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2章 オダ郡を一つにまとめる
83話 配置を整える
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これより以降、サブロー側を政府軍、反サブロー連合を反乱軍と表記する。
開戦と同時に届けられたモンテロ・ハルト、討ち死によって、動揺する反乱軍の動きが止まったのをサブロー・ハインリッヒは、見逃さず配置を整えていく。
「モンテロ・ハルトを討ち取って、終わりでは無い。直ぐに、配置を整える。レイヴァンド卿には、俺と共にここに残りショバタ城の防衛と修繕を任せる」
「はっ。若。いえ、サブロー様の御身をお守りしましょうぞ」
「レイヴァンド卿よ頼りにしている。ヴェルトハイム卿には、軍師として全軍の指揮を取ってもらうこととする」
「承知しました。その任、謹んでお受けしましょう」
「反乱軍の奴らにこれ以上、好き勝手させるな。フロレンス卿は、ナルミ砦にて、攻め寄せる反乱軍を駆逐せよ!慈悲は要らん。攻め寄せる者、全て打ち捨てよ」
「フォッフォッフォッ。若殿は、怖いのぉ。ですが、最初が肝心ですからのぉ。向こうに付いた貴族には、その命を持って償って貰うとしますかのぉ」
「やり方は、フロレンス卿に任せる。ゴルド卿には、最前線のマルネ砦を任せる。1番激戦となるだろう。大変なところだが引くことは許さん。攻め寄せる敵は全て駆逐せよ。良いな」
「ははっ。殿のため、この身で敵兵を食い止めましょうぞ」
「頼んだ。ハイネル、お前にはタンゲ砦に入ってもらう」
「君の意図が読めてきたよ。成程、了解」
こうして、配置を整えたサブロー・ハインリッヒにマリーが話しかける。
「あの、若様。怪我は?」
「大丈夫だ。かすり傷程度のこと」
マリーが手を当てるとみるみるうちに傷が塞がっていく。
「もう。本当に心配したんですからね。もう、あんな無茶は2度としないでください!」
「心配をかけて、悪かった」
本当にマリーの性格は蘭丸、そっくりだな。
アイツもいつもワシの心配ばかりしておった。
お前は、ワシの嫁かと言ったら、そのつもりですが何かと平気で言ってのけ、ワシを唖然とさせたものだ。
それゆえ、ずっと小姓として、側を離れさせられなかったのだが。
そのせいで、お前まで、あの戦いで。
回想シーンのため台詞の前に誰が話しているかわかりやすく武将の名前を入れることを御容赦下さい。
それでは回想シーンとなります。
森蘭丸「信長様、桔梗紋です。明智光秀、謀反にございます」
織田信長「であるか。是非も無し。お蘭よ。うぬらだけでも逃げる時間を作ろうぞ」
森蘭丸「そのつもりは、ありません。元より、生きるも死ぬも床を共にするのも信長様だけと決めておりますゆえ、最期までお側を離れませぬ」
織田信長「であるか。うぬも難儀な性格よな」
森蘭丸「信長様ほどではありませんよ。坊・力、信長様をお守りする。供をせよ」
森坊丸「蘭兄、承知」
森力丸「金柑頭め。信長様への恩を仇で返すなんて許さないぞ」
しかし、多勢に無勢、信長も弓に剣と次々と討ち取るがこのまま押し切られるのは時間の問題であった。
織田信長は、本能寺の奥に向かい、扉を閉じる。
織田信長「お蘭、ワシの小姓として、よく尽くしてくれた。大義であった」
森蘭丸「申し訳ありません。蘭の力が及ばぬばかりに、このような結果に。弥助、信長様のこと頼む」
弥助「ランマル、オレニ、マカセロ。ノブナガ、サマノ、クビ、テキニ、ワタサナイ」
森蘭丸「あぁ、ではこれにて、蘭は信長様の側にいられて、時には濃姫様の代わりも果たせて、幸せでした。ごめん」
襖が閉まる。
織田信長「弥助、お前に介錯人は頼めぬな。ワシが切腹をした後は、本能寺に火を放ち、ワシの首だけを持って、逃げよ。この夜、外に出れば、お前は目立ちにくい」
弥助「ショウチ」
