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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
挑発が過激すぎた件
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目の前のサイクロプスとなった司ことツカーザは、まるで先程までその力を制御していたかのように、大暴れする。その拳は木々を簡単にへし折り、山を粉々に砕いて、マグマ溜まりからマグマが流れ出てきた。そのマグマは、周りのあらゆる森林を燃やし尽くした。災害級の化け物と化した。
「おい、俺様を無視するなツカデモン。マグマがこっちにも流れてくるだろ。早く僕を助けろ」
「うるさいうるさいうるさい。弟が兄より上なわけがねぇんだ!」
ツカーザは拳をタカシに何度もぶつける。その結果、耐えられなくなったタカシはログアウトして、逃げた。この場に残るのは災害級の大暴れをする化け物だけだ。
「どこで間違えた?目が覚めたら、なんとかなるんじゃないのか?」
「フグオ、これが狙いだったんじゃないの?」
「へっ?いや、俺は司を支配から助けてやろうとしただけで」
「だったらあの挑発は無いでしょ。フグオのあれは完全に挑発。怒らないわけないじゃない。挙げ句の果てには、大好きな麻弥のことを性処理の道具だなんて、反対にフグオがそう言われたらどうするの?」
「うっ。嫌だ。マヤもハルも大事な仲間だし」
「大事な?それだけなのフグオ君?」
「うっ。好きだよ。大好きだよ。責任は取るつもりだよ。僕のせいだってことなら」
「フグオのせいだけじゃないわ。あの時、フグオを誘ったのは私だし。司を裏切ったのも私。でも、先に私のことを道具扱いしてきたのは司。フグオが言った通り、司が私のことを大事にしていたらどうなってたかわからない。でも、フグオに貫かれる悦びを知れなかったって考えるのはなんか嫌ね」
「なんやかんやマヤも虜なんじゃない」
「そうよ。ハル程じゃないけどね」
「2人ともすっかり肉欲の虜なのね。まぁ、一回だけだけど、気持ちよかったのは事実ね。失神した隙を突かれて、意識をリーシャに持ってかれたけど」
「うぅ。身体を奪うつもりだったのに~」
「何言ってんのよ。フグオの眷属になって、新しい身体を貰った癖に。似合ってるわよ。三つ編みに西洋風の顔立ち、胸は規格外にデカいし、フグオのも丸々包めちゃうんじゃない?」
「ナナは小さいものね~」
「この~言ったわね。気にしてるのに。それにボンデージに網タイツ、黒い翼も相まって、凄くエロティックよ」
「そっそんなに褒められても嬉しくないんだからぁ」
「何、この娘、チョロすぎ?」
「あぁ、雑魚雑魚だよ。とても淫魔だと思えないぐらい、あっちも弱弱だしな」
「それにしてもフグオってさ。一皮剥けちゃったね。現実世界では、為すがままだったのに。ごめん、本当に、あの時救ってくれた恩人なのに、こめんなさい」
ナナが泣き崩れる。
「ナナだって、お家の都合で苦しんだんだろ。悪いのは、御離羅貞朝であってナナじゃない。それにナナは、傷付いた僕のケアをしてくれたじゃないか。そりゃ、あの日。ナナとマヤとハルが話してるのを聞いた日は絶望して自分で命を断とうとしたよ」
「命を断とうとしていた?あの日?」
「うん。僕がいつものようにマヤから金をカツアゲされそうになった日」
「はっ!?あの日、フグオ居たの?そっか、次の日からだもんね私のことを避けるようになったの。どうしてだろうと思ってたんだ。そっか、見られちゃったんだ。私はほんとどうしようもないね。フグオのことを何度も傷付けて、挙げ句の果て、助けてって心で叫ぶなんてさ。いつだってフグオは助けてくれたのに私はフグオのことを傷つけてばかり、こんな女が愛されるわけがないよね」
