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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
新たなる敵の存在
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圧倒的強さでエレスタの村人たちが冒険者を叩き出したのを見て唖然となる俺。まるで何事もなかったかのように仕事に戻っていくエレスタの住民たち。
「えっ?」
「マスター殿、何を驚いておられる。あんな貧弱な輩にやられる村人などここには居ないぞ」
アイツらが貧弱?貧弱って言っても村人にやられる輩じゃない。それにあのどっかで聞いたようなスタイリーッシュおじさんは、剣技使ってたし、レプスコの店主は、ハンマー技使ってたし、ロイヤルナイトの店主は、槍技を使ってた。
「ハハハ。勇者様が驚かれるのも無理はないですな。ここは元冒険者たちが集まってできた街ですからな」
パピィが爺やと呼んでいた町長からさっと渡された紙には、何処で誰が聞いているかわかりませんから話を合わせてくださいと書いていた。
「そっそうなんですねぇ。どうりでみなさん強いわけだ」
「おぅよ。それにしてもにいちゃんが居るんなら無理に戦わなくて良かったな」
「んだんだ。ゴブリン娘ちゃんの力を見せてもらうのも良かったかもなぁ」
「いやいや、村の人が襲われてるって飛び出そうとはしてたんですが皆さんがあまりにも強すぎて唖然となってました」
「まぁここで狼藉を働こうとする輩にはお帰りいただくってのがここの方針だ。にぃちゃんもそうならないように気をつけてくれよな」
「ハハハ。あれを目の前で見せられて暴れようとなんて思いませんけどね」
「違いねぇな。ガハハ」
「取り敢えず、買い物も済みましたし、これぐらいで」
「勇者様、お待ちくだされ」
新たに渡された紙にはこう書いてあった。
外に先程の冒険者が待ち伏せしております。どうやら勇者様を狙っておられる様子。今、外に出られるのは危険ですので、今暫くお待ちくだされ。
どうやらパピィにも危険が及ぶかもしれないからちょっと待ってくれってことみたいだけど何するつもりなんだろう?
「どうしましたか?」
「中でお茶でも飲んで行ってくだされ」
「そういうことでしたら是非」
俺が町長の屋敷に入る。
「メタモル」
そう冒険者の1人が言うと見事にマミリンに変身した。
「マスター殿!私がもう1人????」
困惑するマミリンに普通の声で話しかけるメタモルの魔法を使った男。
「これで注意を逸らし、誘き寄せたところをさらに一撃加えといてやりますわい」
「そういうことならもう一度暴れさせてもらうとしようか。メタモル」
もう1人の男は俺に変身した。
「そっくりだ」
「あたぼうよ」
「声出したらダメですよ」
「あたぼうよ」
大丈夫かなぁ?でもメタモルの魔法が使えるってことは魔法使いを極めたさらに上である賢者ってことだ。こんなのがゴロゴロとたくさんいてるとんでもない街だってことはわかる。駆け出して行った2人の後に声が聞こえる。
「出てきたぞ」
「待ちやがれ」
「この賞金首」
「まだ逃げるのか」
「待てって言ってんだろうが」
後半はどんどんと小さくなって聞こえなくなった。
「もう安心でしょうな」
「町長、助かりました。それではこれで」
「くれぐれもお気をつけくだされ。コンテストの件、忘れんでくだされよ」
「ハハハ。了解です」
俺は町長のお陰で無事に拠点に戻ることができたのだった。
ここは王都パピルスよりもさらに先にある港町シーアクア、飲食店で豪遊しながら報告を待つ体型が太マッチョの男がいた。
「ムシャムシャ。まはか、ビギンズのまひで、俺に嘘を教えたおひょこがターゲットだったとは思わにゃかったな」
「ダンショク様、食べながら話さんといてください」
「ウッセェな。後で相手してやるからきちんと尻洗っとけよ」
「こんな豚めにくださるのですかブヒィ」
「きちんと言えるようになって偉いじゃねぇか。ちょっとこっちに来い。相手してやるよ」
太マッチョの男はそういうと下半身を曝け出し、その男の尻に突っ込んだ。
「ブヒィ~ダンショク様の気持ち良いブヒィ~」
「そうだろう。そうだろう。この世界は良い。望み通りの姿が手に入るんだからな。和にぃさんには悪いけどターゲットは俺が貰うぜ。見たところ俺好みの男だからな。俺のアレで調教するのが楽しみだぜ。それにしてもまだ戻らねぇのかよ他の豚どもは」
「ブヒィ~ダンショク様の最高ブヒィ~」
「もっと良い声で鳴いて、垂れ流さんかい」
「はひぃ。ダンショク様ので逝くブヒィ~~~~」
