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プロローグ
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広大な大地が広がるヴェスパラスト大陸に突如として、魔物が各地に出没したのは、ヴェスパラスト歴2001年のことであった。人間国家は、魔物の度重なる侵略により疲弊し、国家存亡の危機に瀕していた。この事態を重く見たヴェスパラスト大陸の7つの国は、アンチモンスターアライアンス、対魔物同盟を結成するに至る。そんな激動の時代に、ヴェスパラスト大陸のレインクラウズクリア王国にて産声が上がる。
「まだかまだか」
まだかと呟きながらウロウロと落ち着かない様子でいるこの男はレインクラウズクリア王国の王ファインである。
「兄貴、少し落ち着け」
ファインのことを兄と呼ぶこの男はリーパー、ファインの実の弟である。
「リーパー。そうは言ってもだな。なんというか無事に産まれるかどうか不安で仕方ないのだ」
「あらあら、男は気楽なものよね」
扇子で口元を覆う、いかにも御嬢様のような風貌をしたこの女性の名は、鎖国を続けていたオズマリア王国が対魔物同盟をきっかけに鎖国を解き婚姻同盟として、レインクラウズクリア王国へとやってきたオズマリア王国の王、オズモンドの娘、ストロベリー王女である。リーパーの妻である。
「ストロベリー、今日も綺麗だよ」
「あら、私はいつだって綺麗に決まっているじゃない。早く案内して下さらないかしら」
「分かったよ。じゃあな兄貴」
ストロベリーの手を引きリーパーは場内を案内するべく離れていく。
「気楽なものか。他国の王女がこの国で好き勝手していることのが気楽なものだと思うがな(しかし、オズモンド王は、どうして、娘たちを6カ国に婚姻同盟で差し出すなどしているのだろうか?そんなことをしなくても良いと言った国に対しても『今まで魔物の被害に受けなかったのは、6カ国の皆々様のお陰ゆえ気になさらないでください。私からの人質と思っていただければ』と笑って言っていた。娘を簡単に人質に出す国、何にせよ各国がこれを機に婚姻同盟の応酬に出なかったことは幸いだろう)それにしても我が子がこんなに待ち遠しいとはな」
外でウロウロしているファイン王とうってかわり、産室では、激闘が続いていた。
「頭が見えていますよ王妃様」
「うぐぐぐぐ」
左右の紐を引っ張りながら口元にタオルを噛み力んで子供を産む。現代社会のように医療の発展していない国においては、これが当たり前の子供の産み方である。下に置いている桶には、赤ちゃんが溺れない程度の水が張っている。そのそばには清潔なタオルが準備されていた。生まれた赤ちゃんを水で綺麗にして、タオルで包むためだ。今この場には、王妃付きの侍女たち数名が王妃様に声をかけ、励ましている。
「王妃様、もう少しです」
「うぐぐぐぐぐ。ハァハァ」
「王妃様、新しいタオルです」
気を抜くと落ちるタオル。侍女たちは新しいタオルを王妃に渡し、王妃はそれを噛んで、また力む。そんな激闘が8時間続き、ようやくその時が訪れる。
「オギャアオギャアオギャア」
「産まれましたよ王妃様。男の子です。よく頑張りましたね」
産まれた赤ちゃんの声を聞いたファイン王は安堵しつつもその場に侍女が我が子を抱いてやって来るのを今か今かと待っていた。
「王様、産まれました。元気な男の子です」
「そうか、そうか。でかした。でかしたぞ。イーリス」
ファインにより、カイルと名付けられた。その子供は、スクスクと成長し、5歳を迎える。そして平和は脆くも崩れ去る。ヴェスパラスト歴2006年、突如として、オズマリア王国がレインクラウズクリア王国へと侵攻。各国はこの事態に対応するべく援軍の派遣を試みるがなんとオズマリア王国は、6カ国同時侵攻をしたのである。援軍としてこちらに向かっていた兵たちも自国に戻らざる負えなくなり、レインクラウズクリア王国は、孤立無援となる。そんな中、カイルが国にいなかったことは幸いだっただろう。カイルは、騎士団長のランダスと共に森に鷹狩りに来ていたのだ。城が赤々と燃えていることに気付いたランダスは、城に戻らずカイルを守ることを優先。だが時すでに遅く、オズマリア王国の兵士に囚われてしまった。
