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2章 反董卓連合
虎牢関攻防戦(結)
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虎牢関の関門前では、呂布が仁王立ちしていた。連合軍は兵士を多数送り込むも呂布や圧倒的武力の前に薙ぎ払われるのであった。歯噛みする袁紹は苛立ちを隠せないでいた。
袁紹「えぇい。よりによってここに呂布とはな。誰かあやつを討ち取れる猛者はおらぬか?」
王匡「そういう事でしたらうちの方悦にお任せください」
方悦「流石、殿はわかってらっしゃる。ひとっ走り仕留めてきやすぜ」
勢いよく飛び出した方悦であったが呂布の姿が近付くにすれ圧倒的存在感の威圧に馬から落ちそうになる。
方悦「なんてデカさだ。馬もすっかり怯えてやがる。この威圧感はヤベェ。だが漢が一度行くと言ったんだ。何もせずに帰るなどできぬ。呂布、覚悟せよ」
呂布「ほぅ。怯えながらも突撃してくるか面白い。だが己の力量を見誤ったようだな。フッ」
呂布が一息つき方天画戟を振ると方悦の首は宙を舞っていた。
王匡「嘘だろ。方悦が一撃!?」
袁紹「クソ、顔良と文醜がいれば」
袁術「頼りにならん者たちばかりですなぁ。兪渉、お前の力を見せてやるのだ」
兪渉「流石袁術様でさぁ。お任せくだせぇ。必ずや呂布を討ち取ってご覧に入れまさぁ」
威勢よく飛び出した兪渉だが呂布に近付くにつれて、圧倒的存在感と溢れ出る威圧により、馬も怯え武器も落としそうになる。
兪渉「おいおい。なんでぃ。こいつぁ。ヤベェ。でも信頼してくれた袁術様を裏切れねぇ。えぇい、ままよ。呂布、覚悟せぇ」
呂布「ほぅ。馬も怯え、武器も落としそうになりながらも突撃してくるか面白い。だがそんな状態で討ち取れると思われてあるとは心外だ。フン」
呂布の方天画戟による一撃が兪渉を的確に捉え、首は宙を舞った。
袁術「兪渉が!?」
袁紹「袁術よ。威勢よく言いながらこの結果か」
袁術「くっ。兪渉め。ワシに恥をかかせおって」
馬超「ここは俺に任せてもらえないだろうか?」
袁紹「お前は?」
馬超「天水太守馬騰の子馬超と申す」
袁紹「馬騰の子か。良し行って参れ」
馬超「了解した」
馬超は愛馬である里飛沙に跨ると、呂布目掛けて駆けて行く。馬超は呂布に近づいても威圧感に臆する事なく里飛沙も怯えなかった。
馬超「里飛沙、頼んだぞ」
里飛沙「ヒヒーン」
呂布「ほぅ、俺の威圧感を受けても向かってくるか。良いぞ。その心意気受けて立つ。駆けよ赤兎」
赤兎馬「フルルルヒヒーン」
呂布と馬超がぶつかり合う。数合と打ち合う。
馬超「なんて力だ!」
呂布「良いぞ。もっと俺を楽しませろ」
呂布も久々の強敵を相手に楽しんでいる。やがて押され始める馬超を見た趙雲が助けに向かう。
趙雲「馬超殿、助太刀致す」
馬超「すまない。だが手強い相手だ。気をつけろ」
趙雲「了解した。駆けよ白竜」
白竜「ヒヒーン」
呂布「次はお前か。良いぞ。俺の威圧感に耐えられる強者よ。受けて立つ」
馬超から引き継いだ趙雲が呂布と数合打ち合う。
趙雲「化け物か!?」
呂布「良いぞ。楽しいではないか」
やがて趙雲も押され始める。そこに劉備たち義兄弟が加勢に入る。
張飛「オメェら大丈夫か?」
趙雲「助かりました」
関羽「貴殿も無事か?」
馬超「あぁ。助かった」
劉備「1人1人ではダメだ。力を合わせるぞ」
義賢「(マジかよ。後は黄忠殿がいれば本当にこの早い段階で蜀の五虎大将の夢の共演じゃないか。心が躍る。なら俺の役割は黄忠殿の説得だな)」
呂布「面白い、面白いぞ。まとめてかかってこい」
呂布は5人をもろともせずに打ち合っていた。
