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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
淫夢から目覚めないフグオ
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ここはキシャンテの街。突如として、男たちが眠りから目覚めない状態となり、キチヨは対応に追われていた。
「ナライ、お前まで眠りから覚めないなんて、起きるんだ!ナライ。お前が死んだらあの世で兄さんに合わせる顔が無いじゃないか」
「バブ~。チャイ」
「よーちよち。お兄ちゃんは大丈夫だからねぇ。ミライ」
「バブ~」
「うっうぅん」
「ひどい汗だ」
そこに女たちが駆け込んでくる。
「キチヨ様、うちの旦那も目が覚めません」
「うちの兄もです」
「どうやらこの街に住む男連中、全員が眠りから目覚めないみたいです」
「一体全体どうなってんだいこれは」
対応に追われるが解決策がまるで見つからないだけでなく医者も原因がわからないとのことだ。その頃、フグオを連れ、撤退したファランがマリンたちの元に戻って来た。
「マリン、主様が主様が申し訳ないでありんす」
「ファラン、何があったのだ?詳しく話すのだ?」
「そんな、フグオが眠りから目が覚めないなんて」
「これは恐らくサキュバスの淫夢なのだ。マスター自身がどうにかするしか方法はないのだ」
「そんな、フグオ君がこのままだとどうなるのよ?」
「精気を吸い尽くされて、干からびて廃人になってしまうのだ」
「御主人様を救う何か手は無いのかにゃ?」
「あるのだ。サキュバスは淫夢を見せるのだ。でも精気を吸うために夢に介入するはずなのだ。そこをマスターが打ち勝てば、でもサキュバスは図鑑No.がまだ先なのだ。恐らくキープの状態にできれば、助かると思うのだ」
「どちらにしてもフグオにかかってるってことね。それにしてもアレッサンドロさんに使われた薬が他にも使われているなんて厄介なことになったわね」
「しかも、ファランを追いかけてたなら、いずれここにも来るんじゃない?」
「申し訳ないでありんす」
「デンドロの時は、不覚を取っちまったけどさ。今度は負けねぇ。最悪アタイがマスターが打ち勝つまでの時間を作ってやる」
「1人でカッコつけるやなんて、アホちゃいますの。今度はみんなでマスターはんを御守りしたらいいんやさかい」
「そういうことにゃ」
「フグオのこと、みんな待ってるんだから負けたら承知しないんだからね」
「フグオ君、負けないで~」
眠り続けるフグオの見せられている淫夢。
「フグオ、どこ行ってたの~?今日はお風呂にする。それともご飯にする。それとも私にする。キャッ」
なんだこれは?マヤだよな?裸エプロン!?でもここは現実世界だよな?一体どうなってんだ?
「何、言ってんのよ。フグオ君は私のだから。雌豚は引っ込んでなさいよ」
「私が雌豚ですって、ふざけんなこの女狐。フグオと先に関係を持ったのは私です~。だからフグオは私のものなんです~。後から奪おうとしてる女狐が」
「カッチーン。フグオ君のこと率先して虐めてたのは誰だったっけ?よくもそんなこと平然と言えたわね。まぁ私は、フグオ君のアレで身を清めてもらったけど。ウフフ」
「私も清めてもらってます~。いいから女狐は帰れよ」
「うっさいわね雌豚の方こそ、帰れ」
「どっちと結婚してくれるの?」
「どっちと結婚してくれるの?」
はぁ。こんな夢を見るなんてな。だけど、これは俺の知るマヤとハルじゃない。ということはこれはデモンズフロンティアの世界ってことだ。あのサキュバスの見た目をした女戦士のスキルかな?厄介なのに囚われたな。どうやってこの夢から覚めたらいい?考えろ。いっそのこと、この目の前の偽物をとことん堕としてみるか?
「へぇ~手を出さないんだ~以外と初心なんだね~」
「その声は、聞き覚えがあるサキュバスの女戦士か」
「タカシ様のため、君の持ってる情報も全て頂くね~」
あれっ。あの時は一瞬で気付かなかったけど。やっぱり似てる。裏川さんに。でもあの裏川さんがデモンズフロンティアやってるって聞いたことないしなぁ。でも他人の空似で片付けるにはあまりにも似すぎている。かまかけてみるか?
