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1章 黄巾の乱
楼桑村の戦いリベンジ
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?『オー劉義賢よ。死んでしまうとは、情け無い。今回の貴方の死の原因は、周倉殿と廖化殿を探せなかったことです。そうです。あの2人を早いうちに劉備軍に引き入れることがこの後の劉備軍の未来を少し明るくするのです。ヒントは、関羽殿が程遠志を討ち取った時です。感嘆している黄巾の兵士を探してください。それが若かりし頃の周倉殿と廖化殿です。この時関羽殿の武勇に惹かれたのです。次こそは期待していますよ』
劉備「丁、どうしたんだ?」
目を開けた俺を心配そうに見つめる劉備殿の姿がそこにあった。
義賢「兄上?」
劉備「黄巾党が村に攻めてきたから作戦会議をしていたら急に倒れたんだ。覚えてないかい」
えっ、ということは今から張梁軍が攻めてくるところか。何が起こったんだ。過去に戻った?ルート選択を間違い死のルートに入ったから戻ったなんてゲームの世界じゃあるまいし。だがこのチャンスを無駄にせず活かさないとな。目を覚ます前に聞こえたあの話が正しいならチャンスは関羽殿が程遠志を討ち取った時だ。今度こそ周倉殿と廖化殿の勧誘を成し遂げて見せる。
劉備「おーい丁。本当に大丈夫か?体調が悪いなら休んでいても良いんだぞ」
義賢「いえ、御心配をおかけしてすみません。もう大丈夫です」
劉備「なら良いが」
張飛「殺気に当てられて倒れるたぁ情けねぇな。ガハハ」
関羽「翼徳の申す通りよ」
義賢「ハハハ。全く情け無いところをお見せして申し訳ございません」
田豫「義賢は勉学ばかりで人の殺気に敏感ではないから仕方ないだろう気にするな」
簡雍「俺より繊細だとは思わなかった。ハハハ」
劉備「時間がない、防衛に向かうぞ」
村の入り口に向かうと張梁軍がやってきていた。
張梁「ウチの奴らを可愛がってくれたようだな義勇兵ども大兄者の崇高な教えがわからないのなら俺が滅してくれる。蒼天既に死す、黄天まさにたつべし」
黄巾兵「蒼天既に死す、黄天まさにたつべし」
張梁「鄧茂、敵を軽く捻って来い」
鄧茂「お任せください人公将軍様」
張飛「へぇ~、イキのいいのがいるみたいだな。ちょっくら行ってくるぜ」
よし、ここまでは前回と同じ流れだこのまま関羽殿の流れまで行った後周りを見回して感嘆している奴を探すんだ。
張飛「我が名は、張翼徳。命知らずは大歓迎だぜ」
鄧茂「我が名は、鄧茂。命知らずが死ねぇ」
張飛「おいおい。何だそれは、止まって見えるぜ。オリャー」
鄧茂「何だ。グハッ」
張飛「敵将、鄧茂。張翼徳が討ち取ったー」
前回と同じように一突きで敵将を仕留める張飛殿。
張飛「何でぇ。てんで弱いぜ。もっと骨のあるやつはいなぁかぁ」
張飛の一喝に怯まずに突撃してくる程遠志。よしこの後だ。
程遠志「テメェ。ふざけんじゃねぇぞ。鄧茂の仇取らせてもらう」
張飛「へぇ~、イキの良いのがもう1人いるみたいだがここは兄者に譲るとすっか」
関羽殿が張飛殿の横を駆け抜けて程遠志と対峙する。
関羽「我が名は、関雲長。某のお相手を願おう」
程遠志「我が名は、程遠志。えぇい。どけぇい」
前回と同様、関羽殿が青龍偃月刀で一刀の元に斬り捨てる。
程遠志「鄧茂、すまねぇ。グハッ」
関羽「敵将、程遠志。関雲長が討ち取ったー」
良しこのタイミングだ。注意深く周りを見渡すと奥の方で関羽殿をキラキラとした目で見つめる黄巾兵を見つける。
義賢「見つけた」
張梁「クソッ、一時撤退だ」
黄巾兵「化け物だぁーーー」
この言葉で四散する黄巾兵だが感嘆としていた3人は数歩遅れた。その隙を義賢は見逃さず。黝廉を走らせる。
