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1章 転生と吸血鬼を取り巻く情勢
第22話 魔王城にて
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【レオンダイト視点】
アーロンとバルバラの結婚式の翌日、僕はアーロンとウルファスを伴い魔王城へ向かった。
「ドレッド魔王様、ドラゴレアム丞相閣下、レオンダイト王命により参上いたしました」
僕は形式通りの挨拶をした。
「レオンダイト、エルフェアリーナ王国との戦争大義であった。しかし滅ぼさずに同盟とはどういった了見か説明できるのであろうな」
ドレッド魔王様が威圧を込めた強い口調で詰め寄る。
「はっ、ドラマリアをステテコ山脈の谷で見たとの我が張り巡らせている従魔の報告を受け、急ぎ終結し、とって返し我が弟アーロンが討ち取りました。アーロン、アレを丞相閣下にお見せせよ」
僕はアーロンにドラマリア様が渡してくださった両翼の翼を魔王様と丞相閣下にお見せするように促す。
「ドレッド魔王様、ドラゴレアム丞相、こちらが討ち取った証の翼にございます。首を取れなかったのは翼をもぎ取った後も抵抗を続け谷に落ちてしまい申し訳ございません」
丞相閣下が検閲するために翼を受け取る。
「確かにこれはドラマリアの翼ですね。アーロン大義ですよ。ホッホッホッ。これで魔王様に楯突く馬鹿な聖龍を始末できました。翼をもがれ谷に落ちたのなら他の忌御子と同じ十中八九生きては居ないでしょう。クックック」
顔を綻ばせながら丞相閣下は愉悦に浸っている。
「アーロンよ。褒美を取らせよう。しかし何が良いかなぁ。あぁ確か本日から空席になる役職があったなぁ。なんだったかドラゴレアム」
魔王様は丞相閣下に笑みを浮かべながら続きを促す。
「えぇ魔王様。魔王軍吸血鬼兵団党首の座が空くのですよ。命令違反をしたレオンダイトを許すわけにはいきませんからねぇ。それにエルフと結婚式なるものを挙げ生涯の妻とするなど魔族としての誇りすら失くしてしまったこのような大馬鹿を魔王様のお側には置いとけませんからねぇ。衛兵レオンダイトを引っ捕らえよ」
衛兵が僕に近づき捕らえようとするその時アーロンが魔王様と丞相に進言した。
「お待ちください魔王様、丞相、確かに命令違反です。ですがそのおかげで俺がドラマリアを討つことができたと言えます。なのでそれで相殺としレオンダイトを表向きエルフとの親善を深める名目の役職エルフェアリーナ王国親善大使としてはいかがでございますか?ここでレオンダイトを捕らえればエルフ共が身柄の奪還を名目に大挙し魔王領の多くを失陥する可能性があり、それは魔王様の治世に傷をつけることに繋がりかねません」
魔王様はアーロンの言葉を聞くと頷き僕に沙汰を下した。
「確かにアーロンの言う通りであるな。ならば吸血鬼全軍をラーキア城に閉じ込める方が良さそうだなぁ。聞いたところによるとお前達も全員命令違反をしレオンダイトに従ったと聞く。ならば皆同罪であるなぁ」
魔王様はニヤけながら言う。
僕は魔王様と丞相ならそうくると予想はしていた。
後はアーロンに覚悟があるかどうかだ。
兄を切り捨てる覚悟が。
「レオンダイト貴様、まさか魔王様と丞相からの御命令を我々に湾曲して伝えていたのか。我々はエルフェアリーナ王国とは死なない程度に戦せよとしか聞いていない」
アーロンが僕に近づき胸倉を掴んで恫喝するように言う。
「アーロン貴様こそ勝手に吸血鬼を連れ戦場を離れてドラマリア様を討ちに向かったではないか。そのケアまでしてやった僕を愚弄し、あんなに世話になったドラマリア様を討ち取るなど何たる不義理をこの大馬鹿者がー」
僕は負けじとアーロンの胸倉を掴み睨みつけながら言う。
ウルファスは僕とアーロンの初めての罵り合う大喧嘩を見て、どうして良いかわからずオロオロしている。
その時一際大きな岩石族の男が僕とアーロンを一喝して魔王様に進言した。
「えぇぃそこまでにせんかぁ。神聖なる魔王様の御前で取っ組み合いの喧嘩なぞしおって。レオンダイトとアーロンに相違があったのは明らか。どうでしょう魔王様ここはレオンダイトに付く吸血鬼は監視を置きラーキア城に蟄居を命じ、アーロンに付く吸血鬼はリッシュ城を含める周りの砦を与えて、レオンダイトを監視させるというのは。レオンダイトを殺すのが1番手っ取り早いですがエルフとの婚姻同盟がある以上それらを敵に回し領土が無事で済むとは限りません」
