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4章 三国鼎立
酒池肉林
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劉璋に反抗的な態度を取り、連れてこられた女が見た劉璋以外が入ることを許されていない奥座敷には、10人の女と1人の見た目麗しい女性が囚われていた。といっても10人の女は、首輪を付けられていて劉璋が入ると待ってましたと言わんばかりに近付き、下半身を露出させようとしていた。その行為に対して目を背ける1人の女性。この名前を聞いて、民女は愕然とした。
民女「本当に呉莧様なのですか。劉瑁様の奥方の」
呉莧「ふぁふひゃふにゃふ(このクズにこうして囚われています。劉瑁様の仇も取れず。舌を噛んで死ぬことすらこうして口をタオルで固定されて叶いません)」
民女「酷い。こんなの」
劉璋「お前もここに加わるのだ。十一姫よ」
十一姫「そんな変な名前で呼ぶな穢らわしい豚が」
劉璋「そんな口、二度と聞けぬように徹底的に躾けてくれるわ」
その日から劉璋による徹底的な陵辱が始まる。劉璋は、無能な男だったが、あっちは凄まじかった。10人の女が堕ちたのも納得であろう。それゆえ呉莧もそうかと思ったが。手が出せずにいた。正確に言うと劉璋は強気な女が自身に屈服する姿を見たいのだ。そのためには、声を聞きたい。しかし、呉莧の口に噛ませているものを取れば、舌を噛み切ろうとするのだ。しかし、呉莧を逃したくない劉璋は、やる事を諦め、わずかな隙間からすり潰した食べ物や水を含ませているのだ。
呉莧「はひゃふふ(また、罪なき民が1人。この男に屈してしまいました。劉瑁様、こうしてまだ貴方の元に行けない私をどうかお許しください。兄上、呉班。不甲斐ない私をお許しください)」
十一姫「あぁん。劉璋様、生意気な口を聞いてすみませんでしたぁ。もっともっと私に種をお恵みくださいぃぃぃぃぃぃ」
劉璋「たった数日でこの通り蕩けた顔をしおって、これだからやめられん。強気な女を屈服させて飼うのは。ククク。ハーッハッハッハッ」
呉莧「はふはふはふ(地獄に堕ちろクズ)」
劉璋「お前もいつか絶対堕としてくれる。それまで、堕ちた女を見続けるのだな。呉莧」
呉莧「ほへいてひゃふ(殺してやる。劉瑁様を殺し劉焉様を呆け老人として追い出したお前を絶対に許さない)」
ここで、劉璋がこの酒池肉林を作るに至った理由について簡単に話そうと思う。劉焉と劉瑁が病気療養のために張角診療所に向かい代理として、劉璋が当主に継いた日から数ヶ月後のことである。街に出た劉璋が一姫・ニ姫と呼ばれるようになった女たちが劉璋の陰口を叩いているところを物陰から聞いてしまったのだ。
民女A「劉焉様が病だなんて、最悪ね。あの無能なぶくぶく太った豚に政治なんてできるわけないのに」
民女B「そうね。それにあのカッコいい劉瑁様まで病だなんて、全てあの豚のせいって話よ」
民女A「はぁ~。ほんと眼福だったのに。なんで毎日あの豚が挨拶してんのよ」
民女B「アンタの顔なんて見たくないって感じよね。でも、仕方ないしこの益州じゃ。当主様がたまに挨拶するのが日課だからね」
民女A「そもそも何の実績もない豚がさ。当主とか言われても付いてけないっての。うちの旦那も言ってたし、あんな奴のために命かけるとかできそうもないってさ」
民女B「そっか、アンタの旦那、兵士だもんね。うちの旦那も言ってたわ。えっあの豚が食う食べ物作らなきゃなんないのってさ」
民女A「何、それ。笑い転げそうなんだけど。でもアンタの旦那って商人じゃ無かった?」
