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1章 死亡フラグを回避せよ

絞り尽くされるほど気持ちいい

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 顔や手や足は人間で、でも耳や尻尾が生えていて、身体中は白い毛でおおわれている。

 こんなの現実世界にいるわけがない。

 これもファンタジー世界でよく見られる獣人という動物と人間のハーフの人たちだ。

 やはりここは、小説か何かの世界なのだろうか?

 ---------------

 私はナイアちゃんに連れられて、いつも水浴びをしている滝の近くに急に現れた家に引き摺り込まれた。

 ナイアちゃんが人間の男の子を拉致したみたいで、2人で遊ぼうってことらしいのだけど怪しいのよね。

 警戒だけはしとかないと。

「ナイアちゃんが拉致した人間の男の子ってこの子の事?」

「えぇ。ペコラが人間とやりたいと言ってたのを思い出したので、1人で楽しむよりも2人で楽しもうかと」

「ふーん?」

 どんな企みなのか知らないけど。

 何か既視感があるのよね。

 前もこんなことあった?

 まぁいっか。

 人間の男と楽しみたかったのは嘘じゃないし。

 それに可愛い顔してて結構タイプなのよね。

「私は暫く見てますので、ペコラが先で良いですよ」

「えっ良いよ。ナイアちゃんお先にどうぞ」

「そうですか?ではお言葉に甘えて」

「えっ?」

 いやいやここは、それでもどうぞじゃないの?

 本当にこの男の子って拉致されてきただけなの?

 でも男って言い張るナイアちゃんが男とやるなんて、あり得ないし。

 企みなのは間違いないはずなんだけど。

 ゴクリ。

 なんだかあのそそり立ってるの見ると頭の中で声が聞こえるのよね。

『この男との交わりは、今までの男とは比べものになりませんよ』

 ってね。

 男なんて、どいつもこいつも自分の欲求を満たしたいだけの粗暴な奴らよ。

 奴隷扱いの女ならもっとね。

 だからたまに男漁りをする時は、自分優位で徹底的に虐めるのよ。

 そうすることで自分を守ってきたの。

 でも、この男の子には不思議とそういうことを教えてあげたいってお姉さんみたいな顔が覗かせてるのよね。

 まぁ、いっか。

 どんな企みか知らないけど乗ってあげようじゃない。

 ---------------

 御主人様の記憶を戻すためにペコラを誘いました。

 ペコラが人間の男とやりたいと言ってたのを思い出して、巻き込みました。

 案の定、企みがあると勘付かれているみたいです。

 そのせいか、先に進めたのを拒否して、どうぞと言われました。

 ここで断って、さらに勘繰られるのも厄介です。

 私は性知識にまだまだ乏しく、1人で御主人様を疲れ果てさせることなんてできないからペコラを巻き込んだのですから。

 前回は御主人様の雌を増やすという悪意を持って、今回は私たちを愛してくださった大事な御主人様の記憶を取り戻す善意の気持ちから。

 あぁ、もうあんなにそそり立って、アレが私の中に、想像しただけで下半身から愛液が止まらなく溢れてきます。

 御主人様、必ず記憶を取り戻して差し上げますからもう暫くの辛抱ですよ。

 ---------------

 俺は目の前で行われていることが信じられない。

 2人の女性が恍惚の表情を浮かべ、俺の下半身の譲り合いをしていたのだ。

 女性といっても、人間ではない。

 リザードマンと獣人なのだが。

 どうやら先ずはリザードマンの女性。

 確か名前をナイア?

 と言ったかに決まったようだ。

「それでは、先ずは丁寧に愛撫させていただきますね」

 ナイアはそういうと俺の男性器を口で含んで、その長い舌で、竿の部分に巻き付けて、舌先でチロチロと尿道の穴に舌をねじ込みながら刺激する。

 あまりの気持ちよさに俺は10秒も持たずに放出していた。

「あっあっあっ」

「いふでもどうひょ」

 俺の出したものを美味しそうに飲み干し丁寧にお辞儀をした後、俺の上に跨りゆっくりと腰を下ろす。

 俺の男性器は、ナイアのトロトロの女性器の中へと吸い寄せられていく。

 まるで生き物のように周りのヒダヒダが俺のものを搾り取ろうと収縮し、コツンと奥に当たったものがゆっくりとさらに子宮の中へと入っていく。

 まるで絞り尽くすかのような動きに俺はまた挿入して10秒と持たずに放出し、それを何度も繰り返す。

 なんで、こんなに行っても、俺の下半身は萎えないんだ?

 こんなのおかしいだろう。

 こっちはもう、ナイアだけで、20発以上は抜かれていると言うのに。

「流石、御主人様です。ペコラを連れてきて正解でした。私、1人では身が持ちませんから。でも、こうして、動かない御主人様もたまには良いものですね。いつも私ばっかりがイカされていましたので、自分でコントロールしながら動けるのは新鮮です」

 そう微笑みを浮かべるナイア。

 クソー俺に性知識があったらやり返せるのに、俺ばっかり喘ぎまくって、俺ばっかりがイカされる。

 こんな気持ちよくしてくれた女性を気持ち良くしてあげたいのに、どうすれば良いのか全くわからない。

 ちょうど50発めとなる射精で、ようやくイッたのか。

 ガクガクと震えて、喘ぎ声をあげて倒れ込むナイア。

「本当に素敵です。御主人様、あぁん。流石にこれだけ、中に出されると御主人様を常に感じられますね。あっ御主人様、私もようやくイケそうです。一緒に一緒にイキましょう。イグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」

 倒れ込むナイアは動かない。

 失神したのだろうか。

 ズルリと引き抜くとまるで滝のように精子が女性器から流れ出てきた。

 俺の下半身は、決して大きくはないだろう。

 でも引き抜いたそれは50発も出しているのに一向に萎えず力強くそそり立っていた。

 そして、これが良くなかった。

 お預けを喰らっていた獰猛な獣がまだ居たのだから。

 俺はこの後に起こることに怯えながらやっぱり性知識が無いためなすがままとなるしかなかったのである。
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