26 / 210
1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
キャサリンの能力値が!
しおりを挟む
現実世界ではデモンズフロンティアを運営している会社frontierで問題が起こっていた。
「秋塚主任、裏クエストをプレイしているプレイヤーがいます」
「裏クエストとは確か王都パピルスが人知れず滅んで、復活させるクエストだったな」
「はい」
「だがあのクエストを進めるにはまだ実装していない職業、モンスターシーフの職業が必要だったはずだ。そのプレイヤーはチーターか?」
「いえ、どういう理屈か知りませんがこちらにある情報では魔物使いとなってます」
「魔物使いで裏クエストを開放することなど不可能だ!やはりチーターなのであろう。即刻バンだ」
「何度も試みているのですがエラー画面が表示されてアカウントを消去することができないのです」
「ええぃ、チームを派遣して、そのプレイヤーに強制アカウント消去を試みてくるのだ」
「はい」
「ところで、そのプレイヤーはどこまで進んでいるんだ?まぁ、ギルド解放がせいぜいだろうと思うが、ワハハ」
「それが非常に言いづらいのですが4つ目のメインクエストまで突破されてるのですが、、、」
「それは、ありえん。2つ目のメインクエスト『ゾンビとなった王侯貴族キャサリンを救い出せ』に必要な聖水肉を落とすモンスターの実装はまだしてないのだぞ。それに4つ目のメインクエスト『肉を喰われて骨となった王女パピィを救い出せ』に必要な聖魂を落とすスピリットは現段階では落とさないように設定していたはずだ。それに3つめのメインクエストに使うはずだった勇者ラディッシュは、強すぎて皆が叶わないプレイヤーだ。こちらから契約料を払って悪役を演じてもらう手筈だったのだ。魔王すら瞬殺するあの化け物をよもや倒したプレイヤーがいると言うのか?どうなっている?一体何が起こっていると言うのだ!」
「わかりません」
イレギュラーの発生にfrontierの面々は、対応に追われていた。
あっひんやりと冷たいこの感触はマリンだな。こっちのちょっとチクッとする心地良い痛みはハニーだ。あっこのふんわりと優しい肌触りはバニーだ。これは知らない肌触りだな、ということはシャインだな。そこまで色々手を動かして、目を開けるとシャインと目が合った。
「マスター、もうやめてよぉ~」
俺の手はシャインの小さな胸に当たっていたのだ。
「うわぁ。ごめん。わざとじゃないんだ」
「すごく恥ずかしかったよぉ~」
「マスターがシャインを泣かせたのだ。そんなマスターにはお仕置きなのだ~」
やめろマリン。飛び乗るな。そこは男の大事な部分なんだ。
「ほうほう、今日もマスターは元気なのだ」
搾り取られた。まるで食事でもするかのように綺麗に体内に吸収しやがった。その後、シーツとかに付いてるシミとかも綺麗に掃除するマリン。このシミ、昨日もこの子達と楽しんでいたって事だよな?全く記憶にないんだけど?俺はデモンズフロンティアの世界で寝ると現実世界に戻り、現実世界で寝るとデモンズフロンティアの世界に来る。恐らく、手のリストバンドのお陰なんだが、このリストバンドなのだが現実世界では俺にしか見えてない。何故、それがわかったかというと実は点滴の針がこのリストバンドを貫通していたのを見たからだ。僕が目を覚まし、看護師さんが外してくれる時にリストバンドの中から針が出てきた。即ちそういうことだ。まぁ、そんなこと今はどうでも良い。この子達に服を買い与えないと行けないからな。そこまで言って僕は気付いた。ここが宿屋で、今の僕は無一文だということに。
「やばい、金持ってない!」
「マスター、何を言ってるのだ昨日の時点では3万G持ってたのだ」
「その、どうやら落としてしまったみたいなんだ」
「それは大変ですぅ」
「ダーリン、妾も金は持ってないぞよ」
「それやば~い、まじやば~い」
シャインとハニーとバニーが口々にいう。あれっキャサリンとパピィは何処だ?
「外まで聞こえているわよ。お金なら私が払っておきましたから安心してくださいまし」
入ってきた女の子の見た目は、キャサリンなのだがツギハギが綺麗に無くなり、人間に戻っていた。
「フグオさん、どうしましたか?」
しかもマスター呼びから呼び方まで変わってる。何があったんだ?ステータスを見てみよう。
名前 キャサリン
職業 王侯貴族
通り名 名を取り戻せし王女の侍女
LV.99
HP999
MP500
力99
守99
速99
賢50
運0
攻撃力99+α
守備力99+α
所持スキル 王女の盾(常時発動。王女パピィに対して攻撃してくる相手の攻撃を肩代わりして受ける)号令(消費MP50で味方全体の力を2倍にする)舐めないでくださいまし(消費MP10で反撃を付与)これでも貴族なのですわ(消費MP100で敵単体に1.5倍の8回攻撃を加える)
えっ?能力値が低下しているどころかこれは人間の限界99に調整している。人外娘から人間に戻ったから能力値も落ちたってこと?全く意味がわからない。即ち僕のパーティは現在人間の女子2人、人外娘4人の7人パーティということだ。まぁパピィ王女も強化されているしお荷物は僕だけだから何の問題もないけどね。トホホ。
「秋塚主任、裏クエストをプレイしているプレイヤーがいます」
「裏クエストとは確か王都パピルスが人知れず滅んで、復活させるクエストだったな」
「はい」
「だがあのクエストを進めるにはまだ実装していない職業、モンスターシーフの職業が必要だったはずだ。そのプレイヤーはチーターか?」
「いえ、どういう理屈か知りませんがこちらにある情報では魔物使いとなってます」
「魔物使いで裏クエストを開放することなど不可能だ!やはりチーターなのであろう。即刻バンだ」
「何度も試みているのですがエラー画面が表示されてアカウントを消去することができないのです」
「ええぃ、チームを派遣して、そのプレイヤーに強制アカウント消去を試みてくるのだ」
「はい」
「ところで、そのプレイヤーはどこまで進んでいるんだ?まぁ、ギルド解放がせいぜいだろうと思うが、ワハハ」
「それが非常に言いづらいのですが4つ目のメインクエストまで突破されてるのですが、、、」
「それは、ありえん。2つ目のメインクエスト『ゾンビとなった王侯貴族キャサリンを救い出せ』に必要な聖水肉を落とすモンスターの実装はまだしてないのだぞ。それに4つ目のメインクエスト『肉を喰われて骨となった王女パピィを救い出せ』に必要な聖魂を落とすスピリットは現段階では落とさないように設定していたはずだ。それに3つめのメインクエストに使うはずだった勇者ラディッシュは、強すぎて皆が叶わないプレイヤーだ。こちらから契約料を払って悪役を演じてもらう手筈だったのだ。魔王すら瞬殺するあの化け物をよもや倒したプレイヤーがいると言うのか?どうなっている?一体何が起こっていると言うのだ!」
「わかりません」
イレギュラーの発生にfrontierの面々は、対応に追われていた。
あっひんやりと冷たいこの感触はマリンだな。こっちのちょっとチクッとする心地良い痛みはハニーだ。あっこのふんわりと優しい肌触りはバニーだ。これは知らない肌触りだな、ということはシャインだな。そこまで色々手を動かして、目を開けるとシャインと目が合った。
「マスター、もうやめてよぉ~」
俺の手はシャインの小さな胸に当たっていたのだ。
「うわぁ。ごめん。わざとじゃないんだ」
「すごく恥ずかしかったよぉ~」
「マスターがシャインを泣かせたのだ。そんなマスターにはお仕置きなのだ~」
やめろマリン。飛び乗るな。そこは男の大事な部分なんだ。
「ほうほう、今日もマスターは元気なのだ」
搾り取られた。まるで食事でもするかのように綺麗に体内に吸収しやがった。その後、シーツとかに付いてるシミとかも綺麗に掃除するマリン。このシミ、昨日もこの子達と楽しんでいたって事だよな?全く記憶にないんだけど?俺はデモンズフロンティアの世界で寝ると現実世界に戻り、現実世界で寝るとデモンズフロンティアの世界に来る。恐らく、手のリストバンドのお陰なんだが、このリストバンドなのだが現実世界では俺にしか見えてない。何故、それがわかったかというと実は点滴の針がこのリストバンドを貫通していたのを見たからだ。僕が目を覚まし、看護師さんが外してくれる時にリストバンドの中から針が出てきた。即ちそういうことだ。まぁ、そんなこと今はどうでも良い。この子達に服を買い与えないと行けないからな。そこまで言って僕は気付いた。ここが宿屋で、今の僕は無一文だということに。
「やばい、金持ってない!」
「マスター、何を言ってるのだ昨日の時点では3万G持ってたのだ」
「その、どうやら落としてしまったみたいなんだ」
「それは大変ですぅ」
「ダーリン、妾も金は持ってないぞよ」
「それやば~い、まじやば~い」
シャインとハニーとバニーが口々にいう。あれっキャサリンとパピィは何処だ?
「外まで聞こえているわよ。お金なら私が払っておきましたから安心してくださいまし」
入ってきた女の子の見た目は、キャサリンなのだがツギハギが綺麗に無くなり、人間に戻っていた。
「フグオさん、どうしましたか?」
しかもマスター呼びから呼び方まで変わってる。何があったんだ?ステータスを見てみよう。
名前 キャサリン
職業 王侯貴族
通り名 名を取り戻せし王女の侍女
LV.99
HP999
MP500
力99
守99
速99
賢50
運0
攻撃力99+α
守備力99+α
所持スキル 王女の盾(常時発動。王女パピィに対して攻撃してくる相手の攻撃を肩代わりして受ける)号令(消費MP50で味方全体の力を2倍にする)舐めないでくださいまし(消費MP10で反撃を付与)これでも貴族なのですわ(消費MP100で敵単体に1.5倍の8回攻撃を加える)
えっ?能力値が低下しているどころかこれは人間の限界99に調整している。人外娘から人間に戻ったから能力値も落ちたってこと?全く意味がわからない。即ち僕のパーティは現在人間の女子2人、人外娘4人の7人パーティということだ。まぁパピィ王女も強化されているしお荷物は僕だけだから何の問題もないけどね。トホホ。
10
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します

ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
むらくも航
ファンタジー
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
☆10/25からは、毎日18時に更新予定!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる