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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
目が覚めたら机の上に見知らぬ物が!
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良し、きちんと起きられた。だがポケットに5000万円入ってはいなかった。
「そうだよな、流石にこんなやり方で5000万手に入りはしないよな」
そう呟き落胆した俺は、起きて身支度を整えようとして、机にある見知らぬアタッシュケースに気付いた。
「ん?何だこれ?開けたらおじいちゃんになるとかいう展開はないよな」
おそるおそる開けてみると、そのアタッシュケースの中には現金が入っていた。
「嘘だろ!?こんな形で手に入るのか」
異世界で手に入れたGの換金に制限が無いことを確認していると母さんの声が聞こえる。
「河豚男、何してるの?起きてる?もう時間よ」
「はーい、今行く」
俺は着替えを済ませて、アタッシュケースを隠すと下に降りた。5000万も入ったアタッシュケースは重かった。下に降りると女の子が居た。
「おぅ河豚男、お邪魔してるよ」
「あっ天谷さん?どうして?」
「一緒に学校に行こうと思って、迎えたきたんだよ。悪いかよ」
頬を赤らめちゃってさ。可愛いところもあんじゃん。そこで母さんが急に昨日のことを謝ってきた。
「河豚男、昨日は怒ってごめんね。まさか私が毎月上げてるお金を貯めてて、借金取りに脅されてる女の子に貸してたなんてね。それならそうと言ってくれればよかったのに。カッコいいじゃない」
「あっ、うん。でも言い難いことだったから」
「お母様、私のせいで本当にごめんなさい」
「良いのよ。それにしても親の借金を背負わされるなんて大変ね」
「はい」
「うーん、貴方のお父さん会社は運営しているのよね?」
「はい、5000万の借金の型に隣に住んでる幼馴染の男に売られたって感じです」
「酷い!娘を道具のように扱うなんて、貴方が背負う必要ないじゃない」
「河豚男君のお母様~うわーん」
「ヨシヨシ、こんなに可愛い子に過酷なことを背負わせるなんて許せないわ。河豚男、しっかり守ってあげるのよ」
天谷さん、母さんを味方につけるなんて、まぁ僕の30万円のことも良いように言ってくれたみたいだし、辛かったんだろうな。まぁ、それぐらいなら良いか。ご飯を済ませて、天谷さんと一緒に登校する。待って、これってリア充ってやつなんじゃ!?僕にも春が!
「河豚男、あの5000万の件は忘れろよ。アタイが司と結婚すれば済むんだから。なっ」
「どうして、急にそんなこと言うの?」
「怖いんだよ。アイツがお前に何かするんじゃないかって」
「今まで、麻弥が僕にやってたことと何か違うの?」
「お前、それは言うなよ」
「大事なところ蹴られたりとか。お金カツアゲされたりとか。女の子数人に囲まれて下を流されたこともあったっけ」
「わーわーわー。ごめんって言ってんじゃん。もうしないって、春香にも手を出させないし、菜奈のこともなんとかするから」
「やっぱり、背後に裏川さんが居るんだ?こうして聞くと残念だな。あの優しさの全てが嘘だなんて」
「菜奈に優しさなんてないわよ。利用できるか利用できないかそれだけよ」
「そうなんだね。ちなみにさ、さっきの話だけどもう5000万あるって言ったらどうする?」
「はっ!?お前、1日で5000万とか稼げるわけないだろ!嘘も休み休み言えよ。冗談だよな?」
「さぁどうだろう」
「マジか?何したんだよ」
「デモンズフロンティアで僕の周りにいるスライムとかプレイヤーだと思ってるよね?」
「あぁ、あんな魔物は居ねぇし、そう思ってる」
「僕の職業も魔物使いだって思ってるよね?」
「おぅ、でも連れてるのが魔物っぽくないから変だなとは思ってんだよな」
「耳、貸して」
俺は麻弥に真実を告げる。
「ん?嘘だろ!」
「ホント」
「マジかよ。アハハ。何度挑んでも勝てないわけだ。信じるよ。でも5000万の件は忘れて。アタイは河豚男に本気だから。アイツに河豚男に手出しさせたくない。アタイが我慢するから。それで済むから。んぐっ」
そこまで言って泣きそうになっている天谷さんの唇を塞ぐ。ここまで来て、諦められるかよ。僕を虐めてた女を陥落させ好き勝手できるんだぞ。こんな機会逃せるかよ。
「俺も麻弥に本気だよ。だから2人で立ち向かおうよ」
「馬鹿。アンタにそんなこと言われたら何も言えないじゃん。甘えないようにしてたのに、優しいアンタの隣に立てるように相応しくなりたい」
「そんな必要は無いよ。俺が麻弥を守ってやる」
「!?馬鹿じゃないの。アンタのことを虐めてた一度寝ただけの女、やり捨てれば良いのに。どうして、そんなに優しいのよ」
「言わせる気?それは麻弥のことが大好きだからだよ」
「!?もう。わかったわよ。アンタと一緒にアイツに立ち向かうわよ。それで良いんでしょ」
学校で授業を受けて、家からアタッシュケースを持って、天谷さんの父親の工場に向かう。
「娘さんを僕にください!」
「なっ!?君はいきなり何を言い出すんだ!娘には許嫁が居るんだ。そんなこと許すわけが無いだろう!」
「父さん、司とは無理。生理的に無理なの」
「ふざけるな!お前が御離羅家に嫁がなきゃこの工場が潰れるんだ!子供は、親を助ける物だろう」
「うっ」
項垂れる麻弥。
「それは違う!親なら子供の幸せを考えるものだ。自分の勝手で、子供の幸せを奪ってんじゃねぇ!」
「お前に何がわかる!男手一つで娘を育てる苦労がわかるのか!」
「俺の母さんは女手一つで俺のことを育ててくれている!だが、間違ったことには怒って、俺のやりたいことは応援してくれる!親というのは、どんな時も子供の幸せを願うものじゃ無いのか!お前は娘の幸せを考えたことがあるのか!自分勝手に言ってんじゃねぇ!これでも喰らえ」
俺は5000万の入ったアタッシュケースを投げ捨てる。
「これは!?」
「お前が娘を売ろうとした代金だ。その金で俺が麻弥を買う。それなら良いだろ。あの家、賃貸だよな。それも引き払わせる。文字通り、麻弥には俺の家で住んでもらう」
「そんなこと許されると思ってんのか!お前たちは未成年なんだぞ!」
「勿論、麻弥には家に家賃を入れてもらう。保護者は俺の母だ!」
「馬鹿な!そんなことが許されるわけが!」
「お前、娘に虐待してるよなぁ。それも肩まで隠れる髪を利用して肩にな!」
「何を言うかと思えば、躾だ」
「どこの家の躾に子供の身体に火傷の痕を付ける家があるんだ!」
「ぐっ」
「このことを児童相談所に行っても良いんだぞ!余罪がたくさん出そうだよな!」
「わかった。娘はお前にやる。金輪際関わらん。俺はこの金を持って高跳びする。もう会うこともないだろう。今まで、すまなかったな」
「父さん、、、元気でね」
そう、麻弥がずっと恐れていたのは、御離羅司ではなく父親だったのだ。その父親に完全勝利した。この日、麻弥は荷物をまとめて、俺の家の居候になった。そして、2人で愛し合いながら眠りについた。
「そうだよな、流石にこんなやり方で5000万手に入りはしないよな」
そう呟き落胆した俺は、起きて身支度を整えようとして、机にある見知らぬアタッシュケースに気付いた。
「ん?何だこれ?開けたらおじいちゃんになるとかいう展開はないよな」
おそるおそる開けてみると、そのアタッシュケースの中には現金が入っていた。
「嘘だろ!?こんな形で手に入るのか」
異世界で手に入れたGの換金に制限が無いことを確認していると母さんの声が聞こえる。
「河豚男、何してるの?起きてる?もう時間よ」
「はーい、今行く」
俺は着替えを済ませて、アタッシュケースを隠すと下に降りた。5000万も入ったアタッシュケースは重かった。下に降りると女の子が居た。
「おぅ河豚男、お邪魔してるよ」
「あっ天谷さん?どうして?」
「一緒に学校に行こうと思って、迎えたきたんだよ。悪いかよ」
頬を赤らめちゃってさ。可愛いところもあんじゃん。そこで母さんが急に昨日のことを謝ってきた。
「河豚男、昨日は怒ってごめんね。まさか私が毎月上げてるお金を貯めてて、借金取りに脅されてる女の子に貸してたなんてね。それならそうと言ってくれればよかったのに。カッコいいじゃない」
「あっ、うん。でも言い難いことだったから」
「お母様、私のせいで本当にごめんなさい」
「良いのよ。それにしても親の借金を背負わされるなんて大変ね」
「はい」
「うーん、貴方のお父さん会社は運営しているのよね?」
「はい、5000万の借金の型に隣に住んでる幼馴染の男に売られたって感じです」
「酷い!娘を道具のように扱うなんて、貴方が背負う必要ないじゃない」
「河豚男君のお母様~うわーん」
「ヨシヨシ、こんなに可愛い子に過酷なことを背負わせるなんて許せないわ。河豚男、しっかり守ってあげるのよ」
天谷さん、母さんを味方につけるなんて、まぁ僕の30万円のことも良いように言ってくれたみたいだし、辛かったんだろうな。まぁ、それぐらいなら良いか。ご飯を済ませて、天谷さんと一緒に登校する。待って、これってリア充ってやつなんじゃ!?僕にも春が!
