63 / 71
最終章 真実をその手に掴み悪を討て
ゾンビの治療薬
しおりを挟む
スパーダたちが時間稼ぎをしてくれている頃、カイルはイーリスの元に向かっていた。
「スパーダにオックス、俺が帰るまで死ぬんじゃねぇぞ」
そう言って別れて、数刻。森の中を彷徨っていた。
「うわっ。ごめんなさい」
「良いのよ~こちらも前を見てなかったから~。ってカイルちゃん?」
「ミューラ?どうしてここに?」
「あぁん、会いたかったわ~私の可愛い坊や~」
「うぷっ苦しいよ。ミューラおねぇちゃん」
「あっごめんね~。魔王様ったら久々に帰ってきた私に厄介ごとばっかり、イーリスが作る薬の材料のため研究室にも誰だなんて、そのせいでカイルちゃんと全然会えなくなるし。ほんと失礼しちゃう。あぁん、久々のカイルちゃんの声・匂い・もう抑えきれない」
「今はダメだ。ゾンビの治療薬のため母さんを探しているんだ」
「そうなの?それならここをまっすぐ向かって、焚き火が見えたら左に曲がって、熊が傷付けたような爪傷がある木を右に曲がって、すぐのところにいるはずよ。それにしても入り口で会うなんて、運が良かったわね」
「はっ?入り口?」
「ひょっとしてカイルちゃん、ここが何処だか知らなかった?ここは迷いの森、今言った道順でしか先に行けないけど帰る時は真っ直ぐ歩くだけでこうして入り口に着く不思議なところなのよ」
「行きで真っ直ぐ歩いて場合は?」
「それは勿論入り口に戻るわね。!?。どうりで何かおかしいと思ったんだ。進んでる気がしないなって」
「私に会えて良かったわね」
「うん。ありがとうミューラおねぇちゃん。後でご褒美あげるね」
「あぁん。待ってる~私、ずっと待ってる~」
「ミューラおねぇちゃん、もう一つ頼み事しても良い?」
「なんでも言って~」
「スパーダとオックスは、魔王国に必要な人材だ。ミューラおねぇちゃん、2人を救援して」
「うんうん、救援するする~だからカイルちゃんも後で癒してね」
「うん。ミューラおねぇちゃん」
カイルはミューラの言う通り道を進むと野営地が見えてきた。
「こんなところに野営地を敷いていたのか」
「誰かしら?ってカイル様!?ご無事で良かったです」
「マモーネ?どうしてここに?」
「魔王様ったら四天王遣いが荒いんですよ。迷いの森を抜けてきた敵を捕えるためにここで防衛線を敷けだなんて、真っ直ぐ進むしかできないゾンビに突破できるわけないのに、お陰でカイル様とも会えず。欲求不満なんです~。だから、良いですよね」
「ダメ、今は。それより母さんは居る?」
「そんなぁ。イーリスなら。カイル様が御褒美をくれるなら教えてあげても良いですよ」
「ずるいやり方だな。わかったよ。じゃあ、これで良いか?」
「はい。その逞しいものをここにお願いします」
「仕方ないなぁ。お前の中は本当に名器だ。絡みついて俺のモノを残さず搾り取ろうとうねっている」
「あぁん、これが欲しかったんです~。イーリス様は、野営地の中心で、人間の女の子2人とかつてマリアナ様と共に戦った伝説のケルベロスのケルベガー様と伝説のベルゼブブのモスキト様と共に真ん中の大きな治療施設に居ます~。もうダメーーーーーーーー」
「まだ、満足してないだろう?」
「はひぃ」
「もっと欲しいなら俺の頼みを聞けるよな?」
「なんなりと~」
「お前の中にいる姉をスパーダとオックスの救援に向かわせろ」
「!?どうしてそのことを」
「聞こえているだろう。ゲキーネ」
「まさか名前まで知られてるなんていつ気付いたの?」
「お姉ちゃん」
「入れ替わって楽しんでいたことを俺が知らないとでも」
「全く敵わないわね。これも惚れた弱みってやつかしら。良いわ。退屈してたのよ。守るのが得意なマモーネ。攻撃が得意なゲキーネってね。攻撃も守りも疎かにしないなんて強欲でしょ」
「あぁ、そうだな。異名に相応しいんじゃないか。この事は黙ってなさいよ。そしたら今度2人でしてア・ゲ・ル」
「それは楽しみだ」
こうしてゲキーネがマモーネのフリをして、救援に向かった。
「カイル様は、知っててお姉ちゃんも愛してくれてたの?」
「あぁ」
「黙っていてごめんなさい」
「良いんだ。それより案内してくれるかい?」
「はい」
真ん中の大きな治療室名前でマモーネが話す。
「イーリス様?」
「マモーネ、どうしたのひょっとして敵が中に?」
「いえ、カイル様がお越しに」
「カイルが!?すぐに通して」
カイルが中に入るとイーリスに抱きしめられる。
