら話した。
で、第一弾がこれなの」
「3Dゲームとかねこねこの森のトロッコとか、
色々あるんだって」
牧野と安達が楽しそうに映像を動かしながら話した。
「これ、チビ達も行くの? 」
ディッセが聞くと、
「行くよ。トリアがぶつぶつ言ってたけど、
弥生と連れて行くって」
「弥生ちゃんも来るの? だったら行く~」
黒谷が嬉しそうに言う姿に、
「人間に恋したら? 弥生はゴースト人間だよ」
牧野が不憫そうな顔をした。
「いいのいいの。ここまで生きられたら、
もう恋する相手なんて、
人間でも幽霊でも関係ないんだよ」
笑顔の黒谷に向井達は苦笑いした。
向井達は一旦冥界に戻り、
大浴場でのんびりしてると、
「パパいた~」
こんが戸を開けて言った。
「なんだよ。お前らも入んのか? 」
牧野が声をかけると、
「これからおでかけだぞ」
呉葉もこんとお揃いのワンピースとレギンスでやってきた。
「今出るから、じいじと遊んで待っててください」
「わかった」
「はやくだよ~」
こんと三鬼が言うと、走って出て行った。
「あいつら、俺達の朝帰りは分かってないんだな」
「あの後、風呂入って夕食食べてぐっすりだったからね」
牧野の言葉にディッセも笑うと湯船を出た。
休憩室に行くと、
冥王と電車に乗って遊ぶチビの姿があった。
「俺も今日は仕事入ってないから行こうかな」
ディッセがそう言ったところで、
「ダメダメ~イベント主催者から話があるって」
シェデムがやってくると、
「ええ~~~」
叫ぶディッセは引きずられ連れて行かれた。
「うちは今、イベントと式神課で稼がせてもらってるからね」
トリアが休憩室に入ってくると言った。
「ほら、行くよ~」
チビに声をかけるとチビは電車を降りて、
わ~と走って出て行った。
「お土産を買ってきますから」
つまらなそうな冥王に声をかけると、
向井はチビを追って行った。
「たまには仕事したら? 」
トリアは唖然とする冥王に、
「行ってきま~す」
と言って出て行った。
駅前に着くと黒谷が待っていた。
「ここの駅って無人になったの? 」
牧野が人のいない駅を見て聞いた。
人の姿も少なく、駅前の店も閉店が目立つ。
黒谷はため息まじりに話した。
「今まで捨て地も鉄道が動いてたんだけど、
国から廃止の法案が出て、
鉄道会社は中央だから、
申し訳ないけどって廃止になったんだよ。
だから今は、移動は車とバスのみ」
「えっ? いつからですか? 」
向井も驚くと過疎化してる駅前を見回した。
「ちょっと前かな。省庁がどんどん増えて、
俺もよく把握できてないんだけど、
捨て地に逃げる人を阻止するのが狙いなんだと思う」
黒谷が説明した。
「大臣がTVで捨て地が消える未来をって、
スローガン出してたでしょ。
捨て地に行くといいことないよって、
インフルエンサーのアイドルや大御所の俳優が、
CMで言ってるの見たことない? 」
黒谷が笑いながら話した。
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