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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
拠点に戻り、夜を待ち次の魔物を探す
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拠点の入り口では、一足先にエレスタの街の男たちに護衛してもらい拠点へと帰っていたパピィが出迎えてくれた。一応、狙われてるのは俺だから安全を考えて、パピィには、エレスタの街で別行動を取ってもらい安全にこの拠点に連れて帰ってもらってたんだよな。道中で、襲われたことを考えると本当に良かったって思うよ。
「おぅ。にぃちゃん、依頼通り、先に連れ帰っておいたぜ。それにしても、こんなに人外娘が居るとはなぁ。たまげたぜ」
「その節は、素敵なメイド服をありがとうございました。店主様」
「おぅおぅ。良いってことよ。コンテストの件、忘れないでくれよな」
「えぇ、店主様の作ってくださったこの素敵なメイド服のために必ず参加させてもらいます」
「そこまで言ってもらえると職人冥利に尽きるってもんだぜ。あんがとよ。じゃあ、俺たちも帰るとすっか」
皆が頷きエレスタの街へと帰っていく元冒険者たち。
「ピグミィ、コンテストってなんなのだ?自分だけずるいのだ」
「マリン様、そんなにゆすらないでくださいませ」
俺がマリンにさっとパンフレットを見せる。
「ほへぇ。すっ凄いのだ。こっこのコンテストにマリンも出るのだ。マスターの服で出るのだ」
「いや、俺の服では無理だよ。エレスタの街の人間でもないし、職人でもないからな」
「ガーンなのだ。どうすれば出れるのだ?」
「エレスタの街で服屋を営んでいる人のところで、契約すれば出れるよ。ちなみにうちからはピグミィとマミリンがエントリーしてる」
「マミリンが出るの!マミ、とっても楽しみ~。絶対見にいく~」
「マミ殿のためにも恥ずかしい姿は見せられんな」
「ボムも出たい」
「服を見せるなんて、はっ恥ずかちぃ」
「妾の凛とした佇まいを見せる時じゃな」
「イェーイ、お祭りと聞いて、このバニーちゃんが出ないわけにはいかないわ~」
「勿論マリンも出るのだ」
「わかった。わかったからそんなに詰め寄るな。今度、みんなでエレスタの街に行って、エントリーしような」
皆んなが歓喜に沸いていた。そこにユウカさんがやってきた。
「ふぅ~お風呂ってなんて、素敵なんでしょう」
「すっかり使い方も覚えたようですね?」
「こっこれは勇者様の前で私としたことが失礼しました」
「良いんですよ。気に入ってもらえて良かったですってあれっここ俺の家だよな?」
「すいません。こっちのお風呂も気になっちゃって、アハハ」
「成程。それならって全く一緒なんだけど!」
「はい。アハハ」
エレスタの街のことや荒野で襲撃されたことを話す。
「へぇ、あの何考えてるかわかんない女がよりにもよって職業がアサシンだなんてね。フグオが無事で良かった」
「フグオ君に攻撃してくるなんて、許せない。今度学校で会ったら文句の一言でも言ってやるんだから」
「いやいや、俺のこと虐めてたハルには言えないと思うが」
「そんな昔のことは忘れたもん。今はフグオ君を一途に愛する恋する乙女だもん」
「ハル、とうとう隠さなくなったわね」
「俺は2人とも完全に許してないけどな」
「もう、わかってるわよ。身体でもこの世界でも助けてくれたフグオの役に立つから。ねっ」
その上目遣いの表情はズルい。整った顔立ちと相まって効果抜群なんだけど。
「そんなことより、今日の最後の予定なんだけど」
「そんなの決まってるのだ。次なる人外娘、魂を喰らう者を探すために夜を待つのだ」
「やっぱり、そうなるよな」
「こればかりは、勇者様頼りで申し訳ありません。それに、順番的にも次は、我が家のものかもしれません。くれぐれもよろしくお願いします」
「まぁ、魂を喰らう者って、幽霊系だからね。多分、囚われたら誰かでしょうね。フグオ、頑張りなさいよ」
「他人事と思って、マーヤとハルは良いよな。ただ飲んで騒いでるだけなんだから」
「えーーーーそんな風に思われてたなんてショック~。マーヤと違って私はフグオ君のこと応援してるもん。だって手を出したらフグオ君が死ぬって言われたら。何もできんやん」
テヘッはズルい。可愛いから許してしまいそうになるだろ。俺を虐めたことは断じて許さないけど。
「ハル、アンタ何言ってんのよ。まるで私が飲んでばかりみたいに言ってくれちゃってさ。私もフグオのこと心配してるわよ。手出しできないもどかしさってやつ噛み締めてるっての」
「えー、蜂蜜ソーダ。上手いとか言ってグビグビ飲んでばかりじゃん」
「それならアンタこそ。これがフグオ君の血、美味しいとか言ってたじゃない」
「はいはい。2人とも喧嘩はやめようね。どっちもどっちだからね」
こんな感じで、夜となり魂を喰らう者を探しに王都パピルスの中へと入っていく。
「王都パピルスの夜、2回目だけど、やっぱり綺麗だった王都を知ってるからか。この廃墟は不気味だよな」
