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5章 天下統一
曹丕陣営の動き
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曹丕が民衆反乱で捕らえられ、裸で磔にされていることを知った曹丕の妾の郭女王は、秦慶童や兄たちと共に奪還に動いていた。
郭浮「それにしても司馬昭の言葉一つでこうも民衆が活発に動くとは」
郭浮、郭女王の兄で、曹丕陣営における影の者の統率者。
秦慶童「郭浮様、嘆いてる時ではございませぬ。曹丕様には、雲英との婚姻の後押しをしてもらった恩がある。あのような姿で民衆に晒されて良いわけがない!何としても助け出さねば」
秦慶童、董承の下僕でありながら董承の後妻であった雲英に惚れ込み、愛のために生きた男、、、というだけでなく曹丕に仕える郭浮を主とする影の者の筆頭。
郭昱「兄上や秦慶童が陰で動けないように磔にしてるんだと思うわ。あれなら、助け出そうにも絶対に表を歩くしかないもの」
郭昱、郭女王の姉であり郭浮の妹。
郭浮と同じく影の者であり、変装の達人。
かつて情報を得るために甄姫の侍女を昏倒させ成り代わって、甄姫と曹植の密会現場を報告した。
雲英「なんだかこういう秘密の作戦も面白いわね秦慶童」
雲英、董承の後妻だったが、アソコが小さくて硬さのない董承に満足できていなかったところ下僕であった秦慶童を誘惑し、虜にさせた策士、、、という考えなど微塵もなく性にただ貪欲なだけの女。
曹丕陣営に加わった後は、秦慶童と共に影の者に加わった。
密偵の腕なんかあるわけもなく、足を引っ張ってばかりだが秦慶童のお陰で事なきを得ている。
秦慶童「遊びではないのだ。ひゃ、ひゃめて、そこは触らないで」
雲英「女の子みたいな声出して、可愛い。ねぇ。私がこういう事得意なの知ってるでしょ?ほらほら、私がこうやって、曹丕様の近くにいる監視の男を誘惑した方が早いじゃない。ね?良いでしょう?秦慶童?」
秦慶童「ぜっひゃいにぃ、いやは(絶対に嫌だ)うんへいをほきゃのおひょこにひゃかせるにゃんて(雲英を他の男に抱かせるなんて)」
雲英「えぇ。これでも、ダメ?ほらほら。気持ち良くイキたいなら頷くだけで良いのよ」
秦慶童「ひゃめ。ぜっひゃいにひゃめ(ダメ。絶対にダメ)」
雲英「あっそ。ケチな男なら捨てちゃおうかしら。それとも私が寝取られるから自信がないのかしら?」
秦慶童「はぁ。はぁ。はぁ。危なかった。もう少しで、こんなところで盛大にイキ恥を晒すところだった」
郭女王「雲英。揶揄うのは、それぐらいにしなさいな」
皆が郭女王の登場に片膝を付く。
雲英「郭女王様!外の様子は?」
郭女王、曹丕の妾。
甄姫が托卵した可能性にいち早く気付き曹丕に報告した。
それだけでなく甄姫が性に奔放である事を曹植との密会を証拠に、曹丕を巧みに言いくるめ甄姫の排除をしようとしたが謎の仮面の集団の関与により失敗。
後にこれが蜀漢の誇る影の者の仕業であることが発覚。
対抗して、魏国の影の者を強化したが民衆反乱の火種が燻っていたことに気付いていない事からその腕はお察しの通りである。
郭女王「皆、頭をお上げなさい。外にいる協力者たちと話してきました。やはり民衆だけでなく兵たちも血眼になって、私たちを探しているようです。理由は、曹丕様の弱体化。曹操に覇権を返すなどと考える賈詡の策なのは間違い無いでしょう。曹丕様を辱めてるのもそうする事で私たちが黙っていないと目論んでのこと。全く意地悪な策です」
郭浮「ふむ。では女王は、どう動くべきと考えている?」
郭女王「安全を取るのなら奪還は諦めるべきでしょうね。曹丕様がずっと辱められるのを辛酸を嘗める気持ちで見なくてはならないことが心苦しいですが」
郭昱「まぁ、私たちまで捕まったらそれこそ元も子もないものね」
郭女王「えぇ、姉上の仰る通りです。なので、方向を転換して、司馬懿の行方を探ります。曹操様に曹丕様の罪の清算ということにして、全ては司馬懿のせいにします」
郭浮「秦慶童よ。鍾会が居ない司馬懿なら暗殺は可能か?」
秦慶童「はっ。鍾会が居ないのであれば、暗殺は可能かと。ですが罪の清算と言っておいて屍で曹操が納得するでしょうか?」
雲英「あぁ曹操。見初めた妾全てを満足させるイチモツの持ち主だとか。あぁ私も経験したいわ~」
秦慶童「絶対にダメだ。絶対にダメだから、な?」
雲英「もう。そんな怖い顔しないでよ秦慶童ったら。満足してるうちは、他に行かないから」
秦慶童「裏を返せば、満足させられぬようになったら他所に行くと言ってるようなものでは無いか!」
雲英「そうよ私って恋多き女性なの。満足させてくれない種馬には用はないのよ」
秦慶童「お前を満足させ続けるから絶対に他所には行かないでくれ~」
郭女王「はぁ。貴方たちはいつまで夫婦漫才をしてるの。雲英。さっきも言いましたわよね?」
雲英「もう。わかりましたからその軽蔑するような顔はやめてください」
郭女王「よく分かりましたね。その通り軽蔑してるのですよ。下半身で男を選ぶ人生はおやめなさい。いつか痛い目に遭いますわよ。それで、司馬懿の行方ですが」
郭浮「隠れるとしても食料品の調達や日用品の調達、水浴びのできる綺麗な川の周辺に潜んでいると思われる」
郭女王「では、その辺りから探りましょうか」
秦慶童「曹丕様のあのような惨めな姿、見るに耐えん。一刻も早く、司馬懿を見つけ出し、曹操の御前に引き釣り出してくれる」
郭女王「頼りにしていますよ秦慶童」
秦慶童「はっお任せを。郭女王様」
こうして、曹丕陣営は広場という大衆の面前で裸にされて磔にされている曹丕の奪還は困難を極めると早々に見切りを付け、曹操との交渉材料を得るため司馬懿の捕縛に注力を注ぐことと決めた。
郭浮「それにしても司馬昭の言葉一つでこうも民衆が活発に動くとは」
郭浮、郭女王の兄で、曹丕陣営における影の者の統率者。
秦慶童「郭浮様、嘆いてる時ではございませぬ。曹丕様には、雲英との婚姻の後押しをしてもらった恩がある。あのような姿で民衆に晒されて良いわけがない!何としても助け出さねば」
秦慶童、董承の下僕でありながら董承の後妻であった雲英に惚れ込み、愛のために生きた男、、、というだけでなく曹丕に仕える郭浮を主とする影の者の筆頭。
郭昱「兄上や秦慶童が陰で動けないように磔にしてるんだと思うわ。あれなら、助け出そうにも絶対に表を歩くしかないもの」
郭昱、郭女王の姉であり郭浮の妹。
郭浮と同じく影の者であり、変装の達人。
かつて情報を得るために甄姫の侍女を昏倒させ成り代わって、甄姫と曹植の密会現場を報告した。
雲英「なんだかこういう秘密の作戦も面白いわね秦慶童」
雲英、董承の後妻だったが、アソコが小さくて硬さのない董承に満足できていなかったところ下僕であった秦慶童を誘惑し、虜にさせた策士、、、という考えなど微塵もなく性にただ貪欲なだけの女。
曹丕陣営に加わった後は、秦慶童と共に影の者に加わった。
密偵の腕なんかあるわけもなく、足を引っ張ってばかりだが秦慶童のお陰で事なきを得ている。
秦慶童「遊びではないのだ。ひゃ、ひゃめて、そこは触らないで」
雲英「女の子みたいな声出して、可愛い。ねぇ。私がこういう事得意なの知ってるでしょ?ほらほら、私がこうやって、曹丕様の近くにいる監視の男を誘惑した方が早いじゃない。ね?良いでしょう?秦慶童?」
秦慶童「ぜっひゃいにぃ、いやは(絶対に嫌だ)うんへいをほきゃのおひょこにひゃかせるにゃんて(雲英を他の男に抱かせるなんて)」