劉備「これでもダメなのか!?」
張飛「気張れよオメェら」
関羽「ここが踏ん張りどころぞ」
趙雲「了解した。(なんだこの気持ちは、心が踊っている)」
馬超「かしこまった。(共闘するのなんて初めてだが動きがわかる。こんな事今まで無かった。いつかこんな者たちの側で武を振るいたいものだな)」
義賢が黄忠のところへと向かっていた時黄忠が飛び出してきていた。
黄忠「ワシも加勢致しますぞ。翁よ。へたってくれるなよ」
翁「ヒヒーン」
義賢「黄忠殿ですね。加勢していただきたいと思い説得に来ました」
黄忠「お主は?」
義賢「あそこで指揮をとっている劉備殿の弟で劉丁と申します」
黄忠「見たところ貴殿も弓使いと見える」
義賢「お察しの通りです」
黄忠「そうか、では共に援護するとしようぞ」
義賢と黄忠の参戦により、とうとう呂布も追い詰められることとなる。
呂布「くっ。この俺が追い詰められるとはな」
劉備「はぁはぁはぁ。7人でやっととは」
張飛「はぁはぁはぁ。オメェらへばってねぇだろうな」
黄忠「はぁはぁはぁはぁ。年寄り扱いせんでいただきたい」
関羽「はぁはぁはぁ。翼徳、失礼であろう」
趙雲「はぁはぁ。早く呂布を」
馬超「はぁはぁ。やっとか」
義賢「呂布殿、話をしたいことがあるのです。7人がかりでの一騎討ちにお付き合いくださりありがとうございます。今頃連合軍本陣は、一時撤退しているでしょう」
呂布「!?何故それを知っている」
義賢「なんのことでしょう?」
呂布「フン。食えぬ奴のようだ。!?その武器は何処で手に入れた」
義賢の武器を見た呂布に手渡した。
義賢「楼桑村で幼馴染の舞という鍛治師に」
呂布「そうか、生きていたのだな。良かった。相変わらず腕が良い。素晴らしい作品だ。大事にせよ」
呂布が武器を返してくれる。
呂布「もう良い。逃げはせぬ」
その頃、連合軍本陣は、とんでもない事になっていた。やがて、ここに孫堅殿も合流をする。こうして、夢の共演を果たした劉備軍により呂布を捕えることに成功した。話をしなければならない。
袁紹「えぇい。よりによってここに呂布とはな。誰かあやつを討ち取れる猛者はおらぬか?」
王匡「そういう事でしたらうちの方悦にお任せください」
方悦「流石、殿はわかってらっしゃる。ひとっ走り仕留めてきやすぜ」
勢いよく飛び出した方悦であったが呂布の姿が近付くにすれ圧倒的存在感の威圧に馬から落ちそうになる。
方悦「なんてデカさだ。馬もすっかり怯えてやがる。この威圧感はヤベェ。だが漢が一度行くと言ったんだ。何もせずに帰るなどできぬ。呂布、覚悟せよ」
呂布「ほぅ。怯えながらも突撃してくるか面白い。だが己の力量を見誤ったようだな。フッ」
呂布が一息つき方天画戟を振ると方悦の首は宙を舞っていた。
王匡「嘘だろ。方悦が一撃!?」
袁紹「クソ、顔良と文醜がいれば」
袁術「頼りにならん者たちばかりですなぁ。兪渉、お前の力を見せてやるのだ」
兪渉「流石袁術様でさぁ。お任せくだせぇ。必ずや呂布を討ち取ってご覧に入れまさぁ」
威勢よく飛び出した兪渉だが呂布に近付くにつれて、圧倒的存在感と溢れ出る威圧により、馬も怯え武器も落としそうになる。
兪渉「おいおい。なんでぃ。こいつぁ。ヤベェ。でも信頼してくれた袁術様を裏切れねぇ。えぇい、ままよ。呂布、覚悟せぇ」
呂布「ほぅ。馬も怯え、武器も落としそうになりながらも突撃してくるか面白い。だがそんな状態で討ち取れると思われてあるとは心外だ。フン」
呂布の方天画戟による一撃が兪渉を的確に捉え、首は宙を舞った。
袁術「兪渉が!?」
袁紹「袁術よ。威勢よく言いながらこの結果か」
袁術「くっ。兪渉め。ワシに恥をかかせおって」
馬超「ここは俺に任せてもらえないだろうか?」
袁紹「お前は?」