民女B「そっそうよ。商人だけど農業にも手を広げたのよ」
民女A「そうなんだ。じゃ、そろそろ行こうかな」
民女B「えぇ」
歩き出した2人は、横幅の大きい男にぶつかる。
民女A「イタッ。何すんのよ。デブ」
民女B「豚は劉璋だけで良いってのよったく」
劉璋「そうかそうか。お前たちの目には俺が人ではなく豚に見えている訳だ。舐めてんのか。ゴラ」
民女A「うぷっ。やめて、お腹は」
劉璋「知るか。この国を治める俺がこの国の女をどうしようが関係ねぇだろうが」
殴られた民女Aの下半身から血が流れ出る。
劉璋「なんだ妊娠してたのか。残念だったな。子供の命を守りたかったんなら迂闊に誰が来るかもわからねぇ大通りで、現当主である俺の悪口なんか言うんじゃねぇよ。テメェの旦那が兵士だ。捕まえたテメェで炙り出してやらぁ」
民女A「ごめんなさい。ごめんなさい。私の赤ちゃん」
民女B「申し訳ありませんでした劉璋様。私はこれにて」
劉璋「どこに行こうってんだ。テメェも同罪だろうが」
民女B「やめて、やめて、誰か助けて。苦しい。死ぬ。かはぁ」
周りの人たちは見て見ぬ振りをしていた。普段は馬鹿にしていても、助けてあのような目に遭わされるのが自分になるのは皆嫌なのだ。こうして2人の女は、成都城に連行されたがどうするべきか思案していた。その時、偶然にも父が使っていたであろう奥座敷を見つけたのだ。そこにある日記を見て、絶句する。そこには、父の不貞の証拠が赤裸々に記されていたのだ。そして、自分の出自が。
劉璋「俺が張姜子と父の間の子?俺だけ違う?そうかそうだよな。こんなに姿形も違うんだ。そうだよな。文字通り父の不貞によって産まれた醜い豚だったわけだ。なら豚は豚らしくこの国を我が物にしてくれようぞ。そして、いつの日か俺を捨てた張姜子にも復讐してくれる。手始めに先ずはこの2人の女からだ」
その日から劉璋は人が変わったように自分に反抗的な態度を取る兵や男の民を投獄した。女は、こうして奥座敷へと連れ去り、監禁して徹底的に陵辱した。そして、劉焉と劉瑁が病気療養から帰ってきたその日行動に移したのだ。
民女「本当に呉莧様なのですか。劉瑁様の奥方の」
呉莧「ふぁふひゃふにゃふ(このクズにこうして囚われています。劉瑁様の仇も取れず。舌を噛んで死ぬことすらこうして口をタオルで固定されて叶いません)」
民女「酷い。こんなの」
劉璋「お前もここに加わるのだ。十一姫よ」
十一姫「そんな変な名前で呼ぶな穢らわしい豚が」
劉璋「そんな口、二度と聞けぬように徹底的に躾けてくれるわ」
その日から劉璋による徹底的な陵辱が始まる。劉璋は、無能な男だったが、あっちは凄まじかった。10人の女が堕ちたのも納得であろう。それゆえ呉莧もそうかと思ったが。手が出せずにいた。正確に言うと劉璋は強気な女が自身に屈服する姿を見たいのだ。そのためには、声を聞きたい。しかし、呉莧の口に噛ませているものを取れば、舌を噛み切ろうとするのだ。しかし、呉莧を逃したくない劉璋は、やる事を諦め、わずかな隙間からすり潰した食べ物や水を含ませているのだ。
呉莧「はひゃふふ(また、罪なき民が1人。この男に屈してしまいました。劉瑁様、こうしてまだ貴方の元に行けない私をどうかお許しください。兄上、呉班。不甲斐ない私をお許しください)」
十一姫「あぁん。劉璋様、生意気な口を聞いてすみませんでしたぁ。もっともっと私に種をお恵みくださいぃぃぃぃぃぃ」
劉璋「たった数日でこの通り蕩けた顔をしおって、これだからやめられん。強気な女を屈服させて飼うのは。ククク。ハーッハッハッハッ」
呉莧「はふはふはふ(地獄に堕ちろクズ)」