御離羅鯨《ゴリラゲイ》、御離羅貞朝の三男にして、中学1年生。現実世界では、学校にも行かず父にも見放された引きこもり少年である。自分の思い描いた姿になり好き勝手できるデモンズフロンティアの世界で1日の大半を過ごす。御離羅家のDNAを受け継いでいるため現実世界のアレの長さは3センチしかないがデモンズフロンティアの世界では30センチにしている。男でありながら男が好きという男色である。タイプの男性は、自分より大きい物を持つ男が良い声で鳴くところが見たいという筋金入りの変態である。現実世界での感覚なので、彼にとってのストライクゾーンは、現実世界において自分より大きい物なので、ほぼ全員である。現在、肝田河豚男を狙っている2番目にヤバい男である。
「えっ?」
「マスター殿、何を驚いておられる。あんな貧弱な輩にやられる村人などここには居ないぞ」
アイツらが貧弱?貧弱って言っても村人にやられる輩じゃない。それにあのどっかで聞いたようなスタイリーッシュおじさんは、剣技使ってたし、レプスコの店主は、ハンマー技使ってたし、ロイヤルナイトの店主は、槍技を使ってた。
「ハハハ。勇者様が驚かれるのも無理はないですな。ここは元冒険者たちが集まってできた街ですからな」
パピィが爺やと呼んでいた町長からさっと渡された紙には、何処で誰が聞いているかわかりませんから話を合わせてくださいと書いていた。
「そっそうなんですねぇ。どうりでみなさん強いわけだ」
「おぅよ。それにしてもにいちゃんが居るんなら無理に戦わなくて良かったな」
「んだんだ。ゴブリン娘ちゃんの力を見せてもらうのも良かったかもなぁ」
「いやいや、村の人が襲われてるって飛び出そうとはしてたんですが皆さんがあまりにも強すぎて唖然となってました」
「まぁここで狼藉を働こうとする輩にはお帰りいただくってのがここの方針だ。にぃちゃんもそうならないように気をつけてくれよな」
「ハハハ。あれを目の前で見せられて暴れようとなんて思いませんけどね」
「違いねぇな。ガハハ」
「取り敢えず、買い物も済みましたし、これぐらいで」
「勇者様、お待ちくだされ」
新たに渡された紙にはこう書いてあった。
外に先程の冒険者が待ち伏せしております。どうやら勇者様を狙っておられる様子。今、外に出られるのは危険ですので、今暫くお待ちくだされ。
どうやらパピィにも危険が及ぶかもしれないからちょっと待ってくれってことみたいだけど何するつもりなんだろう?
「どうしましたか?」
「中でお茶でも飲んで行ってくだされ」
「そういうことでしたら是非」
俺が町長の屋敷に入る。
「メタモル」
そう冒険者の1人が言うと見事にマミリンに変身した。
「マスター殿!私がもう1人????」
困惑するマミリンに普通の声で話しかけるメタモルの魔法を使った男。
「これで注意を逸らし、誘き寄せたところをさらに一撃加えといてやりますわい」
「そういうことならもう一度暴れさせてもらうとしようか。メタモル」
もう1人の男は俺に変身した。
「そっくりだ」
「あたぼうよ」
「声出したらダメですよ」
「あたぼうよ」
大丈夫かなぁ?でもメタモルの魔法が使えるってことは魔法使いを極めたさらに上である賢者ってことだ。こんなのがゴロゴロとたくさんいてるとんでもない街だってことはわかる。駆け出して行った2人の後に声が聞こえる。
「出てきたぞ」
「待ちやがれ」
「この賞金首」
「まだ逃げるのか」
「待てって言ってんだろうが」
後半はどんどんと小さくなって聞こえなくなった。
「もう安心でしょうな」
「町長、助かりました。それではこれで」
「くれぐれもお気をつけくだされ。コンテストの件、忘れんでくだされよ」
「ハハハ。了解です」
俺は町長のお陰で無事に拠点に戻ることができたのだった。
ここは王都パピルスよりもさらに先にある港町シーアクア、飲食店で豪遊しながら報告を待つ体型が太マッチョの男がいた。
「ムシャムシャ。まはか、ビギンズのまひで、俺に嘘を教えたおひょこがターゲットだったとは思わにゃかったな」
「ダンショク様、食べながら話さんといてください」
「ウッセェな。後で相手してやるからきちんと尻洗っとけよ」
「こんな豚めにくださるのですかブヒィ」
「きちんと言えるようになって偉いじゃねぇか。ちょっとこっちに来い。相手してやるよ」
太マッチョの男はそういうと下半身を曝け出し、その男の尻に突っ込んだ。
「ブヒィ~ダンショク様の気持ち良いブヒィ~」
「そうだろう。そうだろう。この世界は良い。望み通りの姿が手に入るんだからな。和にぃさんには悪いけどターゲットは俺が貰うぜ。見たところ俺好みの男だからな。俺のアレで調教するのが楽しみだぜ。それにしてもまだ戻らねぇのかよ他の豚どもは」
「ブヒィ~ダンショク様の最高ブヒィ~」
「もっと良い声で鳴いて、垂れ流さんかい」
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