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二章 いざ魔王国へ
オズモンドの高笑い
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オズモンドは、レインクラウズクリア地区の一部始終を映像放送で見て、笑っていた。
「なんとあさましき事だろう。そうは、思わんかルビー」
「えぇ、オズモンド。それよりも、今日も種を仕込んでくれるのでしょ」
「あぁ、お前はワシの護衛役であり、優秀な女将軍じゃ。強い女と強い男から産まれる子は、さぞ強かろう」
「おい牝豚、聞いてたか?こっちに来て、アタシの足を舐めんだよ。その後は、オズモンドが出した美味しい液のかかった豚の餌を食べんだぞ。わかったな」
「ブヒィ。ブヒブヒ」
「こやつも完全に心を失ったようだな。ワシの愛玩奴隷としてずっと飼うつもりだったがこうなっては、役に立たん。兵どもの慰み者となってもらうとするか」
「良いんじゃない。この牝豚にもそれが似合いの仕事でしょ」
イーリスは、自分たちの保身しか考えない元国民たち。その国民たちに対して、怒りをぶつけ殺し回った元兵士たち。オズマリア兵に立ち向かわずに最後を自分たちで遂げた元兵士たち。これらを見て、完全に心が壊れてしまった。そこに来て、オズモンドから牝豚と呼ばれる。とうとう、自分自身を豚だとそう思い込んだ。目は虚となり、言われたままにオズモンドを舐め回したり、ルビーの足を舐める。2人が興奮して、互いを求め合う手助けをする。そう、イーリスが人として終わった瞬間であった。こうなったイーリスを手元に置いておくメリットなど一つもない。というか、レインクラウズクリア地区の人間は、王宮で働いていたメイドの女奴隷たちの娼館以外、国民も兵士も全滅したのだから。最早、彼女の存在自体、必要ではない。
「おい、牝豚。お前はワシの専属の牝豚を卒業じゃ。わかったか?」
「ブヒィ。ブヒブヒ」
「ダメか。こやつを兵士宿舎に送るのだ。兵たちにくれてやるとな」
「はっ。ルビー様はいかがいたします?」
「王妃様であろう!」
「申し訳ありません。ルビー王妃様は?」
「ワシの愛をこの後も身体に受けてもらう。わかったらその牝豚をとっとと連れていかんか」
「はっ、あのこの牝豚、俺が飼っても構いませんか?」
「ん?確かにお前はワシに仕えて、最長じゃ。良いであろう。貴様にくれてやる。好きにするが良い」
「有難き幸せ。オズモンド皇帝陛下様により一層の忠節を」
「良い良い。行くが良い」
兵士がイーリスを連れて出ていく。
「一度は愛した女だ。兵どもの慰み者とするのは気が引けていた。あやつならば安心じゃ」
この兵士は、自分の部屋にイーリスを入れると鎖を外し、綺麗な服を着せた。しかし、自身を豚だと思い込んでいるイーリスは、服を脱ぎ四つん這いとなり、自ら鎖をまた付け直す。
「ここまで心が壊れるなんて、大丈夫、俺が癒してあげるから」
「ブヒィ」
「今は、それで良い。いつか心を取り戻したら、その時振り向いてくれれば、といっても下半身はこの通り、治んないんだけど」
それを見たイーリスが近づきズボンに手をかけ脱がすと慣れた手つきで舐め始める。
「何してるんだい!?うっキモチイイ。ダメだって。その出ちゃうから」
その言葉を聞くとケツを向け、迎え入れる準備をする。
「そんなことしなくて良いんだよ。ってえっ?」
そんな言葉は届いていない、ゆっくりと迎え入れる。
「ダメだ。こんなにキモチイイなんて、うっ出る」
この兵士のアレがオズモンドより大きいということはない。かといって小さいかというとそうでもない。イーリスには、心地良いサイズである。涙が溢れるほどに。そう彼のアレは亡きファイン王にそっくりなのだ。その日、イーリスは久々に安眠できた。その寝顔を見ながらこの兵士は、イーリスを守ることを誓うのである。
