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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
デンドロから語られる事
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人間に戻ったデンドロは、キシャンテの汽車ギルドの人たちに囲まれ縄で縛られた。そこにマリンたちも合流した。
「ナライ君、彼はどうなりますか?」
「多くの人を殺されました。恐らく極刑となるでしょう」
「彼には聞きたいことがあるんだけど話すことは?」
「それはたとえフグ、サク様の頼みであっても叶わないでしょう。ここで起こったことはここの司法にて、罰します」
「そうか」
「待って欲しいのだ!死んだ人が蘇ったら彼の罪を軽くすることはできるのだ?」
「いえ。たとえそれが叶ったとしても、極刑は免れないかと。精神的なダメージを受けた方も多くいられますので、ですが死刑とはならないかもしれません。それに刑が決まってからなら面会も叶うかと。ですが人の生き死にを無かったことにするなんてことができればの話ですが」
「わかったのだ」
マリンは頷くと触手をフグオに突き刺した。
「マリン、何を?」
「マスターの光の力を少し分けてもらっているのだ。痛みはないようにしているから許して欲しいのだ」
やがて、触手を骨に突き刺すとみるみるうちに肉が付き人間の姿へと戻る。
「ギャァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。それ以上たべないでぇぇぇぇぇぇぇぇ。って、俺は一体何を?喰われたはず?どうして生きて?」
「みんな、すまない。俺もそっちに。へっ?あれっ。ここは?」
「キチヨ様の元には行かせんぞ!この化け物。ぐわぁぁぁぁぁぁぁ。って俺は一体何を?確か化け物に変な薬品を飲まされて喰われたはずなのだが」
「こんなことができるなんて?この事は他の人には他言無用ですよハヤテさん」
「わかってらぁ。こんなこと知られたら利用しようって馬鹿が後をたたんだろうからな」
「フグサク様、この男を死刑にはしないと約束しましょう」
「その必要はないよ。幸い、ここの奴らは化け物だった奴に襲われたってだけで、その正体がそいつだって知ってる奴は居ない。それに、この男は街を荒らし回っていたデンドロ一家の一分を討ち取ってくれた功労者じゃないかい。フグサクさん、アンタの顔を立てて、今なら見逃してあげようじゃないか。ただ約束してくれないかい。その男が2度とこのキシャンテの街に入らないことをそれだけでこの場は手を打ってあげるよ。アンタには返しきれない恩があるんだからさ」
「ありがとうございますキチヨさん。この男はこちらで責任を持って預からせてもらいます」
「あぁ。そうしてくれなね。じゃあ、今度は汽車の御利用でのお越しを楽しみにしているよフグサクさん」
「色々と骨を折ってくれて、こちらも感謝に耐えない。是非」
こうして別れを告げたフグオは、デンドロを連れて、ワープホールを通って、忍びの隠れ里拠点へと帰ってきた。そして目を覚ますデンドロ。
「ここは?俺は一体何を?うっ頭が痛い。そうだ化け物となって、街を。うぐぐぐ。こんな事では、いつまで経っても社長を助けることなどできん。あれがやらねば。この島を破壊しなければ」
そこにフグオとパピィが入る。
「マリン、防音魔法を」
「マスター、わかったのだ」
「羽陽音、話して構わない」
「ありがとうございます作智従兄様。では、ようやく目が覚めましたのね?」
「うおっ!?(今のを聞かれた!?この女を消さなければ)」
「貴方、作斗叔父様に気に入られていた。アレッサンドロね?」
「!?どうして俺の名を?まさか羽陽音御嬢様なのか?あんな小さい時に一度お会いしただけの俺のことをよく覚えておられましたな」
