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3章 領地改革と帝国の襲来
第6話 来訪者②
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【クレオ視点】
「クレオ殿お久しぶりです。某のことお忘れではありますまいな」
お忘れも何も僕のこと知ってるって時点で誰かわかってんだけどさ。
こういう聞き方されるとついつい悪戯心が顔出すよね。
「うーん誰だったかなぁ」
「そんなクレオ殿。クラス対抗戦で共に戦った某を忘れるなど」
「冗談だよリザードマン30000君」
「クレオ殿お人が悪いですぞ。それはともかく某の隊10名と共に馳せ参じましたぞ」
「へぇ~アンタが旦那が称賛してたクレオ殿かい。これから宜しくね」
「旦那?」
「んなんか変かい?」
「いやえーっとその女性の方?」
「ハハハ、リザードマンには女性は居ないとでも思ってんのかいアンタは?じゃあどうやって子供が産まれると思ってんだい」
「いやそのびっくりしただけで」
「ちなみにリザードマンは強い男の元に女が集まる一夫多妻だよ」
なるほど動物でいうところのライオンみたいな感じか。
縄張りのメスを囲い込みライバルの雄と戦い続ける。
なるほど通りでリザードマン30000君の身体の至る所に傷があるのはそういった理由か納得。
「そういうことでしたか。リザードマン30000君の奥様方なら歓迎いたします。僕はこの街の領主をしているクレオ・ヴラッドと申します」
「これは丁寧な挨拶ありがとね。これから世話になるよ」
「クレオ殿、某の妻たちも戦えますので遠慮などしないでください」
「わかったよ。リザードマン30000君。って言いにくいから名前を付けても構わないかい?」
「なんと某に名を与えてくださるのですか?是非宜しくお頼み申す」
「では、今日よりリザードマン30000改めシーザー・ガードナーと名乗るが良い」
「はっ。某シーザー・ガードナーは身命を賭して、クレオ様をお守りすることを誓いましょう」
「これから宜しくねシーザー。部隊の名前はどうする?」
「部隊ですか?」
「うん、流石に僕がみんなの名前を付けるのは難しいからせめて部隊名だけでもって思ってね」
「おお、それは良い考えですなぁ」
「輸攻墨守ってのはどうかな?」
「ほぅ攻めも守りも入ってるのは良いですなぁ。ちなみにどう言った意味なのです?」
「シーザーの言った通りなんだけど攻める方も守る方も知略を尽くして戦うって意味なんだけど」
「まさにリザードマンである我々のためにあるような言葉ですなぁ。気に入りましたぞ」
「それは良かったよ」
この後、戦場にて多くの味方を守り攻める時も先陣を任され数多くの敵を震え上がらせることになる輸攻墨守の軍団長、畏怖のシーザーの誕生の瞬間であった。
リザードマンたちの家を作っているとまた新たな来訪者らしい。
「クレオ殿~やっとこちらに来ることができましたぞ~。拙者ゴブリン02、我が部族の者を連れて馳せ参じましたぞ」
「ゴブリン02君、久しぶりだね。歓迎するよ」
「ありがとう存じます」
「お前がパパの言ってたクレオ殿か。なんだか頼りなさそうだがまぁ世話になってやるよ」
「息子よ。クレオ殿に対しての侮辱は許さんぞ」
「ごっごめんなさい」
「ヨシヨシちゃんと謝れて偉いぞ」
「エヘヘ」
親子の話が終わるまで待たされてるけどまぁ微笑ましいからいっか。
「あっこれは失礼致した。我が部族は世襲制でしたなぁ。部族の長である我の息子である此奴は次の部族長が確定しており、少々生意気に育ちましてな。悪気はないのでご容赦ください」
「あっ全然大丈夫だから気にしないで。それにゴブリン02君の家族なら大歓迎だよ。それとゴブリン02って名前言いにくいので名前を付けても構わないかな?」
「我に名を付けてくださるのですか?それは願ってもない是非」
「それでは、今日よりゴブリン02改め、ゴブリット・ボブと名乗るが良い」
「ははぁ。我ゴブリット・ボブ、クレオ様に生涯お仕えすると誓いましょう」
「これから宜しくねゴブリット」
「それで次なんだけど部隊名はどうする?」
「部隊名とは何ですか?」
「あぁ僕がゴブリンたち全員の名前をつけるのは厳しいから部隊名でもあればそこに所属してるチームって一体感が出るかなって」
「なるほどですなぁ」
「うーん、神出鬼没なんてどうかなぁ?」
「ほほぉ響きが良いですなぁ。ちなみにどう言った意味なので?」
「確か自由に現れたり消えたりすることだったかな」
「ほぅ我らゴブリンにぴったりですなぁ。その部隊名にしましょう」
「気に入ってくれて良かったよ」
この後、戦場にて、どこから飛んでくるかわからない投擲物で戦場を血に染め上げる神出鬼没の軍団長、戦慄のゴブリット誕生の瞬間であった。
人も集まってきたので来訪者で滞っていた家の建築を済ませていく。
オークたちの家は、筋トレ機材の導入と防音室を完備して欲しいという要望を受け、一階部分にダンベルや走り込み用の筋トレ機材を置き、2階部分に各自防音対策のした部屋を用意してあげた。トイレと風呂と食堂は男女別々。
スライムたちの家は、魔法の研究などができるようにとのことなので初めて全部強度を重視した鉄筋コンクリートの家を建築した。風呂とトイレと食堂は男女別々。
リザードマンの家は、子育てのために水辺が欲しいとの要望を受け、庭を青空空間にして、水路から水を引き、風呂とトイレと食堂は男女別々。
ゴブリンの家は物が取りやすいようにとのことなので、背に合わせて小さく作った。風呂とトイレと食堂は男女別々。
人も多くなったので作業効率は段違いになったけどそれでも全てを作り上げるのに1週間はかかった。
そしてひと段落した頃にまた新たな来訪者がやってきた。
「クレオ殿お久しぶりです。某のことお忘れではありますまいな」
お忘れも何も僕のこと知ってるって時点で誰かわかってんだけどさ。
こういう聞き方されるとついつい悪戯心が顔出すよね。
「うーん誰だったかなぁ」
「そんなクレオ殿。クラス対抗戦で共に戦った某を忘れるなど」
「冗談だよリザードマン30000君」
「クレオ殿お人が悪いですぞ。それはともかく某の隊10名と共に馳せ参じましたぞ」
「へぇ~アンタが旦那が称賛してたクレオ殿かい。これから宜しくね」
「旦那?」
「んなんか変かい?」
「いやえーっとその女性の方?」
「ハハハ、リザードマンには女性は居ないとでも思ってんのかいアンタは?じゃあどうやって子供が産まれると思ってんだい」
「いやそのびっくりしただけで」
「ちなみにリザードマンは強い男の元に女が集まる一夫多妻だよ」
なるほど動物でいうところのライオンみたいな感じか。
縄張りのメスを囲い込みライバルの雄と戦い続ける。
なるほど通りでリザードマン30000君の身体の至る所に傷があるのはそういった理由か納得。
「そういうことでしたか。リザードマン30000君の奥様方なら歓迎いたします。僕はこの街の領主をしているクレオ・ヴラッドと申します」
「これは丁寧な挨拶ありがとね。これから世話になるよ」
「クレオ殿、某の妻たちも戦えますので遠慮などしないでください」
「わかったよ。リザードマン30000君。って言いにくいから名前を付けても構わないかい?」
「なんと某に名を与えてくださるのですか?是非宜しくお頼み申す」
「では、今日よりリザードマン30000改めシーザー・ガードナーと名乗るが良い」
「はっ。某シーザー・ガードナーは身命を賭して、クレオ様をお守りすることを誓いましょう」
「これから宜しくねシーザー。部隊の名前はどうする?」
「部隊ですか?」
「うん、流石に僕がみんなの名前を付けるのは難しいからせめて部隊名だけでもって思ってね」
「おお、それは良い考えですなぁ」
「輸攻墨守ってのはどうかな?」
「ほぅ攻めも守りも入ってるのは良いですなぁ。ちなみにどう言った意味なのです?」
「シーザーの言った通りなんだけど攻める方も守る方も知略を尽くして戦うって意味なんだけど」
「まさにリザードマンである我々のためにあるような言葉ですなぁ。気に入りましたぞ」
「それは良かったよ」
この後、戦場にて多くの味方を守り攻める時も先陣を任され数多くの敵を震え上がらせることになる輸攻墨守の軍団長、畏怖のシーザーの誕生の瞬間であった。
リザードマンたちの家を作っているとまた新たな来訪者らしい。
「クレオ殿~やっとこちらに来ることができましたぞ~。拙者ゴブリン02、我が部族の者を連れて馳せ参じましたぞ」
「ゴブリン02君、久しぶりだね。歓迎するよ」
「ありがとう存じます」
「お前がパパの言ってたクレオ殿か。なんだか頼りなさそうだがまぁ世話になってやるよ」
「息子よ。クレオ殿に対しての侮辱は許さんぞ」
「ごっごめんなさい」
「ヨシヨシちゃんと謝れて偉いぞ」
「エヘヘ」
親子の話が終わるまで待たされてるけどまぁ微笑ましいからいっか。
「あっこれは失礼致した。我が部族は世襲制でしたなぁ。部族の長である我の息子である此奴は次の部族長が確定しており、少々生意気に育ちましてな。悪気はないのでご容赦ください」
「あっ全然大丈夫だから気にしないで。それにゴブリン02君の家族なら大歓迎だよ。それとゴブリン02って名前言いにくいので名前を付けても構わないかな?」
「我に名を付けてくださるのですか?それは願ってもない是非」
「それでは、今日よりゴブリン02改め、ゴブリット・ボブと名乗るが良い」
「ははぁ。我ゴブリット・ボブ、クレオ様に生涯お仕えすると誓いましょう」
「これから宜しくねゴブリット」
「それで次なんだけど部隊名はどうする?」
「部隊名とは何ですか?」
「あぁ僕がゴブリンたち全員の名前をつけるのは厳しいから部隊名でもあればそこに所属してるチームって一体感が出るかなって」
「なるほどですなぁ」
「うーん、神出鬼没なんてどうかなぁ?」
「ほほぉ響きが良いですなぁ。ちなみにどう言った意味なので?」
「確か自由に現れたり消えたりすることだったかな」
「ほぅ我らゴブリンにぴったりですなぁ。その部隊名にしましょう」
「気に入ってくれて良かったよ」
この後、戦場にて、どこから飛んでくるかわからない投擲物で戦場を血に染め上げる神出鬼没の軍団長、戦慄のゴブリット誕生の瞬間であった。
人も集まってきたので来訪者で滞っていた家の建築を済ませていく。
オークたちの家は、筋トレ機材の導入と防音室を完備して欲しいという要望を受け、一階部分にダンベルや走り込み用の筋トレ機材を置き、2階部分に各自防音対策のした部屋を用意してあげた。トイレと風呂と食堂は男女別々。
スライムたちの家は、魔法の研究などができるようにとのことなので初めて全部強度を重視した鉄筋コンクリートの家を建築した。風呂とトイレと食堂は男女別々。
リザードマンの家は、子育てのために水辺が欲しいとの要望を受け、庭を青空空間にして、水路から水を引き、風呂とトイレと食堂は男女別々。
ゴブリンの家は物が取りやすいようにとのことなので、背に合わせて小さく作った。風呂とトイレと食堂は男女別々。
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