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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
疲れ果てて寝たいんだが
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バナンキー・ファラン・マンプクと立て続けに3人の魔物を人外娘にした。そりゃ、腰が砕けて立てなくもなるよな。でもマジでマンプクの性欲の強さには焦った。一歩間違えれば俺が魔物に変えられてたらしい。
「ところで、この姿は何なのですか旦那様?まるで人のようなのですが?」
「うん。魔物から人に変える力を持っているんだよ」
「成程ーーーーーってええええええええ!?じゃあ、私はマンドレイクじゃなくなってるの!?私が旦那様を魔物にしてあげようとしてたのに」
「本当に危なかったのだ。マスターがもう少しで魔物になるところだったのだ」
「マンプクの怒涛の攻撃で、魅入ってしまって実況できませんでした~」
「いや、ほんと羨ましかったよねマヤ」
「何言ってんのよ!羨ましかったのはハルだけでしょ」
「マヤってさ。ホント素直じゃないよね」
「うっさい」
「で、マンプクだっけ?マスターのアレはどうだったよ。バナテインの味がしただろ」
「主様のは、イカ臭かったでありんしょう?」
「えっ。良い養分になったよ。アハっ」
「答えになってねぇんだが、、、、どうするよファラン」
「勝負はお預けでありんすな」
「次は負けねぇからなファラン」
「それはこちらのセリフでありんす」
いやみんな元気だな。俺はもう動ける気がしねぇよ。
「御主人様、少しお休みくださいませ。良ければ私の膝でお眠りください」
「ありがとうピグミィ。ではお言葉に甘えて少し借りるよ」
「どうぞ。私の身体は、御主人様専用でございますので」
「寒い時はボムに言ってくれれば、温める」
「ありがとなフレア」
「旦那様、もう寝るの?まだ満足してないんだけど。こんな姿にした責任は取ってもらわなきゃ」
「ダメですよマンプク様。御主人様をこれ以上疲れさせることは、このピグミィが許しません」
「いや許可とか取るつもりないし、今度こそ私が勝って、旦那様を私と同じ姿にするし」
「そもそも無理なのだ。マンプクはもう既に人外娘になっているのだ。それはマスターに負けたってことなのだ」
「人外娘って何ですか?」
「その姿のことだよ」
「では、旦那様と子作りできるのね?」
「子作り!?なっ何言ってんだよ!?マッマンプク!」
「子孫を残したいと思うのは自然の摂理だよね?それとも何?この姿は子作りできないの?」
「うーん、無理なのだ。でも、マスターが死なない限り死ぬこともないのだ」
「成程、一生したい放題って訳だね。なら良い。あれっ、私何か忘れてる気が。なんだったかなぁ。あっ!?キキーのことすっかり忘れてた!?あの娘、天然のドジっ娘だから目を離した隙にきっと、全部食べられてるかも!」
あっ同じマンドレイクの心配をしてるのか。それにしても天然のドジっ娘のマンドレイクって、それも人外娘にしたいんだけど!!!無理だよな。
「マンプク、詳しく教えるのだ!」
「ひゃっ。そんなに掴まないで、話す話すから」
「わかったのだ」
「キキーは、エントって魔物で、私と仲良しのちょっとおっちょこちょいな娘なの。今頃、きっと戻ってこない私の心配をして、ちょうどあんな感じで、物陰からこちらを伺いながら走ってくるはず」
俺はピグミィに膝枕をしてもらいながらマンプクの指し示す方向を見る。そこから勢いよく走ってきて、目の前でコケるエント。
「キキー!?」
「サー(痛いべ。また盛大に転んじまっただ。マンドレイクちゃん、オラのことほっとくなんて酷い娘だ。とっとと帰るべな)」
「キキー、待って。私の姿を見てなんとも思わないの?」
「サー(何言ってるべか?マンドレイクちゃんはマンドレイクちゃんだ。どこか違うところなんてないべ。んっんん?めんこい姿になってるべ!?)」
「えっ今気付いたの!?キキーは相変わらず鈍感の天然のドジだよね」
「サー(オラはドジでも天然でも鈍感でもないべ。それより人間さ捕まえた割には、呑気にしてるべな。マンドレイクちゃんこそ相変わらずマイペースでねぇか)」
「マイペースじゃないもん。それよりちょうどよかったキキーに頼みたいことがあるんだ。耳貸してくれる?」
「サー(しょうがないべな。それでマンドレイクちゃんが帰るってんなら協力するべ)」
「うんうん、えーっとね。あそこで寝てる人いるでしょ」
「サー(マンドレイクちゃんが打ち負かした人間さべな。今は疲れて眠っとるみたいだけんども物陰から見とったべ。流石、負け知らずのマンドレイクちゃんだべ)」
「うん(こんなキラキラした目で言われると負けたなんて言えない)でも、まだ足りんのよ。それで、キキーのあの薬、使いたいなって」
「サー(あん薬を人間さにか?ダメだべ。あん薬使って、マンドレイクたちがどうなったか忘れちまったべか?)」
「勿論、覚えてるよ~。全員、土に帰っちった」
「サー(そこかわいこぶるところじゃないべ。あん薬を人間さに使ったら恐らく耐えられんべ?オラ、殺人の片棒担ぐのはごめんだべ)」
「それ今更じゃない。マンドレイク殺しには付き合ってくれたんだからさ」
「サー(うっ、これとそれとは違うべ。そもそもあん薬は、性欲の薄いマンドレイクを無理やり発情状態にさせる薬だべ。マンドレイクちゃんが性欲強過ぎて異常なだけだべ。あん薬を人間さに使ったら恐らく、狂人化してしまうべ)」
「そこをお願い」
「サー(どうなっても責任は取らないべ。それでもええなら、やるべか?)」
「うん。ありがとう。キキー」
「サー(マンドレイクちゃんに頼まれたら断りづらいべ。乗りかかった船と思うしかないべ)」
2人が寝ているマスターに近付き『勝負だ』と宣言し、フグオにとって地獄とも言える4連戦目が始まるのだった。
「ところで、この姿は何なのですか旦那様?まるで人のようなのですが?」
「うん。魔物から人に変える力を持っているんだよ」
「成程ーーーーーってええええええええ!?じゃあ、私はマンドレイクじゃなくなってるの!?私が旦那様を魔物にしてあげようとしてたのに」
「本当に危なかったのだ。マスターがもう少しで魔物になるところだったのだ」
「マンプクの怒涛の攻撃で、魅入ってしまって実況できませんでした~」
「いや、ほんと羨ましかったよねマヤ」
「何言ってんのよ!羨ましかったのはハルだけでしょ」
「マヤってさ。ホント素直じゃないよね」
「うっさい」
「で、マンプクだっけ?マスターのアレはどうだったよ。バナテインの味がしただろ」
「主様のは、イカ臭かったでありんしょう?」
「えっ。良い養分になったよ。アハっ」
「答えになってねぇんだが、、、、どうするよファラン」
「勝負はお預けでありんすな」
「次は負けねぇからなファラン」
「それはこちらのセリフでありんす」
いやみんな元気だな。俺はもう動ける気がしねぇよ。
「御主人様、少しお休みくださいませ。良ければ私の膝でお眠りください」
「ありがとうピグミィ。ではお言葉に甘えて少し借りるよ」
「どうぞ。私の身体は、御主人様専用でございますので」
「寒い時はボムに言ってくれれば、温める」
「ありがとなフレア」
「旦那様、もう寝るの?まだ満足してないんだけど。こんな姿にした責任は取ってもらわなきゃ」
「ダメですよマンプク様。御主人様をこれ以上疲れさせることは、このピグミィが許しません」
「いや許可とか取るつもりないし、今度こそ私が勝って、旦那様を私と同じ姿にするし」
「そもそも無理なのだ。マンプクはもう既に人外娘になっているのだ。それはマスターに負けたってことなのだ」
「人外娘って何ですか?」
「その姿のことだよ」
「では、旦那様と子作りできるのね?」
「子作り!?なっ何言ってんだよ!?マッマンプク!」
「子孫を残したいと思うのは自然の摂理だよね?それとも何?この姿は子作りできないの?」
「うーん、無理なのだ。でも、マスターが死なない限り死ぬこともないのだ」
「成程、一生したい放題って訳だね。なら良い。あれっ、私何か忘れてる気が。なんだったかなぁ。あっ!?キキーのことすっかり忘れてた!?あの娘、天然のドジっ娘だから目を離した隙にきっと、全部食べられてるかも!」
あっ同じマンドレイクの心配をしてるのか。それにしても天然のドジっ娘のマンドレイクって、それも人外娘にしたいんだけど!!!無理だよな。
「マンプク、詳しく教えるのだ!」
「ひゃっ。そんなに掴まないで、話す話すから」
「わかったのだ」
「キキーは、エントって魔物で、私と仲良しのちょっとおっちょこちょいな娘なの。今頃、きっと戻ってこない私の心配をして、ちょうどあんな感じで、物陰からこちらを伺いながら走ってくるはず」
俺はピグミィに膝枕をしてもらいながらマンプクの指し示す方向を見る。そこから勢いよく走ってきて、目の前でコケるエント。
「キキー!?」
「サー(痛いべ。また盛大に転んじまっただ。マンドレイクちゃん、オラのことほっとくなんて酷い娘だ。とっとと帰るべな)」
「キキー、待って。私の姿を見てなんとも思わないの?」
「サー(何言ってるべか?マンドレイクちゃんはマンドレイクちゃんだ。どこか違うところなんてないべ。んっんん?めんこい姿になってるべ!?)」
「えっ今気付いたの!?キキーは相変わらず鈍感の天然のドジだよね」
「サー(オラはドジでも天然でも鈍感でもないべ。それより人間さ捕まえた割には、呑気にしてるべな。マンドレイクちゃんこそ相変わらずマイペースでねぇか)」
「マイペースじゃないもん。それよりちょうどよかったキキーに頼みたいことがあるんだ。耳貸してくれる?」
「サー(しょうがないべな。それでマンドレイクちゃんが帰るってんなら協力するべ)」
「うんうん、えーっとね。あそこで寝てる人いるでしょ」
「サー(マンドレイクちゃんが打ち負かした人間さべな。今は疲れて眠っとるみたいだけんども物陰から見とったべ。流石、負け知らずのマンドレイクちゃんだべ)」
「うん(こんなキラキラした目で言われると負けたなんて言えない)でも、まだ足りんのよ。それで、キキーのあの薬、使いたいなって」
「サー(あん薬を人間さにか?ダメだべ。あん薬使って、マンドレイクたちがどうなったか忘れちまったべか?)」
「勿論、覚えてるよ~。全員、土に帰っちった」
「サー(そこかわいこぶるところじゃないべ。あん薬を人間さに使ったら恐らく耐えられんべ?オラ、殺人の片棒担ぐのはごめんだべ)」
「それ今更じゃない。マンドレイク殺しには付き合ってくれたんだからさ」
「サー(うっ、これとそれとは違うべ。そもそもあん薬は、性欲の薄いマンドレイクを無理やり発情状態にさせる薬だべ。マンドレイクちゃんが性欲強過ぎて異常なだけだべ。あん薬を人間さに使ったら恐らく、狂人化してしまうべ)」
「そこをお願い」
「サー(どうなっても責任は取らないべ。それでもええなら、やるべか?)」
「うん。ありがとう。キキー」
「サー(マンドレイクちゃんに頼まれたら断りづらいべ。乗りかかった船と思うしかないべ)」
2人が寝ているマスターに近付き『勝負だ』と宣言し、フグオにとって地獄とも言える4連戦目が始まるのだった。
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