それを聞いた魔王様が渋々といった顔で言う。
「ゴレオン将軍の言うことにも一理あるな。ではレオンダイトにはラーキア城にて蟄居を命じる。新たな魔王軍吸血鬼兵団の党首にはアーロンに就いてもらうことにする。レオンダイトの監視には鬼人族10名と竜人族10名を派遣する。アーロンよでは後のことは任せるぞ」
アーロンはそれを聞くと僕の腕を掴み鬼人族と竜人族を連れ立ちラーキア城に向かう。
ラーキア城に帰ると他の吸血鬼から石を投げつけられる。
口々に『貴様のせいだ』『悪く思うな』『俺たちの人生がかかっている』などと聞こえた。
リリアには前日の夜全てを話しているがこれらから僕を守ろうと寄ってきて抱きしめ背中で石を受ける。
玄関ホールに着くと主要なメンバーが一斉にアーロンに跪き宣言する。
「これより我ら一同アーロン様を御当主と仰ぎ忠節を尽くすことを何卒お願いする」
アーロンはそれを受け皆の肩を叩き声をかける。
「大義である」
ウルファスはそれを見てアーロンを睨みつけ言う。
「俺は兄上を生涯お守りすると誓ったのだ。貴様には仕えぬ」
アーロンはそれを聞くと呟く。
「そうかお前ほどの人材を失うのは痛手だが仕方ない。お前もラーキア城にて蟄居を命じる」
ウルファスはそれを聞くとアーロンを睨みつけながらラーキア城内へ去っていった。
【魔王城視点】
ことの次第を監視の手のものから聞いた魔王様は1人高笑いしていた。
「ハッハッハッ、こんなにもレオンダイトが吸血鬼たちに嫌われておったとはなぁ。あいつはクソ親父の側近として俺にも遠慮なく説教してくるやつだったからムカついてたんだ。全く良い気味だ。アーロンのお陰でクソ親父の娼婦ドラマリアは始末でき頭の上のたんこぶであったレオンダイトも排除できた。惜しむべくは吸血鬼共を捨て駒としてエルフェアリーナ王国を滅ぼせなかったことぐらいか。まぁ良い。いずれあの領土を我のものにしてくれる。はーっはっはっはっ」
その日魔王様の高笑いが止むことは無かったそうだ。
アーロンとバルバラの結婚式の翌日、僕はアーロンとウルファスを伴い魔王城へ向かった。
「ドレッド魔王様、ドラゴレアム丞相閣下、レオンダイト王命により参上いたしました」
僕は形式通りの挨拶をした。
「レオンダイト、エルフェアリーナ王国との戦争大義であった。しかし滅ぼさずに同盟とはどういった了見か説明できるのであろうな」
ドレッド魔王様が威圧を込めた強い口調で詰め寄る。
「はっ、ドラマリアをステテコ山脈の谷で見たとの我が張り巡らせている従魔の報告を受け、急ぎ終結し、とって返し我が弟アーロンが討ち取りました。アーロン、アレを丞相閣下にお見せせよ」
僕はアーロンにドラマリア様が渡してくださった両翼の翼を魔王様と丞相閣下にお見せするように促す。
「ドレッド魔王様、ドラゴレアム丞相、こちらが討ち取った証の翼にございます。首を取れなかったのは翼をもぎ取った後も抵抗を続け谷に落ちてしまい申し訳ございません」
丞相閣下が検閲するために翼を受け取る。
「確かにこれはドラマリアの翼ですね。アーロン大義ですよ。ホッホッホッ。これで魔王様に楯突く馬鹿な聖龍を始末できました。翼をもがれ谷に落ちたのなら他の忌御子と同じ十中八九生きては居ないでしょう。クックック」
顔を綻ばせながら丞相閣下は愉悦に浸っている。
「アーロンよ。褒美を取らせよう。しかし何が良いかなぁ。あぁ確か本日から空席になる役職があったなぁ。なんだったかドラゴレアム」
魔王様は丞相閣下に笑みを浮かべながら続きを促す。
「えぇ魔王様。魔王軍吸血鬼兵団党首の座が空くのですよ。命令違反をしたレオンダイトを許すわけにはいきませんからねぇ。それにエルフと結婚式なるものを挙げ生涯の妻とするなど魔族としての誇りすら失くしてしまったこのような大馬鹿を魔王様のお側には置いとけませんからねぇ。衛兵レオンダイトを引っ捕らえよ」
衛兵が僕に近づき捕らえようとするその時アーロンが魔王様と丞相に進言した。
