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4章 スノーフィールドを攻略せよ!
『ザ・サンライズ』の敗北
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はぁーい。
私の名前はアイリスよん。
普段はエッチなギャル、セクシーギャルしてまーす。
というのは冗談。
人って、間近に危機が迫ると変なテンションになるでしょ。
まさに、今の私の状態がそれってわけ。
私が所属してる『ザ・サンライズ』はSランク冒険者のみのパーティで、まぁぶっちゃけかなり有名なのよね。
その中で私の役割は、リーダーを務めているレイちゃんの影武者として、他のメンバーと共に偵察をして、報告することなんだけど。
この通り、罠に引っかかって、皆捕まっちゃったのよ。
それもこれもウォーレンとソーサーの馬鹿のせい。
ウォーレンの馬鹿は、『あの四天王の女を殺して、レイを抱く』とか言い出して、突撃。
結果は、どうなったかって?
そんなのドロドロに溶けて、物言わぬ骨になって転がってることからわかるでしょ!
ソーサーの馬鹿は、『あの女、可愛い。良し、俺のハーレム計画に加えるためウォーレンを止める』とか言い出して、得意な魔法攻撃を使わない。
結果はどうなったかって?
存在のバレた私たちはこうして仲良く捕えられて、ストリプが情けなく命乞いするのも虚しく、食べられて、骨にされて、ソーサーはというとここに至って、ようやくヤバい状況だと察したみたいだけど時既に遅く、MPを奪う魔法を受けてMPが切れた魔法使いに何もできるわけないよね。
全員、骨になっちゃいました。
アハハ。
ハァ。
女だから許してくれないかな。
3人とも下半身から食らったことから交尾というか子種が目的だろうし、私は女だから卵しかないから。
「ふわぁ。眠たくなってきちゃった」
えっ!?
嘘、チャンス到来ってやつ?
お願いします。
そのまま眠ってください。
見逃してください。
ホント。
情けないけど、今はこの場から一刻も早く逃げ出したい。
Sランク冒険者ともてはやされて、私たちはわかってなかったのよ。
魔王軍の四天王の手にかかれば私たちなんて赤子の手を捻るようなものだってことに。
「私ってさ。同族が嫌いなのよね」
目の前の魔物は何を言い出しているの?
ラミアと人が同族なわけないでしょ!
顔とその胸ぐらいでしょうが!
「あっ。違う違う。同族っていうのは女ってことよ」
私の返答に対して、帰ったきた言葉に、あぁ成程と納得している自分とこう言われるってことは、殺されるんだなと覚悟してた。
「だから、彼等にあげることにしてるの。おいで、スケルトン」
嘘!?
スケルトンウォリアーになってしまったウォーレン。
スケルトンプリーストになってしまったストリプ。
スケルトンメイジになってしまったソーサー。
かつての仲間だった人たちが目の前でラミアに跪き忠誠の言葉を誓っていた。
「ライオウのところにその女を連れて行って」
ライオウって、まさか!?
魔王軍四天王が1人、獅子王のライオウ!
一難去ってまた一難って、こういうのを言うのかしら。
ハァ。
ホント。
この場から逃げ出したいのに、こうして骨になった仲間たちに担がれて、もう1人の魔王軍の四天王のところに連れて行かれるなんて。
道中、かつての仲間たちは、誰1人として話さないわけではなかった。
「アイリス、悪い。こんな身体になってしまった以上、ビビアン様に逆らうことはできない」
「見損なったわストリプ。貴方は、パーティの常識人だったじゃない。悪いことは言わないから見逃してくれない?」
「すまない」
「アイリス。俺たちに情けをかけてもらいたいなら無駄だぞ。俺たちの今のリーダーはビビアン様だからな。まぁ、といってもこれでも少しは、感謝して欲しいんだけどなぁ。俺たちは、レイのことはビビアン様に話してねぇんだぜ」
「こうして、かつての仲間に売られようとしてるのに何を感謝しろってのよ」
「あーあ、そっかもうスケルトンになっちまったからレイと1発やることもできねぇのか。このカチコチの俺の肉棒でズッコンバッコンって、ねぇぞ。俺の肉棒がねぇ!?」
「ハァ。ウォーレン、何を当たり前のことを言ってるんだ。自分の姿を鏡で見て来い」
「ストリプは、冷静すぎんだよ」
「事ここに至っては、仕方ない。それにビビアン様は、そこまで悪い魔物でも無いだろう。その証拠に、我らの自我を奪うことはしていない。俺たちがアイリスを見逃しても何も言わ無いかもしれない」
「待て待てーい。ビビアン様は、俺のハーレム計画の一員、良い印象を持ってもらわねば」
「ハァ。ソーサー。お前も鏡を見て来い。俺たちはもう一生、女を抱くことはできないのが現実だ」
「魔物同士なら交尾可能なのでは、無いのかーーーー!!!」
「いや、骨がどうやって交尾するんだ?」
「んんんん?そんなん知らん!」
「じゃあ、無理ってことだ。もう良い加減黙ってくれ、ただでさえ雪が身体に当たって、冷えるというのに」
ハァ。
そもそも身持ちの固すぎるレイがアンタたちみたいな下半身脳筋の馬鹿に身体を許すはずないでしょ。
それにカチコチだなんて見栄張っちゃってさ。
ウォーレン、アンタの肉棒はフニャちんだから。
精子の量も薄いし。
ソーサー、アンタはハーレムなんて作ってもすぐに寝取られるわよ。
そもそもそんな平凡以下の粗ちんサイズでハーレムとか志すなっての。
あー、イライラする。
こんな馬鹿な奴らのせいで、捕まって別の四天王に売られるとか。
レイだけでも無事なのは幸いね。
どうにか先を見つけ出して、逃げられれば良いんだけど。
ハァ。
ホント。
この状況、どうしようかしら?
私の名前はアイリスよん。
普段はエッチなギャル、セクシーギャルしてまーす。
というのは冗談。
人って、間近に危機が迫ると変なテンションになるでしょ。
まさに、今の私の状態がそれってわけ。
私が所属してる『ザ・サンライズ』はSランク冒険者のみのパーティで、まぁぶっちゃけかなり有名なのよね。
その中で私の役割は、リーダーを務めているレイちゃんの影武者として、他のメンバーと共に偵察をして、報告することなんだけど。
この通り、罠に引っかかって、皆捕まっちゃったのよ。
それもこれもウォーレンとソーサーの馬鹿のせい。
ウォーレンの馬鹿は、『あの四天王の女を殺して、レイを抱く』とか言い出して、突撃。
結果は、どうなったかって?
そんなのドロドロに溶けて、物言わぬ骨になって転がってることからわかるでしょ!
ソーサーの馬鹿は、『あの女、可愛い。良し、俺のハーレム計画に加えるためウォーレンを止める』とか言い出して、得意な魔法攻撃を使わない。
結果はどうなったかって?
存在のバレた私たちはこうして仲良く捕えられて、ストリプが情けなく命乞いするのも虚しく、食べられて、骨にされて、ソーサーはというとここに至って、ようやくヤバい状況だと察したみたいだけど時既に遅く、MPを奪う魔法を受けてMPが切れた魔法使いに何もできるわけないよね。
全員、骨になっちゃいました。
アハハ。
ハァ。
女だから許してくれないかな。
3人とも下半身から食らったことから交尾というか子種が目的だろうし、私は女だから卵しかないから。
「ふわぁ。眠たくなってきちゃった」
えっ!?
嘘、チャンス到来ってやつ?
お願いします。
そのまま眠ってください。
見逃してください。
ホント。
情けないけど、今はこの場から一刻も早く逃げ出したい。
Sランク冒険者ともてはやされて、私たちはわかってなかったのよ。
魔王軍の四天王の手にかかれば私たちなんて赤子の手を捻るようなものだってことに。
「私ってさ。同族が嫌いなのよね」
目の前の魔物は何を言い出しているの?
ラミアと人が同族なわけないでしょ!
顔とその胸ぐらいでしょうが!
「あっ。違う違う。同族っていうのは女ってことよ」
私の返答に対して、帰ったきた言葉に、あぁ成程と納得している自分とこう言われるってことは、殺されるんだなと覚悟してた。
「だから、彼等にあげることにしてるの。おいで、スケルトン」
嘘!?
スケルトンウォリアーになってしまったウォーレン。
スケルトンプリーストになってしまったストリプ。
スケルトンメイジになってしまったソーサー。
かつての仲間だった人たちが目の前でラミアに跪き忠誠の言葉を誓っていた。
「ライオウのところにその女を連れて行って」
ライオウって、まさか!?
魔王軍四天王が1人、獅子王のライオウ!
一難去ってまた一難って、こういうのを言うのかしら。
ハァ。
ホント。
この場から逃げ出したいのに、こうして骨になった仲間たちに担がれて、もう1人の魔王軍の四天王のところに連れて行かれるなんて。
道中、かつての仲間たちは、誰1人として話さないわけではなかった。
「アイリス、悪い。こんな身体になってしまった以上、ビビアン様に逆らうことはできない」
「見損なったわストリプ。貴方は、パーティの常識人だったじゃない。悪いことは言わないから見逃してくれない?」
「すまない」
「アイリス。俺たちに情けをかけてもらいたいなら無駄だぞ。俺たちの今のリーダーはビビアン様だからな。まぁ、といってもこれでも少しは、感謝して欲しいんだけどなぁ。俺たちは、レイのことはビビアン様に話してねぇんだぜ」
「こうして、かつての仲間に売られようとしてるのに何を感謝しろってのよ」
「あーあ、そっかもうスケルトンになっちまったからレイと1発やることもできねぇのか。このカチコチの俺の肉棒でズッコンバッコンって、ねぇぞ。俺の肉棒がねぇ!?」
「ハァ。ウォーレン、何を当たり前のことを言ってるんだ。自分の姿を鏡で見て来い」
「ストリプは、冷静すぎんだよ」
「事ここに至っては、仕方ない。それにビビアン様は、そこまで悪い魔物でも無いだろう。その証拠に、我らの自我を奪うことはしていない。俺たちがアイリスを見逃しても何も言わ無いかもしれない」
「待て待てーい。ビビアン様は、俺のハーレム計画の一員、良い印象を持ってもらわねば」
「ハァ。ソーサー。お前も鏡を見て来い。俺たちはもう一生、女を抱くことはできないのが現実だ」
「魔物同士なら交尾可能なのでは、無いのかーーーー!!!」
「いや、骨がどうやって交尾するんだ?」
「んんんん?そんなん知らん!」
「じゃあ、無理ってことだ。もう良い加減黙ってくれ、ただでさえ雪が身体に当たって、冷えるというのに」
ハァ。
そもそも身持ちの固すぎるレイがアンタたちみたいな下半身脳筋の馬鹿に身体を許すはずないでしょ。
それにカチコチだなんて見栄張っちゃってさ。
ウォーレン、アンタの肉棒はフニャちんだから。
精子の量も薄いし。
ソーサー、アンタはハーレムなんて作ってもすぐに寝取られるわよ。
そもそもそんな平凡以下の粗ちんサイズでハーレムとか志すなっての。
あー、イライラする。
こんな馬鹿な奴らのせいで、捕まって別の四天王に売られるとか。
レイだけでも無事なのは幸いね。
どうにか先を見つけ出して、逃げられれば良いんだけど。
ハァ。
ホント。
この状況、どうしようかしら?
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