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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
最初の洞窟拠点にお久しぶり〜
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現実世界で散々な目に遭ったフグオだったが今回も気合を入れて、囚われた人の救出作戦を頑張ろうとデモンズフロンティアの世界にやってきた。起きたのは、木の温もり溢れる拠点ではなく、現在本拠地として登録されている忍びの隠れ里拠点だ。手に柔らかい感触がする。
「起きたかマスター」
「ヴィ、ヴィーナス!?なっ何をして」
「マスターがまた自分自身を見失わないように監視していただけだ。何もしていない」
「そうなんだ。疑って悪かったよ」
「それに(あまりに寝顔が可愛かったなんて口が裂けても言えん。当初、嫌悪感しか抱いていなかったが、私はマスターのとある一面を垣間見て、考えを変えたのだ)」
「ん?それに、どうしたんだいヴィーナス?」
「なっなんでもない(いかんいかん私としたことがうっかり口に出してしまうところだった)」
「変なの。ところでヴィーナスにも服を買わないとね」
「服とはなんだ?」
「えっ、俺も着てる。こういうのだよ?」
「私は、そんなものは要らん。これが正装だからな。そもそも石像が服を着ると思うか?ちゃんちゃらおかしな話だろう」
「いや、だって、裸の女の子が街中を歩き回るなんて、痴女か変態かヤリモクと思われるよ」
「私は痴女でもなければ変態でもない。マスターと一緒にするな!それにヤリモク?それはなんだ。どういう意味だ?」
「男女の間のヤリモクって言ったらそんなのあれに決まってるじゃないか」
「ば、ば、ば、馬鹿者。不埒者。や、や、や、やっぱりマスターは変態だ!」
「裸の女の子に服を買い与えようとしている俺が変態なの?いやいやいや、それのがおかしいよ!」
俺の言葉を聞く間も無くヴィーナスは恥ずかしさのあまりかけだしていってしまった。
「さて、俺もリビングに行こうかな」
リビングに行くと赤面しているヴィーナスに根掘り葉掘り聞いているマヤとハルカ。
「ヴィーナス、どうしたの顔が真っ赤っかじゃない」
「マーヤ殿か。これは、そのマスターが変なことを言うからであってだな」
「えっフグオ君に何言われたの聞きたい聞きたい!」
「その、服を着ない裸の女の子は痴女か変態かヤリモクぐらいだと」
「そうね。それ以外、無いわね」
「マーヤ殿まで。マスターの病気が伝染している。ここには変態しか居ないのか!」
「いやいやいや、要はフグオはヴィーナスに服を与えようとしたんでしょ?全然、変態じゃ無いじゃない。紳士的振る舞いね」
「私もフグオ君に服とかバッグとか婚約指輪とか買って欲しいなぁ」
ハルカの会話の内容がぶっ飛んでたので思わずツッコミを入れる。
「最後のおかしいだろ!買わんわ!」
「フグオ君、酷い。でも、好き」
「マスターおはようなのだ。ヴィーナス、取り敢えず服は着た方が良いのだ。マリンたちと行動するということは街にも行くのだ。流石に目を引きすぎるのだ」
「成程、目を引くから服を着た方が良いと。それならそうと言えば良いものを。変態だの痴女だのヤリモクだのと言うから」
「そうなのだ。きっとヴィーナスが気にいる服も見つかるのだ。取り敢えずこれで大事なところだけでも隠しておくのだ」
マリンはそう言うと貝殻で作ったブラジャーっぽいものとパンティを取り出した。
「ってちょっと待てーい。そんなのいつ作った。それにどっから取り出した!」
「ん?マスターのを見てみよう見真似で作ったのだ。マリンは手先も器用だったのだ。エッヘン」
「ドヤ顔すな!身体から取り出したよな?どうなってんだ?」
「マスター、スライムには時間停止付きの無限収納が搭載されてるのだ。外に出て、周りをよく見てみるのだ」
俺はマリンに言われるままに、外に出て、見回してみた。すると至る所で男の子や女の子の側にいる御守りスライムたちが水分補給用の水筒~大工仕事用の木の板まで、ありとあらゆるものを必要に応じて手渡していたのだ。
「えっ?」
「もしかして、マスターは知らなかったのだ?」
「しらねぇよ!そんな便利な機能、搭載してたのかよ。クラフトで作った収納鞄の意味ねぇよ!」
「てっきり、マスターは自分のものは自分で持つタイプだと思っていたのだ。これからはいつでも渡してくれて良いのだ。綺麗に整頓して預かってあげるのだ」
マリンの言葉を聞いて、マヤもハルカも初耳だったのか、声を揃えて、言う。
「マリン、私にもスライムを1匹!」
「わかったのだ」
スライムって最弱とか言われてるのに色々優秀なんだなぁ。
「マスター、遠い目をしてどうしたのだ。今日は、今から洞窟拠点に行くのだ」
「俺がマリンと初めてあったあの洞窟?」
「そうなのだ」
「突然、どうしたんだ?」
「次の魔物があの洞窟の近くにいるからなのだ」
「次の魔物?」
「デスボアーなのだ」
「そうか。もうそんなレベルになってたのか」
そこに貝殻のブラと貝殻のパンティを履いたヴィーナスが着た。
「マリン殿、これは良い。すごく動きやすい。まるで何もつけてないのと変わらない」