「お父様が信頼できる人間だと紹介してくれた日のことを忘れたことはないわ。こちら、作斗叔父様の1人息子の作智従兄様よ。会うのは初めてよね?」
「そうか桶階社長の会社の出資者であり、兄でもあった風呂階会長にお会いした日のことだな。そっその男は俺を邪魔した男!?そんな!?俺は恩人の息子に刃を向けたと言うのか。これでは、桶階社長に合わせる顔がない」
「君は、作智さん。ゴホン、父さんと関係があったのか?」
「そうか。君は、桶階社長のことを何も知らないのだな。でも、生きていてくれたのだな。これほど嬉しいことはない。俺が最後に社長から話を聞いた時は、君がまだ未智様のお腹に居られると聞いた時だ。海外にデモンズフロンティアを広げようと決め、海外支社を任せて欲しいとお願いした時でな。自分のことのように喜んだことを覚えている。そのすぐ後、桶階社長共々未智様も行方不明と聞き、お腹の子は亡くなったものと思っていた。そんな俺に接触してきたのが専務の御離羅貞朝だ。今にして思えば、俺は罠に嵌められたのだな」
「えぇ、恐らく。作斗叔父様だけでなくお父様もこの世界に捕えている張本人こそ御離羅貞朝だと私は考えているわ」
「!?あのクズが桶階社長を殺してやる!」
「やめるんだ!君が人殺しになることを父さんが望んでいると思うか?」
「しかし、そうとわかればあのクズを生かしておくことなど俺にはできん。わかってください作智様」
「帰ってきた時、悲しむ父さんを見たくない。それだけは絶対に許可しない!秋塚主任を知ってる?」
「あぁ、桶階社長に俺と同様に恩を感じている男であり、信頼に値する男だ」
「御離羅貞朝に仕えている。といっても父さんの居場所を掴むために潜入している。秋塚さんには、いざとなった時頼れる仲間が必要だ」
「作智様、言いたいことはわかりました。このまま潜伏して、万が一秋塚が失敗した時、助けて欲しいと」
「あぁ」
「全く、俺のこの真っ赤な鬼のような姿を見ても表情一つ変えずに接してくれる。作智様、貴方には間違いなく桶階社長の血が流れていますよ。わかりました。このアレッサンドロ、御用命とあれば、作智様に従います」
「ありがとう。アレッサンドロさん」
「はっ」
こうして、フグオはまた1人父が信頼の置く人間を味方にすることができたのだった。
「ナライ君、彼はどうなりますか?」
「多くの人を殺されました。恐らく極刑となるでしょう」
「彼には聞きたいことがあるんだけど話すことは?」
「それはたとえフグ、サク様の頼みであっても叶わないでしょう。ここで起こったことはここの司法にて、罰します」
「そうか」
「待って欲しいのだ!死んだ人が蘇ったら彼の罪を軽くすることはできるのだ?」
「いえ。たとえそれが叶ったとしても、極刑は免れないかと。精神的なダメージを受けた方も多くいられますので、ですが死刑とはならないかもしれません。それに刑が決まってからなら面会も叶うかと。ですが人の生き死にを無かったことにするなんてことができればの話ですが」
「わかったのだ」
マリンは頷くと触手をフグオに突き刺した。
「マリン、何を?」
「マスターの光の力を少し分けてもらっているのだ。痛みはないようにしているから許して欲しいのだ」
やがて、触手を骨に突き刺すとみるみるうちに肉が付き人間の姿へと戻る。
「ギャァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。それ以上たべないでぇぇぇぇぇぇぇぇ。って、俺は一体何を?喰われたはず?どうして生きて?」
「みんな、すまない。俺もそっちに。へっ?あれっ。ここは?」
「キチヨ様の元には行かせんぞ!この化け物。ぐわぁぁぁぁぁぁぁ。って俺は一体何を?確か化け物に変な薬品を飲まされて喰われたはずなのだが」
「こんなことができるなんて?この事は他の人には他言無用ですよハヤテさん」
「わかってらぁ。こんなこと知られたら利用しようって馬鹿が後をたたんだろうからな」
「フグサク様、この男を死刑にはしないと約束しましょう」
「その必要はないよ。幸い、ここの奴らは化け物だった奴に襲われたってだけで、その正体がそいつだって知ってる奴は居ない。それに、この男は街を荒らし回っていたデンドロ一家の一分を討ち取ってくれた功労者じゃないかい。フグサクさん、アンタの顔を立てて、今なら見逃してあげようじゃないか。ただ約束してくれないかい。その男が2度とこのキシャンテの街に入らないことをそれだけでこの場は手を打ってあげるよ。アンタには返しきれない恩があるんだからさ」
「ありがとうございますキチヨさん。この男はこちらで責任を持って預からせてもらいます」
「あぁ。そうしてくれなね。じゃあ、今度は汽車の御利用でのお越しを楽しみにしているよフグサクさん」
「色々と骨を折ってくれて、こちらも感謝に耐えない。是非」
こうして別れを告げたフグオは、デンドロを連れて、ワープホールを通って、忍びの隠れ里拠点へと帰ってきた。そして目を覚ますデンドロ。
「ここは?俺は一体何を?うっ頭が痛い。そうだ化け物となって、街を。うぐぐぐ。こんな事では、いつまで経っても社長を助けることなどできん。あれがやらねば。この島を破壊しなければ」
そこにフグオとパピィが入る。
「マリン、防音魔法を」
「マスター、わかったのだ」
「羽陽音、話して構わない」
「ありがとうございます作智従兄様。では、ようやく目が覚めましたのね?」
「うおっ!?(今のを聞かれた!?この女を消さなければ)」
「貴方、作斗叔父様に気に入られていた。アレッサンドロね?」
「!?どうして俺の名を?まさか羽陽音御嬢様なのか?あんな小さい時に一度お会いしただけの俺のことをよく覚えておられましたな」
「お父様が信頼できる人間だと紹介してくれた日のことを忘れたことはないわ。こちら、作斗叔父様の1人息子の作智従兄様よ。会うのは初めてよね?」
「そうか桶階社長の会社の出資者であり、兄でもあった風呂階会長にお会いした日のことだな。そっその男は俺を邪魔した男!?そんな!?俺は恩人の息子に刃を向けたと言うのか。これでは、桶階社長に合わせる顔がない」
「君は、作智さん。ゴホン、父さんと関係があったのか?」
「そうか。君は、桶階社長のことを何も知らないのだな。でも、生きていてくれたのだな。これほど嬉しいことはない。俺が最後に社長から話を聞いた時は、君がまだ未智様のお腹に居られると聞いた時だ。海外にデモンズフロンティアを広げようと決め、海外支社を任せて欲しいとお願いした時でな。自分のことのように喜んだことを覚えている。そのすぐ後、桶階社長共々未智様も行方不明と聞き、お腹の子は亡くなったものと思っていた。そんな俺に接触してきたのが専務の御離羅貞朝だ。今にして思えば、俺は罠に嵌められたのだな」
「えぇ、恐らく。作斗叔父様だけでなくお父様もこの世界に捕えている張本人こそ御離羅貞朝だと私は考えているわ」
「!?あのクズが桶階社長を殺してやる!」
「やめるんだ!君が人殺しになることを父さんが望んでいると思うか?」
「しかし、そうとわかればあのクズを生かしておくことなど俺にはできん。わかってください作智様」
「帰ってきた時、悲しむ父さんを見たくない。それだけは絶対に許可しない!秋塚主任を知ってる?」
「あぁ、桶階社長に俺と同様に恩を感じている男であり、信頼に値する男だ」
「御離羅貞朝に仕えている。といっても父さんの居場所を掴むために潜入している。秋塚さんには、いざとなった時頼れる仲間が必要だ」
「作智様、言いたいことはわかりました。このまま潜伏して、万が一秋塚が失敗した時、助けて欲しいと」
「あぁ」
「全く、俺のこの真っ赤な鬼のような姿を見ても表情一つ変えずに接してくれる。作智様、貴方には間違いなく桶階社長の血が流れていますよ。わかりました。このアレッサンドロ、御用命とあれば、作智様に従います」
「ありがとう。アレッサンドロさん」
「はっ」
こうして、フグオはまた1人父が信頼の置く人間を味方にすることができたのだった。
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