「前までは、外からは美しい王都のままだったのに」
「今では、外からでも壊れてるのがはっきりわかるもんね」
「あぁ」
相変わらず人外娘たちはマリンの指示に従い、関係ない魔物の掃除をしつつ、ようやくお目当ての魔物が見つかったようで、マリンがこちらへと追い立ててくれた。さて、やるとしますか。
「おぅ。にぃちゃん、依頼通り、先に連れ帰っておいたぜ。それにしても、こんなに人外娘が居るとはなぁ。たまげたぜ」
「その節は、素敵なメイド服をありがとうございました。店主様」
「おぅおぅ。良いってことよ。コンテストの件、忘れないでくれよな」
「えぇ、店主様の作ってくださったこの素敵なメイド服のために必ず参加させてもらいます」
「そこまで言ってもらえると職人冥利に尽きるってもんだぜ。あんがとよ。じゃあ、俺たちも帰るとすっか」
皆が頷きエレスタの街へと帰っていく元冒険者たち。
「ピグミィ、コンテストってなんなのだ?自分だけずるいのだ」
「マリン様、そんなにゆすらないでくださいませ」
俺がマリンにさっとパンフレットを見せる。
「ほへぇ。すっ凄いのだ。こっこのコンテストにマリンも出るのだ。マスターの服で出るのだ」
「いや、俺の服では無理だよ。エレスタの街の人間でもないし、職人でもないからな」
「ガーンなのだ。どうすれば出れるのだ?」
「エレスタの街で服屋を営んでいる人のところで、契約すれば出れるよ。ちなみにうちからはピグミィとマミリンがエントリーしてる」
「マミリンが出るの!マミ、とっても楽しみ~。絶対見にいく~」
「マミ殿のためにも恥ずかしい姿は見せられんな」
「ボムも出たい」
「服を見せるなんて、はっ恥ずかちぃ」
「妾の凛とした佇まいを見せる時じゃな」
「イェーイ、お祭りと聞いて、このバニーちゃんが出ないわけにはいかないわ~」
「勿論マリンも出るのだ」
「わかった。わかったからそんなに詰め寄るな。今度、みんなでエレスタの街に行って、エントリーしような」
皆んなが歓喜に沸いていた。そこにユウカさんがやってきた。
「ふぅ~お風呂ってなんて、素敵なんでしょう」
「すっかり使い方も覚えたようですね?」
「こっこれは勇者様の前で私としたことが失礼しました」
「良いんですよ。気に入ってもらえて良かったですってあれっここ俺の家だよな?」
「すいません。こっちのお風呂も気になっちゃって、アハハ」
「成程。それならって全く一緒なんだけど!」
「はい。アハハ」
エレスタの街のことや荒野で襲撃されたことを話す。
「へぇ、あの何考えてるかわかんない女がよりにもよって職業がアサシンだなんてね。フグオが無事で良かった」
「フグオ君に攻撃してくるなんて、許せない。今度学校で会ったら文句の一言でも言ってやるんだから」
「いやいや、俺のこと虐めてたハルには言えないと思うが」
「そんな昔のことは忘れたもん。今はフグオ君を一途に愛する恋する乙女だもん」
「ハル、とうとう隠さなくなったわね」
「俺は2人とも完全に許してないけどな」
「もう、わかってるわよ。身体でもこの世界でも助けてくれたフグオの役に立つから。ねっ」
その上目遣いの表情はズルい。整った顔立ちと相まって効果抜群なんだけど。
「そんなことより、今日の最後の予定なんだけど」
「そんなの決まってるのだ。次なる人外娘、魂を喰らう者を探すために夜を待つのだ」
「やっぱり、そうなるよな」
「こればかりは、勇者様頼りで申し訳ありません。それに、順番的にも次は、我が家のものかもしれません。くれぐれもよろしくお願いします」
「まぁ、魂を喰らう者って、幽霊系だからね。多分、囚われたら誰かでしょうね。フグオ、頑張りなさいよ」
「他人事と思って、マーヤとハルは良いよな。ただ飲んで騒いでるだけなんだから」
「えーーーーそんな風に思われてたなんてショック~。マーヤと違って私はフグオ君のこと応援してるもん。だって手を出したらフグオ君が死ぬって言われたら。何もできんやん」
テヘッはズルい。可愛いから許してしまいそうになるだろ。俺を虐めたことは断じて許さないけど。
「ハル、アンタ何言ってんのよ。まるで私が飲んでばかりみたいに言ってくれちゃってさ。私もフグオのこと心配してるわよ。手出しできないもどかしさってやつ噛み締めてるっての」
「えー、蜂蜜ソーダ。上手いとか言ってグビグビ飲んでばかりじゃん」
「それならアンタこそ。これがフグオ君の血、美味しいとか言ってたじゃない」
「はいはい。2人とも喧嘩はやめようね。どっちもどっちだからね」
こんな感じで、夜となり魂を喰らう者を探しに王都パピルスの中へと入っていく。
「王都パピルスの夜、2回目だけど、やっぱり綺麗だった王都を知ってるからか。この廃墟は不気味だよな」
「前までは、外からは美しい王都のままだったのに」
「今では、外からでも壊れてるのがはっきりわかるもんね」
「あぁ」
相変わらず人外娘たちはマリンの指示に従い、関係ない魔物の掃除をしつつ、ようやくお目当ての魔物が見つかったようで、マリンがこちらへと追い立ててくれた。さて、やるとしますか。
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