???「うわぁ。兄貴~待ってくれぇ」
捕まえた1人を人質に2人の逃走を阻止した。
???「裴元紹、今助けるぞ」
???「周倉、早まるな。クソ」
周倉「俺の名は周元福いざ参る」
廖化「俺の名は廖元倹2人がかりで申し訳ないがこれも友を救うため覚悟せよ」
義賢「俺は劉義賢、譲れぬ大望のため捕えさせてもらう」
俺は戦ったことはない無我夢中で裴元紹殿を遠捕らえることには成功したが後の蜀の名将2人を相手に戦えるわけがない。そう思ったが黝廉が巧みに動き周倉殿と廖化殿を翻弄する。相手が馬に乗っていないことも功を奏し捕らえることに成功する。
裴元紹「兄貴、俺が簡単に捕まっちまったがためにすまねぇ」
周倉「それ以上言うな。この方の方が上手だったというだけだ」
廖化「あぁ、こうなってはぜひもなし。首を刎ねられよ」
義賢「貴方たちからは、民を思う気持ちを感じました。良ければ我が兄上に会ってくださいませんか?」
三人「こうなっては、ぜひもない」
3人を連れて兄上たちの元に合流する。
張飛「敵将を3人も捕えるたぁやるじゃねぇか。見直したぜ」
関羽「うむ。義賢の武働見事なものよ」
劉備「捕虜は丁重に扱うことを約束する。安心してくれ」
義賢「いえ、兄上、俺はこの3人を配下に加えるべきと存じます」
劉備「黄巾兵を加えることなどできぬ」
義賢「確かに黄巾兵です。ですが民を思う気持ちは同じです。彼らもまた民を思い立ち上がった。やり方は間違えていたかもしれないが同じ民なのです。たった一度の過ちでその命を絶たれるなどあってはならないと考えます」
周倉「程遠志殿を一刀の元に斬り捨てた関羽殿の武に惚れちまった。貴方の麾下に俺たち3人を加えていただけないだろうか?粉骨砕身働く所存だ」
廖化「身命を賭してお仕えすると誓います」
裴元紹「俺たちの士官を許して下さらないだろうが」
関羽「兄者。この者たち某が預かってもかまいませぬか?」
劉備「雲長の判断に任せる」
関羽「かたじけぬ。お前たちの仕官を許そうぞ」
3人が抱き合いながら喜んでいる。これで取り敢えず良い方にルート分岐できたのかな。新たに3人の指揮官を加えた義勇兵の戦いは転々としていくことになるのだった。
劉備「丁、どうしたんだ?」
目を開けた俺を心配そうに見つめる劉備殿の姿がそこにあった。
義賢「兄上?」
劉備「黄巾党が村に攻めてきたから作戦会議をしていたら急に倒れたんだ。覚えてないかい」
えっ、ということは今から張梁軍が攻めてくるところか。何が起こったんだ。過去に戻った?ルート選択を間違い死のルートに入ったから戻ったなんてゲームの世界じゃあるまいし。だがこのチャンスを無駄にせず活かさないとな。目を覚ます前に聞こえたあの話が正しいならチャンスは関羽殿が程遠志を討ち取った時だ。今度こそ周倉殿と廖化殿の勧誘を成し遂げて見せる。
劉備「おーい丁。本当に大丈夫か?体調が悪いなら休んでいても良いんだぞ」
義賢「いえ、御心配をおかけしてすみません。もう大丈夫です」
劉備「なら良いが」
張飛「殺気に当てられて倒れるたぁ情けねぇな。ガハハ」
関羽「翼徳の申す通りよ」
義賢「ハハハ。全く情け無いところをお見せして申し訳ございません」
田豫「義賢は勉学ばかりで人の殺気に敏感ではないから仕方ないだろう気にするな」
簡雍「俺より繊細だとは思わなかった。ハハハ」
劉備「時間がない、防衛に向かうぞ」
村の入り口に向かうと張梁軍がやってきていた。
張梁「ウチの奴らを可愛がってくれたようだな義勇兵ども大兄者の崇高な教えがわからないのなら俺が滅してくれる。蒼天既に死す、黄天まさにたつべし」
黄巾兵「蒼天既に死す、黄天まさにたつべし」
張梁「鄧茂、敵を軽く捻って来い」
鄧茂「お任せください人公将軍様」
