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最終章 真実をその手に掴み悪を討て
デモンズ四天王vs魔王国の四獣
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まるで怪獣バトルかというぐらい双方の身体が大きくなる。フェンリルのフェンvsケルベロスのケルベガー。コカトリスのコカットスvsベルゼブブのモスキト。ヨルムンガンドのヨルムvsラミアのクスネ。麒麟のキリvs土蜘蛛のスパーダの戦いが始まる。
「よもや、ケルベロス如きがこの誇り高きフェンリルに勝てると思っていないであろうな」
「勝つさ」
「その傲慢な鼻っ柱、へし折ってやろう」
「折られるのは貴様の方だ」
最初は、犬同士の戦いとなった。魔王国の四獣と言われしケルベロスのケルベガーは頭3つで、それぞれデモンズ四天王のフェンリルことフェンに噛み付いていく。頭3つある分、ケルベガーが押し込む展開となる。
「チッ鬱陶しいな」
「まさかこの程度なんて言わねぇよな」
「フン。今のうちに言っておくんだな」
その力の差は圧倒的であった。人間に囚われても己を磨き続けたケルベガー。かつての魔王であるデモンズに呼ばれてノコノコとやってきただけのフェン。お互い伝説上の魔物とはいえ、怒りを糧に力を蓄えてきたケルベガーの方が強い。
「どうしたどうした。四獣が1人、この番犬のケルベガーに恐れをなしたか」
「グッ。舐めるなよ小僧。この魔獣フェンが貴様如きに負けはわけなかろう」
真正面からのぶつかり合い。お互いが身体に傷を負いながらもお互いの信じるもののため、一心不乱に噛みつき合う。
「小僧、さっさと倒れろ」
「テメェの方が長く生きてようが、俺は負けねぇ。愛は、必ず勝つ」
「ふざけるな!人間などを愛した小僧に、崇高なる魔の世界を目指す我が主が負けるものか」
さらに噛みつき合う2匹。ボロボロになりながらも立っていたのは、ケルベガーだった。
「小僧如きに負けようとは、無念」
「なかなか強かったぜ。力が入らねぇ。後は任せる」
コカットスとモスキトが戦う。
「まさか、フェンがやられようとは」
「流石ケルだね。さぁ、こちらも始めようか」
「勝負は一瞬だ。この目を見た時点でな」
「知ってるよ。でも僕には効かないさ」
「何故じゃ。どうして効かぬ」
「そりゃそうだよ。僕は蝿の王だよ。この身体に宿る無数の蝿が守ってくれているからね。次はこちらの番だね」
「蝿風情に何ができようか見ものだな」
「はい。終わり」
「はっ?何かしたか?所詮、蝿は蠅であったな。ゴフッ。血だと!?」
「蠱毒って知ってるかい?君のその目は目を通して強力な毒を相手に仕込んでいるんだろう?だったらその毒に打ち勝つ蟲を作れば良いんだよ。その蟲は君のことが何に見えるかな?」
「ゴフッ。ゴフッ。まさか、このワシを餌だと」
「そういうことだよ。いかに強力な毒だろうと克服できる蟲を作り出せば、こちらのものってね」
「馬鹿な。あの短時間で作り出したというのか。ゴフッ。デモンズ様、申し訳ありません」
「さてと、他のみんなの援護に。ク、クスネ!?うぐっ」
ヨルムに飛ばされたであろうクスネがモスキトに激突した。
「ごめん。大丈夫モスキト?」
「無理かも。バタッ」
「嘘でしょ。気を失っちゃった」
「コカットスもフェンも頼りにならないわね。蛇神のヨルムがボコボコにしてあげる」
「煩いわね。年増が必死に若作りしてんの見るの疲れるんだけど」
「私の下半身を模造した作り物に言われたくないわ」