「確かに今までのナナはそうだったかもしれない。でも、人は変われるよ。それに僕はナナに感謝してる。どういう理由であれ、ナナがマヤとハルを繋いでくれたんだ。それに確かに僕は恵まれてた。みんながいる時はカツアゲだけ。辱められるのはマヤとハルが居た時だけ、2人は噂を流したんでしょ。僕に手を出すとお前らもこういう目に遭うぞって」
「フグオは優しすぎるよ。こんな馬鹿な女を許すなんてさ。でも許してくれるなら今度は現実世界で抱いてほしい。私もマヤやハルみたいにフグオの女にして欲しい」
「ちょっ。えっ?本気で?」
「うん。そのためには目の前の化け物に沈黙してもらわないとね」
マリンたちがサイクロプスとなったツカーザ。あぁ言いにくい。サイクローザと命名しよう。そいつの動きを止めていた。
「鬱陶しい奴らだ。この前よりも増えてるじゃねぇか。しかも女ばかり、どれだけの女をたぶらかせれば気が済むんだ。このクズが。こんな奴にこんな奴にマヤはマヤは。ウォォォォォォォォォォ」
ファランは投げられた大岩により地面に叩きつけられ目を回してる。マリンの触手は軒並み引っこ抜かれてまるで武器のように振り回された。それに巻き込まれたバナンキーとバニーは、目を回して、とても戦闘を続行できる状態ではない。1vs複数でありながら人外娘とまともにやり合えていた。
「いつまで隠れてるつもりだ。女を盾にして恥ずかしいとは思わねぇのか」
サイクローザの咆哮が耳をつん裂く。鼓膜が破れるかと思った。
「アンタ、しつこいのよ。これでも喰らいなさい。バーニングフレア」
「ボムもマヤのお手伝いする。ビッグ・バン」
2人の極大魔法に包まれたサイクローザ。
「グオォォォォォォォォォォォォ。なんてな。今の俺にこの程度の魔法が通用するか!岩投げ」
直撃したフレアが目を回した。戦闘不能だ。
「フレア、嘘でしょ」
「マヤ、お前はそこでフグオが死ぬところを見ているが良い!お前は最後だ」
「マズいのだ。とんでもない化け物なのだ」
まずいとかいうレベルじゃない。はっきりいって、あの強さは先刻戦ったケンゴとかいう奴と互角かそれ以上だ。何かしないと。このままでは待つのは全滅。俺の側には護衛のためルルとミミがいる。先程、援護するためナナとリーシャがマリンの元に向かった。今、前線で戦っているのはマリン・マヤ・ハル・ピグミィの4人。戦闘不能になったのは、ファラン・バナンキー・バニー・フレアである。あの化け物を止める術は何かないのか?これも俺が怒らせすぎたせいなのか?
「おい、俺様を無視するなツカデモン。マグマがこっちにも流れてくるだろ。早く僕を助けろ」
「うるさいうるさいうるさい。弟が兄より上なわけがねぇんだ!」
ツカーザは拳をタカシに何度もぶつける。その結果、耐えられなくなったタカシはログアウトして、逃げた。この場に残るのは災害級の大暴れをする化け物だけだ。
「どこで間違えた?目が覚めたら、なんとかなるんじゃないのか?」
「フグオ、これが狙いだったんじゃないの?」
「へっ?いや、俺は司を支配から助けてやろうとしただけで」
「だったらあの挑発は無いでしょ。フグオのあれは完全に挑発。怒らないわけないじゃない。挙げ句の果てには、大好きな麻弥のことを性処理の道具だなんて、反対にフグオがそう言われたらどうするの?」
「うっ。嫌だ。マヤもハルも大事な仲間だし」
「大事な?それだけなのフグオ君?」
「うっ。好きだよ。大好きだよ。責任は取るつもりだよ。僕のせいだってことなら」
「フグオのせいだけじゃないわ。あの時、フグオを誘ったのは私だし。司を裏切ったのも私。でも、先に私のことを道具扱いしてきたのは司。フグオが言った通り、司が私のことを大事にしていたらどうなってたかわからない。でも、フグオに貫かれる悦びを知れなかったって考えるのはなんか嫌ね」
「なんやかんやマヤも虜なんじゃない」
「そうよ。ハル程じゃないけどね」
「2人ともすっかり肉欲の虜なのね。まぁ、一回だけだけど、気持ちよかったのは事実ね。失神した隙を突かれて、意識をリーシャに持ってかれたけど」
「うぅ。身体を奪うつもりだったのに~」
「何言ってんのよ。フグオの眷属になって、新しい身体を貰った癖に。似合ってるわよ。三つ編みに西洋風の顔立ち、胸は規格外にデカいし、フグオのも丸々包めちゃうんじゃない?」