張飛「へぇ~、イキのいいのがいるみたいだな。ちょっくら行ってくるぜ」
よし、ここまでは前回と同じ流れだこのまま関羽殿の流れまで行った後周りを見回して感嘆している奴を探すんだ。
張飛「我が名は、張翼徳。命知らずは大歓迎だぜ」
鄧茂「我が名は、鄧茂。命知らずが死ねぇ」
張飛「おいおい。何だそれは、止まって見えるぜ。オリャー」
鄧茂「何だ。グハッ」
張飛「敵将、鄧茂。張翼徳が討ち取ったー」
前回と同じように一突きで敵将を仕留める張飛殿。
張飛「何でぇ。てんで弱いぜ。もっと骨のあるやつはいなぁかぁ」
張飛の一喝に怯まずに突撃してくる程遠志。よしこの後だ。
程遠志「テメェ。ふざけんじゃねぇぞ。鄧茂の仇取らせてもらう」
張飛「へぇ~、イキの良いのがもう1人いるみたいだがここは兄者に譲るとすっか」
関羽殿が張飛殿の横を駆け抜けて程遠志と対峙する。
関羽「我が名は、関雲長。某のお相手を願おう」
程遠志「我が名は、程遠志。えぇい。どけぇい」
前回と同様、関羽殿が青龍偃月刀で一刀の元に斬り捨てる。
程遠志「鄧茂、すまねぇ。グハッ」
関羽「敵将、程遠志。関雲長が討ち取ったー」
良しこのタイミングだ。注意深く周りを見渡すと奥の方で関羽殿をキラキラとした目で見つめる黄巾兵を見つける。
義賢「見つけた」
張梁「クソッ、一時撤退だ」
黄巾兵「化け物だぁーーー」
この言葉で四散する黄巾兵だが感嘆としていた3人は数歩遅れた。その隙を義賢は見逃さず。黝廉を走らせる。
???「うわぁ。兄貴~待ってくれぇ」
捕まえた1人を人質に2人の逃走を阻止した。
???「裴元紹、今助けるぞ」
???「周倉、早まるな。クソ」
周倉「俺の名は周元福いざ参る」
廖化「俺の名は廖元倹2人がかりで申し訳ないがこれも友を救うため覚悟せよ」
義賢「俺は劉義賢、譲れぬ大望のため捕えさせてもらう」
俺は戦ったことはない無我夢中で裴元紹殿を遠捕らえることには成功したが後の蜀の名将2人を相手に戦えるわけがない。そう思ったが黝廉が巧みに動き周倉殿と廖化殿を翻弄する。相手が馬に乗っていないことも功を奏し捕らえることに成功する。
裴元紹「兄貴、俺が簡単に捕まっちまったがためにすまねぇ」
周倉「それ以上言うな。この方の方が上手だったというだけだ」
廖化「あぁ、こうなってはぜひもなし。首を刎ねられよ」
義賢「貴方たちからは、民を思う気持ちを感じました。良ければ我が兄上に会ってくださいませんか?」
三人「こうなっては、ぜひもない」
3人を連れて兄上たちの元に合流する。
張飛「敵将を3人も捕えるたぁやるじゃねぇか。見直したぜ」
関羽「うむ。義賢の武働見事なものよ」
劉備「捕虜は丁重に扱うことを約束する。安心してくれ」
義賢「いえ、兄上、俺はこの3人を配下に加えるべきと存じます」
劉備「黄巾兵を加えることなどできぬ」
義賢「確かに黄巾兵です。ですが民を思う気持ちは同じです。彼らもまた民を思い立ち上がった。やり方は間違えていたかもしれないが同じ民なのです。たった一度の過ちでその命を絶たれるなどあってはならないと考えます」
周倉「程遠志殿を一刀の元に斬り捨てた関羽殿の武に惚れちまった。貴方の麾下に俺たち3人を加えていただけないだろうか?粉骨砕身働く所存だ」
廖化「身命を賭してお仕えすると誓います」
裴元紹「俺たちの士官を許して下さらないだろうが」
関羽「兄者。この者たち某が預かってもかまいませぬか?」
劉備「雲長の判断に任せる」
関羽「かたじけぬ。お前たちの仕官を許そうぞ」
3人が抱き合いながら喜んでいる。これで取り敢えず良い方にルート分岐できたのかな。新たに3人の指揮官を加えた義勇兵の戦いは転々としていくことになるのだった。
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