「何故オズモンド王は、このようなことを」
「ククク。何も話す気はねぇ。男どもは奴隷として、強制労働施設への収容ってことさ」
「くっ(せめてカイル様だけでも御守りしようと思ったが甘かった)」
「こっちにガキが隠れてやした」
「離せ離せ、俺を知らないのか」
「ガキがいっちょ前に」
「(まずい、カイル様がここで王族などと名乗れば命はないだろう。それだけは阻止せねば)その子は、俺の子供だ。非番だったのでな。息子を連れて鷹狩りに来ていたのだ」
ランダスの言葉を聞きただ事では無いと悟ったカイルは、話を合わせる。
「父ちゃんを助けられなくてごめん」
「良いのだ(カイルがファイン王の子供だと知っている者がいるやもしれん。ここは偽名で呼ぼう)ルイス。不甲斐ない父で許せ」
「そうかそうか国民なら仕方ない王族なら死刑だけどな。強制労働施設行きだ。手配しておけ」
「はっ」
そして、その頃、レインクラウズクリア王国の王城。
「まさかストロベリー、君の仕業だったなんて、ウグッ」
「あらあら、深く刺してあげましたのに、まだ死なないのですね。王族は皆殺し、男は労働奴隷。女は性奴隷。貴族は多額の金を出すことで、オズマリア王国の市民権を得る。その引き換えに無一文ですけど。ほーホッホッホ。後は森に鷹狩りに出たっていう坊やを殺せば王族は居ませんわね」
「(カイルは無事なのか、、、、なら俺が最後にできることは、自分の身から出たサビを排除することだな。兄貴、義姉さん、俺のせいですまねぇ。俺がこの売国奴に惚れちまったせいで)」
リーパーは立ち上がり、最後の力を振り絞り、ストロベリーの背中に剣を突き立てた。
「な、に。こ、れ。あ、ん、た」
バタッ倒れたストロベリーの胸に泣きながら剣を突き立て、駆けつけたオズモンド王国兵により、串刺しにされるリーパー。
「(カイル、不甲斐ない叔父さんで、すまない。強く生きるのだぞ)」
「(お父様、ストロベリーは、立派に勤めを果たしました。褒めてください。うんと褒めてください)」
最後は殺し合った2人だがその手は、自然と重なり合っていた。
「あちゃーストロベリー様死んじゃった。どうするよ」
「構うな。オズモンド様は、そのようなことで動じる御方ではない。それに、農家の妾に産ませた末端の認知もしていないガキだ。気にする必要はあるまい」
「恐ろしい恐ろしい。我が子に対しても冷淡だもんなオズモンド様は、俺たち兵には、高待遇だけど。ゲラゲラ」
玉座の間では、オズモンドの近衛騎士団がレインクラウズクリア王国の兵士たちを圧倒。ファイン王もオズモンドにより膝をつかされていた。
「ハァハァハァ。オズモンド王よ。魔物蔓延る時代にどうして、このような暴挙を」
「フハハハハ。暴挙か。否。連合軍とは名ばかり、命令系統も把握できていない。そんな蛮族どもに魔物討伐などできようか。ワシはな悟ったのだ。なら人間国を一つに束ねればよいとな。安心せよ。お前の奥方はワシの妾として可愛がってやるでな」
「オズモンドーーーーーーーーキサマーーーーーーーーーーー」
ザシュッとオズモンドにより一刀両断されるファイン。
「(すまないカイル。すまないイーリス。すまないレインクラウズクリア王国に住む国民たちよ。不甲斐ない王をどうか許してくれ)」
「フン、他愛もない。どうされますかなイーリス王妃」
「舌を噛み切って死ぬわ」
「そんなことは困りますなぁ。貴方が跪きワシのものにならないというのであれば、そうですなぁ。貴方の愛するレインクラウズクリア王国の国民たちを目の前で1人づつなぶり殺しましょうか」