「デカブツの癖に、必死に若作りしてるのが蛇神?だから何?」
「また吹き飛ばされたいようね」
「2度も同じ手はくらわないわよ」
大きな身体を震わせて、尻尾を回して、攻撃するヨルム。その攻撃をジャンプして交わして、槍で何度も叩きつけた。
「己、許さぬぞ。小娘」
「話し方が変わってるわよ。オバさん」
「妾の身体が崩れていく。こうなれば小娘も道連れぞ。これでも喰らうが良い」
毒を吹きかけられるがクスネには聞いていない。いや、正確にはクスネの周りを包んでいた蝿たちが倒れた。
「モスキト、助かったわ!」
「クスネ、油断は禁物だよ。イタタ。これは、しばらく動けそうにないな。クスネも急いでそこを」
「何?モスキト?よく聞こえないわよ。全く。ってうわー。ちょっとスパーダ、どこを攻撃してるのよ」
「これは避難しないとね。ケル、起きられる?」
「うむ。世話をかける」
「早く早くこっち」
スパーダが小さくてすばしっこい麒麟を相手に拳を振いまくっていた。その反動で床はボロボロになっていた。
「全くウロチョロとこういうタイプが戦いでは1番厄介なのだ」
「読みやすい。単純」
「戦うとなるとどうも脳筋でな。でも、動ける場所を着実に潰せば良いだけだ」
ぴょんぴょんと跳ねて、交わすキリ。そこら中が穴だらけとなるが一向に当たる気配はない。
「全く厄介じゃな」
「お前では無理」
「と思うだろ?だけどそうじゃないんだよなぁ。周り見てみろよ」
「!?これは糸?ネバネバして絡まっている」
「拳で叩きつけてるだけだと思ってくれて助かったぜ。こうして、罠を張り巡らせられたんだからよ。じゃあな。恨むんならデモンズを恨みな」
「主を愚弄するな。だが、これでは何もできん。さらば」
大きな拳による一撃が小さいキリに直撃し、一撃KOした。しかし、その時、雷鳴がスパーダに直撃する。
「うぐっ。死ぬ間際の一撃とはな。結構やる。これでは援護には迎えそうにないな。後は頼んだぞ」
だがデモンズ四天王を倒すことには成功したのだった。
「よもや、ケルベロス如きがこの誇り高きフェンリルに勝てると思っていないであろうな」
「勝つさ」
「その傲慢な鼻っ柱、へし折ってやろう」
「折られるのは貴様の方だ」
最初は、犬同士の戦いとなった。魔王国の四獣と言われしケルベロスのケルベガーは頭3つで、それぞれデモンズ四天王のフェンリルことフェンに噛み付いていく。頭3つある分、ケルベガーが押し込む展開となる。
「チッ鬱陶しいな」
「まさかこの程度なんて言わねぇよな」
「フン。今のうちに言っておくんだな」
その力の差は圧倒的であった。人間に囚われても己を磨き続けたケルベガー。かつての魔王であるデモンズに呼ばれてノコノコとやってきただけのフェン。お互い伝説上の魔物とはいえ、怒りを糧に力を蓄えてきたケルベガーの方が強い。
「どうしたどうした。四獣が1人、この番犬のケルベガーに恐れをなしたか」
「グッ。舐めるなよ小僧。この魔獣フェンが貴様如きに負けはわけなかろう」
真正面からのぶつかり合い。お互いが身体に傷を負いながらもお互いの信じるもののため、一心不乱に噛みつき合う。
「小僧、さっさと倒れろ」
「テメェの方が長く生きてようが、俺は負けねぇ。愛は、必ず勝つ」
「ふざけるな!人間などを愛した小僧に、崇高なる魔の世界を目指す我が主が負けるものか」
さらに噛みつき合う2匹。ボロボロになりながらも立っていたのは、ケルベガーだった。
「小僧如きに負けようとは、無念」
「なかなか強かったぜ。力が入らねぇ。後は任せる」
コカットスとモスキトが戦う。
