ヴェスパラスト大陸記

揚惇命

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三章 仲間集めの旅

俺の命を助けたのは

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 ここは何処だ?なんで俺は裸で寝ている。天国とやらでは無いのか?
「うーん。人間の男の子なんて珍しいから良い研究材料だと思ったんだけどなぁ。これ魔王様直々の恋紋章だし。それにこれはリリスの愛淫紋じゃん。分解とかしたら怒られちゃうじゃ無いか。全く、変なもの拾っちゃったよ」
 コイツ何を言ってるんだ。恋紋章?愛淫紋?それにしてもなんでこんなに身体が軽いんだ。俺は、オークの槍を受けて瀕死だったはず。しかし、そんな傷跡は見当たらない。
「でも逆を言えば、コイツって魔王様とリリスに認められた有能な男って事だよね。下半身が。クスクス。確かに、治療の時に使わせてもらったけど悪くなかったし。仕方ない。もう一回」
「やめい」
「うわっ起きてたの?ちぇっ、もう一回、身体を綺麗にしてあげようと思ったのに」
 顔を近づけて少し残念そうに俯くすっスライム!?俺、このままだと死んでた?
「何よ。驚いた顔しちゃって、そんなに珍しくも無いでしょ。あぁこの身体に欲情しちゃった。可愛い坊や」
 やばい、何も纏っていない男女のこのやり取り。って何も纏ってない!?
「あぁ、目のやり場に困っているのかしら。ごめんね。私、研究所ではいつも裸なの。だって、研究している間に服溶けちゃうからさ」
 さらっととんでもないこと言ってんぞこのスライム女。服溶かすとか研究とか。ひょっとして、俺も?
「俺の身体に何をしたんだよ?」
「あら。嫌ね。そんな言い方。お姉さん、僕の身体に何したんですか?うるうるってしてくれたら素直に話しちゃうかも~」
 これがショタっ子属性ってやつか。って、俺はそんなガキじゃねぇ。でもやらないと教えてくれないならやむおえないか。最大級に甘えた声でやってやる。
「お姉ちゃん、僕の身体に何したですか?もっとしてほしいです」
「いや~ん。もう最高。あぁん、尊い~。君良いね。最高だよ。魔王様やリリスが陥落したのわかった気がするよ。お姉ちゃんの名はね。ミューラ。ほらミューラお姉ちゃんって呼んでみ?」
「ミューラお姉ちゃんともっと仲良くなりたいです」
「あぁん、良い~。お姉ちゃんなんでもしてあげちゃう~」
 ショタって歳でも無いけど案外行けるのか?それともこの女の範囲とやらが広いだけ?
「じゃあ、僕の身体に何したですか?」
「うーんっとね。私たちスライムっていうかお姉ちゃんはヒューマンスライムっていう希少種なんだけどね。特殊な力があってね。身体の中で作った治療薬を結合することで相手に流すことができるんだよ」
 結合?つまり、俺は痛みで気絶している時にこの女とそういうことを?
「何やってくれてんだ」
「えっ?違うでしょ。お姉ちゃん、ありがとうですでしょ。はい言い直して」
 さっきとは違って恫喝するような声だ。これは言い直さないと研究材料にされかねない。
「お姉ちゃん、助けてくれてありがとうでしゅ。だーいしゅき」
「いや~ん。お姉ちゃんも大好きよ~」
 ちょろいちょろすぎる。ショタ以前に赤ちゃん言葉でも良いのか?単なる年下好き?まぁ良いかどうやら怪我を治してくれたみたいだし、感謝するべきだろう。これを利用して、もう一度回復させてもらうとしようってのは、建前で実は下半身が痛いぐらいに目のやり場に困っている。
「お姉ちゃん、下半身がムズムズするです。病気でちゅか?」
「あらあら、ホントね。お姉ちゃんがすぐ楽にしてあげるからね」
「お願いするですお姉ちゃん」
 ミューラは、口で俺のモノを咥えると程良い締め付けとありえないほど気持ち良い吸引力で、一気に果てた。
「あぁん。美味しい。坊やも満足したって、あらあらまだまだなようね」
「お姉ちゃんが気持ち良すぎるから。でもこれ以上はどうしたら良いのか僕わかんない。どうしようお姉ちゃん?」
「お姉ちゃんに任せて」
 ミューラは、下の方で俺のモノを鎮める。リリスや魔王様と違って、なんだコレ。中がまるで生き物のように。いやこれは触手か。全てを搾り取ろうとしてきやがる。
「お姉ちゃん。お姉ちゃん。ミューラお姉ちゃん。僕、もう。もうダメー」
「坊や、すごく美味しいわ。ってえっ何これ?ヤバイヤバイヤバイ。凄いよ坊や。産まれちゃう」
 ミューラは俺のを勢いよく引き抜くと大量のスライムを出産した。そのどれもが人の形をしていた。
「すっごい気持ちよかった~。それにこんなにたくさんのヒューマンスライムが産まれるなんて、坊やすっごいのね」
「坊やじゃなくてルイスでしゅ」
「ルイスちゃん、良い名前ね。改めまして、お姉ちゃんの名はミューラ。四天王のミューラよ」
 えっ?四天王?この人が?ええええええ!?そこにリリスが乱入してきた。
「ミューラ、ダーリンを返しなさーい」
「嫌よ。ルイスちゃんは渡さないんだから」
「あー、ちゃっかり自分も愛紋章刻んでるじゃない。何してんのよ。わかってんの。彼は魔王様の」
「えぇ知ってるわよ。でもそれをいうならリリスもそうでしょ」
「ぎくっ!?何のことかしら」
「隠さなくて良いわよ。ルイスちゃんの赤ちゃん産んだのよね」
「ぎくっ!?しっ知らないわよ。ねっダーリン」
「ミューラお姉ちゃん、リリスが虐めてくる怖いよ~」
「ヨシヨシ、大丈夫だからね」
「ダーリン、そんなにミューラが良いの?何でよ。うわーん」
 虐めすぎたみたいだ。
「リリス、こっちに来い。いつものように跨がれ」
「あぁん。ダーリンが帰ってきた~。仰せの通りに」
「ダメよ坊や。中に出しちゃ」
「コイツは、中に求めてる。今の俺はリリスの御主人様だ」
「そうですぅ御主人様~」
 リリスのお腹が膨れて、赤ちゃんが産まれた。
「愛紋章を刻んだ相手の種は直通なのよ。だから一瞬で赤ちゃんが出来て産まれちゃうのよ」
「次は、ミューラお姉ちゃんの番だよ。ダメっ?」
「あぁん。そんな目で見ないで~いくらでもお姉ちゃんの中に流し込んで~」
 俺はこの日1日で、ミューラにたくさんのヒューマンスライムを産ませ、リリスにたくさんのサキュバスを産ませてしまった。うん、正直言ってやりすぎた。でもミューラもリリスもノリノリだったんだもん仕方ないよね。
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