「なんてことを」
「イーリス王妃がワシに跪き、首を垂れ。その身を差し出すというのであれば、ワシも鬼ではない国民たちを殺すことはやめてあげましょう」
「この外道め。いつか天罰が下るわ」
「神などこちらから喰らってやるわ。ガーハッハッハッ」
こうして、2000年も続いたレインクラウズクリア王国は滅亡した。
「まだかまだか」
まだかと呟きながらウロウロと落ち着かない様子でいるこの男はレインクラウズクリア王国の王ファインである。
「兄貴、少し落ち着け」
ファインのことを兄と呼ぶこの男はリーパー、ファインの実の弟である。
「リーパー。そうは言ってもだな。なんというか無事に産まれるかどうか不安で仕方ないのだ」
「あらあら、男は気楽なものよね」
扇子で口元を覆う、いかにも御嬢様のような風貌をしたこの女性の名は、鎖国を続けていたオズマリア王国が対魔物同盟をきっかけに鎖国を解き婚姻同盟として、レインクラウズクリア王国へとやってきたオズマリア王国の王、オズモンドの娘、ストロベリー王女である。リーパーの妻である。
「ストロベリー、今日も綺麗だよ」
「あら、私はいつだって綺麗に決まっているじゃない。早く案内して下さらないかしら」
「分かったよ。じゃあな兄貴」
ストロベリーの手を引きリーパーは場内を案内するべく離れていく。
「気楽なものか。他国の王女がこの国で好き勝手していることのが気楽なものだと思うがな(しかし、オズモンド王は、どうして、娘たちを6カ国に婚姻同盟で差し出すなどしているのだろうか?そんなことをしなくても良いと言った国に対しても『今まで魔物の被害に受けなかったのは、6カ国の皆々様のお陰ゆえ気になさらないでください。私からの人質と思っていただければ』と笑って言っていた。娘を簡単に人質に出す国、何にせよ各国がこれを機に婚姻同盟の応酬に出なかったことは幸いだろう)それにしても我が子がこんなに待ち遠しいとはな」
外でウロウロしているファイン王とうってかわり、産室では、激闘が続いていた。
「頭が見えていますよ王妃様」
「うぐぐぐぐ」
左右の紐を引っ張りながら口元にタオルを噛み力んで子供を産む。現代社会のように医療の発展していない国においては、これが当たり前の子供の産み方である。下に置いている桶には、赤ちゃんが溺れない程度の水が張っている。そのそばには清潔なタオルが準備されていた。生まれた赤ちゃんを水で綺麗にして、タオルで包むためだ。今この場には、王妃付きの侍女たち数名が王妃様に声をかけ、励ましている。
「王妃様、もう少しです」
「うぐぐぐぐぐ。ハァハァ」
「王妃様、新しいタオルです」
気を抜くと落ちるタオル。侍女たちは新しいタオルを王妃に渡し、王妃はそれを噛んで、また力む。そんな激闘が8時間続き、ようやくその時が訪れる。
「オギャアオギャアオギャア」
「産まれましたよ王妃様。男の子です。よく頑張りましたね」
産まれた赤ちゃんの声を聞いたファイン王は安堵しつつもその場に侍女が我が子を抱いてやって来るのを今か今かと待っていた。
「王様、産まれました。元気な男の子です」
「そうか、そうか。でかした。でかしたぞ。イーリス」
ファインにより、カイルと名付けられた。その子供は、スクスクと成長し、5歳を迎える。そして平和は脆くも崩れ去る。ヴェスパラスト歴2006年、突如として、オズマリア王国がレインクラウズクリア王国へと侵攻。各国はこの事態に対応するべく援軍の派遣を試みるがなんとオズマリア王国は、6カ国同時侵攻をしたのである。援軍としてこちらに向かっていた兵たちも自国に戻らざる負えなくなり、レインクラウズクリア王国は、孤立無援となる。そんな中、カイルが国にいなかったことは幸いだっただろう。カイルは、騎士団長のランダスと共に森に鷹狩りに来ていたのだ。城が赤々と燃えていることに気付いたランダスは、城に戻らずカイルを守ることを優先。だが時すでに遅く、オズマリア王国の兵士に囚われてしまった。
「何故オズモンド王は、このようなことを」
「ククク。何も話す気はねぇ。男どもは奴隷として、強制労働施設への収容ってことさ」
「くっ(せめてカイル様だけでも御守りしようと思ったが甘かった)」
「こっちにガキが隠れてやした」
「離せ離せ、俺を知らないのか」
「ガキがいっちょ前に」
「(まずい、カイル様がここで王族などと名乗れば命はないだろう。それだけは阻止せねば)その子は、俺の子供だ。非番だったのでな。息子を連れて鷹狩りに来ていたのだ」
ランダスの言葉を聞きただ事では無いと悟ったカイルは、話を合わせる。
「父ちゃんを助けられなくてごめん」
「良いのだ(カイルがファイン王の子供だと知っている者がいるやもしれん。ここは偽名で呼ぼう)ルイス。不甲斐ない父で許せ」
「そうかそうか国民なら仕方ない王族なら死刑だけどな。強制労働施設行きだ。手配しておけ」
「はっ」
そして、その頃、レインクラウズクリア王国の王城。
「まさかストロベリー、君の仕業だったなんて、ウグッ」
「あらあら、深く刺してあげましたのに、まだ死なないのですね。王族は皆殺し、男は労働奴隷。女は性奴隷。貴族は多額の金を出すことで、オズマリア王国の市民権を得る。その引き換えに無一文ですけど。ほーホッホッホ。後は森に鷹狩りに出たっていう坊やを殺せば王族は居ませんわね」
「(カイルは無事なのか、、、、なら俺が最後にできることは、自分の身から出たサビを排除することだな。兄貴、義姉さん、俺のせいですまねぇ。俺がこの売国奴に惚れちまったせいで)」
リーパーは立ち上がり、最後の力を振り絞り、ストロベリーの背中に剣を突き立てた。
「な、に。こ、れ。あ、ん、た」
バタッ倒れたストロベリーの胸に泣きながら剣を突き立て、駆けつけたオズモンド王国兵により、串刺しにされるリーパー。
「(カイル、不甲斐ない叔父さんで、すまない。強く生きるのだぞ)」
「(お父様、ストロベリーは、立派に勤めを果たしました。褒めてください。うんと褒めてください)」
最後は殺し合った2人だがその手は、自然と重なり合っていた。
「あちゃーストロベリー様死んじゃった。どうするよ」
「構うな。オズモンド様は、そのようなことで動じる御方ではない。それに、農家の妾に産ませた末端の認知もしていないガキだ。気にする必要はあるまい」
「恐ろしい恐ろしい。我が子に対しても冷淡だもんなオズモンド様は、俺たち兵には、高待遇だけど。ゲラゲラ」
玉座の間では、オズモンドの近衛騎士団がレインクラウズクリア王国の兵士たちを圧倒。ファイン王もオズモンドにより膝をつかされていた。
「ハァハァハァ。オズモンド王よ。魔物蔓延る時代にどうして、このような暴挙を」
「フハハハハ。暴挙か。否。連合軍とは名ばかり、命令系統も把握できていない。そんな蛮族どもに魔物討伐などできようか。ワシはな悟ったのだ。なら人間国を一つに束ねればよいとな。安心せよ。お前の奥方はワシの妾として可愛がってやるでな」
「オズモンドーーーーーーーーキサマーーーーーーーーーーー」
ザシュッとオズモンドにより一刀両断されるファイン。
「(すまないカイル。すまないイーリス。すまないレインクラウズクリア王国に住む国民たちよ。不甲斐ない王をどうか許してくれ)」
「フン、他愛もない。どうされますかなイーリス王妃」
「舌を噛み切って死ぬわ」
「そんなことは困りますなぁ。貴方が跪きワシのものにならないというのであれば、そうですなぁ。貴方の愛するレインクラウズクリア王国の国民たちを目の前で1人づつなぶり殺しましょうか」
「なんてことを」
「イーリス王妃がワシに跪き、首を垂れ。その身を差し出すというのであれば、ワシも鬼ではない国民たちを殺すことはやめてあげましょう」
「この外道め。いつか天罰が下るわ」
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