「ナナは小さいものね~」
「この~言ったわね。気にしてるのに。それにボンデージに網タイツ、黒い翼も相まって、凄くエロティックよ」
「そっそんなに褒められても嬉しくないんだからぁ」
「何、この娘、チョロすぎ?」
「あぁ、雑魚雑魚だよ。とても淫魔だと思えないぐらい、あっちも弱弱だしな」
「それにしてもフグオってさ。一皮剥けちゃったね。現実世界では、為すがままだったのに。ごめん、本当に、あの時救ってくれた恩人なのに、こめんなさい」
ナナが泣き崩れる。
「ナナだって、お家の都合で苦しんだんだろ。悪いのは、御離羅貞朝であってナナじゃない。それにナナは、傷付いた僕のケアをしてくれたじゃないか。そりゃ、あの日。ナナとマヤとハルが話してるのを聞いた日は絶望して自分で命を断とうとしたよ」
「命を断とうとしていた?あの日?」
「うん。僕がいつものようにマヤから金をカツアゲされそうになった日」
「はっ!?あの日、フグオ居たの?そっか、次の日からだもんね私のことを避けるようになったの。どうしてだろうと思ってたんだ。そっか、見られちゃったんだ。私はほんとどうしようもないね。フグオのことを何度も傷付けて、挙げ句の果て、助けてって心で叫ぶなんてさ。いつだってフグオは助けてくれたのに私はフグオのことを傷つけてばかり、こんな女が愛されるわけがないよね」
「確かに今までのナナはそうだったかもしれない。でも、人は変われるよ。それに僕はナナに感謝してる。どういう理由であれ、ナナがマヤとハルを繋いでくれたんだ。それに確かに僕は恵まれてた。みんながいる時はカツアゲだけ。辱められるのはマヤとハルが居た時だけ、2人は噂を流したんでしょ。僕に手を出すとお前らもこういう目に遭うぞって」
「フグオは優しすぎるよ。こんな馬鹿な女を許すなんてさ。でも許してくれるなら今度は現実世界で抱いてほしい。私もマヤやハルみたいにフグオの女にして欲しい」
「ちょっ。えっ?本気で?」
「うん。そのためには目の前の化け物に沈黙してもらわないとね」
マリンたちがサイクロプスとなったツカーザ。あぁ言いにくい。サイクローザと命名しよう。そいつの動きを止めていた。
「鬱陶しい奴らだ。この前よりも増えてるじゃねぇか。しかも女ばかり、どれだけの女をたぶらかせれば気が済むんだ。このクズが。こんな奴にこんな奴にマヤはマヤは。ウォォォォォォォォォォ」
ファランは投げられた大岩により地面に叩きつけられ目を回してる。マリンの触手は軒並み引っこ抜かれてまるで武器のように振り回された。それに巻き込まれたバナンキーとバニーは、目を回して、とても戦闘を続行できる状態ではない。1vs複数でありながら人外娘とまともにやり合えていた。
「いつまで隠れてるつもりだ。女を盾にして恥ずかしいとは思わねぇのか」
サイクローザの咆哮が耳をつん裂く。鼓膜が破れるかと思った。
「アンタ、しつこいのよ。これでも喰らいなさい。バーニングフレア」
「ボムもマヤのお手伝いする。ビッグ・バン」
2人の極大魔法に包まれたサイクローザ。
「グオォォォォォォォォォォォォ。なんてな。今の俺にこの程度の魔法が通用するか!岩投げ」
直撃したフレアが目を回した。戦闘不能だ。
「フレア、嘘でしょ」
「マヤ、お前はそこでフグオが死ぬところを見ているが良い!お前は最後だ」
「マズいのだ。とんでもない化け物なのだ」
まずいとかいうレベルじゃない。はっきりいって、あの強さは先刻戦ったケンゴとかいう奴と互角かそれ以上だ。何かしないと。このままでは待つのは全滅。俺の側には護衛のためルルとミミがいる。先程、援護するためナナとリーシャがマリンの元に向かった。今、前線で戦っているのはマリン・マヤ・ハル・ピグミィの4人。戦闘不能になったのは、ファラン・バナンキー・バニー・フレアである。あの化け物を止める術は何かないのか?これも俺が怒らせすぎたせいなのか?
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