「まさかこっちの世界でもナナに虐められるとは思ってなかったよ」
「ナナ?私はそんな名前じゃない。タカシ様の忠実な下僕マゾオンナよ。でも、何で。うぅ。頭が。そこにいるのはフ・グ・オ?」
「やっぱりナナなのか?」
「アンタに気安く下の名前で呼ばれる日が来るなんてね。引っ込んでろってのよ。アタシはタカシ様の忠実な下僕のマゾオンナだって言ってんでしょうが!」
「ナナ?」
「ほんと失礼しちゃうわよね~。ごめんごめん。で誰ナナって?アンタ、ウザいから私が直々に精気を吸い尽くしてア・ゲ・ル」
反応して返してくれたのは一瞬だけど確信した。目の前にいるサキュバスの見た目をした女戦士は、あんなことがあっても僕が未だに恋焦がれている裏川さんだ。自分を裏で虐めてた人間を助けるなんて変だと思われるかもしれないけど。でも僕はやっぱりほっとけないんだ。だって大好きだったんだから。全て虐めのためだったとしてもあの優しさに救われていた時もあった。僕にとって、裏川さんは初恋の人で、未だに恋焦がれている大事な人なんだ。そんな人をこんな悪魔みたいに人格を改変するなんて、きっと裏川さんも苦しんでるはずだ。
「今、助けてあげるからねナナ」
「だから、その変な名前で呼ぶなって言ってんでしょうが!お前の精気を吸い尽くして、殺してやる!」
言葉はもう必要ない。そっちがその気ならこっちはそれを上回る精気で、この悪魔を追い出してナナを絶対に助ける。バトルスタートだ。
「ナライ、お前まで眠りから覚めないなんて、起きるんだ!ナライ。お前が死んだらあの世で兄さんに合わせる顔が無いじゃないか」
「バブ~。チャイ」
「よーちよち。お兄ちゃんは大丈夫だからねぇ。ミライ」
「バブ~」
「うっうぅん」
「ひどい汗だ」
そこに女たちが駆け込んでくる。
「キチヨ様、うちの旦那も目が覚めません」
「うちの兄もです」
「どうやらこの街に住む男連中、全員が眠りから目覚めないみたいです」
「一体全体どうなってんだいこれは」
対応に追われるが解決策がまるで見つからないだけでなく医者も原因がわからないとのことだ。その頃、フグオを連れ、撤退したファランがマリンたちの元に戻って来た。
「マリン、主様が主様が申し訳ないでありんす」
「ファラン、何があったのだ?詳しく話すのだ?」
「そんな、フグオが眠りから目が覚めないなんて」
「これは恐らくサキュバスの淫夢なのだ。マスター自身がどうにかするしか方法はないのだ」
「そんな、フグオ君がこのままだとどうなるのよ?」
「精気を吸い尽くされて、干からびて廃人になってしまうのだ」
「御主人様を救う何か手は無いのかにゃ?」
「あるのだ。サキュバスは淫夢を見せるのだ。でも精気を吸うために夢に介入するはずなのだ。そこをマスターが打ち勝てば、でもサキュバスは図鑑No.がまだ先なのだ。恐らくキープの状態にできれば、助かると思うのだ」
「どちらにしてもフグオにかかってるってことね。それにしてもアレッサンドロさんに使われた薬が他にも使われているなんて厄介なことになったわね」
「しかも、ファランを追いかけてたなら、いずれここにも来るんじゃない?」
「申し訳ないでありんす」
「デンドロの時は、不覚を取っちまったけどさ。今度は負けねぇ。最悪アタイがマスターが打ち勝つまでの時間を作ってやる」
「1人でカッコつけるやなんて、アホちゃいますの。今度はみんなでマスターはんを御守りしたらいいんやさかい」
「そういうことにゃ」
「フグオのこと、みんな待ってるんだから負けたら承知しないんだからね」
「フグオ君、負けないで~」
眠り続けるフグオの見せられている淫夢。
「フグオ、どこ行ってたの~?今日はお風呂にする。それともご飯にする。それとも私にする。キャッ」
なんだこれは?マヤだよな?裸エプロン!?でもここは現実世界だよな?一体どうなってんだ?
「何、言ってんのよ。フグオ君は私のだから。雌豚は引っ込んでなさいよ」
「私が雌豚ですって、ふざけんなこの女狐。フグオと先に関係を持ったのは私です~。だからフグオは私のものなんです~。後から奪おうとしてる女狐が」
「カッチーン。フグオ君のこと率先して虐めてたのは誰だったっけ?よくもそんなこと平然と言えたわね。まぁ私は、フグオ君のアレで身を清めてもらったけど。ウフフ」
「私も清めてもらってます~。いいから女狐は帰れよ」
「うっさいわね雌豚の方こそ、帰れ」
「どっちと結婚してくれるの?」
「どっちと結婚してくれるの?」
はぁ。こんな夢を見るなんてな。だけど、これは俺の知るマヤとハルじゃない。ということはこれはデモンズフロンティアの世界ってことだ。あのサキュバスの見た目をした女戦士のスキルかな?厄介なのに囚われたな。どうやってこの夢から覚めたらいい?考えろ。いっそのこと、この目の前の偽物をとことん堕としてみるか?
「へぇ~手を出さないんだ~以外と初心なんだね~」
「その声は、聞き覚えがあるサキュバスの女戦士か」
「タカシ様のため、君の持ってる情報も全て頂くね~」
あれっ。あの時は一瞬で気付かなかったけど。やっぱり似てる。裏川さんに。でもあの裏川さんがデモンズフロンティアやってるって聞いたことないしなぁ。でも他人の空似で片付けるにはあまりにも似すぎている。かまかけてみるか?
「まさかこっちの世界でもナナに虐められるとは思ってなかったよ」
「ナナ?私はそんな名前じゃない。タカシ様の忠実な下僕マゾオンナよ。でも、何で。うぅ。頭が。そこにいるのはフ・グ・オ?」
「やっぱりナナなのか?」
「アンタに気安く下の名前で呼ばれる日が来るなんてね。引っ込んでろってのよ。アタシはタカシ様の忠実な下僕のマゾオンナだって言ってんでしょうが!」
「ナナ?」
「ほんと失礼しちゃうわよね~。ごめんごめん。で誰ナナって?アンタ、ウザいから私が直々に精気を吸い尽くしてア・ゲ・ル」
反応して返してくれたのは一瞬だけど確信した。目の前にいるサキュバスの見た目をした女戦士は、あんなことがあっても僕が未だに恋焦がれている裏川さんだ。自分を裏で虐めてた人間を助けるなんて変だと思われるかもしれないけど。でも僕はやっぱりほっとけないんだ。だって大好きだったんだから。全て虐めのためだったとしてもあの優しさに救われていた時もあった。僕にとって、裏川さんは初恋の人で、未だに恋焦がれている大事な人なんだ。そんな人をこんな悪魔みたいに人格を改変するなんて、きっと裏川さんも苦しんでるはずだ。
「今、助けてあげるからねナナ」
「だから、その変な名前で呼ぶなって言ってんでしょうが!お前の精気を吸い尽くして、殺してやる!」
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