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3章 群雄割拠
陶謙軍への救援の目処が立つ
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義賢は董白と自分が経験した数々の死への対策を協議していた。
董白「ってことはアンタもう6回も死んでんの?バカじゃない(それを全て覚えてるなんてどれだけ辛いんだろう。あんなに精神が弱ってたのも納得。もう少し優しくしなきゃ)」
義賢「あぁ、何度やっても陶謙殿の長子である陶商殿が死ぬことによって、次子である陶応殿の怒りが徐州牧を譲られた兄上に向いている気がする」
董白「うーん。陶商って人が死ぬのを防ぐ手立ては無い感じ?」
義賢「救援に向かっている最中に曹操殿に講和を求めに向かい無惨な姿に成り果てるってのが定番になってる」
董白「うーん、でも生きてる時が一回はあったのよね?」
義賢「あぁ、俺が黝廉で1人飛ばして向かった時だな」
董白「あの馬ね。義賢以外が乗ると振り下ろす馬(義賢のことが大好きなのが伝わってくる可愛い馬なのよね)」
義賢「何でかわかんねぇけど。後ろに乗せても嫌がるんだよ。だから捕虜とか抱えるしか無いからその辺りは面倒なんだけど」
董白「まぁ馬の話は今は良いわ。間に合うことができるのなら騎馬隊を編成したらどうかしら?」
義賢「騎馬隊を編成?そうか、だが田楷殿が貸してくれるだろうか?」
董白「まぁ、私に任せなさい(義賢の役に立たないと)」
董白はそういうと飛び出して田楷殿の陣幕に入っていった。
田楷「女性をこんなところに呼ぶ男がいるとはな。緊張感のない奴が居たものだな」
董白「アンタが田楷?」
田楷「そうだが、貴様は礼儀の知らぬ女のようだな」
董白「そっ。単刀直入に言うわ。馬を寄越しなさい」
田楷「ふざけるな。公孫瓚様から預かりし大切な騎馬を貴様のような女に貸せると思うか」
義賢「田楷殿、うちの妻が申し訳ありません。ホラ董白も謝るのだ」
董白「何でこんな無能に頭下げないといけないのよ」
田楷「劉丁殿、御自身の妻の躾ぐらいきちんとしてくださいよ。まぁ無理か暴虐無人な董卓の孫娘だものな。劉丁殿もとんでもないのを嫁にもらったようですな」
義賢「妻が無礼を働いたのは確かだが。董卓の孫娘だからと色眼鏡でしか人を見れぬ貴殿と妻を同列に語らないでいただけるか。で馬を貸してくれるのか?」
田楷「フン。貸すわけが無かろう」
義賢「そうか。邪魔したな。行くぞ董白」
董白「ダメよ。田楷様、先程は大変失礼致しました。馬を貸していただければ陶謙軍への救援の手柄は田楷様に献上します。それで手を打ってくれませんか?」
田楷「これはこれは董卓の孫娘が這いつくばって、頼む姿は滑稽じゃな。そこまで言うのなら良かろう。馬を貸してやる。だが約束は守るのだぞ手柄はワシの、いや公孫瓚様のものだ」
董白「はい」
田楷「劉丁殿、妻に感謝するのだな」
義賢「はい(ぐっ、董白にこんな屈辱な思いをさせるなんて、俺は)」
董白「さぁ、帰りましょう」
董白に手を引かれ幕舎へと帰る。
董白「うまいこといったでしょ」
義賢「すまない」
董白「何よ。もっと喜びなさいよ」
義賢は何も言わずに董白を抱きしめる。
董白「ちょっちょっとどうしたのよ」
義賢「少しだけ」
董白「はいはい。仕方ないわね」
義賢は5分ほど董白を抱きしめた後離れる。
義賢「董白、君のおかげで光明が見えたよ。この好機を必ず活かす」
董白「是非、そうして頂戴(義賢のために頭を下げるなら屈辱でも何でもないもん。もっと甘えさせてあげられるようにならないと。精神的に疲弊している義賢を癒してあげられるように)」
