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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
来襲
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マンドレイクとエントのことを遠くから歯痒く見ていた魔物がフグオを急襲する。
「火弾」
「させない。炎盾」
「チッボム如きにこのサラマンダーの火弾が止められるとは。この力、貴様が勇者ラディッシュ様、ゴホン。勇者ラディッシュを葬った者で相違ないな?」
「何でアイツがこんなところにいるのよ!」
「マヤ、やっぱそうだよね。四天王が1人、火龍サラマンダーよね。アイツ」
「サラマンダー様、お待ちください。マイマスターは、悪い人間ではありません。この通り、魔物と共存を目指しておられます」
「そうだべ。サラマンダー様が危険視することなんて何もないべ。魔王様にもそうお伝えすると良いべ」
「2人をここまで籠絡しようとは、やはりその力は危険なものだ。魔王様に代わり、この火龍サラマンダーが滅してくれよう」
「サラマンダー様、籠絡ではありません。これはマイマスターの持つ不思議な力。サラマンダー様もきっと気に入られます」
「そうだべ。それにこん御方は、サラマンダー様んことも」
「妾のことをなんだ。一緒にしてやるとでも言われたか?その甘い言葉に貴様も籠絡させられたのであろう」
「そんなことないっぺ」
「あくまで否定するか。貴様たちにも愛想が尽きた。そこの男共々、滅してくれよう」
「お前、さっきからごちゃごちゃと五月蝿い。それにボム如きじゃない。ボム、殿を守護する1人。殿に刃向けるなら容赦しない」
「ほぉ。ボム如きが一丁前な口を聞くものだ。最底辺の炎の使い手の魔物が最上位である炎の使い手である火龍サラマンダーの妾に勝てると。図が高い」
普段のサラマンダーはこうやって高貴ぶってるんだけど2人きりの時とかは甘えてくるデレデレちゃんなんだよなぁ。
「そこの貴様、何をニヤニヤしておる。緊張感のない男だな」
「まぁ、図が高いのはどっちなんだって話だ。ボム如きってフレアのことをバカにするなよ。俺の大事な仲間なんだからな」
「殿!?ボム、嬉しい。絶対、あんな奴に負けない」
「そうよ。フレアがアンタに負ける訳ないでしょ。四天王最弱の火龍如きに」
「女、少し口を慎め。ん?お前、何処かで?勇者ラディッシュ様の隣にいた女魔法使い。貴様、勇者ラディッシュ様を殺した男に鞍替えしたというのか?許せん、この売女が!!!!」
「勇者ラディッシュ様?へぇ、アンタあんなのに惚れてたんだ」
「ちっ違う。妾が人間のしかも魔王様と対に位置する勇者などに惚れるはずがなかろう。様というのは一応敬意を称しただけだ」
「ふーん。まぁ良いけど。あんな小さいので満足できるんだ。じゃあ、フグオのを味わったら1発で籠絡されちゃうわね」
「妾は身持ちが堅いのだ。貴様と一緒にするでない魔法使いの女よ」
「フグオ君、いつの間にサラマンダーとできてたの?」
「さぁ、いつだったかな。アハハ」
「さっきから何を言ってる。僧侶の女?お前にも見覚えが?勇者ラディッシュ様の隣にいた僧侶の女ではないか!?2人して、鞍替えしたのか。この売女どもが許さんぞ」
「さっきからうっさいのよ。そもそもレイとキキーも大変だったでしょうね。あんな上司だと。もう大丈夫よ。フグオはその辺、みんなを大事にしてくれるから」
「その辺ってなんだよ。ったく、まぁ勇者ラディッシュってのがすごい人間だったのはわかるし、殺されて辛い気持ちもわかるよ。でもさ、前に進んで行かなきゃダメだよ。火龍サラマンダーだっけ?」
「殺した張本人が何を言う!あの御方は、妾に女の喜びを。ちっ違う今のはだな。そう強い奴だったから勝負する楽しみというやつだ」
「別に聞いてないけど。弁明して何。やっぱりそうなの。惚れてたのか。そっかそっか。御愁傷様、もうこの世に存在してないから」
煽りにかけてはマヤの右に出るものが居ないな。
「貴様らが裏切らなければ勇者ラディッシュ様が死ぬことなど無かったのだ!魔物だけでなく人間まで籠絡する貴様はやはり危険人物極まりない。この場で死んでもらうぞ。バーニングブレス」
サラマンダーが口から広範囲に渡って、最大火力の炎の息を吐き出す。
「ボムが皆んなを守る。炎の壁」
ボムがサラマンダーの炎を炎で作った壁で吸収する。
「フハハハハ。妾の炎をそんな軟弱な炎の壁で防げるわけが無かろう。そのまま焼け死ぬが良い」
「ボムの炎は炎の攻撃を吸収する最強の盾。絶対に破れない」
包まれた炎の中から無傷で出てくるフグオたちに驚愕するサラマンダー。
「なっ!?何をした!?あのちんけな炎の壁で防いだというのか!?」
「ボムの炎の壁、強い。ボム、強い。ボム、褒められる。ボム、最強」
「フレア、偉いぞ」
「殿、エヘヘ。ボム、頑張った」
「最弱のボムに妾のバーニングブレスが押し負けたというのか!?あり得ん、こんなことは認めん。ならば、これならばどうだ。炎焔弾」
高火力の凝縮されたフグオたちよりも大きな火の玉が飛んできた。
「ボム、効かない。ちょうどお腹空いてたとこ食べる」
フレアが飛んできた炎の弾を美味しそうに食べた。
「このボムは化け物か!?よもやこんなことができるようになろうとは、最弱のボムでこれなら。魔王様が危険視されるのも最もだ。フン。命拾いしたな。この場はこれで退いてくれよう。次は、その命をもらう」
「何度来てもボムが皆んなを守る」
捨て台詞を吐いて逃げていくサラマンダーなのであった。
「火弾」
「させない。炎盾」
「チッボム如きにこのサラマンダーの火弾が止められるとは。この力、貴様が勇者ラディッシュ様、ゴホン。勇者ラディッシュを葬った者で相違ないな?」
「何でアイツがこんなところにいるのよ!」
「マヤ、やっぱそうだよね。四天王が1人、火龍サラマンダーよね。アイツ」
「サラマンダー様、お待ちください。マイマスターは、悪い人間ではありません。この通り、魔物と共存を目指しておられます」
「そうだべ。サラマンダー様が危険視することなんて何もないべ。魔王様にもそうお伝えすると良いべ」
「2人をここまで籠絡しようとは、やはりその力は危険なものだ。魔王様に代わり、この火龍サラマンダーが滅してくれよう」
「サラマンダー様、籠絡ではありません。これはマイマスターの持つ不思議な力。サラマンダー様もきっと気に入られます」
「そうだべ。それにこん御方は、サラマンダー様んことも」
「妾のことをなんだ。一緒にしてやるとでも言われたか?その甘い言葉に貴様も籠絡させられたのであろう」
「そんなことないっぺ」
「あくまで否定するか。貴様たちにも愛想が尽きた。そこの男共々、滅してくれよう」
「お前、さっきからごちゃごちゃと五月蝿い。それにボム如きじゃない。ボム、殿を守護する1人。殿に刃向けるなら容赦しない」
「ほぉ。ボム如きが一丁前な口を聞くものだ。最底辺の炎の使い手の魔物が最上位である炎の使い手である火龍サラマンダーの妾に勝てると。図が高い」
普段のサラマンダーはこうやって高貴ぶってるんだけど2人きりの時とかは甘えてくるデレデレちゃんなんだよなぁ。
「そこの貴様、何をニヤニヤしておる。緊張感のない男だな」
「まぁ、図が高いのはどっちなんだって話だ。ボム如きってフレアのことをバカにするなよ。俺の大事な仲間なんだからな」
「殿!?ボム、嬉しい。絶対、あんな奴に負けない」
「そうよ。フレアがアンタに負ける訳ないでしょ。四天王最弱の火龍如きに」
「女、少し口を慎め。ん?お前、何処かで?勇者ラディッシュ様の隣にいた女魔法使い。貴様、勇者ラディッシュ様を殺した男に鞍替えしたというのか?許せん、この売女が!!!!」
「勇者ラディッシュ様?へぇ、アンタあんなのに惚れてたんだ」
「ちっ違う。妾が人間のしかも魔王様と対に位置する勇者などに惚れるはずがなかろう。様というのは一応敬意を称しただけだ」
「ふーん。まぁ良いけど。あんな小さいので満足できるんだ。じゃあ、フグオのを味わったら1発で籠絡されちゃうわね」
「妾は身持ちが堅いのだ。貴様と一緒にするでない魔法使いの女よ」
「フグオ君、いつの間にサラマンダーとできてたの?」
「さぁ、いつだったかな。アハハ」
「さっきから何を言ってる。僧侶の女?お前にも見覚えが?勇者ラディッシュ様の隣にいた僧侶の女ではないか!?2人して、鞍替えしたのか。この売女どもが許さんぞ」
「さっきからうっさいのよ。そもそもレイとキキーも大変だったでしょうね。あんな上司だと。もう大丈夫よ。フグオはその辺、みんなを大事にしてくれるから」
「その辺ってなんだよ。ったく、まぁ勇者ラディッシュってのがすごい人間だったのはわかるし、殺されて辛い気持ちもわかるよ。でもさ、前に進んで行かなきゃダメだよ。火龍サラマンダーだっけ?」
「殺した張本人が何を言う!あの御方は、妾に女の喜びを。ちっ違う今のはだな。そう強い奴だったから勝負する楽しみというやつだ」
「別に聞いてないけど。弁明して何。やっぱりそうなの。惚れてたのか。そっかそっか。御愁傷様、もうこの世に存在してないから」
煽りにかけてはマヤの右に出るものが居ないな。
「貴様らが裏切らなければ勇者ラディッシュ様が死ぬことなど無かったのだ!魔物だけでなく人間まで籠絡する貴様はやはり危険人物極まりない。この場で死んでもらうぞ。バーニングブレス」
サラマンダーが口から広範囲に渡って、最大火力の炎の息を吐き出す。
「ボムが皆んなを守る。炎の壁」
ボムがサラマンダーの炎を炎で作った壁で吸収する。
「フハハハハ。妾の炎をそんな軟弱な炎の壁で防げるわけが無かろう。そのまま焼け死ぬが良い」
「ボムの炎は炎の攻撃を吸収する最強の盾。絶対に破れない」
包まれた炎の中から無傷で出てくるフグオたちに驚愕するサラマンダー。
「なっ!?何をした!?あのちんけな炎の壁で防いだというのか!?」
「ボムの炎の壁、強い。ボム、強い。ボム、褒められる。ボム、最強」
「フレア、偉いぞ」
「殿、エヘヘ。ボム、頑張った」
「最弱のボムに妾のバーニングブレスが押し負けたというのか!?あり得ん、こんなことは認めん。ならば、これならばどうだ。炎焔弾」
高火力の凝縮されたフグオたちよりも大きな火の玉が飛んできた。
「ボム、効かない。ちょうどお腹空いてたとこ食べる」
フレアが飛んできた炎の弾を美味しそうに食べた。
「このボムは化け物か!?よもやこんなことができるようになろうとは、最弱のボムでこれなら。魔王様が危険視されるのも最もだ。フン。命拾いしたな。この場はこれで退いてくれよう。次は、その命をもらう」
「何度来てもボムが皆んなを守る」
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