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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
格の違い
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一際大きくここに舞い降りたその鳥は、クエストボスの怪鳥ガルーダだった。しかもこのクエストボスと戦うのはずっと先、魔王を倒してからの追加クエストなのだ。そのためこの怪鳥ガルーダの強さは魔王を遥かに超える。それがここに居る。うん。勝てないって普通ならなるんだけど。この怪鳥ガルーダも人外娘たちには遠く及ばないんだよな。だって見てよこの能力値。
名前 怪鳥ガルーダ
職業 魔物
LV.120
HP12000
MP♾️
攻1200
守800
速2400
賢1200
運800
攻撃力1200
魔法攻撃力1200
物理防御力800
魔法防御力800
属性無効 風・土
属性耐性 火・水
属性弱点 雷
状態異常無効 全て
所持スキル ウインドシャムシール(消費MP100で敵全体に魔法攻撃力分の風属性ダメージを与える)圧倒的スピード(常時発動。行動回数が3回になる)暴風雨(消費MP100で敵全体に魔法攻撃力分の風・水属性ダメージを与える)ハリケーンデンジャラス(消費MP500で敵全体のHPを1にする。但し、これを使用した次のターンは疲れて動けない)
お分かりいただけたであろうか。このほかにも鷲掴み。急転直下などの物理技もしっかりと完備している。さらにとんでもない速度で3回動く。装備が貧弱なら一瞬で溶ける。そして、整えていても3回行動で殺されるなんてことは多々ある。ウインドシャムシール・暴風雨・鷲掴みを引いた時には、絶望が待っている。パーティが半壊するからな。後衛職は耐えられない。コイツの攻略方法は至って簡単だ。相手の行動が速いことを利用して、毎ターン全体完全回復魔法をヒーラー職に使わせつつ。攻撃力を高めた防御無視の攻撃を畳み込んでいくやり方だ。負け筋として考えられるのはヒーラー職を鷲掴みで行動不能にされることだ。その対策は、ヒーラー職をタンク職に庇うで守らせることで回避する。こうすることで、一応、膨大なアイテムを用意しておけば勝つことは可能だ。だが実装された時のコイツを倒したプレイヤーの数1%なんだよな。つまり、数人の選ばれた者しかコイツに勝ててない。単にレベルを上げれば勝てるってもんでもないしな。今でこそレベルの上限が999になってるけど当時は99だったから。999のHPで耐えるのはな。割ときつい。今だと、この程度のボス。瞬殺できるプレイヤーの方が多そうだけどな。そんな実装された当時裏ボスに相応しいこの怪鳥ガルーダがここにいて、尚且つファランの主さんらしい。廓言葉での主さんは、アナタという意味らしい。即ち、旦那さんってことだろう。そう解釈しているのだが。ファランを見る限り間違いないのだろう。
「我が雌を奪いし、人間の男よ。我と勝負せよ」
「お前、話せるのか?」
「貴様の頭に直接話しかけておる。我が雌は、さぞ美味かったであろう。このような姿にしたことも看過し難い。我が鉄槌で貴様を殺してやろう」
「ちょっと待て、話せるなら別の勝負にしないか?お前は、そのモテるんだよな?」
「別の勝負?命乞いにしては、面白いことを言うようだ。どう言う勝負だ」
「どちらがファランを愛しているかってのはどうだ?」
「ほぅ。我に有利なバトルを挑もうとは。面白い。その勝負乗ってやろうぞ」
「ピーイ(我が雌のファルコンライダーよ)」
「主さん、なんでありんすか?」
「ピーイ(話はまとまった。今からあの人間の男とお前をどちらがより愛しているかの勝負をすることとなった。我の勝ちは目に見えているが、人間の男などにくれぐれも籠絡されるでないぞ)」
「あちきは主さん一筋でありんす。あんな消し炭とやるのは、気が乗りんせんが主さんの頼みなら仕方ないでありんす」
「ピーイ(物分かりの良い我が雌よ。共にあの人間の男を喰らってやろうぞ)」
えっ?いやいや、許可しないと思って、この場を切り抜けるための方便のつもりだったんだけど。乗り気なの?いや、流石に旦那さん相手に勝てるわけないよ。
「人間の男よ。勝負と申したな?では、先攻後攻を決めねばならんな」
「ガルーダ様からどうぞ」
「そうかそうか。我とこの雌の交わいが先で良いのか。我が早々に勝ってしまうぞ」
「うん。構わないよ。寧ろ、どんな感じで絡むのか見てみたいなって」
「物好きな男だ。良かろう」
この隙に、って嘘。もう終わったの?早すぎるだろ!どんだけ早漏なんだ。そんなんじゃ。ファランも満足するわけってええええええ!!!!あれで満足なの?どんだけ淡白なんだよ。はぁ。勝負なんてやるつもりなかったんだけどさ。あんな雑なの見せつけられると見せつけたくなるよね。人間様の力ってのを。
「どうじゃ。人間の男よ。この雌のこの恍惚な顔。これ以上の顔をお前が引き出せるのか。我は楽しみに見ているとしよう」
「主さん、すごく気持ちよかったでありんす。天に昇ってしまいそうでありんした。消し炭はん、素直に負けを認めた方が良いでありんすな」
「うん。そのつもりだったんだけどさ。気が変わっちゃった。覚悟してねファラン」
「フグオの勝ちは確実ね。あんなので恍惚の表情浮かべてるならフグオのは多分耐えられないわ」
「フグオ君、マヤの時みたいに寝取っちゃえー」
「ハル、人聞き悪いこと言わないで!」
「流石に、こう言うバトルなら実況は遠慮しておきますわ~」
「マスター、やっちゃえなのだ」
「御主人様の素晴らしさを見せつけてあげてくださいませ」
「カレピッピ、マジヤバ汁ドバドバでNTRっしょ」
「バナテインの恐ろしさを味わうが良いファラン」
任せとけって、お前らに毎日鍛えられてるからな。
名前 怪鳥ガルーダ
職業 魔物
LV.120
HP12000
MP♾️
攻1200
守800
速2400
賢1200
運800
攻撃力1200
魔法攻撃力1200
物理防御力800
魔法防御力800
属性無効 風・土
属性耐性 火・水
属性弱点 雷
状態異常無効 全て
所持スキル ウインドシャムシール(消費MP100で敵全体に魔法攻撃力分の風属性ダメージを与える)圧倒的スピード(常時発動。行動回数が3回になる)暴風雨(消費MP100で敵全体に魔法攻撃力分の風・水属性ダメージを与える)ハリケーンデンジャラス(消費MP500で敵全体のHPを1にする。但し、これを使用した次のターンは疲れて動けない)
お分かりいただけたであろうか。このほかにも鷲掴み。急転直下などの物理技もしっかりと完備している。さらにとんでもない速度で3回動く。装備が貧弱なら一瞬で溶ける。そして、整えていても3回行動で殺されるなんてことは多々ある。ウインドシャムシール・暴風雨・鷲掴みを引いた時には、絶望が待っている。パーティが半壊するからな。後衛職は耐えられない。コイツの攻略方法は至って簡単だ。相手の行動が速いことを利用して、毎ターン全体完全回復魔法をヒーラー職に使わせつつ。攻撃力を高めた防御無視の攻撃を畳み込んでいくやり方だ。負け筋として考えられるのはヒーラー職を鷲掴みで行動不能にされることだ。その対策は、ヒーラー職をタンク職に庇うで守らせることで回避する。こうすることで、一応、膨大なアイテムを用意しておけば勝つことは可能だ。だが実装された時のコイツを倒したプレイヤーの数1%なんだよな。つまり、数人の選ばれた者しかコイツに勝ててない。単にレベルを上げれば勝てるってもんでもないしな。今でこそレベルの上限が999になってるけど当時は99だったから。999のHPで耐えるのはな。割ときつい。今だと、この程度のボス。瞬殺できるプレイヤーの方が多そうだけどな。そんな実装された当時裏ボスに相応しいこの怪鳥ガルーダがここにいて、尚且つファランの主さんらしい。廓言葉での主さんは、アナタという意味らしい。即ち、旦那さんってことだろう。そう解釈しているのだが。ファランを見る限り間違いないのだろう。
「我が雌を奪いし、人間の男よ。我と勝負せよ」
「お前、話せるのか?」
「貴様の頭に直接話しかけておる。我が雌は、さぞ美味かったであろう。このような姿にしたことも看過し難い。我が鉄槌で貴様を殺してやろう」
「ちょっと待て、話せるなら別の勝負にしないか?お前は、そのモテるんだよな?」
「別の勝負?命乞いにしては、面白いことを言うようだ。どう言う勝負だ」
「どちらがファランを愛しているかってのはどうだ?」
「ほぅ。我に有利なバトルを挑もうとは。面白い。その勝負乗ってやろうぞ」
「ピーイ(我が雌のファルコンライダーよ)」
「主さん、なんでありんすか?」
「ピーイ(話はまとまった。今からあの人間の男とお前をどちらがより愛しているかの勝負をすることとなった。我の勝ちは目に見えているが、人間の男などにくれぐれも籠絡されるでないぞ)」
「あちきは主さん一筋でありんす。あんな消し炭とやるのは、気が乗りんせんが主さんの頼みなら仕方ないでありんす」
「ピーイ(物分かりの良い我が雌よ。共にあの人間の男を喰らってやろうぞ)」
えっ?いやいや、許可しないと思って、この場を切り抜けるための方便のつもりだったんだけど。乗り気なの?いや、流石に旦那さん相手に勝てるわけないよ。
「人間の男よ。勝負と申したな?では、先攻後攻を決めねばならんな」
「ガルーダ様からどうぞ」
「そうかそうか。我とこの雌の交わいが先で良いのか。我が早々に勝ってしまうぞ」
「うん。構わないよ。寧ろ、どんな感じで絡むのか見てみたいなって」
「物好きな男だ。良かろう」
この隙に、って嘘。もう終わったの?早すぎるだろ!どんだけ早漏なんだ。そんなんじゃ。ファランも満足するわけってええええええ!!!!あれで満足なの?どんだけ淡白なんだよ。はぁ。勝負なんてやるつもりなかったんだけどさ。あんな雑なの見せつけられると見せつけたくなるよね。人間様の力ってのを。
「どうじゃ。人間の男よ。この雌のこの恍惚な顔。これ以上の顔をお前が引き出せるのか。我は楽しみに見ているとしよう」
「主さん、すごく気持ちよかったでありんす。天に昇ってしまいそうでありんした。消し炭はん、素直に負けを認めた方が良いでありんすな」
「うん。そのつもりだったんだけどさ。気が変わっちゃった。覚悟してねファラン」
「フグオの勝ちは確実ね。あんなので恍惚の表情浮かべてるならフグオのは多分耐えられないわ」
「フグオ君、マヤの時みたいに寝取っちゃえー」
「ハル、人聞き悪いこと言わないで!」
「流石に、こう言うバトルなら実況は遠慮しておきますわ~」
「マスター、やっちゃえなのだ」
「御主人様の素晴らしさを見せつけてあげてくださいませ」
「カレピッピ、マジヤバ汁ドバドバでNTRっしょ」
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