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3章 群雄割拠
豫州刺史として
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劉備が陶謙に命じられ小沛城の城主となり、合わせて豫州刺史に任命される。当時の小沛は曹操の戦火から逃げてきた人で溢れていた。その中に優秀な人材がいることをわかっていた義賢は、兄である劉備に人材登用の大事さを説いていた。
劉備「こうして豫州刺史となり、小沛城の城主となることができた。まず何から手を始めるべきだろうか?」
張飛「大兄者、治安だぜ。曹操の野郎のせいで、溢れた民が野盗に襲われる事件が多発してるって話だ。放置なんかできねぇ」
関羽「うむ、兄者よ。某も翼徳に同意する」
趙雲「この趙子龍も同意する」
張郃「張儁乂も同じく」
劉備軍の中でも相当な武闘派の4人が治安を推す。
義賢「何から手を付けるべきかなど考えるのなら人材を広く集めるべきです。手数が増えればそれだけ多くのことができるのです。人は宝であり国の石垣です。関羽殿たちの言い分もわかります。ですから兄上どうでしょう。人材登用のの方は俺・田豊殿・沮授殿・簡雍殿・田豫殿で行い。張飛殿たちは治安を担当。鮮于輔殿には、丘力居殿との取引をお願いするというのは」
田豊「人材登用は急務と考えます」
沮授「政治ができる文官職の者が少ない気が致します。人材登用は急務かと」
田豫「俺たちもいつまでも殿のそばにずっといるなんてことはできねぇだろ。殿のそばを任せられる近衛兵みたいな人材も欲しいところだ」
簡雍「これから他の勢力と同盟や交渉ごとなどが増えるだろうなぁ。そう考えた時に俺一人では荷が重すぎるっての。そういった人材も欲しいねぇ」
劉備「うむ。双方の言い分はわかった。では雲長・翼徳を中心として、趙雲・張郃には、治安を任せる。野盗を討伐して、民たちを安心させてやるのだ」
張飛「大兄者。任せとけって」
関羽「うむ。兄者の期待に応えようぞ」
張郃「それでは各郡をそれぞれが担当するというのはいかがか?」
趙雲「面白そうですね。御三方に負けぬ働きを」
張飛「望むところだ」
関羽「うむ。大いに競い合おうぞ」
劉備「頼んだぞ。丁、お前のいったことも一理あろう。人材を広く登用するのだ」
義賢「兄上、有難き」
こうして、義賢たちは人材を広く集めた。やり方は曹操と同じで、才ある者を取り立てると各群の立て札に書いたのだ。そうして集まった者の中には、義賢のよく知る者たちが沢山いた。その1人1人が城主である劉備に挨拶していく。
???「陳到叔至と申します。劉備様の近衛兵を求めているとお聞きし、参上しました。どうかこの私を盾としてお使いください」
劉備「私は、盾が欲しいのではない。側で背を預けられる仲間だ。私の背を守るのだ。討ち死には許さぬからな。覚悟するのだぞ」
陳到「私が殿の背を!?大役を務め上げられるようにより一層の精進を重ねましょう」
劉備「うむ。陳到の働きに期待している」
陳到が一歩下がると次に控えていた者が一歩前に出る。
???「陳羣長文と申します。政治ができるものを求めているとお聞きし、参上いたしました。もう35を過ぎた中年でも良ければお使いくだされ。一つ考えていたことがあるゆえ。後でお披露目させて頂ければ幸いでございます」
???「この方が劉備様なのですか?ほぅ。父上もコチラにきて頂ければ良かったのですが。私の父は袁紹様に仕えていまして、今は離れられないと。全く頑固な父で困ったものです。あっこれは名乗りもせず身内のことを愚痴ってしまい申し訳ありません。長文の妻で荀清杏と申します。夫共々よろしくお願いします」
劉備「陳羣は、可愛らしい嫁さんをお持ちのようだな」
陳羣「天真爛漫過ぎて、いつも困らせられております」
荀清杏「あら、いつも助けられてるの間違いではありませんの」
劉備「夫婦仲良きことだ。陳羣よ。働きに期待している」
陳羣「はっ」
陳羣と荀清杏が下がると次に控えている者が一歩前へと出る。
???「孫乾公祐と申します。弁舌には少し自信がありまして、交渉ごとなど何かございましたらお使いください」
簡雍「助かるねぇ。今まで交渉ごとのほとんどを俺1人でやってたもんだからさ。俺の名は簡雍憲和。よろしく頼むよ孫乾殿」
孫乾「コチラこそよろしくお願いいたします簡雍殿」
劉備「うむ。これからは他勢力とのやり取りも増えよう。孫乾、お前の働きに期待している」
孫乾「ご期待に添える働きを必ず」
孫乾が下がると次に控えている者が一歩前に出た。
???「歩騭子山と申します。曹操の虐殺から徐州をお救いくださりありがとうございました。政治が得意で、人材を求めているとお聞きし、恩返しのために参った次第。よろしくお願いいたします」
義賢「(歩騭殿だって!?確か孫権殿の妻になる家系を輩出するんだったよな?ますます孫堅殿との繋がりが深くなるな。これは良いんじゃないか)」
劉備「歩騭よ。苦しむ民を救うのは当然であろう。恩返しなど必要ない。だがその気持ちは受け取ろう。これよりはその働きに期待する」
歩騭「有難き」
