203 / 210
1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
アンデッド地獄
しおりを挟む
ワクワクしているナナと打って変わり恐怖で顔が引き攣っているマヤとハル。触手で僕の手をぐいぐいと引っ張るマリン。腹を括って、入るしかない。この恐怖の館の一つ目のステージはアンデッド地獄だ。ゾンビ・グール・リビングデッド・マミー・スケルトンを始めとする死者たちがお出迎えしてくれる。これだけ聞けばいや倒せばええやんそんなんっと思われるかもしれないが、コイツらの厄介なところは人間に擬態できるところだ。ここに出てくる死者共は人間に化けている。だからパッと見、この恐怖の館に挑んだ冒険者の成れの果てにしか見えない。
「フグオ、私恨むからアンタがもう一回初めからになったことを恨むから!」
「フグオ君、今回ばかりはマジで無理無理無理。怖い怖い怖い。リアルなお化け屋敷とか無理ーーーーーー」
「いや、僕もこの館だけは避けたかったよ」
「マスター、怖気ついてるのだ?今までと大差無いのだ。邪魔な奴らは、マリンたちが排除してやるのだ」
ん?あれっそうかあの時は僕とマヤとハルの3人パーティだったから怖かったけど、今はマリンたちがいるから多分死んだふりしてるゾンビとかも容赦なく殺されるよな、、、、怯える必要ないのでは?寧ろ、怯えるマヤとハルに抱きつかれてムフフなのでは?
「フグオ、早く行こうよ。私、お化け屋敷大好きなのよね」
ナナはこんな感じでワクワクしてる。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ。何考えてんのよ。こんなところアタシ入らないんだからーーーーー」
リーシャはこんな事を言ってるがマリンに背中を押されて、イヤイヤしてる。リーシャは魔物なのに怖いものが苦手みたいだ。
「、、、、良し行こう」
僕が言うと恐怖の館へと足を踏み入れたのだが、結果はこの通りだ。
「死んだフリなんてアタイに効くと思ってんのかい?舐められたものだね。アンタらをアタイの修行の糧にさせてもらうぜ」
バナンキーは容赦なく死んだふりしてるゾンビを拳でそのまま潰していく。まるでプチプチを潰すように。これを見て、マヤとハルの中にあった恐怖も無くなっていた。
「マヤ、私、怯えすぎてたかも」
「えぇ、あの時は3人だったから怖かったけど今は、マリンたちがいるんだった。そうか、こうなっちゃうのか」
「ねーマヤ・ハル、見てみて鎧が動いてるんだけど。アハハ」
「みぃたぁなぁ」
「見たなだって、アハハハハ」
ナナは終始こんな感じで恐怖の館を楽しんでいる。
「ナナ、そいつ斬りかかってくるわ!」
マヤの言葉でナナが大剣を抜いて、受け止めて、横薙ぎで薙ぎ払った。
「すご~い。本当に斬りかかって来たんだけど~。中に何も入ってない~。アハハハハ」
「ナナ、やるじゃねぇか。アタイも負けてらんないね」
ナナに触発されたのかバナンキーも鎧を粉砕してるし、、、この娘たちにかかれば、赤子の手をひねるようなものだってことか。にしてもナナってクールだから魔法戦士とかそっち方面なのかと思ったら筋肉にステータスを振りまくった脳筋戦士なんだな。
「マヤ・ハル、見てよ。包帯に巻かれて可哀想な人がいるよ!」
「マミーだからそれ!」
「あっこれがマミーなんだ。そぉれぇ」
まるで遊女の帯を引っ張る容量で包帯の切れ目をとって回すナナ。
「あーれーってこうだったっけ?」
包帯を引っ張られてどんどん小さくなるマミー、やがて全部巻き取られたマミーが崩れ去った。
「へぇ、マミーの中ってこうなってるんだ。初めて出会ったけど。包帯引っ張っただけで消滅しちゃうなんて。アハハハハ」
マミーはこの館にしか出現しない珍しい魔物なのだ。そして、僕が次に人外娘にしないといけない魔物だ。それが次々とナナによって捲られて消滅させられてる。あの中に女のマミーが居たらどうするだよ。だが、そんな杞憂する必要はなかった。だって、今まさに目の前に女のマミーがいるのだから。
「ナナ、面白いことやってんな。アタイもやってやるぜ」
バナンキーがナナと張り合う形となった。
「負けないわよバナンキー」
「へっ。勝つのはアタイだナナ」
「鎧が動いてる。アワワワワ。石像も動いてる。アワワワワ。死者と骨がたくさん。もういやぁぁぁぉぁぁぁぁ」
リーシャはこんな感じでずっと狼狽えてる。
「マミー、みっけ。ほらほらめくってあげるんだから」
「ぐっナナに先越されちまった」
そしてナナにひん剥かれたマミーが消えなかった。それどころか包帯の中から大きな胸とハリのある肌。安産型のお尻にキュッと引き締まった脚。顔だけが包帯で巻かれているなんとも言えない姿である。
「見つけたのだ。ナナ、お手柄なのだ」
「へっ?」
マリンに褒められたナナだが意味を理解できてないみたいである。しかし、さっきまで消滅してたのに、ご都合主義的な感じで女のマミーは消滅しないんだよな。まぁ、恐らく頭の部分の包帯が残ったから大丈夫だったって事なんだろうけど。その時、パピィが叫んだ。
「そんな、あの胸の上にあるホクロはま見間違うわけありません。あれは、私のボディガードのキリリですわ!」
この言葉で確信した。このマミーが風呂階家から消えた使用人の1人だということに、やれやれこれも人助け、そう覚悟を決めるフグオであった。
「フグオ、私恨むからアンタがもう一回初めからになったことを恨むから!」
「フグオ君、今回ばかりはマジで無理無理無理。怖い怖い怖い。リアルなお化け屋敷とか無理ーーーーーー」
「いや、僕もこの館だけは避けたかったよ」
「マスター、怖気ついてるのだ?今までと大差無いのだ。邪魔な奴らは、マリンたちが排除してやるのだ」
ん?あれっそうかあの時は僕とマヤとハルの3人パーティだったから怖かったけど、今はマリンたちがいるから多分死んだふりしてるゾンビとかも容赦なく殺されるよな、、、、怯える必要ないのでは?寧ろ、怯えるマヤとハルに抱きつかれてムフフなのでは?