「カイル、会いたかったわ」
「さっきもあったよ」
「お母さんはいつだって息子に会えたら嬉しいものなのよ。それでどうしたの?ひょっとしてスパーダたちに何か?」
「違うんだ。ゾンビになった人を元に戻せる薬なんて作れないよね?」
「そのことをここに向かう途中で、この娘たちに言われてね。マリアナに頼んで、ミューラの研究所からありったけの薬を集めてたのよ。もう少しでできるわ」
「カイル王子様、勝手なお願いなのはわかっています。ですが、プリンスも被害者なのです。どうか助けてください」
「わかっている。そのためには、彼に目を覚ましてもらわないと。それができるのは彼が愛していていつも抱きしめているあの3人の女ゾンビだけだろう」
「はい。彼女たちは、エンペラード王国の元貴族の娘です。名前をマミ・ハート、ユミ・スペード、アカリ・ダイヤ、そして、キマリ・クローバー」
「!?キマリってあのキマイラか?」
「はい、彼はあまりのショックでその記憶を消してしまったようですが、私たちは覚えています。王族に近しいものたちが集められた空間で、1人の女の子が連れて行かれて魔物に改造される様を。その女の子の脳でAIを高め。頭をライオンに、胴体を山羊に、背中に鷲の翼を、そして尻尾に蛇。そうして作られたのがあのキマイラなのです。潜在的に覚えていたのでしょう。それかもう1人いた幼馴染の女の子を忘れないためにそう名付けたのかわかりません。いつからかプリンスはあのキマイラをキマリと呼ぶようになったのです」
「そんなことが。わかった。必ずこの薬で救うことを約束する」
「ありがとうございます」
「ちょうど調合が終わったわ。カイル、くれぐれも気をつけるのよ」
「母さん、行ってくるよ」
カイルはこうして戦線へと急いで戻るのだった。
「スパーダにオックス、俺が帰るまで死ぬんじゃねぇぞ」
そう言って別れて、数刻。森の中を彷徨っていた。
「うわっ。ごめんなさい」
「良いのよ~こちらも前を見てなかったから~。ってカイルちゃん?」
「ミューラ?どうしてここに?」
「あぁん、会いたかったわ~私の可愛い坊や~」
「うぷっ苦しいよ。ミューラおねぇちゃん」
「あっごめんね~。魔王様ったら久々に帰ってきた私に厄介ごとばっかり、イーリスが作る薬の材料のため研究室にも誰だなんて、そのせいでカイルちゃんと全然会えなくなるし。ほんと失礼しちゃう。あぁん、久々のカイルちゃんの声・匂い・もう抑えきれない」
「今はダメだ。ゾンビの治療薬のため母さんを探しているんだ」
「そうなの?それならここをまっすぐ向かって、焚き火が見えたら左に曲がって、熊が傷付けたような爪傷がある木を右に曲がって、すぐのところにいるはずよ。それにしても入り口で会うなんて、運が良かったわね」
「はっ?入り口?」
「ひょっとしてカイルちゃん、ここが何処だか知らなかった?ここは迷いの森、今言った道順でしか先に行けないけど帰る時は真っ直ぐ歩くだけでこうして入り口に着く不思議なところなのよ」
「行きで真っ直ぐ歩いて場合は?」
「それは勿論入り口に戻るわね。!?。どうりで何かおかしいと思ったんだ。進んでる気がしないなって」
「私に会えて良かったわね」
「うん。ありがとうミューラおねぇちゃん。後でご褒美あげるね」
「あぁん。待ってる~私、ずっと待ってる~」
「ミューラおねぇちゃん、もう一つ頼み事しても良い?」
「なんでも言って~」
「スパーダとオックスは、魔王国に必要な人材だ。ミューラおねぇちゃん、2人を救援して」
「うんうん、救援するする~だからカイルちゃんも後で癒してね」
「うん。ミューラおねぇちゃん」
カイルはミューラの言う通り道を進むと野営地が見えてきた。
「こんなところに野営地を敷いていたのか」
「誰かしら?ってカイル様!?ご無事で良かったです」
「マモーネ?どうしてここに?」
「魔王様ったら四天王遣いが荒いんですよ。迷いの森を抜けてきた敵を捕えるためにここで防衛線を敷けだなんて、真っ直ぐ進むしかできないゾンビに突破できるわけないのに、お陰でカイル様とも会えず。欲求不満なんです~。だから、良いですよね」
「ダメ、今は。それより母さんは居る?」
「そんなぁ。イーリスなら。カイル様が御褒美をくれるなら教えてあげても良いですよ」
「ずるいやり方だな。わかったよ。じゃあ、これで良いか?」
「はい。その逞しいものをここにお願いします」
「仕方ないなぁ。お前の中は本当に名器だ。絡みついて俺のモノを残さず搾り取ろうとうねっている」
「あぁん、これが欲しかったんです~。イーリス様は、野営地の中心で、人間の女の子2人とかつてマリアナ様と共に戦った伝説のケルベロスのケルベガー様と伝説のベルゼブブのモスキト様と共に真ん中の大きな治療施設に居ます~。もうダメーーーーーーーー」
「まだ、満足してないだろう?」
「はひぃ」
「もっと欲しいなら俺の頼みを聞けるよな?」
「なんなりと~」
「お前の中にいる姉をスパーダとオックスの救援に向かわせろ」
「!?どうしてそのことを」
「聞こえているだろう。ゲキーネ」
「まさか名前まで知られてるなんていつ気付いたの?」
「お姉ちゃん」
「入れ替わって楽しんでいたことを俺が知らないとでも」
「全く敵わないわね。これも惚れた弱みってやつかしら。良いわ。退屈してたのよ。守るのが得意なマモーネ。攻撃が得意なゲキーネってね。攻撃も守りも疎かにしないなんて強欲でしょ」
「あぁ、そうだな。異名に相応しいんじゃないか。この事は黙ってなさいよ。そしたら今度2人でしてア・ゲ・ル」
「それは楽しみだ」
こうしてゲキーネがマモーネのフリをして、救援に向かった。
「カイル様は、知っててお姉ちゃんも愛してくれてたの?」
「あぁ」
「黙っていてごめんなさい」
「良いんだ。それより案内してくれるかい?」
「はい」
真ん中の大きな治療室名前でマモーネが話す。
「イーリス様?」
「マモーネ、どうしたのひょっとして敵が中に?」
「いえ、カイル様がお越しに」
「カイルが!?すぐに通して」
カイルが中に入るとイーリスに抱きしめられる。
「カイル、会いたかったわ」
「さっきもあったよ」
「お母さんはいつだって息子に会えたら嬉しいものなのよ。それでどうしたの?ひょっとしてスパーダたちに何か?」
「違うんだ。ゾンビになった人を元に戻せる薬なんて作れないよね?」
「そのことをここに向かう途中で、この娘たちに言われてね。マリアナに頼んで、ミューラの研究所からありったけの薬を集めてたのよ。もう少しでできるわ」
「カイル王子様、勝手なお願いなのはわかっています。ですが、プリンスも被害者なのです。どうか助けてください」
「わかっている。そのためには、彼に目を覚ましてもらわないと。それができるのは彼が愛していていつも抱きしめているあの3人の女ゾンビだけだろう」
「はい。彼女たちは、エンペラード王国の元貴族の娘です。名前をマミ・ハート、ユミ・スペード、アカリ・ダイヤ、そして、キマリ・クローバー」
「!?キマリってあのキマイラか?」
「はい、彼はあまりのショックでその記憶を消してしまったようですが、私たちは覚えています。王族に近しいものたちが集められた空間で、1人の女の子が連れて行かれて魔物に改造される様を。その女の子の脳でAIを高め。頭をライオンに、胴体を山羊に、背中に鷲の翼を、そして尻尾に蛇。そうして作られたのがあのキマイラなのです。潜在的に覚えていたのでしょう。それかもう1人いた幼馴染の女の子を忘れないためにそう名付けたのかわかりません。いつからかプリンスはあのキマイラをキマリと呼ぶようになったのです」
「そんなことが。わかった。必ずこの薬で救うことを約束する」
「ありがとうございます」
「ちょうど調合が終わったわ。カイル、くれぐれも気をつけるのよ」
「母さん、行ってくるよ」
カイルはこうして戦線へと急いで戻るのだった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
崩れゆく世界に天秤を
DANDY
ライト文芸
罹ると体が崩れていく原因不明の“崩壊病”。これが世に出現した時、世界は震撼した。しかしこの死亡率百パーセントの病には裏があった。
岬町に住む錦暮人《にしきくれと》は相棒の正人《まさと》と共に、崩壊病を発症させる化け物”星の使徒“の排除に向かっていた。
目標地点に到着し、星の使徒と対面した暮人達だったが、正人が星の使徒に狙われた一般人を庇って崩壊してしまう。
暮人はその光景を目の当たりにして、十年前のある日を思い出す。
夕暮れの小学校の教室、意識を失ってぐったりとしている少女。泣き叫ぶ自分。そこに佇む青白い人型の化け物……
あの時のあの選択が、今の状況を招いたのだ。
そうして呆然と立ち尽くす暮人の前に、十年前のあの時の少女が現れ物語が動き出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる