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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
母さんに怒られる河豚男
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目が覚めた俺は、麻弥を抱き寄せて眠っていた。そして、そこに母さんが入ってきた。麻弥は布団に隠れている形で母さんからは見えなかったのだろうが母さんは布団をめくったのだ。俺が麻弥を抱いているのを見た母さんは、一瞬動揺したのだろう。起こす声が上擦っていた。
「河豚男、起きなさい。早く降りてきなさいね」
男と女の情事の現場を見たはずなのに母さんは、何も言わずに降りて行った。それに恐ろしさを覚える俺と麻弥。
「どうしてお母様は何も言わないの?」
「これはヤバいかも」
俺は知ってる。あれは、すごく怒っている時の母さんだ。母さんは、怒りが頂点に達すると落ち着くために頭を空っぽにする。その状態だ。この後、怒られることは目に見えていた。俺と麻弥は学校の支度を済ませると下に降りて行った。
「早く食べてね」
言葉に怒気がこもっている。
「お母様、すみません」
麻弥が火に油を注いでしまった。
「何のことかしら。良いのよ。私は、何も見てないから。ノー問題よ。ウフフ」
全然、ノー問題って顔じゃないよ。
「あの、そういうことはしてませんから。1人で寂しくなった私が一緒に寝て欲しいって頼んだだけで」
ダメだよ麻弥。この時の母さんに、嘘言うとヤバいんだって。
「あらー、1人で寂しかったら男と裸で寝るのかしら?麻弥ちゃんは、そういう子だったのね。おばさん、ショックだなぁ。麻弥ちゃんとは仲良くなれると思っていたのに」
「ひっそんなつもりは」
汗がダラダラの麻弥。もう洗いざらい言うしかない。
「母さん、ごめん。麻弥と付き合ってる。僕が部屋に招いた。全部の責任は、僕にある。麻弥を責めないで欲しい」
母さんは一呼吸吐く。
「まぁ、そんなことじゃないかと思ったわ。河豚男、きちんと避妊はしてるんでしょうね。してないわよね?さっき布団をめくった時にね見えたのよ。白いのが流れ出てるところがね。どうして母さんが怒ってるかわかる?」
「女の子を傷付けたから」
「そうね。例え合意の上だったとしても望まない妊娠をする子が沢山いるのよ。お互い子供同士で子供ができて面倒を見れる?責任が伴うの。そういうことをやるなとは母さんは言わないわ。でもね。せめて節度ある行動は心がけるべきだと思うのよ」
「はい」
「お母様、すみませんでした」
「じゃあ、この話はお終い。早く食べちゃいなさい。学校に遅れるわよ」
支度をして2人で家を出る。
「怖かったけど良いお母様だな」
「血の繋がりは無いけどね」
「えっ?どういうこと?」
「母さんには、僕が気付いてることを知らないから言っちゃダメだよ。実は、僕にね役所勤めの公務員だって嘘ついてることも知ってるんだ」
「そうなんだ」
「うん。本当は、美人裁判官なんだよ。名前まで肝田って偽って僕に知られないようにしてるけどね。全部、僕のためだって知ってるから僕は何も言わないんことにしたんだ。母さんが話してくれるまでね。だって僕の母さんは母さんだけなんだから」
「良い親子だな。うちと全然だ」
「麻弥も、もう家族だよ」
「やめろって、嬉しくて濡れてくるだろ」
「する?」
「馬鹿!」
そんな2人を見ていたイケメン風の男が居た。
「許さねぇ。俺があんなキモい男に劣ってるだと。どうやって5000万もの大金集めたか知らねぇけど。必ず、俺の元に帰ってきてもらうぞ麻弥」
そう呟くとどこかに電話をかける。
「もしもし、姉さん。麻弥が俺のことを裏切った。あぁ、わかってる。俺と姉さんには何の繋がりもない。あぁ、それで頼む。麻弥が耐えられなくて俺の所に戻るように撤退的にやってくれ。後、キモヲなんだが。あぁ、いっそ殺してくれ。姉さん、頼むよ。離れ離れになった弟からの頼みを聞いてくれよ。なぁ。ありがとう、大好きだよ姉さん」
電話を切る男。
「俺を怒らせるとどうなるか思い知らせてやるよ麻弥。俺から女を奪って、タダで済むと思うなよキモヲの分際で。まぁ、今日から死にたいって思うような酷いイジメに遭うだろうがなぁ」
学校に着いた河豚男の頭上に植木鉢が落ちてくる。それを間一髪交わしたのだが割れた植木鉢によって足に切り傷を負う。
「うぐっ」
本当に痛い時って、イッテェとかじゃねぇんだな。うぐっしか言えんかったわ。
「河豚男、大丈夫か」
「大丈夫だよ麻弥」
「すいません、大丈夫でしたか?」
「当たって死ねばよかったのにザーンネン」
屋上で育てている花を誤って落としてしまい、誤りに来る女性と僕に死ねば良かったという今宮春香。
「春香、何言ってんだよ」
「あら麻弥じゃない。あっ違ったわ。キモヲの性奴隷の雌豚だったかしら」
「お前、何言って?」
水を浴びせられる麻弥。
「きゃっ」
「キャハハ。その下着で今日も『御主人様~もっと私を躾けてくださいませ~』とか言ってんでしょどうせ。あーあ、がっかり。麻弥はさ。司君と付き合って、幸せになるんだと思ってたのに、よりによって雌豚になるなんてさ」
「春香、お前どうしたんだよ?そんなことする奴じゃなかったじゃねぇか。菜奈か菜奈の仕業なのか?」
「馬鹿じゃない。私が麻弥に寄り添ってあげてたのはさ。私にも得があったからだよ~上位カーストっていう利点がね。今のあなたは、下位カースト。利点が全く無いのよ。付き合う利点がね。今まで、ありがとう麻弥じゃなかった雌豚。アンタが悪いのよ」
スタスタと去っていく春香。俺は幼馴染からの突然の裏切りでへたり込む麻弥を連れて、保健室へと向かった。周りから、『今から保健室でやるんですか?』『学校でやるとかどんだけ溜まってんだよ』『流石雌豚』など学校中が敵に回ったのがわかった瞬間だった。
「河豚男、起きなさい。早く降りてきなさいね」
男と女の情事の現場を見たはずなのに母さんは、何も言わずに降りて行った。それに恐ろしさを覚える俺と麻弥。
「どうしてお母様は何も言わないの?」
「これはヤバいかも」
俺は知ってる。あれは、すごく怒っている時の母さんだ。母さんは、怒りが頂点に達すると落ち着くために頭を空っぽにする。その状態だ。この後、怒られることは目に見えていた。俺と麻弥は学校の支度を済ませると下に降りて行った。
「早く食べてね」
言葉に怒気がこもっている。
「お母様、すみません」
麻弥が火に油を注いでしまった。
「何のことかしら。良いのよ。私は、何も見てないから。ノー問題よ。ウフフ」
全然、ノー問題って顔じゃないよ。
「あの、そういうことはしてませんから。1人で寂しくなった私が一緒に寝て欲しいって頼んだだけで」
ダメだよ麻弥。この時の母さんに、嘘言うとヤバいんだって。
「あらー、1人で寂しかったら男と裸で寝るのかしら?麻弥ちゃんは、そういう子だったのね。おばさん、ショックだなぁ。麻弥ちゃんとは仲良くなれると思っていたのに」
「ひっそんなつもりは」
汗がダラダラの麻弥。もう洗いざらい言うしかない。
「母さん、ごめん。麻弥と付き合ってる。僕が部屋に招いた。全部の責任は、僕にある。麻弥を責めないで欲しい」
母さんは一呼吸吐く。
「まぁ、そんなことじゃないかと思ったわ。河豚男、きちんと避妊はしてるんでしょうね。してないわよね?さっき布団をめくった時にね見えたのよ。白いのが流れ出てるところがね。どうして母さんが怒ってるかわかる?」
「女の子を傷付けたから」
「そうね。例え合意の上だったとしても望まない妊娠をする子が沢山いるのよ。お互い子供同士で子供ができて面倒を見れる?責任が伴うの。そういうことをやるなとは母さんは言わないわ。でもね。せめて節度ある行動は心がけるべきだと思うのよ」
「はい」
「お母様、すみませんでした」
「じゃあ、この話はお終い。早く食べちゃいなさい。学校に遅れるわよ」
支度をして2人で家を出る。
「怖かったけど良いお母様だな」
「血の繋がりは無いけどね」
「えっ?どういうこと?」
「母さんには、僕が気付いてることを知らないから言っちゃダメだよ。実は、僕にね役所勤めの公務員だって嘘ついてることも知ってるんだ」
「そうなんだ」
「うん。本当は、美人裁判官なんだよ。名前まで肝田って偽って僕に知られないようにしてるけどね。全部、僕のためだって知ってるから僕は何も言わないんことにしたんだ。母さんが話してくれるまでね。だって僕の母さんは母さんだけなんだから」
「良い親子だな。うちと全然だ」
「麻弥も、もう家族だよ」
「やめろって、嬉しくて濡れてくるだろ」
「する?」
「馬鹿!」
そんな2人を見ていたイケメン風の男が居た。
「許さねぇ。俺があんなキモい男に劣ってるだと。どうやって5000万もの大金集めたか知らねぇけど。必ず、俺の元に帰ってきてもらうぞ麻弥」
そう呟くとどこかに電話をかける。
「もしもし、姉さん。麻弥が俺のことを裏切った。あぁ、わかってる。俺と姉さんには何の繋がりもない。あぁ、それで頼む。麻弥が耐えられなくて俺の所に戻るように撤退的にやってくれ。後、キモヲなんだが。あぁ、いっそ殺してくれ。姉さん、頼むよ。離れ離れになった弟からの頼みを聞いてくれよ。なぁ。ありがとう、大好きだよ姉さん」
電話を切る男。
「俺を怒らせるとどうなるか思い知らせてやるよ麻弥。俺から女を奪って、タダで済むと思うなよキモヲの分際で。まぁ、今日から死にたいって思うような酷いイジメに遭うだろうがなぁ」
学校に着いた河豚男の頭上に植木鉢が落ちてくる。それを間一髪交わしたのだが割れた植木鉢によって足に切り傷を負う。
「うぐっ」
本当に痛い時って、イッテェとかじゃねぇんだな。うぐっしか言えんかったわ。
「河豚男、大丈夫か」
「大丈夫だよ麻弥」
「すいません、大丈夫でしたか?」
「当たって死ねばよかったのにザーンネン」
屋上で育てている花を誤って落としてしまい、誤りに来る女性と僕に死ねば良かったという今宮春香。
「春香、何言ってんだよ」
「あら麻弥じゃない。あっ違ったわ。キモヲの性奴隷の雌豚だったかしら」
「お前、何言って?」
水を浴びせられる麻弥。
「きゃっ」
「キャハハ。その下着で今日も『御主人様~もっと私を躾けてくださいませ~』とか言ってんでしょどうせ。あーあ、がっかり。麻弥はさ。司君と付き合って、幸せになるんだと思ってたのに、よりによって雌豚になるなんてさ」
「春香、お前どうしたんだよ?そんなことする奴じゃなかったじゃねぇか。菜奈か菜奈の仕業なのか?」
「馬鹿じゃない。私が麻弥に寄り添ってあげてたのはさ。私にも得があったからだよ~上位カーストっていう利点がね。今のあなたは、下位カースト。利点が全く無いのよ。付き合う利点がね。今まで、ありがとう麻弥じゃなかった雌豚。アンタが悪いのよ」
スタスタと去っていく春香。俺は幼馴染からの突然の裏切りでへたり込む麻弥を連れて、保健室へと向かった。周りから、『今から保健室でやるんですか?』『学校でやるとかどんだけ溜まってんだよ』『流石雌豚』など学校中が敵に回ったのがわかった瞬間だった。
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