回想シーン、終わり。
フッ。
ワシの首が見つからなかったとしたら、それは蘭丸らの奮戦と弥助の働きゆえぞ。
本能寺の誰1人として、ワシを裏切らなかったこともだな。
全く、マリーを見ていると本当に蘭丸を見ているようじゃ。
それも女になった、な。
帰蝶の奴にも合わせてやりたかったわ。
笑いながら、蘭そっくりねと言うだろう。
「若様、本当に反省してるんですか?」
「すまん。この通り、反省しておる」
「はぁ。なら良いのですが。それよりも若様は何故、ゼンショウジ砦には誰も配さないのですか?」
「すでに落ちてるであろうよ」
「えっ?」
「あそこは、爺様の籠るスエモリ城のまた鼻の先、母上があの地形を見逃すことは無かろう」
この言葉の通り、夜明けとともにマーガレット・ハインリッヒにゼンショウジ砦が占拠されたと報告が入る。
「若様の読み勝ちですね」
「いや、そうでも無い。母上にゼンショウジ砦を取られたことは結構痛い。だが事を構えるよりも明け渡す方が良いと判断したまでのことよ。戦の行方を側から見れば、振り出しに戻させるためにな」
「何か、深い考えがあるんですね。人間の状態だと頭の冴えが鈍るので」
「難儀よな」
その頃、ゼンショウジ砦。
「サブローも情勢が読めているようで何よりね。ルルーニ、サブローが放棄したのならありがたくこの砦を頂戴しましょう」
「良いのですかマーガレット様?」
「構わないわ。お父様が何か言ってきたら、ここに陣取ることで、城が守られてるのよって、言ってあげなさい」
「承知しました」
「さて、サブロー。見事に奇襲を防いだ後、ここを明け渡すことで、イーブンにして、次はどうするのかしら。こんなに楽しいのは、久しぶりよ。欲を言えば、サブローの隣で、戦いたかったのだけど」
「マーガレット様は、やはり」
「あら、感傷的になっちゃった。ルルーニ、モンテロが死んで日和ってた貴族どもに今こそ攻め時だと重いケツを叩いてやりなさい」
「はっ」
マーガレット・ハインリッヒによるスエモリ城近くに現れた砦の奪取によって、勢いを取り戻した反乱軍は、攻勢に転じるのだった。
開戦と同時に届けられたモンテロ・ハルト、討ち死によって、動揺する反乱軍の動きが止まったのをサブロー・ハインリッヒは、見逃さず配置を整えていく。
「モンテロ・ハルトを討ち取って、終わりでは無い。直ぐに、配置を整える。レイヴァンド卿には、俺と共にここに残りショバタ城の防衛と修繕を任せる」
「はっ。若。いえ、サブロー様の御身をお守りしましょうぞ」
「レイヴァンド卿よ頼りにしている。ヴェルトハイム卿には、軍師として全軍の指揮を取ってもらうこととする」
「承知しました。その任、謹んでお受けしましょう」
「反乱軍の奴らにこれ以上、好き勝手させるな。フロレンス卿は、ナルミ砦にて、攻め寄せる反乱軍を駆逐せよ!慈悲は要らん。攻め寄せる者、全て打ち捨てよ」
「フォッフォッフォッ。若殿は、怖いのぉ。ですが、最初が肝心ですからのぉ。向こうに付いた貴族には、その命を持って償って貰うとしますかのぉ」
「やり方は、フロレンス卿に任せる。ゴルド卿には、最前線のマルネ砦を任せる。1番激戦となるだろう。大変なところだが引くことは許さん。攻め寄せる敵は全て駆逐せよ。良いな」
「ははっ。殿のため、この身で敵兵を食い止めましょうぞ」
「頼んだ。ハイネル、お前にはタンゲ砦に入ってもらう」
「君の意図が読めてきたよ。成程、了解」
こうして、配置を整えたサブロー・ハインリッヒにマリーが話しかける。
「あの、若様。怪我は?」
「大丈夫だ。かすり傷程度のこと」
マリーが手を当てるとみるみるうちに傷が塞がっていく。
「もう。本当に心配したんですからね。もう、あんな無茶は2度としないでください!」
「心配をかけて、悪かった」
本当にマリーの性格は蘭丸、そっくりだな。
アイツもいつもワシの心配ばかりしておった。
お前は、ワシの嫁かと言ったら、そのつもりですが何かと平気で言ってのけ、ワシを唖然とさせたものだ。
