いじめられっ子の僕が可愛い人外娘と行く冒険旅〜但し人外娘へと変える方法が独特で〜

揚惇命

文字の大きさ
上 下
72 / 210
1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう

スピリットの正体は?

しおりを挟む
 さてと何はともあれバトルだよな。霊視を選択と。えっ?何これ?なんだよこのムチムチな肉体。出るとこは出てて、それでいて童顔とか。やばすぎだろ。
「まさか、瑠留ルルなの?」
「クチオシイ。クチオシイ。ウツクシカッタオウトガ。コンナスガタニ」
「勇者様、和泉イズミをどうか元に戻してください」
 どうやらこのスピリットの名前は和泉瑠留というらしい。思った通り風呂階家の者のようだ。まぁ、助けるの選択しか無いんだけどね。
「フグオ選手の霊視で、スピリットがあられもない姿に~さぁ、この恥ずかしい状態で何をするチャンピオンのスピリット~」
 あられもない姿とかなんちゅう言い方してんねん!ちゃんと服着てるやないかーい。うんうんって頷いてんじゃねぇよマリン。プハァって。そこ、熱血・熱蜜で出来上がってんじゃねぇ。マーヤ、嘘だよな。血で酔ってる?アルコールでも入ってるってのか?あの血って、俺のか!俺の血にアルコールの成分が?どんな能力だよ、それ。あの蜜も元は俺のか!蜜分泌で出したのをハニーのやつは貯めてたんだな。いやいや、どんだけ貯めてんだ!酒樽、二つぐらいは空いてそうな気がするんだが!ダークナイトちゃんは、寝てるし!いやいや君、魔物だよね?なんで寝てんだよ!よく見たら頬が赤い。酔ってる?まさかの酔い潰れ!!!!
「おーっと。チャンピオンのスピリット選手、フグオ選手に近づいていく~」
 スピリットの亡者の囁き。
「フグオ君のアレ、スッゴイ大きいのね。逞しい男の子ってス・テ・キ」
 なんだよこれ。亡者の囁きじゃ無くてエロい囁きじゃねぇか!こんなのダメージなんか受けねぇよ!
「フグオ君、もっと頑張って後少しで私、私。逝っちゃうーーーーーーーー」
 チッチッチ。俺にエロい囁きは通用しないぜ。
「なんてこと毎日してんじゃないわよ。男は黙って1人で処理してろ」
 とっ突然の罵声!いやいや、ダメージないけどね。
「魔物とやるなんて、この変態!」
 良い罵声だ。全然ダメージないけどね。でも周りの反応が全く無いけど、どうなってんだ?ひょっとして、俺にしか聞こえてない?そういや、さっきまでカタコトだったのに今は普通に聞こえるな。これが亡者の囁きか。一体どんなヤバい技だと思ってたけど。蓋を開けてみれば、エロい言葉からの罵声。それも今の俺にはダメージがない。
「涼しい顔してんじゃねぇよ」
「ふぐぅ」
 最後は物理技!それ、男の大事な部分握ってるって。マジで痛い。凄く痛い。痛いから離してくれ。
「ヤットキイタ」
 最後はカタコト。それにやっと効いたって!最早、囁きやないんよ。物理技なんよそれ。
 フグオに45のダメージ。フグオは死んだフリを使った。
「フグオ選手ダウン。どうやら亡者の囁きには耐えられなかったようだ~」
「ここからなのだ」
「何やらスピリット選手がフグオ選手の下半身に近付いていく~。そして、なんとフグオ選手の服を剥ぎ取り、草の下着からポッポロリだ~」
 スピリットの吸い取る。フグオのMPが2吸われた。
 こっこれがスピリットの吸い取る。きっ気持ち良すぎる。MPだけで無く種まで放出してしまいそうだ。じゃ無くて!吸い取るって、そっち系の技だったの!?しかも俺の全MPを吸っても、もう一度亡者の囁きを使えないよ。だからね。もう諦めて、そろそろチューチューをやめてくれないかな。いや、だってもうMP無いから。次に出るのは、男のアレだよ。しかも過去最高にドバドバ出ると思う。だって、ダントツで気持ちいいから。ヤバいテクニックだよ。もうホント限界だから。ねっ。離そう。ねっ。お願いだから。もう無理ーーーーーーーーーー。勢いよく放出したそれをゴクゴクと飲み込むスピリット。
「勇者様、今です。ルルと呼んであげてください」
「ル、ル」
 目の前のスピリットが光輝き姿を薄い透明だったのがはっきりと色付く。
「うぇっ、マッズ。何これ!口の中、超臭いんですけど」
「ルル」
 パピィがルルに駆け寄り抱きしめる。
「へっ!?御嬢様?なんで。ここ何処?それに今のアタシ、超臭いんでやめてください。いや大好きな御嬢様に抱きつかれて嫌なわけでは無いんですけど。アタシ、どうしたら良いの~」
「パ、ピ、ネ、よ、か、っ、た」
「ヒッ男。このケダモノが気安く御嬢様の名前呼んでんじゃねぇ」
「ギャァーーーーーーーー」
 勢いよく。俺の大事な部分を蹴られて、そこからチョロチョロチョロとアレが吹き出す。
「くっさ。ってこれ、アタシの口の中と同じ匂い。貴様、アタシの口にこんなもの放出しやがったのか!この変態。死ね」
 大丈夫、もう死んでるから。男としての尊厳も君が蹴り上げた男の大事なアレも。ねっ。もう機能してないでしょ。
 フグオはスキル性豪を使用した。
 いや、勝手に使うんじゃねぇ!ムクムクムクって復活してんだろうが!!!!
「キモいキモいキモい。なんで蹴られておっきくなってんの?マゾってやつ。マジヤバいんですけど。こんなのが御嬢様の名前を軽々しく呼ぶとか無理」
「やめなさいルル。私を助けてくださった勇者様に失礼でしょう」
「へっ!?アンタ、御嬢様にもこんなもの飲ませたっての?ふざけんな。この変態、死ね。死ね。死ね」
 何度蹴られても自分の意思とは関係なく復活させられるんだよ残念ながら。安心して、パピィには口じゃなくて、その下からだから。消えゆく意識の中、謝ってみたがよくよく考えたらもっと酷いんじゃないかと思うのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~

k33
ファンタジー
初めての小説です..! ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!

仁徳
ファンタジー
あらすじ リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。 彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。 ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。 途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。 ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。 彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。 リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。 一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。 そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。 これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-

ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。 断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。 彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。 通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。 お惣菜お安いですよ?いかがです? 物語はまったり、のんびりと進みます。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました

グミ食べたい
ファンタジー
 疲れ切った現実から逃れるため、VRMMORPG「アナザーワールド・オンライン」に没頭する俺。自由度の高いこのゲームで憧れの料理人を選んだものの、気づけばゲーム内でも完全に負け組。戦闘職ではないこの料理人は、ゲームの中で目立つこともなく、ただ地味に日々を過ごしていた。  そんなある日、フレンドの誘いで参加したレベル上げ中に、運悪く出現したネームドモンスター「猛き猪」に遭遇。通常、戦うには3パーティ18人が必要な強敵で、俺たちのパーティはわずか6人。絶望的な状況で、肝心のアタッカーたちは早々に強制ログアウトし、残されたのは熊型獣人のタンク役クマサンとヒーラーのミコトさん、そして料理人の俺だけ。  逃げるよう促されるも、フレンドを見捨てられず、死を覚悟で猛き猪に包丁を振るうことに。すると、驚くべきことに料理スキルが猛き猪に通用し、しかも与えるダメージは並のアタッカーを遥かに超えていた。これを機に、負け組だった俺の新たな冒険が始まる。  猛き猪との戦いを経て、俺はクマサンとミコトさんと共にギルドを結成。さらに、ある出来事をきっかけにクマサンの正体を知り、その秘密に触れる。そして、クマサンとミコトさんと共にVチューバー活動を始めることになり、ゲーム内外で奇跡の連続が繰り広げられる。  リアルでは無職、ゲームでは負け組職業だった俺が、リアルでもゲームでも自らの力で奇跡を起こす――そんな物語がここに始まる。

処理中です...