204 / 210
1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
マミーとのバトル
しおりを挟む
ナナが某時代劇の悪代官が如く包帯を帯を解くかのように回して、顔だけ包帯が巻かれた状態で身体は産まれたままの姿のマミーが怒り狂って、バトルがスタートした。
「皆様、お待たせしました。ここ最近出番がなくて、もうこういう機会は無いのかもしれないと内心不安になっておりました実況のバニーです」
「解説のマリンなのだ」
「マリンさん、今回、我らがマスター。ゴホン、フグオ選手が戦う相手は、マミーですがどういったバトル展開が予想されるでしょうか?」
「マミーの厄介なぐるぐる巻き攻撃は、ナナのお陰で、あらわとなった状態では使えないのだ。ガンガン押し切ってくれることを期待してるのだ」
全く簡単に言ってくれるぜ。でも、この感じ懐かしいな。なんだかんだ僕もバニーの実況を求めているんだよな。マリンの解説はいつも答えだから解説とは言わないんだけど。でも確かにナナのお陰で、包帯が無くなったことで、相手を自分と同じミイラ状態にするぐるぐる巻き攻撃は使えない。あれをやられると数ターンの間、身体がぐるぐる巻きで動けないとなって厄介なんだよな。それが使えないのは大きなアドバンテージといえる。いえるのだが。そりゃさ、服着てミイラになる訳ないからこうなるのはわかるんだけどさ。大事なところが全部見えちゃってるのよ。しかも、僕おっぱい星人だからさ。こう胸が大きくて、安産型の尻を見せられるとまぁ息子が反応してしまうわけで。いや、良いんだよ。僕のアレを取り込ませないとダメなんだから。でもなぁ。
「おーっと、我らがフグオ選手の聖剣が光輝いているぞーーーーーー。これにはチョトミも大興奮だーーーーーーー」
「カレピッピの先端からマジヤバ汁の気配がして、マジクラなんだけど~」
僕の息子を聖剣とか言うな!いや、魔物を人外娘に変えられる。イコール魔を浄化する聖剣と言えなくもないのか?いやいや、そんな大層なもんじゃない。
「マヤ、いつもこんな感じなの?」
「えぇ、大概こんな感じでお祭り騒ぎになってるわね」
「へぇ、それにしてもこの青い飲み物、美味しいなぁ」
「それ、マリンの体液よ」
「えっ?ゴホッゴホッ、なんてもの飲ませるのよ」
「ナナったら、どうしたの?この世界のソーダ水はスライムの体液から作られるのよ。あぁ美味しい。やっぱ、熱戦を見守る時は炭酸に限るよね」
「ハルの言う通りね。ゴクゴク。プハァ。これよ。これ」
「あのソーダ水って、そうだったの?これがね。まぁ、でも美味しいから良いのよね?」
「おかわりもあるのだ」
「あっありがとう。まぁ郷に入れば郷に従えっていうものね」
ナナは、人外娘よりも率先切って、魔物を倒しまくる脳筋スタイルと打って変わって、今はマヤやハルに促されるままマリンの体液から作られるソーダ水を飲んでいた。染まるの早いな。おい。
「勇者様、キリリのことをどうかどうか宜しくお願いします」
パピィは目の前のマミーのことをキリリと呼んで、元に戻して欲しいと懇願している。そうだよな。俺だって家族が魔物になってたとして、助けられる力を持つものがいたら助けてと懇願するだろう。気持ちはわかる。気持ちはわかるのだが。マミーについて、前回出現はここだけと言ったが、あれは本当でもあり嘘でもある。もう1箇所、出現場所がある。ピラミッドだ。まぁ、歩いてるところを見られるのはここだけって意味なんだ。向こうは全てイベント戦闘で、棺桶を調べると飛び出してくるのだから。
『マミーは、ぐるぐる巻き攻撃をしようとした。しかし包帯が足りない』
「おーっと、マミー選手のぐるぐる巻き攻撃が失敗した~。これは我らがフグオ選手にチャンス到来だーーーーー!!!!」
「うんうん、なのだ」
いや、無駄攻撃すんのかーい!いや、普通包帯ないのすぐ気づくだろうが!馬鹿なのか?あのマミーのAIは馬鹿なのか?いや、だとしても高い防御力があるマミーの身体に傷をつけることなんて。えっ?防御力が0?まさか裸になってるからか!?これならどんな攻撃も等倍で入る。だがそれにしても数ターンかかるので、一気に勝負を決める必要がある。僕は道具袋からアイテムを取り出す。マミーの弱点は火属性だ。敵に効率よくダメージを与えるのは弱点を付くこと。これはバトルの基本だ。しかし殺してはならない。瀕死にさせて、へばらせないといけない。だから僕はこのアイテムを取り出した。この前、襲いかかってきた火龍サラマンダーが落とした鱗を素材にした爆裂玉だ。これがちょうどマミーを瀕死にさせるほどのダメージを与えられる火属性の攻撃になる。マミーはイベント戦闘に選ばれる魔物のため。中ボス扱いとなっていて、HPが高いのだ。だから本来この時点で持ってるはずのないサラマンダーの鱗を素材に作ったこの爆裂玉が大ダメージとなるのだ。僕は、これをマミーに向かって放り投げた。
『フグオは爆裂玉を使った。マミーに、449のダメージ。マミーは瀕死で動けない』
マミーは瀕死になると防衛本能が動き防御しかしないのだ。だからこれで無力化がほぼ成功した。ここからじっくりと攻め立てることにする。アッチで。
