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4章 三国鼎立
劉備軍軍師たちによる策
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牝愛が産まれてから義賢は妙に頭が冴えるようになっていた。今までは死に戻ることで経験した経験則から最善手を選んでいたのが牝愛が産まれてから、多くの数ある方法から選び取ることができるようになっていたのだ。そして、それを補強してくれる人材が今の劉備軍には豊富なのである。そして、今また新たな人材がこの劉備軍に加わった。
諸葛瑾「殿、御心配をおかけしました。この者たちのお陰で無事に逃げ出せたまでは良かったのですが戦場となり、隠れるしかなく」
劉備「諸葛瑾、よくぞ無事に帰ってきてくれた。命があればそれで良い。とんでもないことに巻き込んでしまい申し訳ない」
諸葛瑾「頭をお上げください。亮も泣きそうな顔をするでない」
諸葛亮「泣いてなど居ません!兄上が無事で本当に良かったと胸を撫で下ろしただけです」
諸葛瑾「そういうことにしておこう」
劉備「して、その2人が?」
諸葛瑾「はい。紹介します」
龐統「アッシの名は、 龐士元。別名、鳳雛とはアッシのことさ」
魯粛「盧子敬と申す。産まれは徐州の方でしてな。曹操と戦うために孫策の元に仕えたまでは良かったのですがその実、曹操の得となることばかりであったため出奔しようと思っていたところ諸葛瑾殿にお会いして、こちらへと参った」
今回はどのタイミングで龐統殿が加入してくれるのかと思っていたがやはり史実で赤壁の戦いが起こったこの年だったか。それに魯粛殿と言えば、呉の四代都督に数えられる名臣。まぁ、今やその2人がこちらにいるんだけどね。アハハ。そりゃ死に戻りなんて早々起こらないよ。いや、寂しいわけじゃないよ。まぁ、だからあんな呼ばれ方で呼ばれもするよな。俺の中の兄上の像を粉々に壊していったけど。ん?誰か入ってきたな?噂をすれば、呉の4名臣の1人だ。
???「失礼します!劉備様、この陸伯言の策をお聞きください!」
劉備「わかったわかったから。陸遜、お前のしつこさには負けた。軍議への参加を許可する」
史実では夷陵で大敗をくらわされた兄上がその相手を臣下に迎え入れているんだから不思議だよな。そんなこと言ったら雲長を殺す原因となった4人を部下として、大事にしている俺も大概か。
陸遜「有難き!早速ですが、益州は今内乱の状態との報告が密偵より届きました」
劉備「それは真か?」
荀彧「殿、こちらにも届いている情報です間違いはありません」
陸遜「続けます。それを利用して、我らが手を貸すべきは」
劉備「劉璋殿だな」
陸遜「いえ、反乱軍を率いている法正と名乗る者です!」
劉備「何を言っている?」
諸葛亮「玄徳殿、陸遜の言は的を射ています。私も法正に手を貸すのが良いと考えます」
荀彧「劉璋の治世はよほど悪かったようです。それに手を貸せば仁君と名高き殿の名が汚れましょう」
龐統「アッシからも一ついいかい?益州を攻めるなら兵を2つに分けるべきさ。片方はアッシがもう片方を元直にお願いしたいねぇ」
徐庶「全く士元は相変わらずみたいだ。帰ってきたばっかりの俺を指名するとは」
龐統「荀彧殿と孔明にはここから全体の指揮を取ってもらいたいからねぇ」
諸葛亮「士元、それは構いませんよ」
荀彧「こちらも異存ありません」
魯粛「この隙に曹操が動き出すかもしれませんな。何か手を打たねば」
そこに烏桓族の丘力居が袁尚たちを連れて、入ってくる。
丘力居「その役目、我らにお任せくだされ」
袁尚「袁譚兄上から手紙が届いたのです。甄姫姉さんが曹丕と曹植の離間の計を成功させたと」
袁煕「これを逃せば我ら兄弟がもう一度集まる機会が無くなる。居候の身でありながらこのようなことを頼むのは、無礼だとわかっている。だが、我々に任せてもらえないか?」
義賢「兄上、良いのではないでしょうか?離れている兄弟と再会したいと思うのは至極当然のこと。そしてそれは何よりも力となります。それは兄上が1番よくわかっていることでは?」
劉備「うむ。しかし、ともすれば何か」
義賢「あの仮面をもう一回使いますか」
荀彧「いえ、あれは郭嘉殿に知られています。報告されれば、我らに害が及ぶでしょう」
義賢「だから、こんなものを作ったんですよね。うちの可愛い妻が」
劉備「こんなところで惚気か丁?」
義賢「だって、董白ったら今日も可愛いんですよ。牝愛におっぱいあげながら俺にも。ニャフ」
諸葛亮「劉丁殿、もう一度、民に戻りますか?」
義賢「諸葛亮殿、それだけは御勘弁を。大変、申し訳ありませんでした。ゴホン。この仮面ですが神様を模倣して作っていまして、行商人を通して、各国で販売しているので、どこのものかわかることはないでしょう」
龐統「そんな便利な物があるのなら使うしかないねぇ」
徐庶「全く劉丁殿は、俺と違って、どれだけの才をお持ちなんです?」
義賢「いや、これは董白に相談したら作ってくれただけでして、エヘヘ。作り手はバレますが広く普及しているので、そこから足が付くことはありません。この2年半暇でしたので。アハハハハ」
諸葛亮「玄徳殿、やはりもう一度、民にするべきかと」
義賢「それだけは本当に勘弁を」
劉備「孔明、楽しいのはわかるがそう虐めてやらんでくれ」
諸葛亮「えぇ、本気ではありませんのでお気になさらず」
劉備「では、陸遜の策に従い。反乱軍である法正に手を貸し、益州の民を助ける。盧粛が申した曹操への妨害工作だがこちらは丘力居と袁尚たちに任せる。龐統・徐庶・陸遜・そして丁、お前たちには益州攻めに参加してもらう。孔明・文若・そして魯粛、お前たちは襄陽に残り曹操への妨害工作に務めてくれ」
全員が頷き、劉備軍は動き始めた。
諸葛瑾「殿、御心配をおかけしました。この者たちのお陰で無事に逃げ出せたまでは良かったのですが戦場となり、隠れるしかなく」
劉備「諸葛瑾、よくぞ無事に帰ってきてくれた。命があればそれで良い。とんでもないことに巻き込んでしまい申し訳ない」
諸葛瑾「頭をお上げください。亮も泣きそうな顔をするでない」
諸葛亮「泣いてなど居ません!兄上が無事で本当に良かったと胸を撫で下ろしただけです」
諸葛瑾「そういうことにしておこう」
劉備「して、その2人が?」
諸葛瑾「はい。紹介します」
龐統「アッシの名は、 龐士元。別名、鳳雛とはアッシのことさ」
魯粛「盧子敬と申す。産まれは徐州の方でしてな。曹操と戦うために孫策の元に仕えたまでは良かったのですがその実、曹操の得となることばかりであったため出奔しようと思っていたところ諸葛瑾殿にお会いして、こちらへと参った」
今回はどのタイミングで龐統殿が加入してくれるのかと思っていたがやはり史実で赤壁の戦いが起こったこの年だったか。それに魯粛殿と言えば、呉の四代都督に数えられる名臣。まぁ、今やその2人がこちらにいるんだけどね。アハハ。そりゃ死に戻りなんて早々起こらないよ。いや、寂しいわけじゃないよ。まぁ、だからあんな呼ばれ方で呼ばれもするよな。俺の中の兄上の像を粉々に壊していったけど。ん?誰か入ってきたな?噂をすれば、呉の4名臣の1人だ。
???「失礼します!劉備様、この陸伯言の策をお聞きください!」
劉備「わかったわかったから。陸遜、お前のしつこさには負けた。軍議への参加を許可する」
史実では夷陵で大敗をくらわされた兄上がその相手を臣下に迎え入れているんだから不思議だよな。そんなこと言ったら雲長を殺す原因となった4人を部下として、大事にしている俺も大概か。
陸遜「有難き!早速ですが、益州は今内乱の状態との報告が密偵より届きました」
劉備「それは真か?」
荀彧「殿、こちらにも届いている情報です間違いはありません」
陸遜「続けます。それを利用して、我らが手を貸すべきは」
劉備「劉璋殿だな」
陸遜「いえ、反乱軍を率いている法正と名乗る者です!」
劉備「何を言っている?」
諸葛亮「玄徳殿、陸遜の言は的を射ています。私も法正に手を貸すのが良いと考えます」
荀彧「劉璋の治世はよほど悪かったようです。それに手を貸せば仁君と名高き殿の名が汚れましょう」
龐統「アッシからも一ついいかい?益州を攻めるなら兵を2つに分けるべきさ。片方はアッシがもう片方を元直にお願いしたいねぇ」
徐庶「全く士元は相変わらずみたいだ。帰ってきたばっかりの俺を指名するとは」
龐統「荀彧殿と孔明にはここから全体の指揮を取ってもらいたいからねぇ」
諸葛亮「士元、それは構いませんよ」
荀彧「こちらも異存ありません」
魯粛「この隙に曹操が動き出すかもしれませんな。何か手を打たねば」
そこに烏桓族の丘力居が袁尚たちを連れて、入ってくる。
丘力居「その役目、我らにお任せくだされ」
袁尚「袁譚兄上から手紙が届いたのです。甄姫姉さんが曹丕と曹植の離間の計を成功させたと」
袁煕「これを逃せば我ら兄弟がもう一度集まる機会が無くなる。居候の身でありながらこのようなことを頼むのは、無礼だとわかっている。だが、我々に任せてもらえないか?」
義賢「兄上、良いのではないでしょうか?離れている兄弟と再会したいと思うのは至極当然のこと。そしてそれは何よりも力となります。それは兄上が1番よくわかっていることでは?」
劉備「うむ。しかし、ともすれば何か」
義賢「あの仮面をもう一回使いますか」
荀彧「いえ、あれは郭嘉殿に知られています。報告されれば、我らに害が及ぶでしょう」
義賢「だから、こんなものを作ったんですよね。うちの可愛い妻が」
劉備「こんなところで惚気か丁?」
義賢「だって、董白ったら今日も可愛いんですよ。牝愛におっぱいあげながら俺にも。ニャフ」
諸葛亮「劉丁殿、もう一度、民に戻りますか?」
義賢「諸葛亮殿、それだけは御勘弁を。大変、申し訳ありませんでした。ゴホン。この仮面ですが神様を模倣して作っていまして、行商人を通して、各国で販売しているので、どこのものかわかることはないでしょう」
龐統「そんな便利な物があるのなら使うしかないねぇ」
徐庶「全く劉丁殿は、俺と違って、どれだけの才をお持ちなんです?」
義賢「いや、これは董白に相談したら作ってくれただけでして、エヘヘ。作り手はバレますが広く普及しているので、そこから足が付くことはありません。この2年半暇でしたので。アハハハハ」
諸葛亮「玄徳殿、やはりもう一度、民にするべきかと」
義賢「それだけは本当に勘弁を」
劉備「孔明、楽しいのはわかるがそう虐めてやらんでくれ」
諸葛亮「えぇ、本気ではありませんのでお気になさらず」
劉備「では、陸遜の策に従い。反乱軍である法正に手を貸し、益州の民を助ける。盧粛が申した曹操への妨害工作だがこちらは丘力居と袁尚たちに任せる。龐統・徐庶・陸遜・そして丁、お前たちには益州攻めに参加してもらう。孔明・文若・そして魯粛、お前たちは襄陽に残り曹操への妨害工作に務めてくれ」
全員が頷き、劉備軍は動き始めた。
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