「まさか、フェンがやられようとは」
「流石ケルだね。さぁ、こちらも始めようか」
「勝負は一瞬だ。この目を見た時点でな」
「知ってるよ。でも僕には効かないさ」
「何故じゃ。どうして効かぬ」
「そりゃそうだよ。僕は蝿の王だよ。この身体に宿る無数の蝿が守ってくれているからね。次はこちらの番だね」
「蝿風情に何ができようか見ものだな」
「はい。終わり」
「はっ?何かしたか?所詮、蝿は蠅であったな。ゴフッ。血だと!?」
「蠱毒って知ってるかい?君のその目は目を通して強力な毒を相手に仕込んでいるんだろう?だったらその毒に打ち勝つ蟲を作れば良いんだよ。その蟲は君のことが何に見えるかな?」
「ゴフッ。ゴフッ。まさか、このワシを餌だと」
「そういうことだよ。いかに強力な毒だろうと克服できる蟲を作り出せば、こちらのものってね」
「馬鹿な。あの短時間で作り出したというのか。ゴフッ。デモンズ様、申し訳ありません」
「さてと、他のみんなの援護に。ク、クスネ!?うぐっ」
ヨルムに飛ばされたであろうクスネがモスキトに激突した。
「ごめん。大丈夫モスキト?」
「無理かも。バタッ」
「嘘でしょ。気を失っちゃった」
「コカットスもフェンも頼りにならないわね。蛇神のヨルムがボコボコにしてあげる」
「煩いわね。年増が必死に若作りしてんの見るの疲れるんだけど」
「私の下半身を模造した作り物に言われたくないわ」
「デカブツの癖に、必死に若作りしてるのが蛇神?だから何?」
「また吹き飛ばされたいようね」
「2度も同じ手はくらわないわよ」
大きな身体を震わせて、尻尾を回して、攻撃するヨルム。その攻撃をジャンプして交わして、槍で何度も叩きつけた。
「己、許さぬぞ。小娘」
「話し方が変わってるわよ。オバさん」
「妾の身体が崩れていく。こうなれば小娘も道連れぞ。これでも喰らうが良い」
毒を吹きかけられるがクスネには聞いていない。いや、正確にはクスネの周りを包んでいた蝿たちが倒れた。
「モスキト、助かったわ!」
「クスネ、油断は禁物だよ。イタタ。これは、しばらく動けそうにないな。クスネも急いでそこを」
「何?モスキト?よく聞こえないわよ。全く。ってうわー。ちょっとスパーダ、どこを攻撃してるのよ」
「これは避難しないとね。ケル、起きられる?」
「うむ。世話をかける」
「早く早くこっち」
スパーダが小さくてすばしっこい麒麟を相手に拳を振いまくっていた。その反動で床はボロボロになっていた。
「全くウロチョロとこういうタイプが戦いでは1番厄介なのだ」
「読みやすい。単純」
「戦うとなるとどうも脳筋でな。でも、動ける場所を着実に潰せば良いだけだ」
ぴょんぴょんと跳ねて、交わすキリ。そこら中が穴だらけとなるが一向に当たる気配はない。
「全く厄介じゃな」
「お前では無理」
「と思うだろ?だけどそうじゃないんだよなぁ。周り見てみろよ」
「!?これは糸?ネバネバして絡まっている」
「拳で叩きつけてるだけだと思ってくれて助かったぜ。こうして、罠を張り巡らせられたんだからよ。じゃあな。恨むんならデモンズを恨みな」
「主を愚弄するな。だが、これでは何もできん。さらば」
大きな拳による一撃が小さいキリに直撃し、一撃KOした。しかし、その時、雷鳴がスパーダに直撃する。
「うぐっ。死ぬ間際の一撃とはな。結構やる。これでは援護には迎えそうにないな。後は頼んだぞ」
だがデモンズ四天王を倒すことには成功したのだった。
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