「皆様、お待たせしました。ここ最近出番がなくて、もうこういう機会は無いのかもしれないと内心不安になっておりました実況のバニーです」
「解説のマリンなのだ」
「マリンさん、今回、我らがマスター。ゴホン、フグオ選手が戦う相手は、マミーですがどういったバトル展開が予想されるでしょうか?」
「マミーの厄介なぐるぐる巻き攻撃は、ナナのお陰で、あらわとなった状態では使えないのだ。ガンガン押し切ってくれることを期待してるのだ」
全く簡単に言ってくれるぜ。でも、この感じ懐かしいな。なんだかんだ僕もバニーの実況を求めているんだよな。マリンの解説はいつも答えだから解説とは言わないんだけど。でも確かにナナのお陰で、包帯が無くなったことで、相手を自分と同じミイラ状態にするぐるぐる巻き攻撃は使えない。あれをやられると数ターンの間、身体がぐるぐる巻きで動けないとなって厄介なんだよな。それが使えないのは大きなアドバンテージといえる。いえるのだが。そりゃさ、服着てミイラになる訳ないからこうなるのはわかるんだけどさ。大事なところが全部見えちゃってるのよ。しかも、僕おっぱい星人だからさ。こう胸が大きくて、安産型の尻を見せられるとまぁ息子が反応してしまうわけで。いや、良いんだよ。僕のアレを取り込ませないとダメなんだから。でもなぁ。
「おーっと、我らがフグオ選手の聖剣が光輝いているぞーーーーーー。これにはチョトミも大興奮だーーーーーーー」
「カレピッピの先端からマジヤバ汁の気配がして、マジクラなんだけど~」
僕の息子を聖剣とか言うな!いや、魔物を人外娘に変えられる。イコール魔を浄化する聖剣と言えなくもないのか?いやいや、そんな大層なもんじゃない。
「マヤ、いつもこんな感じなの?」
「えぇ、大概こんな感じでお祭り騒ぎになってるわね」
「へぇ、それにしてもこの青い飲み物、美味しいなぁ」
「それ、マリンの体液よ」
「えっ?ゴホッゴホッ、なんてもの飲ませるのよ」
「ナナったら、どうしたの?この世界のソーダ水はスライムの体液から作られるのよ。あぁ美味しい。やっぱ、熱戦を見守る時は炭酸に限るよね」
「ハルの言う通りね。ゴクゴク。プハァ。これよ。これ」
「あのソーダ水って、そうだったの?これがね。まぁ、でも美味しいから良いのよね?」
「おかわりもあるのだ」
「あっありがとう。まぁ郷に入れば郷に従えっていうものね」
ナナは、人外娘よりも率先切って、魔物を倒しまくる脳筋スタイルと打って変わって、今はマヤやハルに促されるままマリンの体液から作られるソーダ水を飲んでいた。染まるの早いな。おい。
「勇者様、キリリのことをどうかどうか宜しくお願いします」
パピィは目の前のマミーのことをキリリと呼んで、元に戻して欲しいと懇願している。そうだよな。俺だって家族が魔物になってたとして、助けられる力を持つものがいたら助けてと懇願するだろう。気持ちはわかる。気持ちはわかるのだが。マミーについて、前回出現はここだけと言ったが、あれは本当でもあり嘘でもある。もう1箇所、出現場所がある。ピラミッドだ。まぁ、歩いてるところを見られるのはここだけって意味なんだ。向こうは全てイベント戦闘で、棺桶を調べると飛び出してくるのだから。
『マミーは、ぐるぐる巻き攻撃をしようとした。しかし包帯が足りない』
「おーっと、マミー選手のぐるぐる巻き攻撃が失敗した~。これは我らがフグオ選手にチャンス到来だーーーーー!!!!」
「うんうん、なのだ」
いや、無駄攻撃すんのかーい!いや、普通包帯ないのすぐ気づくだろうが!馬鹿なのか?あのマミーのAIは馬鹿なのか?いや、だとしても高い防御力があるマミーの身体に傷をつけることなんて。えっ?防御力が0?まさか裸になってるからか!?これならどんな攻撃も等倍で入る。だがそれにしても数ターンかかるので、一気に勝負を決める必要がある。僕は道具袋からアイテムを取り出す。マミーの弱点は火属性だ。敵に効率よくダメージを与えるのは弱点を付くこと。これはバトルの基本だ。しかし殺してはならない。瀕死にさせて、へばらせないといけない。だから僕はこのアイテムを取り出した。この前、襲いかかってきた火龍サラマンダーが落とした鱗を素材にした爆裂玉だ。これがちょうどマミーを瀕死にさせるほどのダメージを与えられる火属性の攻撃になる。マミーはイベント戦闘に選ばれる魔物のため。中ボス扱いとなっていて、HPが高いのだ。だから本来この時点で持ってるはずのないサラマンダーの鱗を素材に作ったこの爆裂玉が大ダメージとなるのだ。僕は、これをマミーに向かって放り投げた。
『フグオは爆裂玉を使った。マミーに、449のダメージ。マミーは瀕死で動けない』
マミーは瀕死になると防衛本能が動き防御しかしないのだ。だからこれで無力化がほぼ成功した。ここからじっくりと攻め立てることにする。アッチで。
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。

爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる