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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
採掘拠点の紹介
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採掘場の奥をさらに掘り進めアリの巣のような拠点が完成した。
「ここが貯蔵庫ね」
「貯蔵庫とは何なのでしょう?」
「食料を置いたりするところだよ」
「ひいじいちゃま。スラオの息子のスラキチです。ここの管理と防衛を任されたです」
「もう。あのウニョウニョのワープホールを繋いだのか。早いな」
「はいです。センティさん・コロネさん、宜しくです。何でも新鮮なまま保存するです。セキタンツムリさんとマモリムカデさんのお手伝いするです。末長くよろしくです」
「頼んだよ。このスラキチに渡せば、何でも保存してくれるし、言えばすぐに取り出してくれるからね」
「これはご丁寧に挨拶をありがとうございますですわ。それにしてもスライムがこんなに便利だとは思いませんでしたの」
「そうだよね。今じゃ、僕のパーティもみんな1匹スライム連れてるからね」
「じゃあ、次の場所に行こうか」
貯蔵庫の次は、コロネが要望した子育て用の部屋だ。
「ここならだいぶ遠いから音もそんなに聞こえないんじゃないかな?」
「パパ、ありがとでちゅ」
「それにしてもセキタンツムリがあんな産まれ方だったなんて」
セキタンツムリは、鶏が卵を産むように石炭を産む。その石炭が鶏の卵のように雌だけが産むか雄と交尾して産むか。そこも鶏と同じだ。簡単に言えば、雄と交尾して産まれた石炭はセキタンツムリになって、雌だけが産むと石炭になるのだ。そして、産まれたばかりのセキタンツムリは、デリケートで敏感らしく。大きな音でストレスを抱えて、亡くなる可能性が高いらしい。そんなことを聞いた後に要望を受けたわけだから頑張った。1番奥であることだけでなく、音がほとんど聞こえないように防音設備にもこだわった。
「ここと一歩外に出るだけでここまで変わるでちゅか?凄いでちゅ」
「これなら大丈夫かな?」
「作業員さんたちの発掘音を心地よく感じるまでは、この中で育てるでちゅ。パパ、ありがとでちゅ」
「いいんだよ~コロネが気に入ってくれたなら何よりだよ」
「この部屋はなんでちゅか?」
子育て部屋の横の部屋をコロネが開けるとそこには2匹のセキタンツムリが交尾していた。
「説明するよりも先に使ってるセキタンツムリがいるなんてな。ここは交尾専用の部屋だよ。個室で作っておいたから好きに使ってくれ」
「これは出産率が上がりそうでちゅ。セキタンツムリが増えたらそれだけ、石炭もたくさん作れるでちゅ。そしたら作業員さん達喜ぶでちゅか?」
「きっと喜ぶさ」
「なら頑張るでちゅ」
「良かったわねコロネ」
「はいでちゅ」
「じゃあ、次は風呂だな」
「私たちは水浴びはしないとお伝えしましたわよね?」
「うん。だから砂風呂にしたよ。それにセンティとコロネは人外娘になったんだからさ。お風呂は気持ちいいと思うよ。まぁ、試しに入ってみなよ。疲れが取れるからさ」
砂風呂の方にはたくさんのマモリムカデとセキタンツムリがいた。
「これでは入れませんわね。仕方ありませんわね。今回だけですわよ。コロネ覚悟を決めなさい」
「センティ、嫌でちゅ。水は嫌いでちゅ」
なんて言ってた2人だがお風呂に入るとこの通りである。
「ふにゃふにゃするでちゅ。気持ちいいでちゅ~」
「水浴びがこんなに良いものだったなんて、知りませんでしたわ。それに、身体が少し軽くなった気がしますわ」
「そうだろうそうだろう」
「この変態!センティもコロネも何してんのよ!お風呂はね。異性に見られながら入るもんじゃないの!1人でのんびりと入るものなのよ。まぁ女同士なら問題ないけど」
「そうでしたのね。ですが今更、旦那様に見られて恥ずかしいなんてことありませんもの。だって、旦那様には全て見られているんですから」
「パパ、真っ赤っかでちゅ」
「この変態は、どうせ教えるフリして、じっくり見たかっただけでしょ」
「マヤ、酷い。なんでわかった!」
「なんでわかったじゃないわよ!確かにセンティはスタイル抜群だし、褐色で綺麗だけど、いや、何言わせてんのよ!」
「なんで、殴られるんだよ。僕、何も言ってないだろ!」
センティとコロネがお風呂から上がると最後に入り口近くの部屋に来た。
「ここが詰所ね」
「詰所とは何なのでしょう?」
「敵が来た時にいち早く迎撃に向かう人たちが待機するところかな」
「成程、監視部屋というやつですわね。確かに必要ですわね」
「そう思って作ったんだ」
「こんな素敵な拠点を作ってくださり、感謝にたえませんわ」
「そこまで気に入ってくれたなら作った僕としても嬉しいよ」
できた拠点の案内は済んだ。そして、採掘場の奥、これより先侵入禁止のその1番前に、僕たちの家も作っておいた。採掘場の中に木の家だ。後、採掘場の入り口付近には、作業員のみんなが利用できるお風呂とトイレと仮住まいを作った。これも好評で、作業員の皆さんに感謝された。これでセキタンツムリたちは、産まれたばかりの赤ちゃんがストレスを感じないように子育てできる空間を手に入れ、マモリムカデたちは、防衛を担い。作業員さんたちは、共存のため、奥深くには立ち入らない取り決めがまとまったのである。そして、フグオはこの周辺にいる魔物を人外娘に変えるべく、外へと飛び出したのだった。
「ここが貯蔵庫ね」
「貯蔵庫とは何なのでしょう?」
「食料を置いたりするところだよ」
「ひいじいちゃま。スラオの息子のスラキチです。ここの管理と防衛を任されたです」
「もう。あのウニョウニョのワープホールを繋いだのか。早いな」
「はいです。センティさん・コロネさん、宜しくです。何でも新鮮なまま保存するです。セキタンツムリさんとマモリムカデさんのお手伝いするです。末長くよろしくです」
「頼んだよ。このスラキチに渡せば、何でも保存してくれるし、言えばすぐに取り出してくれるからね」
「これはご丁寧に挨拶をありがとうございますですわ。それにしてもスライムがこんなに便利だとは思いませんでしたの」
「そうだよね。今じゃ、僕のパーティもみんな1匹スライム連れてるからね」
「じゃあ、次の場所に行こうか」
貯蔵庫の次は、コロネが要望した子育て用の部屋だ。
「ここならだいぶ遠いから音もそんなに聞こえないんじゃないかな?」
「パパ、ありがとでちゅ」
「それにしてもセキタンツムリがあんな産まれ方だったなんて」
セキタンツムリは、鶏が卵を産むように石炭を産む。その石炭が鶏の卵のように雌だけが産むか雄と交尾して産むか。そこも鶏と同じだ。簡単に言えば、雄と交尾して産まれた石炭はセキタンツムリになって、雌だけが産むと石炭になるのだ。そして、産まれたばかりのセキタンツムリは、デリケートで敏感らしく。大きな音でストレスを抱えて、亡くなる可能性が高いらしい。そんなことを聞いた後に要望を受けたわけだから頑張った。1番奥であることだけでなく、音がほとんど聞こえないように防音設備にもこだわった。
「ここと一歩外に出るだけでここまで変わるでちゅか?凄いでちゅ」
「これなら大丈夫かな?」
「作業員さんたちの発掘音を心地よく感じるまでは、この中で育てるでちゅ。パパ、ありがとでちゅ」
「いいんだよ~コロネが気に入ってくれたなら何よりだよ」
「この部屋はなんでちゅか?」
子育て部屋の横の部屋をコロネが開けるとそこには2匹のセキタンツムリが交尾していた。
「説明するよりも先に使ってるセキタンツムリがいるなんてな。ここは交尾専用の部屋だよ。個室で作っておいたから好きに使ってくれ」
「これは出産率が上がりそうでちゅ。セキタンツムリが増えたらそれだけ、石炭もたくさん作れるでちゅ。そしたら作業員さん達喜ぶでちゅか?」
「きっと喜ぶさ」
「なら頑張るでちゅ」
「良かったわねコロネ」
「はいでちゅ」
「じゃあ、次は風呂だな」
「私たちは水浴びはしないとお伝えしましたわよね?」
「うん。だから砂風呂にしたよ。それにセンティとコロネは人外娘になったんだからさ。お風呂は気持ちいいと思うよ。まぁ、試しに入ってみなよ。疲れが取れるからさ」
砂風呂の方にはたくさんのマモリムカデとセキタンツムリがいた。
「これでは入れませんわね。仕方ありませんわね。今回だけですわよ。コロネ覚悟を決めなさい」
「センティ、嫌でちゅ。水は嫌いでちゅ」
なんて言ってた2人だがお風呂に入るとこの通りである。
「ふにゃふにゃするでちゅ。気持ちいいでちゅ~」
「水浴びがこんなに良いものだったなんて、知りませんでしたわ。それに、身体が少し軽くなった気がしますわ」
「そうだろうそうだろう」
「この変態!センティもコロネも何してんのよ!お風呂はね。異性に見られながら入るもんじゃないの!1人でのんびりと入るものなのよ。まぁ女同士なら問題ないけど」
「そうでしたのね。ですが今更、旦那様に見られて恥ずかしいなんてことありませんもの。だって、旦那様には全て見られているんですから」
「パパ、真っ赤っかでちゅ」
「この変態は、どうせ教えるフリして、じっくり見たかっただけでしょ」
「マヤ、酷い。なんでわかった!」
「なんでわかったじゃないわよ!確かにセンティはスタイル抜群だし、褐色で綺麗だけど、いや、何言わせてんのよ!」
「なんで、殴られるんだよ。僕、何も言ってないだろ!」
センティとコロネがお風呂から上がると最後に入り口近くの部屋に来た。
「ここが詰所ね」
「詰所とは何なのでしょう?」
「敵が来た時にいち早く迎撃に向かう人たちが待機するところかな」
「成程、監視部屋というやつですわね。確かに必要ですわね」
「そう思って作ったんだ」
「こんな素敵な拠点を作ってくださり、感謝にたえませんわ」
「そこまで気に入ってくれたなら作った僕としても嬉しいよ」
できた拠点の案内は済んだ。そして、採掘場の奥、これより先侵入禁止のその1番前に、僕たちの家も作っておいた。採掘場の中に木の家だ。後、採掘場の入り口付近には、作業員のみんなが利用できるお風呂とトイレと仮住まいを作った。これも好評で、作業員の皆さんに感謝された。これでセキタンツムリたちは、産まれたばかりの赤ちゃんがストレスを感じないように子育てできる空間を手に入れ、マモリムカデたちは、防衛を担い。作業員さんたちは、共存のため、奥深くには立ち入らない取り決めがまとまったのである。そして、フグオはこの周辺にいる魔物を人外娘に変えるべく、外へと飛び出したのだった。
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