劉璋「お前もいつか絶対堕としてくれる。それまで、堕ちた女を見続けるのだな。呉莧」
呉莧「ほへいてひゃふ(殺してやる。劉瑁様を殺し劉焉様を呆け老人として追い出したお前を絶対に許さない)」
ここで、劉璋がこの酒池肉林を作るに至った理由について簡単に話そうと思う。劉焉と劉瑁が病気療養のために張角診療所に向かい代理として、劉璋が当主に継いた日から数ヶ月後のことである。街に出た劉璋が一姫・ニ姫と呼ばれるようになった女たちが劉璋の陰口を叩いているところを物陰から聞いてしまったのだ。
民女A「劉焉様が病だなんて、最悪ね。あの無能なぶくぶく太った豚に政治なんてできるわけないのに」
民女B「そうね。それにあのカッコいい劉瑁様まで病だなんて、全てあの豚のせいって話よ」
民女A「はぁ~。ほんと眼福だったのに。なんで毎日あの豚が挨拶してんのよ」
民女B「アンタの顔なんて見たくないって感じよね。でも、仕方ないしこの益州じゃ。当主様がたまに挨拶するのが日課だからね」
民女A「そもそも何の実績もない豚がさ。当主とか言われても付いてけないっての。うちの旦那も言ってたし、あんな奴のために命かけるとかできそうもないってさ」
民女B「そっか、アンタの旦那、兵士だもんね。うちの旦那も言ってたわ。えっあの豚が食う食べ物作らなきゃなんないのってさ」
民女A「何、それ。笑い転げそうなんだけど。でもアンタの旦那って商人じゃ無かった?」
民女B「そっそうよ。商人だけど農業にも手を広げたのよ」
民女A「そうなんだ。じゃ、そろそろ行こうかな」
民女B「えぇ」
歩き出した2人は、横幅の大きい男にぶつかる。
民女A「イタッ。何すんのよ。デブ」
民女B「豚は劉璋だけで良いってのよったく」
劉璋「そうかそうか。お前たちの目には俺が人ではなく豚に見えている訳だ。舐めてんのか。ゴラ」
民女A「うぷっ。やめて、お腹は」
劉璋「知るか。この国を治める俺がこの国の女をどうしようが関係ねぇだろうが」
殴られた民女Aの下半身から血が流れ出る。
劉璋「なんだ妊娠してたのか。残念だったな。子供の命を守りたかったんなら迂闊に誰が来るかもわからねぇ大通りで、現当主である俺の悪口なんか言うんじゃねぇよ。テメェの旦那が兵士だ。捕まえたテメェで炙り出してやらぁ」
民女A「ごめんなさい。ごめんなさい。私の赤ちゃん」
民女B「申し訳ありませんでした劉璋様。私はこれにて」
劉璋「どこに行こうってんだ。テメェも同罪だろうが」
民女B「やめて、やめて、誰か助けて。苦しい。死ぬ。かはぁ」
周りの人たちは見て見ぬ振りをしていた。普段は馬鹿にしていても、助けてあのような目に遭わされるのが自分になるのは皆嫌なのだ。こうして2人の女は、成都城に連行されたがどうするべきか思案していた。その時、偶然にも父が使っていたであろう奥座敷を見つけたのだ。そこにある日記を見て、絶句する。そこには、父の不貞の証拠が赤裸々に記されていたのだ。そして、自分の出自が。
劉璋「俺が張姜子と父の間の子?俺だけ違う?そうかそうだよな。こんなに姿形も違うんだ。そうだよな。文字通り父の不貞によって産まれた醜い豚だったわけだ。なら豚は豚らしくこの国を我が物にしてくれようぞ。そして、いつの日か俺を捨てた張姜子にも復讐してくれる。手始めに先ずはこの2人の女からだ」
その日から劉璋は人が変わったように自分に反抗的な態度を取る兵や男の民を投獄した。女は、こうして奥座敷へと連れ去り、監禁して徹底的に陵辱した。そして、劉焉と劉瑁が病気療養から帰ってきたその日行動に移したのだ。
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