それゆえ、ずっと小姓として、側を離れさせられなかったのだが。
そのせいで、お前まで、あの戦いで。
回想シーンのため台詞の前に誰が話しているかわかりやすく武将の名前を入れることを御容赦下さい。
それでは回想シーンとなります。
森蘭丸「信長様、桔梗紋です。明智光秀、謀反にございます」
織田信長「であるか。是非も無し。お蘭よ。うぬらだけでも逃げる時間を作ろうぞ」
森蘭丸「そのつもりは、ありません。元より、生きるも死ぬも床を共にするのも信長様だけと決めておりますゆえ、最期までお側を離れませぬ」
織田信長「であるか。うぬも難儀な性格よな」
森蘭丸「信長様ほどではありませんよ。坊・力、信長様をお守りする。供をせよ」
森坊丸「蘭兄、承知」
森力丸「金柑頭め。信長様への恩を仇で返すなんて許さないぞ」
しかし、多勢に無勢、信長も弓に剣と次々と討ち取るがこのまま押し切られるのは時間の問題であった。
織田信長は、本能寺の奥に向かい、扉を閉じる。
織田信長「お蘭、ワシの小姓として、よく尽くしてくれた。大義であった」
森蘭丸「申し訳ありません。蘭の力が及ばぬばかりに、このような結果に。弥助、信長様のこと頼む」
弥助「ランマル、オレニ、マカセロ。ノブナガ、サマノ、クビ、テキニ、ワタサナイ」
森蘭丸「あぁ、ではこれにて、蘭は信長様の側にいられて、時には濃姫様の代わりも果たせて、幸せでした。ごめん」
襖が閉まる。
織田信長「弥助、お前に介錯人は頼めぬな。ワシが切腹をした後は、本能寺に火を放ち、ワシの首だけを持って、逃げよ。この夜、外に出れば、お前は目立ちにくい」
弥助「ショウチ」
回想シーン、終わり。
フッ。
ワシの首が見つからなかったとしたら、それは蘭丸らの奮戦と弥助の働きゆえぞ。
本能寺の誰1人として、ワシを裏切らなかったこともだな。
全く、マリーを見ていると本当に蘭丸を見ているようじゃ。
それも女になった、な。
帰蝶の奴にも合わせてやりたかったわ。
笑いながら、蘭そっくりねと言うだろう。
「若様、本当に反省してるんですか?」
「すまん。この通り、反省しておる」
「はぁ。なら良いのですが。それよりも若様は何故、ゼンショウジ砦には誰も配さないのですか?」
「すでに落ちてるであろうよ」
「えっ?」
「あそこは、爺様の籠るスエモリ城のまた鼻の先、母上があの地形を見逃すことは無かろう」
この言葉の通り、夜明けとともにマーガレット・ハインリッヒにゼンショウジ砦が占拠されたと報告が入る。
「若様の読み勝ちですね」
「いや、そうでも無い。母上にゼンショウジ砦を取られたことは結構痛い。だが事を構えるよりも明け渡す方が良いと判断したまでのことよ。戦の行方を側から見れば、振り出しに戻させるためにな」
「何か、深い考えがあるんですね。人間の状態だと頭の冴えが鈍るので」
「難儀よな」
その頃、ゼンショウジ砦。
「サブローも情勢が読めているようで何よりね。ルルーニ、サブローが放棄したのならありがたくこの砦を頂戴しましょう」
「良いのですかマーガレット様?」
「構わないわ。お父様が何か言ってきたら、ここに陣取ることで、城が守られてるのよって、言ってあげなさい」
「承知しました」
「さて、サブロー。見事に奇襲を防いだ後、ここを明け渡すことで、イーブンにして、次はどうするのかしら。こんなに楽しいのは、久しぶりよ。欲を言えば、サブローの隣で、戦いたかったのだけど」
「マーガレット様は、やはり」
「あら、感傷的になっちゃった。ルルーニ、モンテロが死んで日和ってた貴族どもに今こそ攻め時だと重いケツを叩いてやりなさい」
「はっ」
マーガレット・ハインリッヒによるスエモリ城近くに現れた砦の奪取によって、勢いを取り戻した反乱軍は、攻勢に転じるのだった。
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