173 / 210
1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
裏と表
しおりを挟む
ルルがマサトの家へと向かうのを追うフグオ。その一方、とんでもないスピードでマサトの家に着いたルルは扉をトントンと叩く。
「うるさいわね。こんな時間に誰よ!」
出てきた女に困惑しているルル。
「何、アンタ?何の用?あっマサトの新しい女?妻子持ちに手を出して、家まで来るとか舐めてんの?」
「ちっ違う。私は」
「じゃあ、何?セールスとかマジ勘弁なんだけど」
「ノア、そんないじめてやるなよ。わりぃけど、夜遅いから用があるなら明日にしてくれ」
そう言い放つと扉が閉まりながらいちゃつき出す2人。
「あっマサト、人のいるところでやめてってば」
「いいだろ。ノアは俺の嫁なんだからよ」
「もう。ところで、まだ死んだ犬に手合わせに行ってんの?」
「だって可哀想だろ。ノアが俺のために毒盛って殺したんだからよ。それによ夜になったら犬の幽霊が現れるって、街中の噂だぜ。真偽は知りたいじゃん。それに、ノアと出逢うまでは、性処理に最適の道具だったからよ。まぁ供養みたいなもんだ。アイツ、アイスクリーム垂らしたらペロペロ舐めるからよ」
「それで、マサトのって、こんなに大きいのね」
「おぅ。ノア、続きしようぜ」
「あぁん。マサトったらぁ」
扉がしまった前で涙を浮かべるルル。
「どないしたんや?」
「フグオはん。うち、遊ばれとったみたいや。なんや、人間恐怖症なんて嘘やないか。誰やねんあの女!それにうちが性処理の道具やと!痛い目にあわさんと」
翌日の早朝、ルルに付き合いマサトの家に向かう。ドンドンと扉を強く叩くルル。
「こんな朝っぱらから何の用だよ」
「昨日の綺麗なねぇちゃんじゃねぇか。なんだ?まさか俺に惚れちまったのか?俺も罪深いねぇ。でも悪りぃなノア一筋なんだよ」
「うち。ルルやけん」
「はっ?ルル!?いや、何言ってんだ?ルルなら老衰で亡くなったけど」
「老衰違うし!そこの女に毒盛られたんやし!」
「ちょっとアンタ何?人聞き悪いこと言わないでよ。マサト、早く追い出してよ」
「おっおぅ。誰だかしらねぇけど。ルルは老衰で死んだ。毒盛ったとか証拠もないこと言うんじゃねぇよ」
あれっ?本当にこの人がマサト君?俺が依頼を受けた人と別なんだけど。ちょっと聞いてみるか?
「あの、一つ良いですか?」
「誰だよお前?」
「フグサクと申します」
「フグサクって、ほら。この街を化け物から助けてくれた人の名前だよマサト」
「あっあぁ。そんな名前だったか?その英雄様がこの女と一緒に何?なんか言いたいことでも?」
「その、お二人にこれぐらいの子供は居ますか?」
「はっ?子供とかめんどくさいの作るわけないじゃん」
「そうそう。金はかかるわ。ピーチクパーチク煩いの誰が好んで作るかっての」
「そうですか。変なことを聞いてすみません。失礼します」
「ちょっと待てよ!この変な女、お前の連れだろ?とっとと連れて帰れよ」
帰ろうとするフグオを呼び止めるマサト。
「はて、知りませんなぁ。僕は依頼の完了を報告しようと。ですが人違いだったみたいですから。それに、どうやらその女と知り合いなのは貴方の方だとお見受けしたのですが」
「知るかよ。こんな変な女。やっと、あのキャンキャン煩い犬が居なくなったと思ったら今度は変な女に追われるとか。あっそうか?コイツもお前も殺せば良いんだ」
「ちょっとマサト。それはやめといた方が良いって、この女はともかく。その人はこの街の英雄だよ。殺したらここに居られなくなっちゃうじゃん」
「他の街に2人で行けば良いんだ。2人だけの街にさ」
「いや、マサトと2人は嬉しいけど。ダメだって」
「おどれら、さっきからいちゃもん抜かしよって、ちゃーすぞ」
「へっ?」
「なんや。ビビってんのか?アァ。おどれらなんぞ。この街から追い出すのなんか一瞬やぞ」
「ほら、マサト。早く謝って」
「謝って許される思っとんのか?アァ。このクソ女が。犬殺しといて、何食わぬ顔かい。表でろや」
