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1章 死亡フラグを回避せよ
メイメイ凄い子賢い子
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王都まで歩いて1日半かかる距離をメイメイがどこまで短縮できるのか半信半疑だった。
「キュルキュル」
この鳴き声は、初めて聞くなぁ。
なんて言ってるんだろう?
わかんないや。
その鳴き声の後、駆け出したかと思うとその速度はどんどんと速度を増していき、受ける風の抵抗力を考えたら息もできず、外に弾き飛ばされるはずなのだがそうはならなかった。
身体全体を風の抵抗が受けないように膜のようなもので守られていて、両足がまるで水に引っ付いてるかのように、固定されていて、その移り行く景色を楽しむ余裕さえあった。
「わっ木にぶつかる!?あれっ?なんともない?」
突然現れた木にぶつかったはずなのに、俺の身体には傷一つ無かった。
それどころか、倒れた木が大地へと帰った。
「あれは、トレント?」
「キュイーン」
メイメイが『そうだよ~』と肯定してくれた。
あの一瞬で邪魔しに来た木を薙ぎ払って、俺に怪我がないようにしてくれたのだ。
「そうかそうか。俺のこと守ってくれたんだな。ありがとなメイメイ」
「キュイーン。キャフゥ」
メイメイは、俺に撫でながら交代した後、気持ちよさそうにしていた。
その後も飛び出してきた魔物を薙ぎ払いながら速度をどんどんとあげるメイメイ。
この速さで身体がバラバラにならないのはおかしいぐらいの風の抵抗を受けているはずなのに、俺の身体には相変わらず傷一つないのだ。
「これは一体、どうなって?」
「キュルキュル、キュイーン」
ん?
相変わらずキュルキュルが何かはわからないがキュルキュルの後、そうだよ~と鳴いているってことは、まさか!?
「キュルキュルしたからってこと?」
「キュイーン」
メイメイは、大きく返事をした。
キュルキュルがこの俺の身体を覆う膜を形成したってことなら魔法か何かだろうか?
しかしキングベアーが魔法を使うところなんて見たことない。
本当にメイメイはキングベアーなのか?
全く違う魔物って事はないだろうか?
それとも特殊個体って魔法も使えるのか?
兎に角言える事は、メイメイ凄い子賢い子なのである。
「メイメイは、凄い子で賢い子だなぁ」
「キャフゥ」
メイメイは、俺が撫でるとすごく気持ちよさそうにしている。
あんなガキどもにプロレス技をかけるための道具にされて、痛かったよな。
もうそんな思いさせないからな。
メイメイのことも幸せにしてあげたいのだ。
あわよくばこれ以上大きくならないでほしい。
程よい大きさでフカフカな毛並みだよなぁ。
ん?
メイメイって、いつも身体綺麗だよな。
そう言えば、あのガキ共に泥だらけにされていたのもいつの間にか綺麗になってた。
もしかして、汚れを綺麗にする魔法も使えるのか?
やはりメイメイ凄い子賢い子なのかもしれない。
あっという間に村に着いたのだが、ちょうど男性陣と女性陣が言い争いをしていらところだった。
その中心には、ヤンキー青年がいて、トラバサミに捉えられた白い狐のようなものを抱いていたのだ。
「そんな可愛い狐を殺すなんて許さないわよ!」
「俺だって、殺したくねぇがよ。こんな動物この辺りで見たことねぇだろうが。確かに見た目は狐かも知れねぇがよ」
「早く解放してあげなさいよ!痛そうでしょ!」
「待てって、モノノフさんも言ってただろ。この村を魔物が狙ってるって、ひょっとしたらコイツも」
「こんな愛らしい子が魔獣な訳ないでしょ!さっさと離してあげなさいよ!」
その言い合いの間にも白い狐のような動物は、足から血を流し続けて、このままでは命の危険となる。
俺は、休みの日は動物園で癒されに行くぐらい動物好きなのだ。
目の前で白い狐ちゃんが血を流しているのは、見ていて痛々しい。
「おーい、その白い狐を僕にくれないか?」
「ん?何処かからトモの声がするな?」
あっそうかメイメイに乗ると姿が見えないんだったっけ?
「そんなところに居たのかよ!って、お前の乗ってるの熊!?」
「キャー熊よ。こっに来ないで、食べないで、美味しくないわよ」
いつの世界も熊は危険動物扱いか、こんなに可愛いんだぞ。
俺は皆を安心させるようにメイメイを撫で回して、腹を見せて気持ちよさそうにしてるのを見せた。
「キャフゥ」
「めちゃくちゃ気持ちよさそうね。私も触っても良い?」
「僕も僕も」
こうして、皆に撫でられているメイメイは、すっかり人気者になっていた。
「ねぇねぇ。その白い狐を僕にくれない?」
「いや、トモ、コイツが危ないやつの可能性がある以上、それは」
「ゴチャゴチャ煩い、勝手に貰うね」
「おい!トモ!勝手にしろ!どうなっても知らないぞ」
「大丈夫だよ。僕はあの熊を手懐けたんだぞ」
ヤンキー青年は熊を見てた後、諦めたかのように肩をすくめた。
俺はヤンキー青年から強引に奪い取った白い狐のトラバサミを外してやって、撫で回した。
「もう心配ないよ。怖かったね。ごめんよ~」
「コン」
うんうん。
なんて言ってるかわかるぞ~。
安心して、『はい』って肯定してくれたんだな。
「今、手当してやるからな。消毒液と包帯とテープ、良し。ある」
傷だらけのメイメイのために王都の道具屋で一通り揃えたのだが、保護したその日だけ使って、いつの間にか怪我が見えなくなっていたので、使わなくなった。
人間が使うものだけど魔物にも大丈夫だということはわかっている。
俺は消毒液をかけて、包帯で固定してテープを巻いた。
ひょっとしたら荒れてるかもしれないしこうやって固定して様子見た方が良いもんね。
あ~それにしても可愛い、メイメイよりもめちゃくちゃ小さいし、こうやって抱っこしてると。
もふりたい顔を埋めてもふりたい。
我慢だ。この子は今怪我してるんだから。
元気になったらもふらせて貰おう。
その日が楽しみだ。
「おートモカズ、帰ったんか。どや、打開策は何とかなりそうか?」
「まぁ、ね」
「なんや歯切り悪いのぅ。リザードマンの嬢ちゃんと兎の嬢ちゃんは、どした?」
「それは、まぁあとのお楽しみだよ。予定なら明後日だよね」
「そうじゃな。明後日がちょうど蜥蜴の二足歩行どもが攻めてくる日のはずやが」
「じゃあ、すぐに防衛諸々について、話をしよう」
「そうじゃな」
見てろよ今度こそあっと驚かせて死亡フラグを叩き折ってやるからな。
「キュルキュル」
この鳴き声は、初めて聞くなぁ。
なんて言ってるんだろう?
わかんないや。
その鳴き声の後、駆け出したかと思うとその速度はどんどんと速度を増していき、受ける風の抵抗力を考えたら息もできず、外に弾き飛ばされるはずなのだがそうはならなかった。
身体全体を風の抵抗が受けないように膜のようなもので守られていて、両足がまるで水に引っ付いてるかのように、固定されていて、その移り行く景色を楽しむ余裕さえあった。
「わっ木にぶつかる!?あれっ?なんともない?」
突然現れた木にぶつかったはずなのに、俺の身体には傷一つ無かった。
それどころか、倒れた木が大地へと帰った。
「あれは、トレント?」
「キュイーン」
メイメイが『そうだよ~』と肯定してくれた。
あの一瞬で邪魔しに来た木を薙ぎ払って、俺に怪我がないようにしてくれたのだ。
「そうかそうか。俺のこと守ってくれたんだな。ありがとなメイメイ」
「キュイーン。キャフゥ」
メイメイは、俺に撫でながら交代した後、気持ちよさそうにしていた。
その後も飛び出してきた魔物を薙ぎ払いながら速度をどんどんとあげるメイメイ。
この速さで身体がバラバラにならないのはおかしいぐらいの風の抵抗を受けているはずなのに、俺の身体には相変わらず傷一つないのだ。
「これは一体、どうなって?」
「キュルキュル、キュイーン」
ん?
相変わらずキュルキュルが何かはわからないがキュルキュルの後、そうだよ~と鳴いているってことは、まさか!?
「キュルキュルしたからってこと?」
「キュイーン」
メイメイは、大きく返事をした。
キュルキュルがこの俺の身体を覆う膜を形成したってことなら魔法か何かだろうか?
しかしキングベアーが魔法を使うところなんて見たことない。
本当にメイメイはキングベアーなのか?
全く違う魔物って事はないだろうか?
それとも特殊個体って魔法も使えるのか?
兎に角言える事は、メイメイ凄い子賢い子なのである。
「メイメイは、凄い子で賢い子だなぁ」
「キャフゥ」
メイメイは、俺が撫でるとすごく気持ちよさそうにしている。
あんなガキどもにプロレス技をかけるための道具にされて、痛かったよな。
もうそんな思いさせないからな。
メイメイのことも幸せにしてあげたいのだ。
あわよくばこれ以上大きくならないでほしい。
程よい大きさでフカフカな毛並みだよなぁ。
ん?
メイメイって、いつも身体綺麗だよな。
そう言えば、あのガキ共に泥だらけにされていたのもいつの間にか綺麗になってた。
もしかして、汚れを綺麗にする魔法も使えるのか?
やはりメイメイ凄い子賢い子なのかもしれない。
あっという間に村に着いたのだが、ちょうど男性陣と女性陣が言い争いをしていらところだった。
その中心には、ヤンキー青年がいて、トラバサミに捉えられた白い狐のようなものを抱いていたのだ。
「そんな可愛い狐を殺すなんて許さないわよ!」
「俺だって、殺したくねぇがよ。こんな動物この辺りで見たことねぇだろうが。確かに見た目は狐かも知れねぇがよ」
「早く解放してあげなさいよ!痛そうでしょ!」
「待てって、モノノフさんも言ってただろ。この村を魔物が狙ってるって、ひょっとしたらコイツも」
「こんな愛らしい子が魔獣な訳ないでしょ!さっさと離してあげなさいよ!」
その言い合いの間にも白い狐のような動物は、足から血を流し続けて、このままでは命の危険となる。
俺は、休みの日は動物園で癒されに行くぐらい動物好きなのだ。
目の前で白い狐ちゃんが血を流しているのは、見ていて痛々しい。
「おーい、その白い狐を僕にくれないか?」
「ん?何処かからトモの声がするな?」
あっそうかメイメイに乗ると姿が見えないんだったっけ?
「そんなところに居たのかよ!って、お前の乗ってるの熊!?」
「キャー熊よ。こっに来ないで、食べないで、美味しくないわよ」
いつの世界も熊は危険動物扱いか、こんなに可愛いんだぞ。
俺は皆を安心させるようにメイメイを撫で回して、腹を見せて気持ちよさそうにしてるのを見せた。
「キャフゥ」
「めちゃくちゃ気持ちよさそうね。私も触っても良い?」
「僕も僕も」
こうして、皆に撫でられているメイメイは、すっかり人気者になっていた。
「ねぇねぇ。その白い狐を僕にくれない?」
「いや、トモ、コイツが危ないやつの可能性がある以上、それは」
「ゴチャゴチャ煩い、勝手に貰うね」
「おい!トモ!勝手にしろ!どうなっても知らないぞ」
「大丈夫だよ。僕はあの熊を手懐けたんだぞ」
ヤンキー青年は熊を見てた後、諦めたかのように肩をすくめた。
俺はヤンキー青年から強引に奪い取った白い狐のトラバサミを外してやって、撫で回した。
「もう心配ないよ。怖かったね。ごめんよ~」
「コン」
うんうん。
なんて言ってるかわかるぞ~。
安心して、『はい』って肯定してくれたんだな。
「今、手当してやるからな。消毒液と包帯とテープ、良し。ある」
傷だらけのメイメイのために王都の道具屋で一通り揃えたのだが、保護したその日だけ使って、いつの間にか怪我が見えなくなっていたので、使わなくなった。
人間が使うものだけど魔物にも大丈夫だということはわかっている。
俺は消毒液をかけて、包帯で固定してテープを巻いた。
ひょっとしたら荒れてるかもしれないしこうやって固定して様子見た方が良いもんね。
あ~それにしても可愛い、メイメイよりもめちゃくちゃ小さいし、こうやって抱っこしてると。
もふりたい顔を埋めてもふりたい。
我慢だ。この子は今怪我してるんだから。
元気になったらもふらせて貰おう。
その日が楽しみだ。
「おートモカズ、帰ったんか。どや、打開策は何とかなりそうか?」
「まぁ、ね」
「なんや歯切り悪いのぅ。リザードマンの嬢ちゃんと兎の嬢ちゃんは、どした?」
「それは、まぁあとのお楽しみだよ。予定なら明後日だよね」
「そうじゃな。明後日がちょうど蜥蜴の二足歩行どもが攻めてくる日のはずやが」
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