雲英「えぇ。これでも、ダメ?ほらほら。気持ち良くイキたいなら頷くだけで良いのよ」
秦慶童「ひゃめ。ぜっひゃいにひゃめ(ダメ。絶対にダメ)」
雲英「あっそ。ケチな男なら捨てちゃおうかしら。それとも私が寝取られるから自信がないのかしら?」
秦慶童「はぁ。はぁ。はぁ。危なかった。もう少しで、こんなところで盛大にイキ恥を晒すところだった」
郭女王「雲英。揶揄うのは、それぐらいにしなさいな」
皆が郭女王の登場に片膝を付く。
雲英「郭女王様!外の様子は?」
郭女王、曹丕の妾。
甄姫が托卵した可能性にいち早く気付き曹丕に報告した。
それだけでなく甄姫が性に奔放である事を曹植との密会を証拠に、曹丕を巧みに言いくるめ甄姫の排除をしようとしたが謎の仮面の集団の関与により失敗。
後にこれが蜀漢の誇る影の者の仕業であることが発覚。
対抗して、魏国の影の者を強化したが民衆反乱の火種が燻っていたことに気付いていない事からその腕はお察しの通りである。
郭女王「皆、頭をお上げなさい。外にいる協力者たちと話してきました。やはり民衆だけでなく兵たちも血眼になって、私たちを探しているようです。理由は、曹丕様の弱体化。曹操に覇権を返すなどと考える賈詡の策なのは間違い無いでしょう。曹丕様を辱めてるのもそうする事で私たちが黙っていないと目論んでのこと。全く意地悪な策です」
郭浮「ふむ。では女王は、どう動くべきと考えている?」
郭女王「安全を取るのなら奪還は諦めるべきでしょうね。曹丕様がずっと辱められるのを辛酸を嘗める気持ちで見なくてはならないことが心苦しいですが」
郭昱「まぁ、私たちまで捕まったらそれこそ元も子もないものね」
郭女王「えぇ、姉上の仰る通りです。なので、方向を転換して、司馬懿の行方を探ります。曹操様に曹丕様の罪の清算ということにして、全ては司馬懿のせいにします」
郭浮「秦慶童よ。鍾会が居ない司馬懿なら暗殺は可能か?」
秦慶童「はっ。鍾会が居ないのであれば、暗殺は可能かと。ですが罪の清算と言っておいて屍で曹操が納得するでしょうか?」
雲英「あぁ曹操。見初めた妾全てを満足させるイチモツの持ち主だとか。あぁ私も経験したいわ~」
秦慶童「絶対にダメだ。絶対にダメだから、な?」
雲英「もう。そんな怖い顔しないでよ秦慶童ったら。満足してるうちは、他に行かないから」
秦慶童「裏を返せば、満足させられぬようになったら他所に行くと言ってるようなものでは無いか!」
雲英「そうよ私って恋多き女性なの。満足させてくれない種馬には用はないのよ」
秦慶童「お前を満足させ続けるから絶対に他所には行かないでくれ~」
郭女王「はぁ。貴方たちはいつまで夫婦漫才をしてるの。雲英。さっきも言いましたわよね?」
雲英「もう。わかりましたからその軽蔑するような顔はやめてください」
郭女王「よく分かりましたね。その通り軽蔑してるのですよ。下半身で男を選ぶ人生はおやめなさい。いつか痛い目に遭いますわよ。それで、司馬懿の行方ですが」
郭浮「隠れるとしても食料品の調達や日用品の調達、水浴びのできる綺麗な川の周辺に潜んでいると思われる」
郭女王「では、その辺りから探りましょうか」
秦慶童「曹丕様のあのような惨めな姿、見るに耐えん。一刻も早く、司馬懿を見つけ出し、曹操の御前に引き釣り出してくれる」
郭女王「頼りにしていますよ秦慶童」
秦慶童「はっお任せを。郭女王様」
こうして、曹丕陣営は広場という大衆の面前で裸にされて磔にされている曹丕の奪還は困難を極めると早々に見切りを付け、曹操との交渉材料を得るため司馬懿の捕縛に注力を注ぐことと決めた。
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