歩騭が下がると次に控えている者が前へと出たって、ええええええ、そうまさかあの有名軍師のお兄さんまで来てるとは。陶謙殿ってどんだけの人材を放置してたんだよ。まっそのおかげで兄上の軍が潤うわけだけどね。感謝感激雨霰だよな。
劉備「こうして豫州刺史となり、小沛城の城主となることができた。まず何から手を始めるべきだろうか?」
張飛「大兄者、治安だぜ。曹操の野郎のせいで、溢れた民が野盗に襲われる事件が多発してるって話だ。放置なんかできねぇ」
関羽「うむ、兄者よ。某も翼徳に同意する」
趙雲「この趙子龍も同意する」
張郃「張儁乂も同じく」
劉備軍の中でも相当な武闘派の4人が治安を推す。
義賢「何から手を付けるべきかなど考えるのなら人材を広く集めるべきです。手数が増えればそれだけ多くのことができるのです。人は宝であり国の石垣です。関羽殿たちの言い分もわかります。ですから兄上どうでしょう。人材登用のの方は俺・田豊殿・沮授殿・簡雍殿・田豫殿で行い。張飛殿たちは治安を担当。鮮于輔殿には、丘力居殿との取引をお願いするというのは」
田豊「人材登用は急務と考えます」
沮授「政治ができる文官職の者が少ない気が致します。人材登用は急務かと」
田豫「俺たちもいつまでも殿のそばにずっといるなんてことはできねぇだろ。殿のそばを任せられる近衛兵みたいな人材も欲しいところだ」
簡雍「これから他の勢力と同盟や交渉ごとなどが増えるだろうなぁ。そう考えた時に俺一人では荷が重すぎるっての。そういった人材も欲しいねぇ」
劉備「うむ。双方の言い分はわかった。では雲長・翼徳を中心として、趙雲・張郃には、治安を任せる。野盗を討伐して、民たちを安心させてやるのだ」
張飛「大兄者。任せとけって」
関羽「うむ。兄者の期待に応えようぞ」
張郃「それでは各郡をそれぞれが担当するというのはいかがか?」
趙雲「面白そうですね。御三方に負けぬ働きを」
張飛「望むところだ」
関羽「うむ。大いに競い合おうぞ」
劉備「頼んだぞ。丁、お前のいったことも一理あろう。人材を広く登用するのだ」
義賢「兄上、有難き」
こうして、義賢たちは人材を広く集めた。やり方は曹操と同じで、才ある者を取り立てると各群の立て札に書いたのだ。そうして集まった者の中には、義賢のよく知る者たちが沢山いた。その1人1人が城主である劉備に挨拶していく。
???「陳到叔至と申します。劉備様の近衛兵を求めているとお聞きし、参上しました。どうかこの私を盾としてお使いください」
劉備「私は、盾が欲しいのではない。側で背を預けられる仲間だ。私の背を守るのだ。討ち死には許さぬからな。覚悟するのだぞ」
陳到「私が殿の背を!?大役を務め上げられるようにより一層の精進を重ねましょう」
劉備「うむ。陳到の働きに期待している」
陳到が一歩下がると次に控えていた者が一歩前に出る。
???「陳羣長文と申します。政治ができるものを求めているとお聞きし、参上いたしました。もう35を過ぎた中年でも良ければお使いくだされ。一つ考えていたことがあるゆえ。後でお披露目させて頂ければ幸いでございます」
???「この方が劉備様なのですか?ほぅ。父上もコチラにきて頂ければ良かったのですが。私の父は袁紹様に仕えていまして、今は離れられないと。全く頑固な父で困ったものです。あっこれは名乗りもせず身内のことを愚痴ってしまい申し訳ありません。長文の妻で荀清杏と申します。夫共々よろしくお願いします」
劉備「陳羣は、可愛らしい嫁さんをお持ちのようだな」
陳羣「天真爛漫過ぎて、いつも困らせられております」
荀清杏「あら、いつも助けられてるの間違いではありませんの」
劉備「夫婦仲良きことだ。陳羣よ。働きに期待している」
陳羣「はっ」
陳羣と荀清杏が下がると次に控えている者が一歩前へと出る。
???「孫乾公祐と申します。弁舌には少し自信がありまして、交渉ごとなど何かございましたらお使いください」
簡雍「助かるねぇ。今まで交渉ごとのほとんどを俺1人でやってたもんだからさ。俺の名は簡雍憲和。よろしく頼むよ孫乾殿」
孫乾「コチラこそよろしくお願いいたします簡雍殿」
劉備「うむ。これからは他勢力とのやり取りも増えよう。孫乾、お前の働きに期待している」
孫乾「ご期待に添える働きを必ず」
孫乾が下がると次に控えている者が一歩前に出た。
???「歩騭子山と申します。曹操の虐殺から徐州をお救いくださりありがとうございました。政治が得意で、人材を求めているとお聞きし、恩返しのために参った次第。よろしくお願いいたします」
義賢「(歩騭殿だって!?確か孫権殿の妻になる家系を輩出するんだったよな?ますます孫堅殿との繋がりが深くなるな。これは良いんじゃないか)」
劉備「歩騭よ。苦しむ民を救うのは当然であろう。恩返しなど必要ない。だがその気持ちは受け取ろう。これよりはその働きに期待する」
歩騭「有難き」
歩騭が下がると次に控えている者が前へと出たって、ええええええ、そうまさかあの有名軍師のお兄さんまで来てるとは。陶謙殿ってどんだけの人材を放置してたんだよ。まっそのおかげで兄上の軍が潤うわけだけどね。感謝感激雨霰だよな。
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