「だから、私は何もしてないって、人聞き悪いこと言わないでください」
「アァ。ほんまになんもしてへんのか?自分はなんもしてないって神に誓えんのか?」
「そっそれは。どうしたら許してくれますか?」
「そやなぁ。ワイがこのまま手下してもええんやけど。おどれら死にたぁないよなぁ?ほな、この街、去ねや」
「はい。ほらマサト。早く行こ」
マサトは下半身をぐっしょりと濡らしていた。
「なんや漏らしたんかお前。恥ずかしいやっちゃなぁ。こんクソが優しい言うてる間にはよ去ねや」
「はっはぃぃぃぃぃぃぃぃ」
あっやってもうた。あまりにもルルが可哀想で、地が出てしまった。
「フグオはん。めちゃカッコ良かったで~。うち、惚れてもうた。付いてってもええ?」
「勿論だよ」
それにしても僕が出会った少年は何者なんだ?その時、あの少年から声をかけられた。
「あっおにぃちゃん。あっルルだ。ワンちゃんだ」
「うちのことがわかるん?」
「うん。マサトにぃちゃんのとこのルルでしょ」
「ルル、知り合い?」
「うん。うちのこといつも触ってくる近所の男の子」
「そうなんだ」
「あっお兄ちゃん、ルルのこと助けてくれてありがとう。これ御礼だよ」
『フグオは少年から魔物図鑑(一巻)を受け取った』
「これは魔物図鑑!?」
「お兄ちゃん、魔物使いさんなんでしょ。役に立つかなって、御礼として不十分かなぁ?」
「いや、こんな立派なものをありがとう。大事にする」
「良かったぁ。魔物図鑑よりもルルのこと大事にしてあげてね。バイバイ」
「バイバイ」
「ルル、あの男の子の名前はわからないよな?」
「うちが知るわけないやん」
「だよな」
この世界に来た時に渡される魔物図鑑を貰えなかったことに違和感を感じていたんだけどまさかクエスト報酬になってたなんて、それにあの少年が何故これを?この魔物図鑑はイラスト付きで魔物の生態が詳しく書かれている。手書きなんだよ。それに一巻って、勇者ラディッシュだった時は、巻末表記なんてなかったんだけどな。
「うるさいわね。こんな時間に誰よ!」
出てきた女に困惑しているルル。
「何、アンタ?何の用?あっマサトの新しい女?妻子持ちに手を出して、家まで来るとか舐めてんの?」
「ちっ違う。私は」
「じゃあ、何?セールスとかマジ勘弁なんだけど」
「ノア、そんないじめてやるなよ。わりぃけど、夜遅いから用があるなら明日にしてくれ」
そう言い放つと扉が閉まりながらいちゃつき出す2人。
「あっマサト、人のいるところでやめてってば」
「いいだろ。ノアは俺の嫁なんだからよ」
「もう。ところで、まだ死んだ犬に手合わせに行ってんの?」
「だって可哀想だろ。ノアが俺のために毒盛って殺したんだからよ。それによ夜になったら犬の幽霊が現れるって、街中の噂だぜ。真偽は知りたいじゃん。それに、ノアと出逢うまでは、性処理に最適の道具だったからよ。まぁ供養みたいなもんだ。アイツ、アイスクリーム垂らしたらペロペロ舐めるからよ」
「それで、マサトのって、こんなに大きいのね」
「おぅ。ノア、続きしようぜ」
「あぁん。マサトったらぁ」
扉がしまった前で涙を浮かべるルル。
「どないしたんや?」
「フグオはん。うち、遊ばれとったみたいや。なんや、人間恐怖症なんて嘘やないか。誰やねんあの女!それにうちが性処理の道具やと!痛い目にあわさんと」
翌日の早朝、ルルに付き合いマサトの家に向かう。ドンドンと扉を強く叩くルル。
「こんな朝っぱらから何の用だよ」
「昨日の綺麗なねぇちゃんじゃねぇか。なんだ?まさか俺に惚れちまったのか?俺も罪深いねぇ。でも悪りぃなノア一筋なんだよ」
「うち。ルルやけん」
「はっ?ルル!?いや、何言ってんだ?ルルなら老衰で亡くなったけど」
「老衰違うし!そこの女に毒盛られたんやし!」
「ちょっとアンタ何?人聞き悪いこと言わないでよ。マサト、早く追い出してよ」
「おっおぅ。誰だかしらねぇけど。ルルは老衰で死んだ。毒盛ったとか証拠もないこと言うんじゃねぇよ」
あれっ?本当にこの人がマサト君?俺が依頼を受けた人と別なんだけど。ちょっと聞いてみるか?
「あの、一つ良いですか?」
「誰だよお前?」
「フグサクと申します」
「フグサクって、ほら。この街を化け物から助けてくれた人の名前だよマサト」
「あっあぁ。そんな名前だったか?その英雄様がこの女と一緒に何?なんか言いたいことでも?」
「その、お二人にこれぐらいの子供は居ますか?」
「はっ?子供とかめんどくさいの作るわけないじゃん」
「そうそう。金はかかるわ。ピーチクパーチク煩いの誰が好んで作るかっての」
「そうですか。変なことを聞いてすみません。失礼します」
「ちょっと待てよ!この変な女、お前の連れだろ?とっとと連れて帰れよ」
帰ろうとするフグオを呼び止めるマサト。
「はて、知りませんなぁ。僕は依頼の完了を報告しようと。ですが人違いだったみたいですから。それに、どうやらその女と知り合いなのは貴方の方だとお見受けしたのですが」
「知るかよ。こんな変な女。やっと、あのキャンキャン煩い犬が居なくなったと思ったら今度は変な女に追われるとか。あっそうか?コイツもお前も殺せば良いんだ」
「ちょっとマサト。それはやめといた方が良いって、この女はともかく。その人はこの街の英雄だよ。殺したらここに居られなくなっちゃうじゃん」
「他の街に2人で行けば良いんだ。2人だけの街にさ」
「いや、マサトと2人は嬉しいけど。ダメだって」
「おどれら、さっきからいちゃもん抜かしよって、ちゃーすぞ」
「へっ?」
「なんや。ビビってんのか?アァ。おどれらなんぞ。この街から追い出すのなんか一瞬やぞ」
「ほら、マサト。早く謝って」
「謝って許される思っとんのか?アァ。このクソ女が。犬殺しといて、何食わぬ顔かい。表でろや」
「だから、私は何もしてないって、人聞き悪いこと言わないでください」
「アァ。ほんまになんもしてへんのか?自分はなんもしてないって神に誓えんのか?」
「そっそれは。どうしたら許してくれますか?」
「そやなぁ。ワイがこのまま手下してもええんやけど。おどれら死にたぁないよなぁ?ほな、この街、去ねや」
「はい。ほらマサト。早く行こ」
マサトは下半身をぐっしょりと濡らしていた。
「なんや漏らしたんかお前。恥ずかしいやっちゃなぁ。こんクソが優しい言うてる間にはよ去ねや」
「はっはぃぃぃぃぃぃぃぃ」
あっやってもうた。あまりにもルルが可哀想で、地が出てしまった。
「フグオはん。めちゃカッコ良かったで~。うち、惚れてもうた。付いてってもええ?」
「勿論だよ」
それにしても僕が出会った少年は何者なんだ?その時、あの少年から声をかけられた。
「あっおにぃちゃん。あっルルだ。ワンちゃんだ」
「うちのことがわかるん?」
「うん。マサトにぃちゃんのとこのルルでしょ」
「ルル、知り合い?」
「うん。うちのこといつも触ってくる近所の男の子」
「そうなんだ」
「あっお兄ちゃん、ルルのこと助けてくれてありがとう。これ御礼だよ」
『フグオは少年から魔物図鑑(一巻)を受け取った』
「これは魔物図鑑!?」
「お兄ちゃん、魔物使いさんなんでしょ。役に立つかなって、御礼として不十分かなぁ?」
「いや、こんな立派なものをありがとう。大事にする」
「良かったぁ。魔物図鑑よりもルルのこと大事にしてあげてね。バイバイ」
「バイバイ」
「ルル、あの男の子の名前はわからないよな?」
「うちが知るわけないやん」
「だよな」
この世界に来た時に渡される魔物図鑑を貰えなかったことに違和感を感じていたんだけどまさかクエスト報酬になってたなんて、それにあの少年が何故これを?この魔物図鑑はイラスト付きで魔物の生態が詳しく書かれている。手書きなんだよ。それに一巻って、勇者ラディッシュだった時は、巻末表記なんてなかったんだけどな。
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。

ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった
仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。
そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる