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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
この山脈の名称
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僕の言葉を受け、キョトンとした表情を浮かべていたマリンが口を開く。
「マスター、何を言ってるのだ?」
「だって、この周辺で仲間にできる魔物は人外娘・人間として救出しただろう?だから次はキシャンテの街へ続く、パピキーシャ山脈を越えないと行けないなって、俺何か間違えてるかマヤ・ハル?」
「いや、何も間違えて無いわね」
「マリン、アンタ何言ってんのよ。フグオ君が言ってる事が正しいっての」
「あの主様、ここが何処だか分かっていますか?」
「マザーまで、何言ってるんだよ。ここは、忍びの隠れ里拠点だろう。全く、みんなしっかりしてくれ」
「いや、しっかりしなきゃならないのは、おっさんの方だな」
「おっさんっした」
「何言ってんだお前?意味わかんねぇんだけど。入ってくんな」
「おっさんって言われたから返しただけだし」
そうか、ウトの言うおっさんは、文字通りおっちゃんって事だ。チョトミの言うおっさんは、お疲れ様でしたって意味だ。言葉一つで紛らわしいんだが。
「ウト、ごめんな。チョトミのおっさんは、お疲れ様でしたって意味だ。ウトにおっさんって言われたから挨拶を返したんだよ」
「紛らわしすぎるだろ!おっさんがお疲れ様って何だよそれ!何処の言葉だよ。何語なんだよ!」
「俺もよくわからないんだ。すまない。流してくれ」
「ったくよ。おっさんは頭おかしくなってるし、そこの猪女は、意味不明な言葉を話すし、大丈夫なのかよ」
「俺の頭がおかしくなってるってのはどういうことだ?」
「ここがそのパピキーシャ山脈の麓だっての。ちょうど中間ってところだな。双子山になってたパピキーシャ山脈をくり抜いて、移動を楽にしようとした名残って奴を見つけた俺たちが好き勝手使ってたってだけだ。勿論、穴も閉じて無い。普段はカモフラージュして隠してるけどな」
「えっええええええ!!!!」
「その反応は知らなかったのかよ!」
「あっあぁ。まさかここがパピキーシャ山脈の中間地点だったなんて半分短縮できたって事だよな」
「まぁ、そうだな」
「だからマリンのこの反応だったのか」
「マスター、昔色々冒険したとか言うのならキチンと覚えておくのだ」
「いや、昔は双子山を越えてたから、こんなところから通れるなんて知らなかったんだよ」
「まぁ、それはもう良いのだ。この山脈の魔物も人外娘に変えてから次の街なのだ」
「そうだな」
パピキーシャ山脈に出現する魔物は、レベル16のモンキーボクサー。レベル17のファルコンライダー。レベル18のマンドレイク。レベル19のエントだ。猿に鷹に植物に木と山脈に関連してそうな魔物が並んでいる。モンキーボクサーは、ボクシングをする猿と言えばわかりやすいだろうか。繰り出される攻撃の数々がボクシングに因んでいる。ジャブ・ストレート・フック・アッパーという基本の技から特殊な技まで使ってくる。ファルコンライダーは、鷹の運び屋と言えばわかりやすいかな。大きな足から繰り出される鷲掴みに切り裂く。嘴を使った啄むの他。パーティの1人を捕らえて数ターン行動不能にした後、他のパーティに投げつけるキャッチアンドリリース。お届け物という名の爆弾攻撃と多彩な攻撃が特徴だ。マンドレイクは、人間の姿をしている植物といえば想像しやすいだろうか。根っこ飛ばしという技で、毒・幻惑・魅了を付与してきたり、倒した後、素材として引き抜く際も気をつけなければならない。引き抜いた際に発する悲鳴をまともに聞けば、発狂して、暫くはその場から動けなくなる。最悪の場合は教会で目覚めたこともあるな。どうしてかって?察してくれ死んだってことさ。デスワープって奴だよ。でもあれって、男のアレを浴びて産まれたとか男のアレを彷彿とさせるとか色々言われてんだよな。女型のマンドレイクなんて見たことないし。今度こそ、俺が男のアレとやらなきゃならないなんて事が無いよな。マリン曰く男とやったら爆死する呪いみたいなものがかかってるとか言ってたし、まぁマリンに任せておけば、どの魔物が次の人外娘か判断してくれるわけだし、下手にこちらから手を出さなければ良いだけだ。エントは、木の巨人と言えば、想像できるだろうか。森の番人と言われるだけあって、パピキーシャ山脈の森を穢す奴らを容赦なく叩きのめしてくる一方で草むしりや種まきをしている姿を見たこともある。こちらから手を出さなければ、襲っては来ない魔物の一体だ。だが一たび怒りを買えば、鬼の形相で滅多打ちにしてくる。でもエントも男っぽいというかお祖父ちゃんみたいなのしか見たことないんだよなぁ。女のエントって居るのかよ?絶滅危惧種レベルじゃね。まぁ、居ないなんてことが無いのは分かってるんだけど。お婆ちゃんみたいなのとやる事になるのか?せめて美魔女でお願いします。って俺は何を言ってるんだろうな。
「マスター、さっきから考え込んでどうしたのだ?」
「うおっ。マリン、居たのか!」
「ずっと居るのだ。変なマスターなのだ。早速、モンキーボクサーを探しに行くのだ!」
「あっあぁ」
こうして、偶然にも忍びの隠れ里拠点のあるところがパピキーシャ山脈だということが判明し、そこに生息する魔物を人外娘にするために向かうのだった。
「マスター、何を言ってるのだ?」
「だって、この周辺で仲間にできる魔物は人外娘・人間として救出しただろう?だから次はキシャンテの街へ続く、パピキーシャ山脈を越えないと行けないなって、俺何か間違えてるかマヤ・ハル?」
「いや、何も間違えて無いわね」
「マリン、アンタ何言ってんのよ。フグオ君が言ってる事が正しいっての」
「あの主様、ここが何処だか分かっていますか?」
「マザーまで、何言ってるんだよ。ここは、忍びの隠れ里拠点だろう。全く、みんなしっかりしてくれ」
「いや、しっかりしなきゃならないのは、おっさんの方だな」
「おっさんっした」
「何言ってんだお前?意味わかんねぇんだけど。入ってくんな」
「おっさんって言われたから返しただけだし」
そうか、ウトの言うおっさんは、文字通りおっちゃんって事だ。チョトミの言うおっさんは、お疲れ様でしたって意味だ。言葉一つで紛らわしいんだが。
「ウト、ごめんな。チョトミのおっさんは、お疲れ様でしたって意味だ。ウトにおっさんって言われたから挨拶を返したんだよ」
「紛らわしすぎるだろ!おっさんがお疲れ様って何だよそれ!何処の言葉だよ。何語なんだよ!」
「俺もよくわからないんだ。すまない。流してくれ」
「ったくよ。おっさんは頭おかしくなってるし、そこの猪女は、意味不明な言葉を話すし、大丈夫なのかよ」
「俺の頭がおかしくなってるってのはどういうことだ?」
「ここがそのパピキーシャ山脈の麓だっての。ちょうど中間ってところだな。双子山になってたパピキーシャ山脈をくり抜いて、移動を楽にしようとした名残って奴を見つけた俺たちが好き勝手使ってたってだけだ。勿論、穴も閉じて無い。普段はカモフラージュして隠してるけどな」
「えっええええええ!!!!」
「その反応は知らなかったのかよ!」
「あっあぁ。まさかここがパピキーシャ山脈の中間地点だったなんて半分短縮できたって事だよな」
「まぁ、そうだな」
「だからマリンのこの反応だったのか」
「マスター、昔色々冒険したとか言うのならキチンと覚えておくのだ」
「いや、昔は双子山を越えてたから、こんなところから通れるなんて知らなかったんだよ」
「まぁ、それはもう良いのだ。この山脈の魔物も人外娘に変えてから次の街なのだ」
「そうだな」
パピキーシャ山脈に出現する魔物は、レベル16のモンキーボクサー。レベル17のファルコンライダー。レベル18のマンドレイク。レベル19のエントだ。猿に鷹に植物に木と山脈に関連してそうな魔物が並んでいる。モンキーボクサーは、ボクシングをする猿と言えばわかりやすいだろうか。繰り出される攻撃の数々がボクシングに因んでいる。ジャブ・ストレート・フック・アッパーという基本の技から特殊な技まで使ってくる。ファルコンライダーは、鷹の運び屋と言えばわかりやすいかな。大きな足から繰り出される鷲掴みに切り裂く。嘴を使った啄むの他。パーティの1人を捕らえて数ターン行動不能にした後、他のパーティに投げつけるキャッチアンドリリース。お届け物という名の爆弾攻撃と多彩な攻撃が特徴だ。マンドレイクは、人間の姿をしている植物といえば想像しやすいだろうか。根っこ飛ばしという技で、毒・幻惑・魅了を付与してきたり、倒した後、素材として引き抜く際も気をつけなければならない。引き抜いた際に発する悲鳴をまともに聞けば、発狂して、暫くはその場から動けなくなる。最悪の場合は教会で目覚めたこともあるな。どうしてかって?察してくれ死んだってことさ。デスワープって奴だよ。でもあれって、男のアレを浴びて産まれたとか男のアレを彷彿とさせるとか色々言われてんだよな。女型のマンドレイクなんて見たことないし。今度こそ、俺が男のアレとやらなきゃならないなんて事が無いよな。マリン曰く男とやったら爆死する呪いみたいなものがかかってるとか言ってたし、まぁマリンに任せておけば、どの魔物が次の人外娘か判断してくれるわけだし、下手にこちらから手を出さなければ良いだけだ。エントは、木の巨人と言えば、想像できるだろうか。森の番人と言われるだけあって、パピキーシャ山脈の森を穢す奴らを容赦なく叩きのめしてくる一方で草むしりや種まきをしている姿を見たこともある。こちらから手を出さなければ、襲っては来ない魔物の一体だ。だが一たび怒りを買えば、鬼の形相で滅多打ちにしてくる。でもエントも男っぽいというかお祖父ちゃんみたいなのしか見たことないんだよなぁ。女のエントって居るのかよ?絶滅危惧種レベルじゃね。まぁ、居ないなんてことが無いのは分かってるんだけど。お婆ちゃんみたいなのとやる事になるのか?せめて美魔女でお願いします。って俺は何を言ってるんだろうな。
「マスター、さっきから考え込んでどうしたのだ?」
「うおっ。マリン、居たのか!」
「ずっと居るのだ。変なマスターなのだ。早速、モンキーボクサーを探しに行くのだ!」
「あっあぁ」
こうして、偶然にも忍びの隠れ里拠点のあるところがパピキーシャ山脈だということが判明し、そこに生息する魔物を人外娘にするために向かうのだった。
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