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最終章 第二幕
第15話 人魔戦争(エルフェアリーナ王国編)
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微かな光のところに刺されたアロンダイトがピカーンと光輝きランスロットを包み込んだ。そして、意識を取り戻したランスロット。
「グィネヴィア、君の声がずっと聞こえていた。俺を救ってくれてありがとう。生きててくれてありがとう。俺の元に来てくれてありがとう」
「当たり前じゃない。貴方は私が辛い時支えてくれた。私には当時それが何か分からなかった。でも、ある人と話をしてみて、その人に抱いていた感情は憧れだったとわかった。そして貴方に抱いていた感情は恋慕だったと気付いたの。今なら心から言えるわ。私もランスロットが大好きよ」
「グィネヴィアーーーーーーーー」
グィネヴィアを抱きしめるランスロット。
「そうかこれが寝取られってやつか」
「まだ。やってねぇわ」
「まだ。やってないわよ」
「行きぴったりじゃねぇか。お似合いだよお前らは」
「アーサー、迷惑をかけてすまない」
「気にするな。悪いのは俺だしな。お前のグィネヴィアへの想いを知りながら俺はグィネヴィアに対して酷い態度だった。お前が俺に怒りを抱いたのも無理はない」
「私には何もないのかしら御主人様」
「初めて君の声が聞こえたよ。アロンダイト、ありがとう」
「エッヘン」
「国王様!どんな理由があろうと俺が国王様に刃を向けたのは事実です。どんな罰も受けます」
膝をつき頭を深場と頭を下げるランスロット。
「頭を上げよ。ランスロット。戻ってきてくれて嬉しいぞ。とでも言うと思ったか。この馬鹿者が」
ウルゼの渾身の拳骨がランスロットの頭に炸裂した。
「イッテェーーー」
「どうじゃ痛いじゃろう。これがワシが信頼していたお前に裏切られた痛みじゃ」
「ですが国王様、先に俺を裏切ったのは」
「何じゃ、文句かもう1発行っとくか」
「うぅぅぅぅ」
「嘘じゃ。そうじゃワシの不徳の致すところじゃ。だからのぅお前の裏切りはこの拳骨で水に流すのじゃ。これからもワシに仕えてくれるな」
「はっ。お許しいただけるのなら喜んで」
そんな和やかなムードを壊す伝令が届いた。
「アーサー様、ラモラックと対峙していたガウェイン様が討ち死にされました」
「国王様、モルガン様の猛攻によりトリスタン様とバロミデス様が討ち死に、パーシヴァル様とボールス様も抑えるのがやっとの状態です」
「ガウェインが討ち死にした!?」
「アーサー、気持ちはわかるが気をしっかり持て」
「モルガンが生きててくれたのは嬉しいがどうして、トリスタンとバロミデスを討ち取る!?」
「モルガン様のお姿は真っ黒で終始モルドレッド様のためにと叫んでいました」
「まさか、あの時の兵士たちと同じように魔素で貫かれたのか。じゃあトリスタンとバロミデスも」
「いえ、彼らはモルガン様の凶刃に倒れた後、跡形もなく消えました。宙を舞った物を美味しそうに食べるモルドレッドらしき者を見たと」
「どう言うことじゃ。宙を舞った物とは一体?」
「魂かもしれません」
「どういうことじゃグィネヴィア」
「私もなくなる直前そんなものが宙を舞ったと思ったら身体に吸い込まれて、次に気付いたらクレオ様により意識を取り戻していただいた後でした」
「ふむぅ。では2人の魂はモルドレッドに食われたということか。何ということじゃ。あやつはもうそこまで堕ちてしまっておるのじゃな」
「モルドレッドは、人間をやめたかも知れません」
「ランスロット、何か知っておるのか?」
「はい。俺が闇に操られる少し前、モルドレッドが魔素を身体に取り込むのを見ました。そしてその姿は100個の目があるいような姿となっておりました」
「何じゃと!?とうとう魔素を喰らうまでになっておったのか。あの馬鹿者が」
「父上、」
「アーサー、お前もガウェインを失い辛い立場であったな」
「いえ、俺たちでモルドレッドを討ち取らなければガウェインも浮かばれません」
「そうじゃな。だがワシらは国を失い客将となった身分。逸るでないぞ」
「わかっています」
「だが、トリスタンやバロミデスだけでなくボールスやパーシヴァルを失うわけにはいかん。援軍に向かうぞ」
着いた時、立っていたのはパーシヴァルだけであった。
「モルドレッド様のために」
「モルガン殿、目を覚まされよ」
「モルドレッド様のために」
「トリスタン、パロミデス、ボールス、俺もすぐそちらの仲間入りしそうだ」
モルガンの凶刃を止めたのはアーサーだった。
「無事か?」
「アーサー様、俺以外はあの世に旅立ってしまいました」
「そうか、遅くなって申し訳ない。お前は下がって傷を癒せ」
「御言葉に甘えます。アーサー様もお気をつけて」
「あぁ。ってことだ。爺や、俺の相手してくれや」
「モルドレッド様のために」
「無理か」
「諦めるにはまだ早いわよ。心の奥底だけど微かな光がまだ残っているわ。そこに私を突き刺すのよ」
「無茶言うぜ。俺には見えねぇんだぞ」
「仕方ないわね。ほらこれでどう」
「見える。どういうことだ」
「私と貴方の感度を少し上げたのよ」
「そんなことできるならやっといてくれよ」
「馬鹿ね。感度は絆の強さよ。アンタなんてまだまだヒヨコちゃんなんだからね」
「ヘイヘイ」
モルガンの微かな光へとエクスカリバーを突き刺すと暖かな光がモルガンを包み込み、闇が剥がれていった。
「爺や、無事か?」
「アーサー様、立派になられましたな。国王様は!?」
「モルガン」
「国王様、モルガン一生の不覚。死んでお詫びする」
「やめよ」
「爺や」
「うぐっしかしこの罪を」
「そう思うのなら力を貸せ、今度こそモルドレッドに一矢報いようぞ」
「かしこまりました」
こうして、南門は、ラモラックを残すのみとなった。
「グィネヴィア、君の声がずっと聞こえていた。俺を救ってくれてありがとう。生きててくれてありがとう。俺の元に来てくれてありがとう」
「当たり前じゃない。貴方は私が辛い時支えてくれた。私には当時それが何か分からなかった。でも、ある人と話をしてみて、その人に抱いていた感情は憧れだったとわかった。そして貴方に抱いていた感情は恋慕だったと気付いたの。今なら心から言えるわ。私もランスロットが大好きよ」
「グィネヴィアーーーーーーーー」
グィネヴィアを抱きしめるランスロット。
「そうかこれが寝取られってやつか」
「まだ。やってねぇわ」
「まだ。やってないわよ」
「行きぴったりじゃねぇか。お似合いだよお前らは」
「アーサー、迷惑をかけてすまない」
「気にするな。悪いのは俺だしな。お前のグィネヴィアへの想いを知りながら俺はグィネヴィアに対して酷い態度だった。お前が俺に怒りを抱いたのも無理はない」
「私には何もないのかしら御主人様」
「初めて君の声が聞こえたよ。アロンダイト、ありがとう」
「エッヘン」
「国王様!どんな理由があろうと俺が国王様に刃を向けたのは事実です。どんな罰も受けます」
膝をつき頭を深場と頭を下げるランスロット。
「頭を上げよ。ランスロット。戻ってきてくれて嬉しいぞ。とでも言うと思ったか。この馬鹿者が」
ウルゼの渾身の拳骨がランスロットの頭に炸裂した。
「イッテェーーー」
「どうじゃ痛いじゃろう。これがワシが信頼していたお前に裏切られた痛みじゃ」
「ですが国王様、先に俺を裏切ったのは」
「何じゃ、文句かもう1発行っとくか」
「うぅぅぅぅ」
「嘘じゃ。そうじゃワシの不徳の致すところじゃ。だからのぅお前の裏切りはこの拳骨で水に流すのじゃ。これからもワシに仕えてくれるな」