「お待ちください魔王様、丞相、確かに命令違反です。ですがそのおかげで俺がドラマリアを討つことができたと言えます。なのでそれで相殺としレオンダイトを表向きエルフとの親善を深める名目の役職エルフェアリーナ王国親善大使としてはいかがでございますか?ここでレオンダイトを捕らえればエルフ共が身柄の奪還を名目に大挙し魔王領の多くを失陥する可能性があり、それは魔王様の治世に傷をつけることに繋がりかねません」
魔王様はアーロンの言葉を聞くと頷き僕に沙汰を下した。
「確かにアーロンの言う通りであるな。ならば吸血鬼全軍をラーキア城に閉じ込める方が良さそうだなぁ。聞いたところによるとお前達も全員命令違反をしレオンダイトに従ったと聞く。ならば皆同罪であるなぁ」
魔王様はニヤけながら言う。
僕は魔王様と丞相ならそうくると予想はしていた。
後はアーロンに覚悟があるかどうかだ。
兄を切り捨てる覚悟が。
「レオンダイト貴様、まさか魔王様と丞相からの御命令を我々に湾曲して伝えていたのか。我々はエルフェアリーナ王国とは死なない程度に戦せよとしか聞いていない」
アーロンが僕に近づき胸倉を掴んで恫喝するように言う。
「アーロン貴様こそ勝手に吸血鬼を連れ戦場を離れてドラマリア様を討ちに向かったではないか。そのケアまでしてやった僕を愚弄し、あんなに世話になったドラマリア様を討ち取るなど何たる不義理をこの大馬鹿者がー」
僕は負けじとアーロンの胸倉を掴み睨みつけながら言う。
ウルファスは僕とアーロンの初めての罵り合う大喧嘩を見て、どうして良いかわからずオロオロしている。
その時一際大きな岩石族の男が僕とアーロンを一喝して魔王様に進言した。
「えぇぃそこまでにせんかぁ。神聖なる魔王様の御前で取っ組み合いの喧嘩なぞしおって。レオンダイトとアーロンに相違があったのは明らか。どうでしょう魔王様ここはレオンダイトに付く吸血鬼は監視を置きラーキア城に蟄居を命じ、アーロンに付く吸血鬼はリッシュ城を含める周りの砦を与えて、レオンダイトを監視させるというのは。レオンダイトを殺すのが1番手っ取り早いですがエルフとの婚姻同盟がある以上それらを敵に回し領土が無事で済むとは限りません」
それを聞いた魔王様が渋々といった顔で言う。
「ゴレオン将軍の言うことにも一理あるな。ではレオンダイトにはラーキア城にて蟄居を命じる。新たな魔王軍吸血鬼兵団の党首にはアーロンに就いてもらうことにする。レオンダイトの監視には鬼人族10名と竜人族10名を派遣する。アーロンよでは後のことは任せるぞ」
アーロンはそれを聞くと僕の腕を掴み鬼人族と竜人族を連れ立ちラーキア城に向かう。
ラーキア城に帰ると他の吸血鬼から石を投げつけられる。
口々に『貴様のせいだ』『悪く思うな』『俺たちの人生がかかっている』などと聞こえた。
リリアには前日の夜全てを話しているがこれらから僕を守ろうと寄ってきて抱きしめ背中で石を受ける。
玄関ホールに着くと主要なメンバーが一斉にアーロンに跪き宣言する。
「これより我ら一同アーロン様を御当主と仰ぎ忠節を尽くすことを何卒お願いする」
アーロンはそれを受け皆の肩を叩き声をかける。
「大義である」
ウルファスはそれを見てアーロンを睨みつけ言う。
「俺は兄上を生涯お守りすると誓ったのだ。貴様には仕えぬ」
アーロンはそれを聞くと呟く。
「そうかお前ほどの人材を失うのは痛手だが仕方ない。お前もラーキア城にて蟄居を命じる」
ウルファスはそれを聞くとアーロンを睨みつけながらラーキア城内へ去っていった。
【魔王城視点】
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「ハッハッハッ、こんなにもレオンダイトが吸血鬼たちに嫌われておったとはなぁ。あいつはクソ親父の側近として俺にも遠慮なく説教してくるやつだったからムカついてたんだ。全く良い気味だ。アーロンのお陰でクソ親父の娼婦ドラマリアは始末でき頭の上のたんこぶであったレオンダイトも排除できた。惜しむべくは吸血鬼共を捨て駒としてエルフェアリーナ王国を滅ぼせなかったことぐらいか。まぁ良い。いずれあの領土を我のものにしてくれる。はーっはっはっはっ」
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