「河豚男、あの5000万の件は忘れろよ。アタイが司と結婚すれば済むんだから。なっ」
「どうして、急にそんなこと言うの?」
「怖いんだよ。アイツがお前に何かするんじゃないかって」
「今まで、麻弥が僕にやってたことと何か違うの?」
「お前、それは言うなよ」
「大事なところ蹴られたりとか。お金カツアゲされたりとか。女の子数人に囲まれて下を流されたこともあったっけ」
「わーわーわー。ごめんって言ってんじゃん。もうしないって、春香にも手を出させないし、菜奈のこともなんとかするから」
「やっぱり、背後に裏川さんが居るんだ?こうして聞くと残念だな。あの優しさの全てが嘘だなんて」
「菜奈に優しさなんてないわよ。利用できるか利用できないかそれだけよ」
「そうなんだね。ちなみにさ、さっきの話だけどもう5000万あるって言ったらどうする?」
「はっ!?お前、1日で5000万とか稼げるわけないだろ!嘘も休み休み言えよ。冗談だよな?」
「さぁどうだろう」
「マジか?何したんだよ」
「デモンズフロンティアで僕の周りにいるスライムとかプレイヤーだと思ってるよね?」
「あぁ、あんな魔物は居ねぇし、そう思ってる」
「僕の職業も魔物使いだって思ってるよね?」
「おぅ、でも連れてるのが魔物っぽくないから変だなとは思ってんだよな」
「耳、貸して」
俺は麻弥に真実を告げる。
「ん?嘘だろ!」
「ホント」
「マジかよ。アハハ。何度挑んでも勝てないわけだ。信じるよ。でも5000万の件は忘れて。アタイは河豚男に本気だから。アイツに河豚男に手出しさせたくない。アタイが我慢するから。それで済むから。んぐっ」
そこまで言って泣きそうになっている天谷さんの唇を塞ぐ。ここまで来て、諦められるかよ。僕を虐めてた女を陥落させ好き勝手できるんだぞ。こんな機会逃せるかよ。
「俺も麻弥に本気だよ。だから2人で立ち向かおうよ」
「馬鹿。アンタにそんなこと言われたら何も言えないじゃん。甘えないようにしてたのに、優しいアンタの隣に立てるように相応しくなりたい」
「そんな必要は無いよ。俺が麻弥を守ってやる」
「!?馬鹿じゃないの。アンタのことを虐めてた一度寝ただけの女、やり捨てれば良いのに。どうして、そんなに優しいのよ」
「言わせる気?それは麻弥のことが大好きだからだよ」
「!?もう。わかったわよ。アンタと一緒にアイツに立ち向かうわよ。それで良いんでしょ」
学校で授業を受けて、家からアタッシュケースを持って、天谷さんの父親の工場に向かう。
「娘さんを僕にください!」
「なっ!?君はいきなり何を言い出すんだ!娘には許嫁が居るんだ。そんなこと許すわけが無いだろう!」
「父さん、司とは無理。生理的に無理なの」
「ふざけるな!お前が御離羅家に嫁がなきゃこの工場が潰れるんだ!子供は、親を助ける物だろう」
「うっ」
項垂れる麻弥。
「それは違う!親なら子供の幸せを考えるものだ。自分の勝手で、子供の幸せを奪ってんじゃねぇ!」
「お前に何がわかる!男手一つで娘を育てる苦労がわかるのか!」
「俺の母さんは女手一つで俺のことを育ててくれている!だが、間違ったことには怒って、俺のやりたいことは応援してくれる!親というのは、どんな時も子供の幸せを願うものじゃ無いのか!お前は娘の幸せを考えたことがあるのか!自分勝手に言ってんじゃねぇ!これでも喰らえ」
俺は5000万の入ったアタッシュケースを投げ捨てる。
「これは!?」
「お前が娘を売ろうとした代金だ。その金で俺が麻弥を買う。それなら良いだろ。あの家、賃貸だよな。それも引き払わせる。文字通り、麻弥には俺の家で住んでもらう」
「そんなこと許されると思ってんのか!お前たちは未成年なんだぞ!」
「勿論、麻弥には家に家賃を入れてもらう。保護者は俺の母だ!」
「馬鹿な!そんなことが許されるわけが!」
「お前、娘に虐待してるよなぁ。それも肩まで隠れる髪を利用して肩にな!」
「何を言うかと思えば、躾だ」
「どこの家の躾に子供の身体に火傷の痕を付ける家があるんだ!」
「ぐっ」
「このことを児童相談所に行っても良いんだぞ!余罪がたくさん出そうだよな!」
「わかった。娘はお前にやる。金輪際関わらん。俺はこの金を持って高跳びする。もう会うこともないだろう。今まで、すまなかったな」
「父さん、、、元気でね」
そう、麻弥がずっと恐れていたのは、御離羅司ではなく父親だったのだ。その父親に完全勝利した。この日、麻弥は荷物をまとめて、俺の家の居候になった。そして、2人で愛し合いながら眠りについた。
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