「エッヘン」
またしてもマリンがドヤ顔をしているのだった。
「ヴィーナスの準備も取り敢えずできたのだ。では、出発オシッコなのだ」
「それを言うなら出発進行ね。オシッコはダメよ」
「そうとも言う~のだ」
こうして久々の洞窟拠点へと向かうのであった。
「起きたかマスター」
「ヴィ、ヴィーナス!?なっ何をして」
「マスターがまた自分自身を見失わないように監視していただけだ。何もしていない」
「そうなんだ。疑って悪かったよ」
「それに(あまりに寝顔が可愛かったなんて口が裂けても言えん。当初、嫌悪感しか抱いていなかったが、私はマスターのとある一面を垣間見て、考えを変えたのだ)」
「ん?それに、どうしたんだいヴィーナス?」
「なっなんでもない(いかんいかん私としたことがうっかり口に出してしまうところだった)」
「変なの。ところでヴィーナスにも服を買わないとね」
「服とはなんだ?」
「えっ、俺も着てる。こういうのだよ?」
「私は、そんなものは要らん。これが正装だからな。そもそも石像が服を着ると思うか?ちゃんちゃらおかしな話だろう」
「いや、だって、裸の女の子が街中を歩き回るなんて、痴女か変態かヤリモクと思われるよ」
「私は痴女でもなければ変態でもない。マスターと一緒にするな!それにヤリモク?それはなんだ。どういう意味だ?」
「男女の間のヤリモクって言ったらそんなのあれに決まってるじゃないか」
「ば、ば、ば、馬鹿者。不埒者。や、や、や、やっぱりマスターは変態だ!」
「裸の女の子に服を買い与えようとしている俺が変態なの?いやいやいや、それのがおかしいよ!」
俺の言葉を聞く間も無くヴィーナスは恥ずかしさのあまりかけだしていってしまった。
「さて、俺もリビングに行こうかな」
リビングに行くと赤面しているヴィーナスに根掘り葉掘り聞いているマヤとハルカ。
「ヴィーナス、どうしたの顔が真っ赤っかじゃない」
「マーヤ殿か。これは、そのマスターが変なことを言うからであってだな」
「えっフグオ君に何言われたの聞きたい聞きたい!」
「その、服を着ない裸の女の子は痴女か変態かヤリモクぐらいだと」
「そうね。それ以外、無いわね」
「マーヤ殿まで。マスターの病気が伝染している。ここには変態しか居ないのか!」
「いやいやいや、要はフグオはヴィーナスに服を与えようとしたんでしょ?全然、変態じゃ無いじゃない。紳士的振る舞いね」
「私もフグオ君に服とかバッグとか婚約指輪とか買って欲しいなぁ」
ハルカの会話の内容がぶっ飛んでたので思わずツッコミを入れる。
「最後のおかしいだろ!買わんわ!」
「フグオ君、酷い。でも、好き」
「マスターおはようなのだ。ヴィーナス、取り敢えず服は着た方が良いのだ。マリンたちと行動するということは街にも行くのだ。流石に目を引きすぎるのだ」
「成程、目を引くから服を着た方が良いと。それならそうと言えば良いものを。変態だの痴女だのヤリモクだのと言うから」
「そうなのだ。きっとヴィーナスが気にいる服も見つかるのだ。取り敢えずこれで大事なところだけでも隠しておくのだ」
マリンはそう言うと貝殻で作ったブラジャーっぽいものとパンティを取り出した。
「ってちょっと待てーい。そんなのいつ作った。それにどっから取り出した!」
「ん?マスターのを見てみよう見真似で作ったのだ。マリンは手先も器用だったのだ。エッヘン」
「ドヤ顔すな!身体から取り出したよな?どうなってんだ?」
「マスター、スライムには時間停止付きの無限収納が搭載されてるのだ。外に出て、周りをよく見てみるのだ」
俺はマリンに言われるままに、外に出て、見回してみた。すると至る所で男の子や女の子の側にいる御守りスライムたちが水分補給用の水筒~大工仕事用の木の板まで、ありとあらゆるものを必要に応じて手渡していたのだ。
「えっ?」
「もしかして、マスターは知らなかったのだ?」
「しらねぇよ!そんな便利な機能、搭載してたのかよ。クラフトで作った収納鞄の意味ねぇよ!」
「てっきり、マスターは自分のものは自分で持つタイプだと思っていたのだ。これからはいつでも渡してくれて良いのだ。綺麗に整頓して預かってあげるのだ」
マリンの言葉を聞いて、マヤもハルカも初耳だったのか、声を揃えて、言う。
「マリン、私にもスライムを1匹!」
「わかったのだ」
スライムって最弱とか言われてるのに色々優秀なんだなぁ。
「マスター、遠い目をしてどうしたのだ。今日は、今から洞窟拠点に行くのだ」
「俺がマリンと初めてあったあの洞窟?」
「そうなのだ」
「突然、どうしたんだ?」
「次の魔物があの洞窟の近くにいるからなのだ」
「次の魔物?」
「デスボアーなのだ」
「そうか。もうそんなレベルになってたのか」
そこに貝殻のブラと貝殻のパンティを履いたヴィーナスが着た。
「マリン殿、これは良い。すごく動きやすい。まるで何もつけてないのと変わらない」
「エッヘン」
またしてもマリンがドヤ顔をしているのだった。
「ヴィーナスの準備も取り敢えずできたのだ。では、出発オシッコなのだ」
「それを言うなら出発進行ね。オシッコはダメよ」
「そうとも言う~のだ」
こうして久々の洞窟拠点へと向かうのであった。
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