「はっ。お許しいただけるのなら喜んで」
そんな和やかなムードを壊す伝令が届いた。
「アーサー様、ラモラックと対峙していたガウェイン様が討ち死にされました」
「国王様、モルガン様の猛攻によりトリスタン様とバロミデス様が討ち死に、パーシヴァル様とボールス様も抑えるのがやっとの状態です」
「ガウェインが討ち死にした!?」
「アーサー、気持ちはわかるが気をしっかり持て」
「モルガンが生きててくれたのは嬉しいがどうして、トリスタンとバロミデスを討ち取る!?」
「モルガン様のお姿は真っ黒で終始モルドレッド様のためにと叫んでいました」
「まさか、あの時の兵士たちと同じように魔素で貫かれたのか。じゃあトリスタンとバロミデスも」
「いえ、彼らはモルガン様の凶刃に倒れた後、跡形もなく消えました。宙を舞った物を美味しそうに食べるモルドレッドらしき者を見たと」
「どう言うことじゃ。宙を舞った物とは一体?」
「魂かもしれません」
「どういうことじゃグィネヴィア」
「私もなくなる直前そんなものが宙を舞ったと思ったら身体に吸い込まれて、次に気付いたらクレオ様により意識を取り戻していただいた後でした」
「ふむぅ。では2人の魂はモルドレッドに食われたということか。何ということじゃ。あやつはもうそこまで堕ちてしまっておるのじゃな」
「モルドレッドは、人間をやめたかも知れません」
「ランスロット、何か知っておるのか?」
「はい。俺が闇に操られる少し前、モルドレッドが魔素を身体に取り込むのを見ました。そしてその姿は100個の目があるいような姿となっておりました」
「何じゃと!?とうとう魔素を喰らうまでになっておったのか。あの馬鹿者が」
「父上、」
「アーサー、お前もガウェインを失い辛い立場であったな」
「いえ、俺たちでモルドレッドを討ち取らなければガウェインも浮かばれません」
「そうじゃな。だがワシらは国を失い客将となった身分。逸るでないぞ」
「わかっています」
「だが、トリスタンやバロミデスだけでなくボールスやパーシヴァルを失うわけにはいかん。援軍に向かうぞ」
着いた時、立っていたのはパーシヴァルだけであった。
「モルドレッド様のために」
「モルガン殿、目を覚まされよ」
「モルドレッド様のために」
「トリスタン、パロミデス、ボールス、俺もすぐそちらの仲間入りしそうだ」
モルガンの凶刃を止めたのはアーサーだった。
「無事か?」
「アーサー様、俺以外はあの世に旅立ってしまいました」
「そうか、遅くなって申し訳ない。お前は下がって傷を癒せ」
「御言葉に甘えます。アーサー様もお気をつけて」
「あぁ。ってことだ。爺や、俺の相手してくれや」
「モルドレッド様のために」
「無理か」
「諦めるにはまだ早いわよ。心の奥底だけど微かな光がまだ残っているわ。そこに私を突き刺すのよ」
「無茶言うぜ。俺には見えねぇんだぞ」
「仕方ないわね。ほらこれでどう」
「見える。どういうことだ」
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「そんなことできるならやっといてくれよ」
「馬鹿ね。感度は絆の強さよ。アンタなんてまだまだヒヨコちゃんなんだからね」
「ヘイヘイ」
モルガンの微かな光へとエクスカリバーを突き刺すと暖かな光がモルガンを包み込み、闇が剥がれていった。
「爺や、無事か?」
「アーサー様、立派になられましたな。国王様は!?」
「モルガン」
「国王様、モルガン一生の不覚。死んでお詫びする」
「やめよ」
「爺や」
「うぐっしかしこの罪を」
「そう思うのなら力を貸せ、今度こそモルドレッドに一矢報いようぞ」
「かしこまりました」
こうして、南門は、ラモラックを残すのみとなった。
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