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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
港町アクアでの変事
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ここは港町アクア、ここに1人の女性がいる。現実世界で裏川菜奈と呼ばれている女性である。デモンズフロンティアの世界では、戦士という前衛職に付き、圧倒的に高いHPと力と守により、タンク役である。デモンズフロンティアでの自分の姿をボーイッシュにすることで男パーティに溶け込んでいた。チームのメンバーは、僧侶のチャラオ・魔法使いのヤリスギ・盗賊のネトリと呼ばれている。
「なぁ、ナナ、良い加減俺と付き合えよ。なっ。後悔させねぇからよ」
「はいはい。そのうちね(誰があんたみたいな女なら誰でも良いバカと寝るかっての。そもそも僧侶選んだのも近付いてきた女とやるためでしょ。魂胆が見え見えすぎるっての)」
「チャラオの奴、振られてやがるぜ。誘い方がなってねぇんだよ。ナナ、今日宿屋で乱行パーティ済すんだけどよ。当然きてくれるよな」
「ごめんなさい。そういうのに興味ないの」
「かぁ~。2人っきりが良いのかよ。なら、お前のために空けるからよ~。こうやって、尽くしてやってんだからよ。1発やらせろや」
「じゃあ、今度私が恩義に思うようなことがあったら考えるわね(アンタみたいな女を道具としか思ってないバカと誰がやるかっての)」
「言質取ったからな。絶対だぞ」
「全くチャラオの旦那もヤリスギの旦那もこんな誰にも相手にしてもらえない女の何が良いんですかね。誰かの女を自分のモノにするってのが1番興奮するってのがわかんないのかね」
「はぁ。まぁ人それぞれなんじゃない(アンタさ。人の人生壊すことしか考えてないじゃん。騙される女も女だけどさ。アンタだけは1番ないわ)」
その時、地響きの後轟音が鳴り響く。
「いけ~大鬼ツカデモン、お前の力を見せてみろ。ハッハッハッハ」
「グルンァーーーーー。ツブース。フミツブース」
村人たちが逃げ惑っている。
「村人を助けるわよ」
「マジムリじゃね。あんな化け物に叶う訳ねぇっしょ。それよりさ。俺と1夜を過ごそうぜ」
「ふざけんな!アンタ、それでも聖職者なの?」
「こんなんキャラっしょ。僧侶ってさ。回復魔法のスペシャリストな訳。もう女とか勝手に寄ってくるわけ。お前もそうだと思ったんだけど全然靡いてくれないじゃん。もう良いわ。ヤリスギ、行こうぜ」
「あぁ、こんな上玉の女とできなかったのは残念だが、あんな化け物に殺されるつもりは毛頭ない」
「旦那方、待ってくだせぇ」
こうして1人取り残されるナナ。
「アイツら、ほんと何なの?女とやることしか考えてないバカなの。男ってあんなのばかりかよ。アンタたちこっちだ」
「戦士さん、すまない。あの化け物はギルドの者たちが食い止めてくれているが長くは持たないだろう」
ドゴーンと轟音が鳴り響くと吹っ飛ばされてくるギルドの冒険者。
「ゴフッ。なんて力だ。あんな魔物見たことがない。戦士か。アンタも悪いことは言わない。とっとと逃げるんだ。ゴフッ」
「街の人を避難させないと(こんなことが償いになるとは思ってない。でも)」
「そっちは、あの化け物が向かった方角。ゴホッ。ダメだそっちは。ゴフッ」
ナナが向かった先にデカい鬼とそれにまたがる少年がいた。だがナナにはその2人と面識があった。
「嘘、司なの?」
「お姉ちゃん、お兄ちゃんのこと知ってんの?いや、元お兄ちゃんか。コイツは俺のペット、悪鬼ツカデモン。フグオって奴を踏み潰す前のデモンストレーションの邪魔しようってなら殺そうと思ったけど。ちょうど女のペットも欲しかったんだよねー。パパってば、女の人をいっぱいペットにしてんのにさ。俺にはくれないんだよね。ほんと、失礼だよな。でもさ、ツカデモンをくれたんだぁ。お前の無邪気な悪意で、フグオって奴を殺せってさ」
「そんな」
「何、動揺してどうしたのお姉ちゃん」
「約束が違う。私が夏休みの間、アイツのオモチャになればフグオにはもう手を出さないって、どうしてどうしてどうして。あぁぁぁぁぁぁぁ」
「このお姉ちゃん、勝手に壊れちゃったんだけど~。ツカデモン、コイツにもこの隷属の首輪付けちゃってよ」
「グルゥワ、タカシ、メイレイ、ゼッタイ」
「そうそう、良い子だね。ツカデモン。ほら、女、俺に跪け」
「はい(フグオ、これでやっとあの時の恩を返せると思ったのに、私さえ我慢すれば、もうフグオに危害を加えないって、うぅ。なんで私ばかりこんな目に。小学生の時、万引きの現場をフグオに見つかって、咎められた私は生意気な口を聞いた。その後、店長に捕まった私は親にだけはバレたくないと言った。その後、あの店長が提示してきたのは身体での支払いだった。嫌だった。誰か助けてと。そう呟いた。フグオが助けてくれた。私はその時、フグオのことが好きだった。一目惚れってやつなのかもしれない。私の父、裏川玄朔《ウラカワゲンサク》は、frontier社に務めている。そして、御離羅貞朝の側近の1人だ。うちの家は亭主関白。父の言うことは絶対。高校の入学式で見かけたフグオのことをずっと目で追っていた。そんな私に父はこう言ったのだ。『クラスに肝田河豚男という男がいるそうだな』。ドキッとした。私の恋心が見抜かれたと。だが違った。父の次の言葉は、『学校に居られないように、最悪自殺してくれてかまわん。徹底的に村八分にして、虐めなさい。お前のクラスの者には、お前に協力するようにもう手回しは済んでいる。やらないとは言わないよな』と。私は恩人を虐める側になった。少しでもフグオに対する虐めを軽いものにするため中学の頃からの仲である麻弥と春香に協力してもらった。カツアゲ・辱める程度。だがこれがいけなかった。父は、私に見切りを付け、夏休みに入ったその日に御離羅貞朝に私を売った。私は御離羅貞朝と約束をした。自分の身体を好き勝手しても良い代わりにもうフグオには関わらないでくださいと。御離羅貞朝はその要求を飲んだ。そう信じていた。もうどうでも良い。私がやろうとしていたことなんて、フグオを守れないどころかさらに傷つけていただけ。そうよね。親の言うことに逆らえずに虐めてた私も同罪よね。ほんと何もかもどうでも良い。このまま心を殺してコイツのおもちゃになれば良い)」
「行くぞ。ツカデモンとお姉ちゃん、うーん、新しいペットなんだから名前をつけてあげないとなぁ。良し、マゾオンナだ」
「はい、タカシ様。私はマゾオンナです」
「さてと、この街でのデモンストレーションは終わったし、次に行こうかな」
御離羅嵬、小学生の少年による港町アクアでの大虐殺。この街のギルドは壊滅し、逃げ遅れた住民は、街の下敷きとなった。人の心を支配する隷属の首輪なるものを操るこの少年の職業は、傀儡師である。新たな敵の出現をフグオたちはまだ知らない。
「なぁ、ナナ、良い加減俺と付き合えよ。なっ。後悔させねぇからよ」
「はいはい。そのうちね(誰があんたみたいな女なら誰でも良いバカと寝るかっての。そもそも僧侶選んだのも近付いてきた女とやるためでしょ。魂胆が見え見えすぎるっての)」
「チャラオの奴、振られてやがるぜ。誘い方がなってねぇんだよ。ナナ、今日宿屋で乱行パーティ済すんだけどよ。当然きてくれるよな」
「ごめんなさい。そういうのに興味ないの」
「かぁ~。2人っきりが良いのかよ。なら、お前のために空けるからよ~。こうやって、尽くしてやってんだからよ。1発やらせろや」
「じゃあ、今度私が恩義に思うようなことがあったら考えるわね(アンタみたいな女を道具としか思ってないバカと誰がやるかっての)」
「言質取ったからな。絶対だぞ」
「全くチャラオの旦那もヤリスギの旦那もこんな誰にも相手にしてもらえない女の何が良いんですかね。誰かの女を自分のモノにするってのが1番興奮するってのがわかんないのかね」
「はぁ。まぁ人それぞれなんじゃない(アンタさ。人の人生壊すことしか考えてないじゃん。騙される女も女だけどさ。アンタだけは1番ないわ)」
その時、地響きの後轟音が鳴り響く。
「いけ~大鬼ツカデモン、お前の力を見せてみろ。ハッハッハッハ」
「グルンァーーーーー。ツブース。フミツブース」
村人たちが逃げ惑っている。
「村人を助けるわよ」
「マジムリじゃね。あんな化け物に叶う訳ねぇっしょ。それよりさ。俺と1夜を過ごそうぜ」
「ふざけんな!アンタ、それでも聖職者なの?」
「こんなんキャラっしょ。僧侶ってさ。回復魔法のスペシャリストな訳。もう女とか勝手に寄ってくるわけ。お前もそうだと思ったんだけど全然靡いてくれないじゃん。もう良いわ。ヤリスギ、行こうぜ」
「あぁ、こんな上玉の女とできなかったのは残念だが、あんな化け物に殺されるつもりは毛頭ない」
「旦那方、待ってくだせぇ」
こうして1人取り残されるナナ。
「アイツら、ほんと何なの?女とやることしか考えてないバカなの。男ってあんなのばかりかよ。アンタたちこっちだ」
「戦士さん、すまない。あの化け物はギルドの者たちが食い止めてくれているが長くは持たないだろう」
ドゴーンと轟音が鳴り響くと吹っ飛ばされてくるギルドの冒険者。
「ゴフッ。なんて力だ。あんな魔物見たことがない。戦士か。アンタも悪いことは言わない。とっとと逃げるんだ。ゴフッ」
「街の人を避難させないと(こんなことが償いになるとは思ってない。でも)」
「そっちは、あの化け物が向かった方角。ゴホッ。ダメだそっちは。ゴフッ」
ナナが向かった先にデカい鬼とそれにまたがる少年がいた。だがナナにはその2人と面識があった。
「嘘、司なの?」
「お姉ちゃん、お兄ちゃんのこと知ってんの?いや、元お兄ちゃんか。コイツは俺のペット、悪鬼ツカデモン。フグオって奴を踏み潰す前のデモンストレーションの邪魔しようってなら殺そうと思ったけど。ちょうど女のペットも欲しかったんだよねー。パパってば、女の人をいっぱいペットにしてんのにさ。俺にはくれないんだよね。ほんと、失礼だよな。でもさ、ツカデモンをくれたんだぁ。お前の無邪気な悪意で、フグオって奴を殺せってさ」
「そんな」
「何、動揺してどうしたのお姉ちゃん」
「約束が違う。私が夏休みの間、アイツのオモチャになればフグオにはもう手を出さないって、どうしてどうしてどうして。あぁぁぁぁぁぁぁ」
「このお姉ちゃん、勝手に壊れちゃったんだけど~。ツカデモン、コイツにもこの隷属の首輪付けちゃってよ」
「グルゥワ、タカシ、メイレイ、ゼッタイ」
「そうそう、良い子だね。ツカデモン。ほら、女、俺に跪け」
「はい(フグオ、これでやっとあの時の恩を返せると思ったのに、私さえ我慢すれば、もうフグオに危害を加えないって、うぅ。なんで私ばかりこんな目に。小学生の時、万引きの現場をフグオに見つかって、咎められた私は生意気な口を聞いた。その後、店長に捕まった私は親にだけはバレたくないと言った。その後、あの店長が提示してきたのは身体での支払いだった。嫌だった。誰か助けてと。そう呟いた。フグオが助けてくれた。私はその時、フグオのことが好きだった。一目惚れってやつなのかもしれない。私の父、裏川玄朔《ウラカワゲンサク》は、frontier社に務めている。そして、御離羅貞朝の側近の1人だ。うちの家は亭主関白。父の言うことは絶対。高校の入学式で見かけたフグオのことをずっと目で追っていた。そんな私に父はこう言ったのだ。『クラスに肝田河豚男という男がいるそうだな』。ドキッとした。私の恋心が見抜かれたと。だが違った。父の次の言葉は、『学校に居られないように、最悪自殺してくれてかまわん。徹底的に村八分にして、虐めなさい。お前のクラスの者には、お前に協力するようにもう手回しは済んでいる。やらないとは言わないよな』と。私は恩人を虐める側になった。少しでもフグオに対する虐めを軽いものにするため中学の頃からの仲である麻弥と春香に協力してもらった。カツアゲ・辱める程度。だがこれがいけなかった。父は、私に見切りを付け、夏休みに入ったその日に御離羅貞朝に私を売った。私は御離羅貞朝と約束をした。自分の身体を好き勝手しても良い代わりにもうフグオには関わらないでくださいと。御離羅貞朝はその要求を飲んだ。そう信じていた。もうどうでも良い。私がやろうとしていたことなんて、フグオを守れないどころかさらに傷つけていただけ。そうよね。親の言うことに逆らえずに虐めてた私も同罪よね。ほんと何もかもどうでも良い。このまま心を殺してコイツのおもちゃになれば良い)」
「行くぞ。ツカデモンとお姉ちゃん、うーん、新しいペットなんだから名前をつけてあげないとなぁ。良し、マゾオンナだ」
「はい、タカシ様。私はマゾオンナです」
「さてと、この街でのデモンストレーションは終わったし、次に行こうかな」
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