馬超「天水太守馬騰の子馬超と申す」
袁紹「馬騰の子か。良し行って参れ」
馬超「了解した」
馬超は愛馬である里飛沙に跨ると、呂布目掛けて駆けて行く。馬超は呂布に近づいても威圧感に臆する事なく里飛沙も怯えなかった。
馬超「里飛沙、頼んだぞ」
里飛沙「ヒヒーン」
呂布「ほぅ、俺の威圧感を受けても向かってくるか。良いぞ。その心意気受けて立つ。駆けよ赤兎」
赤兎馬「フルルルヒヒーン」
呂布と馬超がぶつかり合う。数合と打ち合う。
馬超「なんて力だ!」
呂布「良いぞ。もっと俺を楽しませろ」
呂布も久々の強敵を相手に楽しんでいる。やがて押され始める馬超を見た趙雲が助けに向かう。
趙雲「馬超殿、助太刀致す」
馬超「すまない。だが手強い相手だ。気をつけろ」
趙雲「了解した。駆けよ白竜」
白竜「ヒヒーン」
呂布「次はお前か。良いぞ。俺の威圧感に耐えられる強者よ。受けて立つ」
馬超から引き継いだ趙雲が呂布と数合打ち合う。
趙雲「化け物か!?」
呂布「良いぞ。楽しいではないか」
やがて趙雲も押され始める。そこに劉備たち義兄弟が加勢に入る。
張飛「オメェら大丈夫か?」
趙雲「助かりました」
関羽「貴殿も無事か?」
馬超「あぁ。助かった」
劉備「1人1人ではダメだ。力を合わせるぞ」
義賢「(マジかよ。後は黄忠殿がいれば本当にこの早い段階で蜀の五虎大将の夢の共演じゃないか。心が躍る。なら俺の役割は黄忠殿の説得だな)」
呂布「面白い、面白いぞ。まとめてかかってこい」
呂布は5人をもろともせずに打ち合っていた。
劉備「これでもダメなのか!?」
張飛「気張れよオメェら」
関羽「ここが踏ん張りどころぞ」
趙雲「了解した。(なんだこの気持ちは、心が踊っている)」
馬超「かしこまった。(共闘するのなんて初めてだが動きがわかる。こんな事今まで無かった。いつかこんな者たちの側で武を振るいたいものだな)」
義賢が黄忠のところへと向かっていた時黄忠が飛び出してきていた。
黄忠「ワシも加勢致しますぞ。翁よ。へたってくれるなよ」
翁「ヒヒーン」
義賢「黄忠殿ですね。加勢していただきたいと思い説得に来ました」
黄忠「お主は?」
義賢「あそこで指揮をとっている劉備殿の弟で劉丁と申します」
黄忠「見たところ貴殿も弓使いと見える」
義賢「お察しの通りです」
黄忠「そうか、では共に援護するとしようぞ」
義賢と黄忠の参戦により、とうとう呂布も追い詰められることとなる。
呂布「くっ。この俺が追い詰められるとはな」
劉備「はぁはぁはぁ。7人でやっととは」
張飛「はぁはぁはぁ。オメェらへばってねぇだろうな」
黄忠「はぁはぁはぁはぁ。年寄り扱いせんでいただきたい」
関羽「はぁはぁはぁ。翼徳、失礼であろう」
趙雲「はぁはぁ。早く呂布を」
馬超「はぁはぁ。やっとか」
義賢「呂布殿、話をしたいことがあるのです。7人がかりでの一騎討ちにお付き合いくださりありがとうございます。今頃連合軍本陣は、一時撤退しているでしょう」
呂布「!?何故それを知っている」
義賢「なんのことでしょう?」
呂布「フン。食えぬ奴のようだ。!?その武器は何処で手に入れた」
義賢の武器を見た呂布に手渡した。
義賢「楼桑村で幼馴染の舞という鍛治師に」
呂布「そうか、生きていたのだな。良かった。相変わらず腕が良い。素晴らしい作品だ。大事にせよ」
呂布が武器を返してくれる。
呂布「もう良い。逃げはせぬ」
その頃、連合軍本陣は、とんでもない事になっていた。やがて、ここに孫堅殿も合流をする。こうして、夢の共演を果たした劉備軍により呂布を捕えることに成功した。話をしなければならない。
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