オズモンドによる魔物壁の完成は、レインクラウズクリア地区での兵と国民による大虐殺の1ヶ月後に完成した。そして、人の少なくなったこの地区へも人の移住を完了させる。
「ククク。これで魔物どもから領土を手に入れる侵攻作戦の第一段階が整った。クイーンよ。お前の息子には、本当に感謝している」
「そんな。私こそ、オズモンド皇帝陛下様に感謝しかありませんわ。プリンスと生きて再会できただけで無く。プリンスがオズマリア帝国のために働けるのですから」
「あやつの才能は凄まじい。よもや屍の王となるとはな。女ゾンビとの間に子まで作り、それもゾンビだった。魔物に対して魔物で攻撃できれば、我が兵たちの損失も減らせるというものよ」
「えぇ、これで魔物たちに対して。うっ」
「どうしたのじゃ?」
「貴方様のお子がお腹を蹴ったのです。この感じは、また男の子ですわね」
「ハハハハハ。良い良い。男児をたくさん産むのだクイーンよ」
「わかっております皇帝陛下様」
「ローズマリーにナデシコ、お前たちの娘にも感謝するぞ。今やあの魔物が普通に言葉を話して、離したがらないのでな婚姻を許可したものだ」
「嬉しいですわ娘がお役に立って」
「えぇ、モスもケルもよく見れば可愛いものです」
この2人の娘は15年もの間、魔物の子供を産み続けている。それどころか2人ともある歳を境に歳を取らなくなった。魔物に完全に順応したのだろう。即ち、一心同体となったのだ。魔物が死ななければ死ぬことはない身体に。そして、この15年、50代であったウォーターは、60代となっている。もう流石に子供は産めないだろうと考えられていたのだが、ローズマリーやナデシコの娘のお陰で開発された。薬によって、若返っていた。
「ウォーターよ。お前は、どんどん美しくなるな」
「オズモンド皇帝陛下様のお子をまだまだ産ませていただきますわ」
「ククク。期待しているぞ。ハーッハッハッハッ。もう間も無くじゃ。もう間も無く。魔物に怯えずに済む国となるのじゃ」
オズモンドによる7国の統一。これより続く魔物との幾度とない対戦を前に昂っていた。
「なんとあさましき事だろう。そうは、思わんかルビー」
「えぇ、オズモンド。それよりも、今日も種を仕込んでくれるのでしょ」
「あぁ、お前はワシの護衛役であり、優秀な女将軍じゃ。強い女と強い男から産まれる子は、さぞ強かろう」
「おい牝豚、聞いてたか?こっちに来て、アタシの足を舐めんだよ。その後は、オズモンドが出した美味しい液のかかった豚の餌を食べんだぞ。わかったな」
「ブヒィ。ブヒブヒ」
「こやつも完全に心を失ったようだな。ワシの愛玩奴隷としてずっと飼うつもりだったがこうなっては、役に立たん。兵どもの慰み者となってもらうとするか」
「良いんじゃない。この牝豚にもそれが似合いの仕事でしょ」
イーリスは、自分たちの保身しか考えない元国民たち。その国民たちに対して、怒りをぶつけ殺し回った元兵士たち。オズマリア兵に立ち向かわずに最後を自分たちで遂げた元兵士たち。これらを見て、完全に心が壊れてしまった。そこに来て、オズモンドから牝豚と呼ばれる。とうとう、自分自身を豚だとそう思い込んだ。目は虚となり、言われたままにオズモンドを舐め回したり、ルビーの足を舐める。2人が興奮して、互いを求め合う手助けをする。そう、イーリスが人として終わった瞬間であった。こうなったイーリスを手元に置いておくメリットなど一つもない。というか、レインクラウズクリア地区の人間は、王宮で働いていたメイドの女奴隷たちの娼館以外、国民も兵士も全滅したのだから。最早、彼女の存在自体、必要ではない。
「おい、牝豚。お前はワシの専属の牝豚を卒業じゃ。わかったか?」
「ブヒィ。ブヒブヒ」
「ダメか。こやつを兵士宿舎に送るのだ。兵たちにくれてやるとな」
「はっ。ルビー様はいかがいたします?」
「王妃様であろう!」