「フグオ、早く行こうよ。私、お化け屋敷大好きなのよね」
ナナはこんな感じでワクワクしてる。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ。何考えてんのよ。こんなところアタシ入らないんだからーーーーー」
リーシャはこんな事を言ってるがマリンに背中を押されて、イヤイヤしてる。リーシャは魔物なのに怖いものが苦手みたいだ。
「、、、、良し行こう」
僕が言うと恐怖の館へと足を踏み入れたのだが、結果はこの通りだ。
「死んだフリなんてアタイに効くと思ってんのかい?舐められたものだね。アンタらをアタイの修行の糧にさせてもらうぜ」
バナンキーは容赦なく死んだふりしてるゾンビを拳でそのまま潰していく。まるでプチプチを潰すように。これを見て、マヤとハルの中にあった恐怖も無くなっていた。
「マヤ、私、怯えすぎてたかも」
「えぇ、あの時は3人だったから怖かったけど今は、マリンたちがいるんだった。そうか、こうなっちゃうのか」
「ねーマヤ・ハル、見てみて鎧が動いてるんだけど。アハハ」
「みぃたぁなぁ」
「見たなだって、アハハハハ」
ナナは終始こんな感じで恐怖の館を楽しんでいる。
「ナナ、そいつ斬りかかってくるわ!」
マヤの言葉でナナが大剣を抜いて、受け止めて、横薙ぎで薙ぎ払った。
「すご~い。本当に斬りかかって来たんだけど~。中に何も入ってない~。アハハハハ」
「ナナ、やるじゃねぇか。アタイも負けてらんないね」
ナナに触発されたのかバナンキーも鎧を粉砕してるし、、、この娘たちにかかれば、赤子の手をひねるようなものだってことか。にしてもナナってクールだから魔法戦士とかそっち方面なのかと思ったら筋肉にステータスを振りまくった脳筋戦士なんだな。
「マヤ・ハル、見てよ。包帯に巻かれて可哀想な人がいるよ!」
「マミーだからそれ!」
「あっこれがマミーなんだ。そぉれぇ」
まるで遊女の帯を引っ張る容量で包帯の切れ目をとって回すナナ。
「あーれーってこうだったっけ?」
包帯を引っ張られてどんどん小さくなるマミー、やがて全部巻き取られたマミーが崩れ去った。
「へぇ、マミーの中ってこうなってるんだ。初めて出会ったけど。包帯引っ張っただけで消滅しちゃうなんて。アハハハハ」
マミーはこの館にしか出現しない珍しい魔物なのだ。そして、僕が次に人外娘にしないといけない魔物だ。それが次々とナナによって捲られて消滅させられてる。あの中に女のマミーが居たらどうするだよ。だが、そんな杞憂する必要はなかった。だって、今まさに目の前に女のマミーがいるのだから。
「ナナ、面白いことやってんな。アタイもやってやるぜ」
バナンキーがナナと張り合う形となった。
「負けないわよバナンキー」
「へっ。勝つのはアタイだナナ」
「鎧が動いてる。アワワワワ。石像も動いてる。アワワワワ。死者と骨がたくさん。もういやぁぁぁぉぁぁぁぁ」
リーシャはこんな感じでずっと狼狽えてる。
「マミー、みっけ。ほらほらめくってあげるんだから」
「ぐっナナに先越されちまった」
そしてナナにひん剥かれたマミーが消えなかった。それどころか包帯の中から大きな胸とハリのある肌。安産型のお尻にキュッと引き締まった脚。顔だけが包帯で巻かれているなんとも言えない姿である。
「見つけたのだ。ナナ、お手柄なのだ」
「へっ?」
マリンに褒められたナナだが意味を理解できてないみたいである。しかし、さっきまで消滅してたのに、ご都合主義的な感じで女のマミーは消滅しないんだよな。まぁ、恐らく頭の部分の包帯が残ったから大丈夫だったって事なんだろうけど。その時、パピィが叫んだ。
「そんな、あの胸の上にあるホクロはま見間違うわけありません。あれは、私のボディガードのキリリですわ!」
この言葉で確信した。このマミーが風呂階家から消えた使用人の1人だということに、やれやれこれも人助け、そう覚悟を決めるフグオであった。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる