いじめられっ子の僕が可愛い人外娘と行く冒険旅〜但し人外娘へと変える方法が独特で〜

揚惇命

文字の大きさ
上 下
143 / 210
1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう

内なる力!

しおりを挟む
 レベルが上がっていなかったことからまず堕とさないと行けないのは、マンドレイクだ。
「マンプクって名前は気に入らなかったか?」
「そんな変な名前で呼ぶなっての!」
「何故、お前の声が普通に聞こえるんだ?」
「シュイーのが良かったかしら。あれは、人間の言葉がわからないって偽るために魔物語を使ってた訳。残念だったわね。そもそも、あの程度で私が完全に屈服する訳ないじゃない」
「今度は負けないとか言っておいてか」
「うるさいのよ。そんなこと言ってないし」
「まぁどうでも良いけど。疲れてる俺になら勝てるとでも。それともそこのエントの力を借りないと俺には勝てないってか。そんなので勝ち誇った気になるとは。また俺の勝ちは見えてるな」
「シュイー、マジムカつく。絶対にギャフンと言わせてやるんだから!」
「それはこちらのセリフだ。今度こそ、人外娘に変えてやる」
「フグオ選手、先ずは舌戦の模様。徹底的に言葉でマンドレイクの精神を折に行く~」
「折れてないわよ!そもそも、アンタ何なのよ!くっちゃべってないで黙ってろっての!」
「なんだ。あの程度のことで、心が折れかかってんのか?バニーの実況は心に染みるからなぁ」
「マスター、そんな風に思っていてくれたなんて、ポッ。フルフル。失礼しました。フグオ選手からの有難い言葉を胸に実況に集中したいと思います」
「マスター、思ったよりも元気そうなのだ。ピグミィのお陰なのだ」
「マリン様、ありがとうございます(御主人様、万が一の時は、このピグミィ助太刀に)」
「勝つのは私だから。シュイシュイ(キキー、作戦変更よ。回春剤を私に)」
「サー(レイちゃん、オラどうなっても知らないべ)」
「シュイ(良いわ。あの人間を絶対に魔物にしてやるんだから)」
「サー(レイちゃんは言い出したら聞かないべ)」
『敵のエントは、マンドレイクに回春剤を使った』
 早速使ってきたか。だが好都合だ。恐らくあのエントはマンドレイクがいる間はサポートに徹するはずだ。それを上回る性欲を解放すれば良い。俺の内なる力よ。手を貸してくれ。
『やれやれ、夜好き勝手することは許さず。こういう時だけ手を貸せとは虫が良すぎるとは思わんか。もう1人の我よ』
『仕方ないだろ。アイツを倒すためには、俺よりもお前の圧倒的な性欲が必要なんだ』
『仕方ないな。なら代われ。我が、あの生意気なマンドレイクに躾をしてくれよう』
『徹底的にやって構わない』
『もう1人の我からそのようなことを言われるとはな。あれも優秀な牝だ。壊さぬ程度に遊んでくれよう』
『フグオは特殊スキル内なる力を覚えた』
 じゃあ、頼んだよもう1人の僕。
『フグオは内なる力を使用した』
「回春剤とは考えたなマンドレイクよ。しかし、この我に性欲を高めた程度で勝てると。舐められたものだ。良いだろう。相手をしてやる」
「雰囲気が変わった!?それがアンタの本気ってわけ。良いわ。このマンドレイクが可愛がってあげる」
「おーっと、我らがフグオ選手に一体何が。先程までとは違う雰囲気を纏っている~。これは期待大だ~」
「マスターはどうしたのだ?」
『マンドレイクの蔦絡み』
「ほぉ。我の下半身に蔦を絡めて、高速で動かすか。だが、全然ダメだな」
「嘘でしょ!数々のマンドレイク共を絶頂に導いてきたこの技を涼しい顔で受け止めるなんて!」
「サー(あの人間さ。凄いだべ。レイちゃんの攻撃を済ました顔で受けきってるべ。これは援護のしがいがあるべ。あれを試してみるべ)」
『エントは強化剤を使った。マンドレイクの性技を強化した』
「シュイ(ありがとキキー)」
「ほぉ。先ほどより蔦が絡まって締め付けておるがこれで、我に勝てたとでも。次は我の番だ」
『フグオ(内なる力)は、舐め回しを使用した』
「あっそんなとこダメ。こんなの知らない。マンドレイク共はこんなことしてくれなかった」
「自分勝手な女程、攻められるのに慣れてない女が多い。お前もそういうタイプであろう。派手に逝くが良い」
「なんか来る。なんか来る~」
「サー(不味いべ。あんままだとレイちゃんが負けちまうべ。この薬はあまり使いたく無かったが仕方ないべ)」
『エントはマンドレイクに性感遮断剤を使用した』
「さっきまでのが嘘みたいに楽に」
「エントとは厄介なものだ」
「我らがフグオ選手。マンドレイクを舐め回している~。あわやマンドレイク。絶体絶命のピンチ~。おーっと、ここでエントが何やら薬を投与した~。マンドレイクが正気を取り戻していく~。一進一退の攻防から目が離せない~」
「マスターは今までどこか積極的な感じが無かったのだ。それがまるで人が変わったように、あれはヴィーナスが加入する前までの夜の時のマスターに似てるのだ。どういうことなのだ?」
「これで、お前の攻撃は効かないぜ」
「それはどうであろうな。エントが投与したのは性感を断つ薬であろう。しかし、女とは不思議な生き物でな。普段は性感ではないところでもこうやってツボを押してやることで、あら不思議とな」
『フグオ(内なる力)は、性感解放のツボを使った』
 とんでもない性のバトルは始まったばかりなのである。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~

k33
ファンタジー
初めての小説です..! ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!

仁徳
ファンタジー
あらすじ リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。 彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。 ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。 途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。 ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。 彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。 リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。 一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。 そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。 これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-

ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。 断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。 彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。 通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。 お惣菜お安いですよ?いかがです? 物語はまったり、のんびりと進みます。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

無限に進化を続けて最強に至る

お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。 ※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。 改稿したので、しばらくしたら消します

処理中です...