義賢「董白、1人で帰すことはできない。一緒についてきてもらうよ。ホラ鎧の支度しておいてね」
董白「えっえっ」
義賢は董白用の鎧を手渡すと作戦会議をしに向かった。1人残された董白は義賢の役に立てたことに安堵しつつ嬉しさのあまり悶絶していた。
義賢「田楷殿から馬を借りてきました。これで選抜したメンバーで一刻も早く救援に向かうべきです」
田豊「確かに義賢殿の言うことに一理ある」
沮授「うむ。救援が遅れれば遅れるだけ民の被害が増えよう」
劉備「だが歩兵と騎兵を分けるとしても乗れる兵がどれほどいるか?我らは義勇軍圧倒的に歩兵が多いのだ」
麴義「我が隊は大盾の中に隠した弩での奇襲を好むゆえ。俺以外は馬には乗れない」
潘鳳「我が隊も歩兵中心、馬には俺以外は乗れないかと」
張郃「ではその役目、この河問の張儁乂にお任せを」
趙雲「この常山の趙子龍にもお任せください」
張飛「おぅおぅ、元気なのは良いじゃねぇか。もちろん俺も行くぜ大兄者」
関羽「もちろん某もお供しますぞ兄者」
周倉「元倹、歩兵の指揮お前に任せるぜ。俺はこの足で馬の足についてく」
廖化「馬鹿野郎って、言い出したらきかねぇもんな。わかったよ。たく関羽様に付いてくからには必ず役に立てよ」
周倉「おぅ」
龔都「張飛様、お供できぬことをお許しくだせぇ」
張飛「おぅ、テメェらは歩兵の指揮頼んだぜ」
何儀「お任せください張飛様」
田楷殿から手柄と引き換えに借り受けた5000の馬の配分だが張飛1000・関羽1000・趙雲1000・張郃1000・劉備1000となり、義賢は劉備と共に黝廉で軍師として参陣。沮授も馬に乗り副軍師として参陣。歩兵隊の軍師として田豊と田籌。歩兵隊の指揮官として、田豫500・鮮于輔2000・麴義2000・潘鳳2000・廖化300・裴元紹200・龔都100・何儀100・何曼100・黄邵100・劉辟100を残した。董白のおかげで掴んだピース。この機会を必ず活かす。
董白「ってことはアンタもう6回も死んでんの?バカじゃない(それを全て覚えてるなんてどれだけ辛いんだろう。あんなに精神が弱ってたのも納得。もう少し優しくしなきゃ)」
義賢「あぁ、何度やっても陶謙殿の長子である陶商殿が死ぬことによって、次子である陶応殿の怒りが徐州牧を譲られた兄上に向いている気がする」
董白「うーん。陶商って人が死ぬのを防ぐ手立ては無い感じ?」
義賢「救援に向かっている最中に曹操殿に講和を求めに向かい無惨な姿に成り果てるってのが定番になってる」
董白「うーん、でも生きてる時が一回はあったのよね?」
義賢「あぁ、俺が黝廉で1人飛ばして向かった時だな」
董白「あの馬ね。義賢以外が乗ると振り下ろす馬(義賢のことが大好きなのが伝わってくる可愛い馬なのよね)」
義賢「何でかわかんねぇけど。後ろに乗せても嫌がるんだよ。だから捕虜とか抱えるしか無いからその辺りは面倒なんだけど」
董白「まぁ馬の話は今は良いわ。間に合うことができるのなら騎馬隊を編成したらどうかしら?」
義賢「騎馬隊を編成?そうか、だが田楷殿が貸してくれるだろうか?」
董白「まぁ、私に任せなさい(義賢の役に立たないと)」
董白はそういうと飛び出して田楷殿の陣幕に入っていった。
田楷「女性をこんなところに呼ぶ男がいるとはな。緊張感のない奴が居たものだな」
董白「アンタが田楷?」
田楷「そうだが、貴様は礼儀の知らぬ女のようだな」
董白「そっ。単刀直入に言うわ。馬を寄越しなさい」
田楷「ふざけるな。公孫瓚様から預かりし大切な騎馬を貴様のような女に貸せると思うか」
義賢「田楷殿、うちの妻が申し訳ありません。ホラ董白も謝るのだ」
董白「何でこんな無能に頭下げないといけないのよ」
田楷「劉丁殿、御自身の妻の躾ぐらいきちんとしてくださいよ。まぁ無理か暴虐無人な董卓の孫娘だものな。劉丁殿もとんでもないのを嫁にもらったようですな」
義賢「妻が無礼を働いたのは確かだが。董卓の孫娘だからと色眼鏡でしか人を見れぬ貴殿と妻を同列に語らないでいただけるか。で馬を貸してくれるのか?」
田楷「フン。貸すわけが無かろう」
義賢「そうか。邪魔したな。行くぞ董白」
董白「ダメよ。田楷様、先程は大変失礼致しました。馬を貸していただければ陶謙軍への救援の手柄は田楷様に献上します。それで手を打ってくれませんか?」
田楷「これはこれは董卓の孫娘が這いつくばって、頼む姿は滑稽じゃな。そこまで言うのなら良かろう。馬を貸してやる。だが約束は守るのだぞ手柄はワシの、いや公孫瓚様のものだ」
董白「はい」
田楷「劉丁殿、妻に感謝するのだな」
義賢「はい(ぐっ、董白にこんな屈辱な思いをさせるなんて、俺は)」
董白「さぁ、帰りましょう」
董白に手を引かれ幕舎へと帰る。
董白「うまいこといったでしょ」
義賢「すまない」
董白「何よ。もっと喜びなさいよ」
義賢は何も言わずに董白を抱きしめる。
董白「ちょっちょっとどうしたのよ」
義賢「少しだけ」
董白「はいはい。仕方ないわね」
義賢は5分ほど董白を抱きしめた後離れる。
義賢「董白、君のおかげで光明が見えたよ。この好機を必ず活かす」
董白「是非、そうして頂戴(義賢のために頭を下げるなら屈辱でも何でもないもん。もっと甘えさせてあげられるようにならないと。精神的に疲弊している義賢を癒してあげられるように)」
義賢「董白、1人で帰すことはできない。一緒についてきてもらうよ。ホラ鎧の支度しておいてね」
董白「えっえっ」
義賢は董白用の鎧を手渡すと作戦会議をしに向かった。1人残された董白は義賢の役に立てたことに安堵しつつ嬉しさのあまり悶絶していた。
義賢「田楷殿から馬を借りてきました。これで選抜したメンバーで一刻も早く救援に向かうべきです」
田豊「確かに義賢殿の言うことに一理ある」
沮授「うむ。救援が遅れれば遅れるだけ民の被害が増えよう」
劉備「だが歩兵と騎兵を分けるとしても乗れる兵がどれほどいるか?我らは義勇軍圧倒的に歩兵が多いのだ」
麴義「我が隊は大盾の中に隠した弩での奇襲を好むゆえ。俺以外は馬には乗れない」
潘鳳「我が隊も歩兵中心、馬には俺以外は乗れないかと」
張郃「ではその役目、この河問の張儁乂にお任せを」
趙雲「この常山の趙子龍にもお任せください」
張飛「おぅおぅ、元気なのは良いじゃねぇか。もちろん俺も行くぜ大兄者」
関羽「もちろん某もお供しますぞ兄者」
周倉「元倹、歩兵の指揮お前に任せるぜ。俺はこの足で馬の足についてく」
廖化「馬鹿野郎って、言い出したらきかねぇもんな。わかったよ。たく関羽様に付いてくからには必ず役に立てよ」
周倉「おぅ」
龔都「張飛様、お供できぬことをお許しくだせぇ」
張飛「おぅ、テメェらは歩兵の指揮頼んだぜ」
何儀「お任せください張飛様」
田楷殿から手柄と引き換えに借り受けた5000の馬の配分だが張飛1000・関羽1000・趙雲1000・張郃1000・劉備1000となり、義賢は劉備と共に黝廉で軍師として参陣。沮授も馬に乗り副軍師として参陣。歩兵隊の軍師として田豊と田籌。歩兵隊の指揮官として、田豫500・鮮于輔2000・麴義2000・潘鳳2000・廖化300・裴元紹200・龔都100・何儀100・何曼100・黄邵100・劉辟100を残した。董白のおかげで掴んだピース。この機会を必ず活かす。
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