「申し訳ありません。ルビー王妃様は?」
「ワシの愛をこの後も身体に受けてもらう。わかったらその牝豚をとっとと連れていかんか」
「はっ、あのこの牝豚、俺が飼っても構いませんか?」
「ん?確かにお前はワシに仕えて、最長じゃ。良いであろう。貴様にくれてやる。好きにするが良い」
「有難き幸せ。オズモンド皇帝陛下様により一層の忠節を」
「良い良い。行くが良い」
兵士がイーリスを連れて出ていく。
「一度は愛した女だ。兵どもの慰み者とするのは気が引けていた。あやつならば安心じゃ」
この兵士は、自分の部屋にイーリスを入れると鎖を外し、綺麗な服を着せた。しかし、自身を豚だと思い込んでいるイーリスは、服を脱ぎ四つん這いとなり、自ら鎖をまた付け直す。
「ここまで心が壊れるなんて、大丈夫、俺が癒してあげるから」
「ブヒィ」
「今は、それで良い。いつか心を取り戻したら、その時振り向いてくれれば、といっても下半身はこの通り、治んないんだけど」
それを見たイーリスが近づきズボンに手をかけ脱がすと慣れた手つきで舐め始める。
「何してるんだい!?うっキモチイイ。ダメだって。その出ちゃうから」
その言葉を聞くとケツを向け、迎え入れる準備をする。
「そんなことしなくて良いんだよ。ってえっ?」
そんな言葉は届いていない、ゆっくりと迎え入れる。
「ダメだ。こんなにキモチイイなんて、うっ出る」
この兵士のアレがオズモンドより大きいということはない。かといって小さいかというとそうでもない。イーリスには、心地良いサイズである。涙が溢れるほどに。そう彼のアレは亡きファイン王にそっくりなのだ。その日、イーリスは久々に安眠できた。その寝顔を見ながらこの兵士は、イーリスを守ることを誓うのである。
オズモンドによる魔物壁の完成は、レインクラウズクリア地区での兵と国民による大虐殺の1ヶ月後に完成した。そして、人の少なくなったこの地区へも人の移住を完了させる。
「ククク。これで魔物どもから領土を手に入れる侵攻作戦の第一段階が整った。クイーンよ。お前の息子には、本当に感謝している」
「そんな。私こそ、オズモンド皇帝陛下様に感謝しかありませんわ。プリンスと生きて再会できただけで無く。プリンスがオズマリア帝国のために働けるのですから」
「あやつの才能は凄まじい。よもや屍の王となるとはな。女ゾンビとの間に子まで作り、それもゾンビだった。魔物に対して魔物で攻撃できれば、我が兵たちの損失も減らせるというものよ」
「えぇ、これで魔物たちに対して。うっ」
「どうしたのじゃ?」
「貴方様のお子がお腹を蹴ったのです。この感じは、また男の子ですわね」
「ハハハハハ。良い良い。男児をたくさん産むのだクイーンよ」
「わかっております皇帝陛下様」
「ローズマリーにナデシコ、お前たちの娘にも感謝するぞ。今やあの魔物が普通に言葉を話して、離したがらないのでな婚姻を許可したものだ」
「嬉しいですわ娘がお役に立って」
「えぇ、モスもケルもよく見れば可愛いものです」
この2人の娘は15年もの間、魔物の子供を産み続けている。それどころか2人ともある歳を境に歳を取らなくなった。魔物に完全に順応したのだろう。即ち、一心同体となったのだ。魔物が死ななければ死ぬことはない身体に。そして、この15年、50代であったウォーターは、60代となっている。もう流石に子供は産めないだろうと考えられていたのだが、ローズマリーやナデシコの娘のお陰で開発された。薬によって、若返っていた。
「ウォーターよ。お前は、どんどん美しくなるな」
「オズモンド皇帝陛下様のお子をまだまだ産ませていただきますわ」
「ククク。期待しているぞ。ハーッハッハッハッ。もう間も無くじゃ。もう間も無く。魔物に怯えずに済む国となるのじゃ」
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